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投稿番号:45243 投稿日:2000年02月04日 01時35分00秒  パスワード
お名前:しゅうちゃん
 

私のうちに届いた案内状

キーワード:伝統工芸 工芸展

コメントの種類:提案


ふとしたことからお知りあいになった方に、赤間硯の伝統工芸家、堀尾信夫さんがいらっしゃいます。下関南部町に居を構えて日々製作に勤しんでいらっしゃいます。私は書を嗜むわけではないですが、赤間硯の不思議な魅力に惹かれる一人です。仕事場で堀尾さんとも親しくお話したこともあります。

赤間硯の伝統的な技法を受け継く唯一のかたらしいです。後継者はいらっしゃいません。その堀尾さんが、昨年、日本伝統工芸会奨励賞を受賞されました。

この度、その作品が福岡天神岩田屋で展示されるそうです。

機械彫りを除いて、下関から、いずれまた消えていく伝統工芸。堀尾さんと
赤間硯の魅力を今のうちにご覧になってみませんか?

    第46回日本伝統工芸展・福岡展
     
    2月8日(火)〜14日(月) 最終日は5時閉場。

    福岡天神岩田屋本館8F催場

  2月12日(土)は堀尾さんが直接作品を解説されます。
       時間正午〜午後1時

 私のうちに届いた堀尾さんからの案内状の転載です。
 私のHPの掲示板に転載したところ、女将の依頼がありましたので、
 こちらにも掲載させていただきます。

 私は12日の堀尾さんが解説される時間帯に行く予定にしてます。

 女将、あとのことはよろしくお願いいたします。

 


服部 明子さんからのコメント(2000年02月04日 09時32分47秒)
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絶滅の危機にある日本の伝統工芸の展示会です。
最後の機会かも知れませんので
万障繰り合わせてお出掛けなさって下さい。

Rodyさんからのコメント(2000年02月04日 11時14分10秒)
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以前、下熱の方で「赤間硯」について大ボケをかましまして、
その後勉強のため「赤間硯」HPを探してみたことがあります。
厚狭郡楠町で「赤間硯生産協同組合」が、がんばっておられるようでしたが・・。

堀尾さんが唯一、手彫りを続けられていると言うことですか?
先のHPを見て、後継者もちゃんといるんだなあと安心していたのですが・・。

しゅうちゃんさんからのコメント(2000年02月04日 13時41分36秒)
 

本人によりコメントは削除されました。 2000年02月04日 13時55分12秒

しゅうちゃんさんからのコメント(2000年02月04日 13時54分09秒)
           パスワード

RODYさん
    僕も赤間硯の手彫りをみたくって、市役所の幹部のかたに話をうかがって、
    堀尾さんを知りました。

    その時の幹部の話。伝統的な手彫りの手法をかたくな守っていらっしゃるのが
    堀尾さん。赤間硯のほとんどが機械彫りだと・・・。

    そして、堀尾さんのおうちにいって、見せてもらうと良かったですね!

    素朴ななかににも重厚な雰囲気。ほかの硯は知らないしゅうちゃんですが、
    見とれていました。

    
    おとうさんも有名な赤間硯の工芸家だったそうです。後継者はいないということでした。
    他に、いらっしゃったら、著名な手彫り工芸家いらったらごめんなさい。
    当時、市の幹部からお聞きした話ではそうお聞きしました。
    
    機械彫りであれ、伝統は残るかも知れませんが、
    昔ながらの技法でつくる硯に後継者がいないとは、
    さびしいな、とお思いました。

    時代の流れをその時感じました。

    学生たちには下関の伝統工芸家の作品と
    赤間硯のよさを見てもらおうとUPさせました。
    せっかく市大に来て赤間硯の伝統工芸家の作品を
    知らないまま、巣だって行くのはもったいないですから、
    見てもらおうと僕のUPしました。
    
    それから、お約束大幅に遅れてますm(__)m。

   
    




服部 明子さんからのコメント(2000年02月04日 14時08分49秒)
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伝統工芸を守るのに公的経済援助は必要だと思います。

