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この写真はV字谷の上から砲側庫を見下ろしたところです。1つの砲側庫には1つの入り口とその左右に一組の窓があり、砲台は砲側庫の裏手の一段高くなった部分にあり、砲側庫の脇に砲台へ続く階段が残っています。砲側庫1つと砲台1基が組になり、これが6組並んでいます。写真は1号砲側庫です。 砲側庫は遠めに見ると樹木に埋もれているように見えますが、意外と原型をよくとどめていてほとんどの砲側庫が内部にも入ることができます。 壕の入り口の高さは2メートル程度で、入り口には扉が取り付けられていた形跡が残っています。入り口の上には御影石に砲側庫の番号が掘り込んであります。内部は奥行き6メートル、幅5メートル、天井はカマボコドーム上に中央が高くなっており、最も高いところで2.7メートルです。 |