[1] | 空の青海のあをさんからのコメント(2015年03月02日 22時50分32秒 ) | パスワード |
よく聞く名字の由来
◎ 佐藤さん
最も有力な説とされているのが、平将門を滅ぼした藤原秀郷の子孫である左衛門尉(さえもんのじょう)公清が名乗り始めたというものです。佐藤の「佐」は、左衛門尉という職名の「左」から、藤原の子孫であることから「藤」をとって、「佐藤」と称したといわれています。「佐」は、現在の栃木県にあたる下野国の荘園名であった「佐野庄」がルーツである、ともいわれています。
◎ 鈴木さん
最有力説といわれているのが、お祭りの際に使われる稲穂が原点というもの。なんでも、稲穂を積み上げたものを紀州弁で「すすき」というそうで、その言葉が「鈴木」の語源となっているといわれています。他の説では、神社の拝殿に使用される本坪鈴(ほんつぼすず)が由来であるとしているものもあります。
◎ 高橋さん
「高橋」の由来は、地名の「高橋」が由来になっていると考えられています。「高橋」の地名は、天地を結ぶ高い柱という意味があり、祭祀の1つの聖域の目印だったようです。こうした理由から、神社と関係が深い「高橋さん」が発生し、全国へ「高橋」という氏名が広まっていったといわれています。
◎ 田中さん
「田中」の由来は、日本経済の基本であった米であるといわれています。米は、貨幣経済が浸透する前は貨幣代わりの存在だったため、米は全国的に作られていました。一般的に、家の周りに水田を作っていたことから、水田の中心に住んでいる「田中」となったと考えられています。「田中」の名字は、古事記にも記載されているほど古来から存在したようです。
◎ 伊藤さん
藤原秀郷の子孫である尾藤基景が、現在の三重県にあたる伊勢に伊勢守として住み、「伊勢」の「尾藤」の略である「伊藤」を称したことが由来となっているといわれています。ここから「伊藤さん」は伊勢北部を中心に発展し、濃尾平野全体に広まったようです。
◎ 山本さん
語源は、「山のふもと」や「山のふもと」に住むという意味なんだそう。山は、古くから神が降りてくる場所として信仰の対象とされてきました。山のふもとに人が集まり、集落を作り始めたことが「山本」の由来となっているといわれています。こうした関係性から、「山本」を名乗る人々には神官も数多くいたといいます。
◎ 渡辺さん
発祥は、現在の大阪府にあたる摂津国です。嵯峨天皇の皇子である嵯峨源氏の子孫が天皇家と疎遠になり、宮廷から離れた後に武士となってこの地に住み着き、「渡辺」を名乗ったことが由来とされています。語源は、大阪淀川の渡しのある場所であるといわれています。
■ 自分のルーツに思いを馳せてみよう
名字の由来を語源などから探ってみると、多くが自然や土地をルーツとして持っていることが分かります。「私のご先祖様は神官だったのかも…」と想像するのも楽しいですよね。こうした豆知識を会話の中でさりげなく披露できると知性的にみえます。今回は、よく見かける名字を中心に取り上げましたが、この機会に他の名字も調べてみてはいかがですか?
(著&編集:nanapi編集部)
nanapi
【元記事】 知っていれば会話に差がつく!よく聞く名字の由来まとめこれって本当に名字!?日本全国おもしろ名字30選名刺交換でびっくり?見間違いかと思うようなちょっと珍しい名字
[2] | リトルベアーさんからのコメント(2015年03月02日 23時24分41秒 ) | パスワード |
実際に会った人で珍しかった名前です。
天久(てんきゅう)さん
母が言うには若いころ(ゲタガタ)という人に
会ったらしい。漢字は不明。
[3] | 空の青海のあをさんからのコメント(2015年03月03日 01時47分40秒 ) | パスワード |
ホント!珍しいですね。
下駄型でしょうか?
下駄形かな?
まさかね。
下田方でしょうか?
