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 投稿番号:103177 投稿日:2008年09月09日 20時52分00秒  パスワード
 お名前:がねまる
腐葉土作り

コメントの種類 :生活  パスワード

腐葉土を作り始めて、三年目になる。

昨年は、鶏糞や、牛糞で発酵を促した。
出来はよくなかった。発酵が不十分で団子みたいな腐葉土になった。

今年は、米糠による発酵に改めた。山中の腐葉土をイメージして、発酵を促進するために、米糠の力を借りるだけにした。

一月下旬に玄洋中の生徒たちが集めた落ち葉をいただいて、作り付けの肥料スペース(二坪ほどの板の囲い)で、雨をたっぷり吸わせて、五キロの米糠と農作業用のフォークで攪拌し、ブルーシートを被せて、一ヶ月ほど放置した。

一ヶ月で体積は、半分ほどになった。三月中頃に二回目の攪拌をして、このとき、米糠を五キロ補充した。今度は腐葉土の温度も測った。一週間で四十度をすこと超えるほどに温度が上がった。

四月の中頃に三度目の攪拌と米糠の五キロの補充をした。
六月、七月は、フォークで良く攪拌するだけにした。体積は、四分の一弱になっている。

七月には、見かけは土になっていた。昨年との違いは、サラサラしていることである。

続きは次回に

[1]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2008年09月11日 00時12分32秒 ) パスワード

昨年の失敗は動物系を混ぜたからでしょうか?

腐葉土を作るのに植物系しか加えてはいけないらしいですね?
[2]がねまるさんからのコメント(2008年09月12日 18時55分13秒 ) パスワード

腐葉土といっても結局は、肥料ですから、山の中にも動物の糞が獣道には、点在するわけですから、そうでもないみたいです。

肥料の作り方について言えば、百姓の中でも喧嘩になるくらい意見が分かれている部分があるのです。

どのようにどの細菌をどの段階に発酵に寄与させるか、それが作成途上でシミュレート出来るように、肥料作りの実践を積み重ねる必要がありそうです。
[3]がねまるさんからのコメント(2008年09月18日 18時00分42秒 ) パスワード

訂正から

腐葉土といっても結局は肥料ですから・・・と言って 待てよと思った。

雨が続くことを利用して学習した。
住友化学園芸のホームページには、化成肥料と土壌改良材を区別して記述している。堆肥や腐葉土を、土の保肥性や保水性、通気性を高め、微生物の活動を高める有機質を提供するものとして土壌改良材と位置づけている。

肥料の三要素は、化成肥料で与え、腐葉土・堆肥を定期的に耕作地に補い、土の質を高めると・・・

肥料として、意味がない訳じゃないが、土の質を改良するものとして、腐葉土を位置づけると認識がはっきり整理できるように思います。

今年は、二百キロ以上の良質の腐葉土を作り出したが、現在改良中の腐葉土スペースについて、次に書きたい。

[4]水辺の女していますさんからのコメント(2008年09月19日 02時56分09秒 ) パスワード

はい、楽しみにしております。

やっぱり化成肥料は手っ取り早いんですねえ。
我が家では「ミラクル・グロウ」というのを使ってましたが
これは結果がすぐに出る栄養剤でした。

逆に野菜には怖かったです。

[5]がねまるさんからのコメント(2008年12月13日 04時21分14秒 ) パスワード

失敗作腐葉土の余波

予期していなかった訳ではないが、結果に少しへこんでいる。

初年度の発酵不十分の腐葉土を6坪と程の里芋の作付け時に残り四十キロほど使った。十一月が、収穫期なのだが、虫食いが激しく、芋を三分の一ほど切り捨てねば食えない。

女房は、せっせと食卓を賑わせてくれ、おいしいのだが・・・

原因は、発酵不十分だと、芋が好物の細菌が生き残ることにある。

発酵は、七十度程まで温度が上がる発酵過程を経て進行するが、その温度不十分が、この結果になった。

堆肥・腐葉土作りは、細菌の力を借りて行う。だから見よう見まねで作ると、不要な細菌・虫を蔓延らせることにも繋がる。

自信作の今年の腐葉土は、里芋の後作のグリーンピースに四十キロほど使った。

来年四月には、カラスとの戦いに勝利して収穫を迎えるが・・・

連作障害を避けるために、里芋は、来春に作付け位置を変えるが、今度は、名誉挽回で、うまい、大きい里芋の生産に繋げなければ・・・
[6]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2008年12月13日 12時37分20秒 ) パスワード

