[1] | 空の青海のあをさんからのコメント(2012年12月08日 04時59分24秒 ) | パスワード |
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肝要なところのみ:
現在の中学教科書での表記
いま、子どもたちは学校でどのように習っているのでしょうか。現在、中学校で使用されている文部科学省検定済みの英語教科書は全部で6種類あります。
フルネームで自己紹介する場面がすべての教科書に載っているわけではありませんが、何らかの形で日本人名がフルネーム表記される場合、すべての教科書で Suzuki Ken のように〈姓→名〉の順が採用されています。
しかし、どの教科書も、「日本人名は〈姓→名〉の順で表記しなさい」と指導しているわけではないことに注意が必要です。各教科書の指導書や注釈をよく見ると、「日本人の名前を伝える場合は、(1)日本式のまま〈姓→名〉とするやり方と、(2)英語圏の言い方に合わせて〈名→姓〉とするやり方がある」といったように両方を紹介している場合が多いです。つまり、それぞれの教科書内では Suzuki Ken 式を基本として表記しつつも、「Suzuki Ken でも Ken Suzuki でもかまわない」としています。
小学校での指導
2011年度からの小学校での英語(外国語活動)必修化に向けて文部科学省が制作し、一部の小学校で配布されている『英語ノート』という教材があります(検定教科書ではありません)。この中で紹介されている、自分の名前をカードに書く活動では、Suzuki Ken のように〈姓→名〉の順で作例が示されています。教員向けの指導資料においても、『「姓+名」の順で言うことが望ましい』とされています。
いつから変わったのか
古い中学教科書を調べてみると、Suzuki Ken 式が主流になったのは2002年度(平成14年度)版からです。1997年度(平成9年度)版の検定教科書では、一部の教科書会社を除いて、英語圏での順序に合わせて逆転させた Ken Suzuki 式の表記が採用されていました。
2002年度版の教科書改訂で見られたこの大きな変化には、2000年12月に、文化庁の審議会であった国語審議会(当時)から出された次のような答申が大きく影響していると考えられます。
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