思いつかないですね。
[4] | 空の青海のあをさんからのコメント(2015年03月03日 10時23分00秒 ) | パスワード |
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=101&from=shared_ranking&id=3298281
これって本当に名字!?日本全国おもしろ名字30選
2014年08月06日更新
日本は世界のなかでもかなり名字の種類の多い国です。その数は全国で約30万あるともいわれています。途方もない数ですよね。
その中には本当にあるのか疑いたくなってしまうような名字がいくつか存在しています。どうしてこうなった?これはアカンやろ!などとツッコミを入れたくなってしまうほどです・・・。
ここでは、日本中に散らばったおもしろ名字たちを集めました。
体毛関連銘柄
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1.禿
読み方:とく、はけ、かぶろ、かむろ
熊本県に多く見られる名字です。読み方の一つにある「かむろ」とはおかっぱ頭という意味です。
「ハゲ」と読んではいけません。怒られます。
2.白髪
読み方:しらが、はくはつ、しらがみ、しろがみ、しらかみ、しらひげ
岡山県を中心に全国に約1,000人ほどいます。中には名字を無視してハゲてしまっている人もいます。
3.毛受
読み方:けうけ、めんじょう、めんけ、めんじゅ
愛知県がルーツとされている名字です。
4.髭
読み方:ひげ
大阪府和泉市に多い名字です。みんな髭が生えているわけではありません。
5.毛穴
読み方:けあな、けな
全国で100人ほどしかいない珍しい名字です。
縁起がいい
www.nkdaibutsu.com
6.祝
読み方:いわい、ほり、ほうり
新潟県、鹿児島県を中心に存在しています。嬉しい気分になる名字ですね。
7.金持
読み方:かねもち、かなじ
鳥取県の金持村がその起源とされています。かなり縁起のいい名前ですね。
8.幸福
読み方:こうふく
鹿児島、大阪、山形、兵庫に多い名字です。屋号から派生したと言われています。
9.祭
読み方:まつり、さい
神社のお祭が語源とされています。この名字の人はDNAレベルでのお祭り好きでしょう。
10.大仏
読み方:だいぶつ、おさらぎ
神奈川県を中心に全国で200人ほど確認がされています。
食べ物シリーズ
11.塩
読み方:しお、えん
福島県と宮城県の境目にあった塩村という村が起源となっています。現在は鳥取県、福島県、兵庫県、大阪府、東京都などで存在が確認されています。
12.味噌
読み方:みそ
富山県がルーツとされています。味噌をつくる職人さんがこの名字を使いはじめたそうです。
13.昆布
読み方:こんぶ
昆布の取れる地域の人達に多い名字です。北海道、大阪、奈良に多く集まっています。
14.胡麻
読み方:こま、ごま
語源は小間(こま)、狭い土地というところから来ています。大阪府、和歌山県に多く見られます。
15.素麺
読み方:そうめん
宮城県日向の伝統的な名字です。麺類を扱っていた人が使いはじめたそうです。きっと夏は毎日そうめんを食べていることでしょう。
16.御薬袋
読み方:みない
「おくすりぶくろ」ではありませんよ!山梨県の薬袋村が起源となった名字です。
17.砂糖
読み方:さとう
宮崎県の日南市に多く見られる名字です。「さとうです。」と自己紹介されても字をみてビックリしてしまいますよね。
18.和食
読み方:わじき
高知県に多くみられる名字です。もしもこの名字だったらフランス料理店に行きづらくなりますね。
アカン系
cupcake-ojisan.sakura.ne.jp
Image By ひまどき管理人
19.浮気
読み方:うき、うわき、ふけ、うきげ
滋賀県守山市浮気町(ふけまち)が起源となっています。浮気はいけませんよ。
20.取違
読み方:とりちがい、とりちがえ
はっきりとした起源はわかっていませんが、現在は鹿児島県に多い名字です。
21.出会
読み方:であい
全国でもかなり少数の名字です。約70人ほどしかいないといわれています。
22.二股
読み方:ふたまた
京都や長崎に多い名字です。名字が二股でも誠実な人はたくさんいます。
戦闘力高め
akanex.sakura.ne.jp
23.無敵
読み方:むてき
戦で凄まじい実績を残した武士に、その功績を讃えた主より与えられた名字です。九州地方でよく見かけられます。
24.武士
読み方:たけし、ぶし
茨城県を中心に全国に約1,100人ほどいます。
25.秀吉
読み方:ひでよし
広島県東部の伝統的な名字です。どっちが名字でどっちが名前がわからなくなりがちです。
スクールライフ
26.見学
読み方:けんがく
仏教用語が語源とされています。現在は大阪府に多くみられるそうです。
27.記録
読み方:きろく
全国的にかなり珍しい名字です。学級会では書記をよくやっています。
28.文字
読み方:もじ、もんじ、ぶんじ
京都府に多くみられる名字です。
29.和歌
読み方:わか
全国に600人ほどが散らばっています。
30.水溜
読み方:みずたまり、みずため、みずとめ、みずどめ、みだまり
青森県八戸市がルーツの名字です。青森県の他鹿児島県でも確認されています。これは一族で引っ越したのでしょうか?
