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【42歳でパーキンソン病】深夜、トイレで気づいた人生の真理
by Ms キム・ヘナム
https://www.msn.com/ja-jp/news/opinion/42%E6%AD%B3%E3%81%A7%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%BD%E3%83%B3%E7%97%85-%E6%B7%B1%E5%A4%9C-%E3%83%88%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%81%A7%E6%B0%97%E3%81%A5%E3%81%84%E3%81%9F%E4%BA%BA%E7%94%9F%E3%81%AE%E7%9C%9F%E7%90%86/ar-BB1lx8Q4?rc=1&ocid=winp1taskbar&cvid=c32e424ab59b4af9d98cfe34d7bdf080&ei=16
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部分コピペ
(本原稿は『もし私が人生をやり直せたら』から一部抜粋、追加編集したもの)
深夜、トイレで気づいた人生の真理とは?
治療薬のレボドパを飲み始めて10ヵ月目の2014年1月3日の朝のことでした。出勤の支度をしていて、いつもと様子が違うことに気づきました。これ以上の診療を続けることは難しいかもしれないと思い、患者さんたちには1ヵ月間の休診願いを申し出ました。子どもたちの育児に追われても一度たりとて休んだことのなかった病院の仕事を、とうとう断念したのです。
レボドパの薬効時間は3時間ほどしかないため、1日の大半は横になったまま投薬の時間を待つだけ。薬効が薄れてくると自律神経が乱れて心拍数が120を超え、玉のように汗が噴き出して日に3度の着替えを強いられます。
中でも大変なのが、トイレです。パーキンソン病患者はトイレが近くなるのですが、夜も例外ではありません。ようやくうとうとしてきたかと思えば、急にもよおしてきてトイレに行っては目が覚めて、また1、2時間うとうとしたら再びトイレに行くということの繰り返しです。
汗びっしょりになりながらトイレに向かっては転び、いっそこのままここにへたり込んで用を足してしまおうかとすら思うほどです。みじめで悔しい気持ちと同時に、この家に自分の他に誰もいないということも私を絶望させました。
しかし、私にも大人としてのプライドがあります。
ふと、目指すべきトイレのドアを見つめていた目線を、自分の足元に落としました。そしてそのまま自分のつま先を見つめたまま、一歩……、もう一歩……と、少しずつ前に動かしてみました。すると不思議なことに足が動いたのです。
そうやって一歩ずつ交互に足を出していったところ、いつしかトイレまでたどり着いていました。いつもなら2秒で行けるところを、その日は5分以上かかっていました。それでも無事に用を足すこともできたのだから、これはもう十分、合格と言っていいでしょう。
「なるほど。確かに、一歩ずつ、なのよねえ」
遠くの目的地だけ見て歩くのではなく、今いるこの場所で、足元を見つめながら、まず一歩、踏み出してみる。これが始まりであり、すべてなのです。 そうやって一歩一歩と歩(ほ)を進めていけば、いつしか目的地に到達している自分に出会えるはず。
さあ、どんな時でも、勇気を持って一歩踏み出してごらんなさい。私はトイレに行くまでに5分以上かかったけれど、到着した瞬間は何とも言えない達成感で思わず歓声を上げましたよ。あなたが誰であれ、どんな状況であれ、一歩踏み出せばきっと感じられるはず。「勇気を出して本当によかった」と。
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