[1] | 空の青海のあをさんからのコメント(2023年11月11日 06時21分48秒 ) | パスワード |
大井貞二氏からの情報
マルコムグラッドウェルの本(David and Goliath)で
著者はハーバード大学でSTEM専攻[科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、数学(Mathematics)の4つの教育分野の総称]を無事終了し学位が取れる学生の割合を発表。
ハーバード大のSTEM専攻の学位取得割合
成績上位3分の1 中間3分の1 下位3分の1
53.4% 31.2% 15.4%
このことから
ハーバードの上位に入る学生でもSTEM専攻の学位が取得できるのは53.4%で、
中間の学生ではほぼ3分の1の31.2%の学生、
下位の学生ではわずか15.4パーセントの学生しか学位がとれない。
ハーバード大の学生ですらこのSTEM専攻で学位を取ることが難しく、専攻換えを強いられるようです。
この著書ではハーバード大のようなアイビーリーグではないハートウィック大学の結果との比較があり、その割合は次のようになっています。
成績上位3分の1 中間3分の1 下位3分の1
55.0% 27.1% 17.8%
ハートウィック大のSTEM専攻の学位取得割合はハーバードと類似しています。
ハーバード大でも勉強についていけなくなる学生がいるのですねぇ。
でも、もしハーバードで下位のグループの学生がハートウィック大に行っていれば、その大学の上位に属してSTEMの学位を取得する可能性が15.4%から 55.0%とずっと高くなります。
ハーバード大学で下位にいる学生は、自分の同級生と比較してしまうので劣ってしまっていると感じてSTEMでの学位取得をあきらめてしまうのですが、万が一そのハーバード大の下位の学生が格下のハートウィック大学へ行った場合には、学内でトップクラスで伸び伸びと勉強ができるものと思われます。
人は自分の周りの人と比較する
このことから超一流の学校へ行った人は周りの人と比べてしまうので、優秀な人と比べ自分が劣っていると感じてしまうのです。
逆に自分の学友より自分が優れていると感じると、STEMの専攻をやめてしまう確率は各段に下がります。
“Little fish in a big pond. Big fish in a small pond.”なる言葉があります。
大きな組織に入って「その他大勢」で終わるか、小さな組織で実力を発揮するか?
あなたはどう思いますか?
[2] | 空の青海のあをさんからのコメント(2023年11月11日 06時24分23秒 ) | パスワード |
大井貞二氏
1988年にハワイに移住。
地元の私立校で日本語を教える。
その後、ハワイ大学大学院を経て、ハワイパシフック大学(HPU)にて世界中からやってくる学生に日本語を教える。
退職後の現在、アメリカ本土在住。
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