おわりに
ここでは、日本全国に散らばるおもしろ名字30選について紹介しました。あなたはこの中の何人と出会ったことがありましたか?一度でいいので、彼らが一同に会するとことを見てみたいものですね。
[5] | 空の青海のあをさんからのコメント(2015年03月03日 10時27分28秒 ) | パスワード |
http://nanapi.jp/113359
名刺交換でびっくり?見間違いかと思うようなちょっと珍しい名字
田中、佐藤、鈴木と多い名前の苗字は有名ですが、珍しい名前は珍しいためあまり知られていません。そこで今回は、名刺交換や名簿で見かけたら思わず二度見してしまいそうな珍しい名前を紹介します。
キラキラ苗字…?
「光宙」とかいて「ぴかちゅう」と読むなどの通称「キラキラネーム(DQNネーム)」が話題になりました。その後、珍しい名字として「キラキラ苗字」というのも注目を集めました。
【あの芸能人も珍名字】キラキラネームに続いてキラキラ苗字が話題に -
日本に実在してるキラキラ名字と芸能人で珍しい名字もまとめてみました。
matome.naver.jp
苗字は親も子も選べないので、キラキラネームと一緒にするのはかわいそうかと思いますが、珍しい名字に憧れた人は少なくないはずです。
読めない苗字
九(いちじく・くちのく)
漢字一字で九なので、「いちじく」と読むそうです。
世帯数:8件
一(にのまえ)
テレビドラマSPECに登場したことで知られるようになった「一」という苗字です。読み方の通り、「二の前」だから「一」です。
世帯数:103件
小鳥遊(たかなし)
小鳥を捕食する「鷹(たか)」がおらず、自由に遊べることから「たかなし」と読むそうです。
世帯数:7件
栗花落(つゆり)
栗の花が落ちる季節がちょうど「梅雨入り(つゆいり)」の季節なので、「つゆり」と読むそうです。
世帯数:13件
八月一日(ほづみ)
旧暦の八月一日に稲の穂を摘んで神様に供えることから、「八月一日=穂摘み=ほづみ」と読むようになったと言われます。
世帯数:19件
十(もぎき・もげき)
「木」の両側の払いがもげていることから、「もぎき」と読むそうです。
世帯数:1件
呼ばれると恥ずかしい苗字
甲把(かっぱ)
「カッパ」と読まれる苗字です。病院などで、「カッパさーん」と呼ばれるのは恥ずかしいですね。
世帯数:56件
号刀(ごうとう)
「ごうとう」と読まれる苗字です。「ごうとうさーん」と呼ばれたときに、周りがザワザワしそうですね。
世帯数:10件
鼻毛(はなげ)
文字通り「はなげ」さんです。自分は特にケアをしておかないと、鼻毛が出ていた時にひどく笑われそうですね。
世帯数:4件
法華津(ほけつ)
馬術選手の「法華津寛」選手がロンドンオリンピックに出場して話題となりました。団体競技には向かない名前ですね。
世帯数:55件
小鳥(ことり)
「ことり」さんという可愛らしい名前です。石田小鳥という不良のマンガはありますが、小鳥という苗字は珍しいです。
世帯数:137件
神(かみ)
「かみさまー」と呼ばれるのが恥ずかしい神さんです。「じん」と読むことは多いので、世帯数は多いですが「かみ」という呼び方は少なさそうですね。
世帯数:3804件
自己紹介しても信じてもらえなさそうな苗字
一円(いちえん・いちまる)
「一円玉」の「いちえん」さんです。「私は一円です。」と言われると思わず聞き返してしまいそうですね。
世帯数:133件
鰻(うなぎ)
お笑いコンビ「銀シャリ」にもいる「鰻(うなぎ)」さんです。銀シャリのうなぎさんは、鰻をたべるのは嫌いだそうです。
世帯数:9件
一言(ひとこと)
「ひとこと」さんです。飲み会などで、「それでは、ここで一言」などとムチャぶりされそうでイヤですね。
世帯数:61件
無敵(むてき)
地上最強の生物とでもいうような「無敵(むてき)」さんです。心が弱い人は名前負けしてしまいそうな力強い苗字ですね。
世帯数:8件
文珠四郎(もんじゅしろう)
「文珠四郎」で一つの苗字です。そのため、「文珠四郎太郎」などというフルネームもあり得る苗字です。
世帯数:19件
日の丸(ひのまる)