堆肥・腐葉土作りって難しいんですねえ。

虫が来るのは
去年の撫子で大失敗しました。
団子虫が湧きすぎました。
話には聞いてましたが、増えるのなんの。
コワいぐらい増えました。
今でも見掛けます。殻なんてそこらじゅうに落ちてますしね。家の中にも。笑



鳥害も大変ですね。
我が家の周りのカラスは最近ゴミを漁るようになって迷惑しています。
うちはゴミに来るのですから「シッシ」で良いのですが
せっかくの収穫をやられてはたまりません。
来年も頑張って追っ払ってください。
[7]がねまるさんからのコメント(2009年01月29日 14時42分58秒 ) パスワード

堆肥のこと

昨年十一月に、三度目の腐葉土作りに着手した。ネット上の先輩達の表記によると今作ろうとしているのは、堆肥と呼ぶらしい。落ち葉を発酵させて作るのが腐葉土。 藁やススキや雑草を発酵させて作るのは堆肥と呼ぶそうだ。私には切った藁と牛馬の糞を混ぜて、発酵させた物を堆肥と聞かされていた小さい頃の記憶があるから、ちょっと馴染まないが・・・

最近、三度目の鋤返しをフォークで行った。10キロ三百円の米ぬかを三度目で全量使った。攪拌の途中で水分の少ないところはじょうろで水を補いながら。一時間半くらいかけてまんべんなく攪拌した物をつき固めて、ブルーシートを三重に被せ、四隅は、10〜20キロの丸太で押さえる。空気の進入をなるだけ押さえて、嫌気発酵を促すためだ。まだ雑草は原形をとどめているが全体が飴色化して、一部の温度は、四十度達しており、発酵の基礎的条件、細菌の繁殖は進んでいるようだ。

ここでも実務家の間でも論争がある。好気発酵だけで良いとする農家と嫌気発酵が必要だとする農家の対立等々・・・

しかし、気にしないことにしている。攪拌すれば空気がたっぷり混入するし、空気を遮断すると言っても、ブルーシートで覆うくらいしか出来ない。化学実験をしているわけではないのだから・・・

攪拌三日目、くだんの肥料スペースに入ってみると、全面的な発酵が始まっていた。シートの上から、しっかりぬくもりを感じることが出来る。経験から、中心部は、摂氏四〜五十度にはなっているだろう。

二月の終わりには四度目の攪拌を行う予定で入る。昨年は、10キロの糠で発酵させたが今年は、量も多いので後10キロを使う予定。
[8]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2009年01月30日 07時36分23秒 ) パスワード

なかなか難しいですねえ。

NHKの趣味の園芸の番組は最近「土の作り方」とか「肥料の混ぜ方」を紹介してて
興味深く眺めています。


>ネット上の先輩達の表記によると今作ろうとしているのは、堆肥と呼ぶらしい。


http://allabout.co.jp/interest/gardening/closeup/CU20051120A/index.htm

これは初心者用ですが。


大変な作業ですね。
腰を痛めないようになさってくださいね。
[9]がねまるさんからのコメント(2009年02月02日 14時23分04秒 ) パスワード

三回目の攪拌をして、五日目、堆肥の表面下二〇センチのところを二〇カ所程度温度測定をした。2.5*1.5*0.8メートルの堆肥の山をほぼ均等に。

45度〜35度の範囲にあり、外気温度は10度だから、はかった深さから視て好気発酵は進んでいるようだ。糸状菌が堆肥の表面のあちこちを覆っている。

[10]がねまるさんからのコメント(2009年03月13日 20時38分19秒 ) パスワード

一進一退

十日ほど前に四回目の鋤返しを行った。発酵が停止し、温度が最高部分でも二十五度位に下がっている。ブルーシートをはがししてみると糸状菌の痕跡が無くなっている。仕方なく、糠を三キロほど追加して、全体に空気を呼び込むことにしたのだ。

