彦島の平家物語関連史跡を巡る
【清盛塚】
平清盛は保元・平治の乱後、源氏に代って勢力を得、武家出身としては異例の累進をして従一位太政大臣にまで上り詰めました。娘徳子を高倉天皇の皇后とし、その子(清盛から見ると孫)安徳天皇を位につけ、皇室の外戚として勢力を誇りました。その平清盛の墓とも言われている石碑が彦島の山中(さんちゅう)にひっそりと立っています。
誰がいつこの塚を立てたのかは不明ですが800年を経た今でも花が絶えることはありません。現在赤間神宮裏手にある七盛塚が今から約200年前に平家の怨霊を沈めるために地元漁師によって整備されたのですが、これに呼応して彦島の漁師によって整備されたのではないかと思います。
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