彦島の平家物語関連史跡を巡る
【西楽寺(さいらくじ)】

 ここ西楽寺に祀られている下関市指定有形文化財「西楽寺木造阿弥陀如来座像」は平重盛の持仏と伝えられ、平家一門と彦島の地との関わりがうかがえます。

西楽寺木造阿弥陀如来座像

 彦島へ阿弥陀如来像が渡ってきたいきさつについては、本堂に掲げられた由来書には重盛と共に西下ったと書かれていますが、別の説では、阿弥陀如来像が来島したのは源平合戦の後、文治2年(1186年)1月に平家の執権植田治部之進、岡野将監、百合野民部によって密かに運び込まれたとも言われています。


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