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科学書籍紹介ポッドキャスト番組「ヴォイニッチの書棚」
制作:鐵尾芸術製作所
配信:インターネットラジオ局くりらじサイエンスポッドキャスト.jp
ご案内:樽町野久栄乃 ( Tarumachino Kueno )

 
関連書籍・関連グッズ
第14回

「ココまで進んだ細菌利用 人を助けるへんな細菌すごい細菌」
 技術評論社 知りたいサイエンスシリーズ 中西貴之著
 細菌といえば、多くの人が「食中毒を起こすO-157」や「微生物兵器」などのように悪いイメージを持ってしまいがちです。それを日頃から残念に思っている筆者は、細菌の悪い部分全てをなかったことにして、この本1冊すべて細菌の活躍をほめたたえる美辞麗句で埋め尽くしています。
第13回

「魚の発酵食品」
 成山堂書店 ベルソーブックスシリーズ 藤井建夫著
 ウニは古くは古代ギリシアの時代から食用にされ、魚介類の中で最も人気の高いものの一つです。日本でも縄文時代の貝塚からウニのとげが発見されており、この頃から食用にされていたと考えられています。ウニ独特の味は7種類のアミノ酸を混合することによって作り出すことができます。7種類のアミノ酸の中にはメチオニンが含まれています。メチオニンはそれだけを食べると苦いだけのものですが、ウニの味には欠かせないアミノ酸で、ウニの味からメチオニンを取り除くと不思議なことにカニの味になるそうです。
第12回

「遺伝子できまること、きまらぬこと」
 裳華房ポピューラーサイエンスシリーズ 中込弥男著
 お酒をいくら飲んでも顔色一つ変えず平然としている人もいれば、一口飲んだだけで顔を真っ赤にして体調を壊してしまう人もいます。お酒に強い人と弱い人の違いは肝臓の持つアルコールの分解能力の強弱によっています。アルコールは何段階かの反応で二酸化炭素と水に分解されます。アセトアルデヒドは有害物質ですので、速やかにさらに分解される必要がありますが、お酒に弱い人はアセトアルデヒドを分解する能力が遺伝的に弱いかその機能をもともと持っておらず、有害物質が体の中に蓄積してしまうために体調を壊してしまいます。
第11回

「賢くはたらく超分子」
 岩波科学ライブラリー 有賀克彦(ありが・かつひこ)著
 超分子とはある分子が特定のパートナーを見つけてペアになったり、ある特定の規則に従ってたくさんの分子が集まったりしたもので、分子が集まることによって、もともとの分子1個では存在しなかった特殊な性質や機能を発揮するようになった分子の集合体のことです。この時の分子の集合の状態は分子同士が完全に結合しているのではなく、ゆるく集まっている状態です。このゆるさが超分子の特徴でもあります。
第10回

「車の渋滞・アリの行列」
  技術評論社知りたいサイエンスシリーズ
  西成活裕著
 バーゲンセールのデパートや満員の通勤電車の乗り降りで人がどのように行動するのかを数式化し、スムーズで安全な人の流れを作るにはどのようにすればよいのか、ということを研究する学問分野が最近注目を集めています。このような研究は花火大会での雑踏整理や火災の発生した商業施設からの安全な避難、あるいは快適で住みよい都市作りなどの観点から非常に関心が高まっています。
第9回

「砂漠化ってなんだろう」
  岩波ジュニア新書
  根元正之著
 砂漠化の原因は大きく2つに分けられます。ひとつめは干ばつや温暖化がもたらす土地の乾燥化という気候的な要因。ふたつめは乾燥地域や半乾燥地域のようなとても壊れやすい生態系に対して許容範囲を超えて人間が介入したことによる土地の劣化です。
第8回

「やっぱりペンギンは飛んでいる!! 拝啓、ホントに鳥ですか?」
いとう良一著
技術評論社
 そんな かわいくて、ひ弱そうなペンギンですので、もし、都心のビジネス街を夕暮れ時に よちよち歩いていると、上司にいじめられたサラリーマンの格好の標的となりそうです。・・・と思いきや、ペンギンって実は怪力の持ち主なんです。普通のサラリーマンがペンギンに決闘を挑んだら、よほど小さなペンギンでない限り、ほぼ間違いなく返り討ちに遭います。
第7回

「不都合な真実」
アメリカ元副大統領アル・ゴア著
ランダムハウス講談社
 この本は衝撃的なデータと写真で地球環境が危機的状態にあることを多くの人に知らしめる目的で書かれ、映画化もされました。本書は、多くの政治家や経営者が耳を傾けようとしない「不都合な真実」である環境問題にわずかの猶予もなく対処していかなければならないことを訴えます。
第6回

「暗黒宇宙の謎」
谷口義明 著
講談社ブルーバックス
宇宙には無数の銀河があり、すべての銀河は無数とも言える星で構成されています。なのに、なぜ宇宙はこんなにも暗黒なのでしょうか。
第5回

「クマムシ・小さな怪物」
鈴木忠(すずき・あつし)著
岩波書店
乾燥、真空、高温、高圧、放射線にも耐えることができ、レンジでチンしても平気。120年間、水なしで生き続ける生物っていったいなんでしょう?
第4回

「大人のためのロボット学」
PHP研究所編集・発行
わずか20年前、二足歩行ロボットなどほとんど実現不可能だと誰もが思っていました。
第3回

眼の誕生・カンブリア紀大進化の謎を解く
アンドリュー・パーカー著
渡辺政隆・今西康子 訳
草思社
生物の目って、短い期間でいきなり完成型が出現したんですよ。
第2回

「クラゲのふしぎ」
ジェーフィッシュ(J-fish)著
技術評論社・知りたいサイエンスシリーズ
 クラゲって、足跡から子供が生まれるんですって。知ってました?
第1回

恐るべき旅路 ―火星探査機「のぞみ」のたどった12年
松浦 晋也
朝日ソノラマ