とても日本人の苗字らしい「日の丸」という苗字です。日本を背負ってたつ人間になって欲しいですね。
世帯数:1件
醤油(しょうゆ)
お醤油の「しょうゆ」という苗字です。「私は醤油です。」という自己紹介しても信じてもらえなさそうです。ちなみに「醤油屋」という苗字もあります。
世帯数:3件
国宝(こくほう)
普通の人でも自分のことを「国宝」と言える苗字です。「オレは国宝だぞ!」と偉ぶらないようにしたいですね。
世帯数:12件
温泉(おんせん)
近くにいるだけで癒やされそうな苗字「温泉」です。温泉旅行によく誘われそうです。
世帯数:31件
漢字で書くと違和感のある苗字
何(が)
「何」と書いて「が」「か」と読む苗字です。名前にすると、「何 太郎」の様に、わからない時につかう「何とか」「◯」みたいになりますね。
世帯数:112件
浮気(うきぎ)
「うきぎ」と読みますが、漢字にすると「浮気」になる苗字です。恋愛においても疑われやすいので、一途でいるしかなさそうですね。
世帯数:45件
二股(ふたまた)
一途な人でも避けたいのはこの「二股(ふたまた)」も同じです。二股かけてるんじゃないのと何度も言われるのはつらいものがありますね。
世帯数:120件
官能(かんのう・かんの)
ちょっとエッチだと思われがちな「官能」という苗字です。特に女の子は嫌な苗字ですね。
世帯数:43件
接待(せったい)
少しあやしい響きのある「接待」さんです。政治家や官僚になる人はできるだけ避けたい苗字ですね。
世帯数:21件
新妻(にいづま)
結婚30年でも「にいづま」、未婚でも「にいづま」な苗字です。「あづま」と読むことも多いので、世帯数は多いですが、漢字で書くと「新妻 花子」のような花のある漢字になりますね。
世帯数:2380件
保母(ほぼ)
保育士の旧称「保母さん」と同じ「ほぼ」さんです。男性でも「保母」さんなので少し違和感があります。
世帯数:252件
養父(ようふ)
養ってくれた男性と同じ漢字の「養父(ようふ)」さんです。実のお父さんでも「養父」になるのはちょっと気が引けますね。
世帯数:240件
大仏(おさらぎ)
「大仏」と書いて「おさらぎ」と読む苗字です。「大仏 太郎」のように何かご利益のありそうな名前にすることができます。
世帯数:55件
おわりに
見かけたらびっくりしてしまうような、ちょっと変わった珍しい名字を紹介しました。普通だと思っていた苗字がこの中にあったという人もいるのではないでしょうか。
[6] | リトルベアーさんからのコメント(2015年03月03日 22時57分59秒 ) | パスワード |
笑ってはいけないのだろうけど
ちょっと気の毒な気にもなり、笑いましたね〜。
[7] | 空の青海のあをさんからのコメント(2015年03月04日 02時01分51秒 ) | パスワード |
仲の良い香港人のおじいさんですが
名字が「何」 普通の中国語では クwa フwa という発音だと思うのですが
このおじいさん一族の場合は HO ホー なんです。
でも 英語で ほー というのは
アメリカの某人種の場合 whore ホア 売春婦 を ほー と発音するんです。
女の子だったら気の毒ですよね。
I am ほー なんて。
聞かされた人は一瞬後ずさりしますよね。
ま、日本人も 4=ふぉあ four の FとRの音がちゃんと発音できないから
昔っから FとR をきちんと発音しなさい と言われますね。
上記の「二股」さんは気の毒ですね。
「こいつ、二股だけど」
なんて紹介されては、一生、ガールフレンドが出来ないですね。
アナウンサーで「肥川」という女性を見た記憶ですが
この人もちょっと気の毒です。
[8] | 空の青海のあをさんからのコメント(2015年03月05日 15時01分25秒 ) | パスワード |
名前のお話
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=140&id=3303829&from=pickup_news
「勇敢(かりぶ)」「雄(らいおん)」「響(りずむ)」…、なぜ「キラキラネーム」は生み出されるのか?
