いまから400年ちかく昔の1612年にがんりゅう島でむさしとこじろうの決とうがおこなわれました。がんりゅう島はやまぐち県しものせ市にあります。


空から見たがんりゅう島
やまぐち県とふくおか県の間のかんもんかいきょうにある島ががんりゅう島です。

 むさしは小さいころからきびしいしゅぎょうをして13才から日本じゅうをたびして強い相手をみつけてはたたかいをいどんでいました。あるとき、今のふくおか県きたきゅうしゅう市にささきこじろうという強い男がいることを知り、たたかいをいどみました。たたかいの日は4月13日。時間は朝8時でした。ささきこじろうはやくそくどおりの時間にがんりゅう島へやってきましたが、むさしはやくそくの時間に2時間もおくれてがんりゅう島にやってきました。
 こじろうのぶきは90センチもあるかたな。むさしのぶきは木刀(ぼくとう)でした。
 ながいあいだまたされて、はらをたてたこじろうがむさしにとびかかると、むさしはそれをかわしてぼくとうをこじろうの頭めがけてふりおろしました。むさしのぼくとうはこじろうの頭にめいちゅうし、こじろうは、ばったりとたおれてしまいました。


がんりゅう島の決とうの古い絵です。

しつもん : なぜ島の名前は「がんりゅう島」なのですか?
こたえ : 決とうでまけたささきこじろうは「がんりゅう」とよばれていました。決とうでまけたささきこじろうのことをかわいそうに思った人たちがしぜんとこの島をかれの名前をとって「がんりゅう島」とよぶようになりました。

しつもん : ささきこじろうはどのような人だったのですか?
こたえ : なぞの多いじんぶつで、どこで生まれたのかなどはよくわかっていません。「ものほしざお」というよび名の90センチもある刀をつかっていました。

しつもん : みやもとむさしはどのような人だったのですか?
こたえ : 1584年におかやま県で生まれたといわれています。がんりゅう島ではぼくとうでたたかいましたが、りょうてに刀を持つ「二とうりゅう」でゆうめいでした。

しつもん : いまのがんりゅう島はどうなっているのですか?
こたえ : ここをクリックすると今のがんりゅう島のしゃしんを見ることができます