私のホンヤは(服部氏一族のホンヤということですが)
南北朝時代に北の武士を捕らえた時の事件を祭りにして
400年だか500年だか続けています。

夏の盛りにカミシモを着て汗だくで宰領しています。

つい今年知ったのですが、この祭りを続ける為に江戸時代は、
尾張藩から64石だかの補助を受けていたのだそうです。
それ以前は信長とか秀吉も楽しみにしていたそうですから矢張り援助があったと思います。


技術はお金では伝えられませんが、それでも伝統工芸の優秀な後継者を得るには、公的な援助とか名誉とかを与えて保護して上げて欲しいです。

しゅうちゃんさんからのコメント(2000年02月04日 14時57分47秒)
 

本人によりコメントは削除されました。 2000年02月04日 15時00分54秒

しゅうちゃんさんからのコメント(2000年02月04日 15時00分25秒)
           パスワード

ぼくは堀尾さんと話していて感動したことあるんです。彼は覚えていないかもしれません。

ぼく「後継者いらっしゃらないんですか?」
堀尾さん「はい! でも、機械彫りの赤間硯は残りますから・・・」
    「それに、硯はただ石を彫る作業ですから・・・・」

ぼく「形は同じものが残るにしても、使い手、石、用途、さまざまな要素
   を考慮して彫る。彫り手の心があらわれる。機械彫りの硯と似て非なるもの
   ですよ。だから、硯、一つ一つに異なる輝きがあるように素人の僕には映る。
   すごく素敵な美術品ですよ。」

  その時の堀尾さんの微笑み忘れられません。
  「僕の硯が先生にそう映るのならいつでも硯を見に遊びに来てください」
  「先生の仕事の話もお聞きしたいし・・・」。

 知り合った時のエピソードも紹介しておきます。

    

服部 明子さんからのコメント(2000年02月04日 15時04分19秒)
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>堀尾さん「はい! でも、機械彫りの赤間硯は残りますから・・・」


堀尾氏のお人柄の良さが「機械彫りでも伝承されるのだから良いのだ」とのお言葉に
表われていらっしゃいますね。

人間の継承者がいなくても機械が繋いでくれる。そのウチに手彫りをやろうという人が
いつか出現するかも知れない。それで良いじゃないか、と。     


泣かせますね。。。。

しゅうちゃんさんからのコメント(2000年02月04日 18時08分21秒)
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え〜。感動しましたね。しゅうちゃんは。。。 
でも、ちょっぴり、心配事もあるんです。ひたむきにその世界で打ち込んでられるそういう印象受ける人ですから、
余り話題になるのは好まないんじゃないか? そっと、静かにみてほしい。そう思って
いらっしゃると思います。ここでの話題が大きくなってしまったら、きっと、おかんむりじゃないかと
。。。。  工芸品でも、僕らの研究でも、創作活動する人の気持ち。あい通じるものあるような気が
します。

  でも、この工芸展。博多人形の伝統工芸家と並んで赤間硯の作家の作品も並んでいる。
  それは下関の人は自慢してよい。また、赤間硯だけでなく、下関の伝統工芸を残し
  育てる環境、考えるきっかけになったらと思い、服部さんの依頼により掲載しました。
  服部さんも同様に考えられたからだと思います。

  このあたり、僕のコメントは終了しますね。

Rodyさんからのコメント(2000年02月04日 22時24分03秒)
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とっても良いお話を伺いました(ちょっとしんみり)

服部 明子さんからのコメント(2000年02月04日 23時20分44秒)
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私の親戚に「尺八」を作っている者がいます。
そこの家も継承者がいません。

尺八は日本独特の楽器とは思いますが
易しい楽器ではないですから

(ピアノのように叩けば音が出るわけじゃないですから。
と言ってもピアノだって<音色>はまた別なお話ですが)

尺八を吹く人も作る人も
いなくなるのでしょうね。

日本文化がどんどん消えていくのですね。
寂しいことです。

Rodyさんからのコメント(2000年02月05日 19時17分37秒)
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尺八が無くなる?そんなまさか信じられないという感じです。
(でもそういえば実際に吹いてる人見たことあるかな?・・無いやTVでしか)