625
2015年03月05日 11:31 ダ・ヴィンチニュース
『子供の名前が危ない』(牧野恭仁雄/ベストセラーズ)
○キラキラネームは揶揄や批判の対象
少子化なのに待機児童が生まれるワケ
「勇敢」と書いて「かりぶ」、「穂花」で「すいか」、「雄」で「らいおん」、「響」で「りずむ」、「莉勇人」で「りゅうび」。まるでクイズのようだ。これらは実在するものではないが、実際に名づけ相談の場で、相談者から候補として出された名前の一例。名づけ相談を受けた命名研究家の牧野恭仁雄が推していたら、小学校の名簿に載っていたかもしれない。
こういった“奇抜”な名前に対して、一般的に2つの呼び方がある。ひとつは「ドキュン(DQN)ネーム」。「ドキュン」は、主にインターネットで多用される俗語であり、不良少年、ヤンキー、暴走族など、世間からあまりかしこいとされてない若者たちを指す。奇抜な名前に不快感や嫌悪感を持つ側からの呼び方である。もうひとつの呼び方は「キラキラネーム」。名づけた側が「輝かしい名前でしょう」と自画自賛する際に用いられるが、第三者が皮肉で使う場合もある。
ドキュンネーム(キラキラネーム)は、揶揄や批判の対象として、世間を騒がせてきた。これら奇抜な名前を見て「個性がある」「感性がいい」と褒めそやす人は残念ながらほとんどいない。たいていは「親の知能やモラルが低い」「子どもがかわいそう」などと苦々しく思う。ときには「虐待だ」ともいわれる。
しかしである。ここでドキュンネーム(キラキラネーム)に対する考察を止めてしまっては、事の本質にたどり着くことはできない。なぜ、奇抜な名前が生み出されるのか。『子供の名前が危ない』(牧野恭仁雄/ベストセラーズ)は、奇抜な名前(以降は本書に従って中立的に「珍奇ネーム」と呼ぶ)が量産される背景には、社会的な事情や個人の心理が働いていると分析する。
○かつての日本にも珍奇ネームはあった
そもそも名づけには、時代や人々の価値観が大きく関わる。伊多知(いたち)、与呂志(よろし)、雷(いかづち)、真虫(まむし)、談(かたる)。一見ギョッとするが、日本で6〜9世紀あたりまで、ふつうに存在していた名前の一例だ。珍奇ネームの問題はいくつかあるが、主に「漢字の読み方がまちがっていること」「一見して読むことができないこと」「一定の層に不快感を与えること」などである。古代日本において浸透していた伊多知や与呂志などは、現代で人気がある大翔(ひろと)や陽菜(ひな)などと、特段変わりがなかったのだ。
名前は世相を反映する。そういう見方で珍奇ネームを分析すると、納得いく部分が多い。
大正から昭和初期にかけて多かった名前は、千代(千代子)、久子。全国に無医村がたくさんあり、子どもの死亡率が高い時代だった。昭和前半に多かった男の子の名前は、茂、実、豊、など。日本全体が食糧不足だった時代だ。女の子のほうでは幸子、節子が人気の上位を占める。女性にとくに求められていたのが節操や貞節、嫁いだ先での家族の幸せだったことがわかる。1937年の盧溝橋事件で日中全面戦争に突入したあたりから増え始めた名前は、勝利(勝)、勇、武、勲、進、など。太平洋戦争が終わる1945年に近づくほど、その傾向は顕著になっている。近代に入り、アメリカに追随するほどの豊かな国になると、愛や愛美の名前が目立ち始める。
つまり、名前でわかる世相とは、日本人の欠乏感。名づけで子どもに望むものとは、多くの場合、名づけの親が不足していると感じるものなのだ。ちなみに、戦国時代の名将、武田信玄、上杉謙信、織田信長の名前で共通しているのは「信」である。徳川家康も、若いころの名は「元信」で「信」が入っている。謀略が渦巻き、人間が信じられなかった時代にあって、人々が飢えていたものが「信頼」であったことが想像できる。
名前から少子化への推移傾向も読み解けるという。統計的に男の子の場合、シやジの音で終わる名前はほとんどが次男や三男。長男には少ない。「産めよ増やせよ」と出産が奨励された太平洋戦争から戦後のベビーブームまでは、ひろし、たかし、こうじの音で呼ぶ名前が毎年上位を独占している。しかし、少子化が社会問題となってきた昭和の終わりごろに急減し、1985年に人気5位から姿を消したあと、現在まで再登場していない。
○大自然と生きやすさの欠乏がキラキラネームを生み出した
では、現代で欠乏しているものとは何なのだろうか。本書によると、ふたつある。ひとつは大自然。都市化される中で自然に飢えている現代人は、動物、植物、季節、海、空、天体など大自然への欠乏感から、駿、陸、海、空、花、杏、月などを名前に入れる。同時にスケール感や優しさへの欠乏から、大や優も人気だという。
