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耳なし芳一
  (下関市市報みらい 2002.6.15日号「ふるさとの言い伝え」より)

 今の赤間神宮が、まだ阿弥陀時と言われていた江戸時代の中ごろのことです。この寺に、芳一という目の見えない僧がいました。芳一は琵琶を弾くことがとても上手でした。

 ある夜のことです。芳一の枕もとに一人の侍が現れました。その侍は、芳一を大きな屋敷へ連れて行き、大勢の前で、琵琶で平家物語の弾き語りをするように命じました。芳一は驚きながらも、見事に弾き語りました。琵琶を弾き終え、屋敷から帰ろうとすると、同じ侍が芳一のもとにきて、「これから6日間、毎晩屋敷に来て琵琶を弾いてくれ」と、命じました。

 次の日の夜、そしてまた次の夜も、同じ侍が芳一を訪ね、誘い出しました。毎晩夜中にいなくなる芳一の行動を不審に思った仲間の僧が芳一の後をつけてみると、芳一が平家の墓の前で琵琶を弾いているではありませんか。芳一が大きな屋敷だと思っていた所は、平家の墓である七盛塚だったのです。驚いた僧は、すぐに寺の和尚にこのことを伝えました。

 和尚はこのままでは芳一が平家の亡霊に殺されてしまうと思い、芳一の体じゅうに経文を書きました。

 そしてその夜のことです。また、同じ侍がやってきました。しかし、芳一の姿が見当たりません。いくら捜しても姿が見当たらないので帰ろうとすると、闇の中に芳一の両耳だけが宙に浮いているのを見つけました。侍は、これだけでも持って帰ろうと、その耳をちぎり取って立ち去りました。

 しばらくして和尚が芳一の部屋へ入ってみると、両耳をちぎり取られ、苦しんでいる芳一がいました。和尚は芳一の耳にだけ、経文を書くのを忘れていたのです。

 やがて、けがが治った芳一は、また一段と琵琶の練習に励み、いつしか「耳なし芳一」と呼ばれ、ますます有名になったそうです。

 このサイトは下関市発行物の非営利目的における転載の許可を得ています。


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