実際に作っておられる方のところでは、本当に後継者がいなくて
深刻なんだろうなあ・・と思います。
クラリネットとかトランペットとかだって吹くだけでは音でないし、
和楽器だけが衰退していくのは寂しいですね〜・・。

この前TVで和泉元弥という人がひちりきやしょうを小学生達に触らせているのを見ましたが、
雅楽は「宮内庁」が保護しているから大丈夫なんですかね?
つづみとかも歌舞伎でやるから後継者が育つだろうけど、
そういえば尺八ってどこで使われているんでしょう・・。

Rodyさんからのコメント(2000年02月05日 19時38分44秒)
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訂正です・・

和泉元弥さんではなかったです。確かみやびな名前ではありましたが・・。
宮内庁雅楽部を退職して、シンセサイザーと競演したりしている人と
TVで言っていました。。

服部 明子さんからのコメント(2000年02月05日 21時47分19秒)
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尺八の音色って哀切に満ちていて日本人の心を締め付けますね。

昔は「虚無僧」姿の人を時々見かけましたが
今でもいらっしゃるのでしょうかね?

日本の歴史ドラマに西洋音楽がBGMに使われていて違和感が無くなって久しいですが
歴史物には矢張り琴とか三味線とか尺八の音色がたまには流れて欲しいですね。
そのウチ下手糞でも「これが尺八の音色」なんて将来の日本人は安っぽく理解して
しまうかも知れません。

ウチの親戚は「江戸工芸」など紹介する展示会に<かざり職人>などと一緒に
参加していますが<かざり職人>も絶滅の危機にひんしています。例えば和箪笥は
金具を作る<かざり職人>がいませんから重厚な物は消えて行くのでしょうね。

カンザシを持っていますが日本髪を結う人がめっきり少なくなりましたから
<かんざし職人>も消えていくのでしょうね。


日本の文化が1つ1つ消えていきますね。

Rodyさんからのコメント(2000年02月06日 00時08分05秒)
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>そのウチ下手糞でも「これが尺八の音色」なんて将来の日本人は安っぽく理解して
>しまうかも知れません。
これはありそうですね。ただの風の音でも、「こんな音の楽器なんだ」と。
それではますます衰退に拍車をかけてしまいますね〜。

でも、これからネット社会が進むと、ますます趣味が多様化して、またこういう
ものが脚光を浴びたりする時代が来るというのはないでしょうかね?
これからの高齢者はパソコンを使うだろうし・・。全国に同好の志を持って。
今の後継者問題には間に合わないかも知れないけど・・。

しゅうちゃんさんからのコメント(2000年02月13日 09時27分18秒)
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仕事の合間を縫って日本伝統工芸展に行ってきました。堀尾さんの赤間硯見てきました。
眼が輝きました。シンプルな赤間硯に表面に漆処理をし、なんともいえない趣をかもし出した硯に仕上げていらしゃるんです(素人のしゅうちゃんが見た印象)。

硯のなかに日本の伝統工芸の美を醸しだされている。そういう硯の印象を僕は受けました。
硯の持つ機能美に深みを際立たせている。書も嗜まない。でも、生意気に印象を書き込むしゅうちゃん。 うっとり見とれていました。
他にも硯が出品されていました堀尾さんの赤間硯が際立っていた。そう思いました。

今回の伝統工芸展いろんな分野から出品があったそうです。出品は1150点。そのなかから、賞を受賞できるのは10点ほど。受賞された理由、現物をじかに見てわかりました。
1150点、それぞれ伝統工芸を支えている人たちの作品を見て、伝統工芸の持つ意味を考えさせてもらった一日でした。

それから、日本の歴史的な美術品の修復作業もこういう伝統工芸家の技術の協力も不可欠。脈々と生き続いて欲しいですね。

    福岡天神よりしゅうちゃんがお伝えしました(TVのレポーター口調)。

服部 明子さんからのコメント(2000年02月13日 10時41分18秒)
           パスワード

硯に「漆」を掛けるなんて「贅沢」ですね。
矢張り「工芸」の世界だから?
「漆」に「金粉」をまぶしたりして美しさを競ったりするのでしょうね。

漆を掛けると却て欠けたりヒビが入ったりしないのかしら?
などと思いました。

このような質問が湧いても尋ねられないのが残念です。



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