そして、現代で欠乏しているもうひとつが、生きやすさだという。これは、日本人の二極化に起因しそうだ。金銭的、能力的、モラル的に両極端に層が分かれつつある現代で、“別世界の住人”ともいえる異なる立場の相手に自分の価値観を認めてもらうのは、非常に困難。そうなると「自分たちだけの価値観で押していこう」という居なおりに近い考えが起こってくる。本書では、珍奇ネームをつける親は、愚かでも無神経でも無教養でもなく、ふつうの人たちばかりだというが、そんな“一見ふつうの親”が、なぜ「読めないかもしれない」「男女を間違えられるかもしれない」「人を不快にさせるかもしれない」ような名前をつけようとするのか。「そういう名前がカッコいいから」という、相談者が口にする本音に大きなヒントがあると、筆者は考える。
人は多かれ少なかれ、無力感を抱えて生きている。その無力感を払拭するためには、ふたつのアプローチがある。ひとつは、努力をする、難関を突破する、何かを成し遂げるなど、「自分はこういう力を持っている」という優越感を追求すること。試合で活躍しているスポーツ選手や、秘境に立ち入る冒険家などにカッコよさを感じるのは、このアプローチによるものである。
そして、もうひとつの払拭のしかたは、他人に自らと同じような劣等的な感覚を味わわせること。他人を威嚇したり、攻撃したりして、無力感を肩代わりさせるのである。本書によると、珍奇ネームをつけるのは、無意識ではあるが、親が抱える無力感や劣等感の代償行為に等しいとする。二極化で生きづらく、努力が報われない境遇に置かれた親は、「自分はこうありたかった」「自分にはこれがない」という悲鳴にも似た思いを、子どもに珍奇ネームを抱えさせるという形で肩代わりさせる。同時に、名づけの基本を無視することで「世の中の常識なんかに(自分は)左右されない」とのメッセージを無自覚で発しているのだ。珍奇ネームをつける親は、自分の名づけに自信を持っており、外部の目は気にしていないように見えるが、じつは誰よりも人の目を気にしている、と分析する。
珍奇ネームは、現代社会全体で抱えるべき問題であり、現代に生きる私たちへの警告だと本書は強調している。二極化が解消され、今より社会や個人のあり方に柔軟性が認められる世の中になったとき、珍奇ネームはしぜんと影をひそめていくと予言している。
文=ルートつつみ
[9] | 箱柳永田さんからのコメント(2016年03月13日 18時50分49秒 ) | パスワード |
あを様
多分 全国に一軒と思われる家です。
はこやなぎ 箱柳 さん
(家族数は不明です)
三河一向一揆により、信州に逃げた寺・僧侶に、同行した家
縁ありて我が家の伊兵衛家のお隣さん、明治に苗字を名乗る時に
出身地 箱柳を覚えていた と言う話です。
[10] | 空の青海のあをさんからのコメント(2016年03月13日 22時18分01秒 ) | パスワード |
箱柳永田さん
この南洋には世界に1家族だけしかない日本の名字があります。
笑
その経緯等、その一家族しか知らないためにココに書けないのが残念です。
>明治に苗字を名乗る時に 出身地 箱柳を覚えていた と言う話です。
大筋で同じです。
[11] | 空の青海のあをさんからのコメント(2016年10月07日 07時39分38秒 ) | パスワード |
赤ちゃんにつける名前。
変わったのが世界のトレンドらしく
でもNAFFとかTACKYなんて言われてもいます。
ナフネームの方は時代遅れとかダサい名前、タッキーネームとは悪趣味とかおバカな名前ですね。
今の表現だと「キラキラネーム」とか。
聞いてビックリするような名前とか
名付けられた子供が成長するようになってから恥ずかしいとか思うような名前。
http://forums.digitalspy.co.uk/showthread.php?p=22245285
イギリスのサイトです。
http://www.thetoptens.com/worst-first-names-for-girls/
そんなに変でもないと思うけど
今では変なのかな?
最近は、生まれた子供にプリンスとかプリンセスとか、付ける人もいるそうですよ。
[12] | 空の青海のあをさんからのコメント(2016年12月15日 12時59分35秒 ) | パスワード |
http://www.youtube.com/watch?v=KMHJim3r_XQ
名付けに使ってはいけない漢字
例えば「亜」は貴族の墓という意味があるそうです。
[13] | 空の青海のあをさんからのコメント(2016年12月15日 13時02分31秒 ) | パスワード |
http://www.youtube.com/watch?v=qEncmTR-7l4
ここも。
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