彦島を歩くシリーズ・竹の子島 |
ギンギンに太陽が照りつける2000年7月29日に「竹の子島一周ウォーク」を行いました。今回は、「私も竹の子島を歩いてみたい」とおっしゃるしものせきしない在住の方お二人と、以前彦島に住んでおられた神戸市在住の方、それに私の4人で、およそ3時間をかけて一周歩きました。
このページではこの時に撮影した、竹の子島の美しい海の風景を紹介します。
おなじみの彦島の地図です。 竹の子島は彦島の北西にくっついている小さな島で、彦島とは橋(竹の子島橋)で連絡しています。 アクセスは、下関駅前から「竹の子島」行きサンデン交通の路線バスの終点が橋のたもとになります。 |
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コースは竹の子島橋をスタートして時計回りに一周しました。 数年前は竹の子島橋からすぐに路地を通って海岸線に出ることが出来たのですが、今は通行が出来ないようで、いったん、山に登って金刀比羅宮前を通って海岸線に出ます。 そこからは海沿いを歩き、台場鼻通航潮流信号所に上り、住宅街にもどって再度海岸線に出て途中で道がなくなるので、海の中を歩いたりしながら、 |
スタート地点は竹の子島橋です。橋の両側には舟だまりがあって、小型の漁船がたくさん係留されています。 写真の右側が竹の子島、左側が彦島です。 |
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竹の子島橋を渡り終えて、すぐに海岸線に出る道があるのですが、なんでも、今は通行止めになっているとのことで、今回は竹の子島橋からいったん、島の内側に入ることにしました。 | |
金刀比羅神社があって・・・ | |
その脇に、踏み分け道が続いています。 海へ出る道がどっちなのかよくわからなかったのですが、他に道がないので、この道を歩いていきました。 立入禁止の標識が途中にあって、その先は個人の畑になっています。 ちょうど農作業をしておられる方がいたので、海への道を尋ねると、畑を横切ってすぐとのこと・・・ |
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言われたとおりに歩くとご覧の通り、突然眼下に海が広がります。 今にも崩れ落ちそうな、橋(?)を渡って海岸に出ると・・・ |
潮流信号所のアンテナが目の前に見えます。 | |
とりあえずは信号所を目指すことにしたのですが、こんな感じで、足下が波に洗われて危うい場所が何カ所もあります。 | |
幸い潮が引き気味だったので、なんとか足をぬらさずに通り抜けることが出来ますが、潮が満ちていたら、かなり危ないかもしれません。 | |
潮流信号所の下まで、やっとたどり着きました。 でも、上に上がる道がない・・・。いや、正確には、道はあるのですが、その道というのが、写真の絶壁に、足をかける穴が開いている程度で、上から、「これにつかまって上れ」という感じでロープが下まで下がっています。 同行者が果敢にも、絶壁上りに挑戦しましたが、かなり危険ということで、上りやすい別の場所を探すことにしました。 |
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信号所の下に置いてあったラッキョ。な、なぜこんな所にラッキョが・・・・??? |
絶壁を少し迂回すると、ゴミの山があって、その脇の斜面を上ることが出来ました。 大きなコンテナ船の向こうに見えるひらべたい島は北九州市の馬島です。 |
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これが台場が鼻潮流信号所の灯台です。信号所に駐在しておられた職員さんの了解を得て、敷地内を散策させていただきました。 てっきり、無人と思いきや、駐在所があって、人がいるんですねぇ。今日などは、天気の良い日中ですが、台風の日や夜間などは、まわりに人家は全くなく、さぞかし心細いことでしょうね。 |
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遠方に見えるのは六連島ですが、敷地にお墓(?)がいくつか建っていました。 名前を読みとると、嶋屋与七と書かれています。嶋屋といえば、辰岩を掘り起こそうとして死んだ小倉の商人の屋号が嶋屋で、たしか、与八という人のお墓が辰岩の脇に残されています。 |
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電光表示板を下から見上げたところです。ここに潮の流れの向きや速さが表示されます。 | |
潮流信号所からは海岸線に戻らずに、いったん、住宅街に入りました。 |
住宅街を抜けて、再度海岸線に出ると、目の前に六連島が見えます。 | |
・・・てくてく歩く・・・・ | |
化石層が見えます。 | |
竹の子島一周のゴール目前で、なんと、地面がない・・・。 なんとか、海に落ちずにわたる方法を考えましたが、結局、ここでは、海の中をジャブジャブ歩くことになってしまいました。 |
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南風泊漁港です。この防波堤を過ぎると、海岸線は工場の敷地になりますので、島内の舗装道路にもどることになります。 | |
竹の子島橋の近くには、防空壕も残っています。 |