原材料の基本が、茅であることも、心配の種の一つだ。堆肥の原材料として、良いものではないのだそうだ。

しかし、昨年の十一月から、既に四ヶ月経過している。引き返すことはできない。糠だけを発酵促進剤にしてきたが、養鶏農家に掛け合って、鶏糞を十キロほど追加してみるか、等、動揺が始まっている。

今までのことを纏めてみると、嵩は、半分になっている。色は、黒から飴色で水分の含有は、六十パーセント程度、この面は、順調に推移していると見て良い。不安は、温度の経過から見て、下がるのが少し早いことだ。

これも、まだ三年の経験と、ネットでの知識で対処しているだけだから、抜けが在るのかもしれない。

今年は、糠だけで発酵を促そう。原因と結果、の関係をしっかり見つめて、四年目の経験に生かせば良いのだ。

良い腐葉土・堆肥を継続的に作ることが、園芸を楽しくやるための基本だから、・・・
[11]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2009年03月15日 03時04分34秒 ) パスワード

「茅」が失敗の原因なんでしょうか?
大変なことになりましたね。


がんばってください。
腰を痛めませんように。
[12]がねまるさんからのコメント(2009年03月15日 21時12分10秒 ) パスワード

暇潰しのギャンブラーさん

失敗した訳じゃないんです。カヤという堆肥の材料にはふさわしくない材質を選んでしまったために、発酵に関して、攻めあぐねているのです。

でも勝負はこれからです。ネット上の農業関係者や同好の士の知恵と私の粘りを武器に必ずや、八月までには完成させますよ。
[13]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2009年03月16日 04時24分03秒 ) パスワード

>でも勝負はこれからです。

がねまるさん

うん!
負けないでください。
フレー!フレー!


>八月までには完成させますよ。

8月ですか。
長丁場ですね。
わたくしのカレンダーには「8月」はまだ視野になかったです。

「覚悟」が良いですね。
勝負は息長く、ですね。

がんばって〜!
[14]がねjるさんからのコメント(2009年03月19日 19時55分05秒 ) パスワード

森の中の木を見る

四日前に四回目の糠の補充と攪拌を行った。昨日、肥料スペースに入って、二〇カ所ほど温度を測ってみると、三十五度から二十五度まで温度は上がっていた。温度上昇は、弱いが発酵は進行している。堆肥の山をまじまじと観察してみた。

少し、認識が発展したのは、材料の五分の一を占めていた落ち葉は、四ヶ月で完全に土になっているということだ。直径五ミリ以下の笹竹は少し力を入れれるとグニャと潰れるように発酵が進行している。茅の部分が七割を占めるのだが、その部分は、飴色に変色し、少しずつだが、発酵は進行している。

昨年上出来の腐葉土は、全部が落ち葉を原料としている。落ち葉の部分をみると昨年と同じだ。笹竹と茅の部分は新しい経験で、同じに論じる訳にはいかない。

堆肥の山の中の木を見ると捨てた物ではないと推論できる。今年も、発酵促進剤は、糠だけにして、じっくり鋤返しを行うことにしよう。
[15]がねまるさんからのコメント(2009年04月19日 17時22分54秒 ) パスワード

遂にに悪条件?を突破

この一月に五回の鋤返しを行った。ウィキペディアで学習してみると発酵を促進する条件は、酸素、温度、原料PH、水、C/N比と五つの条件が述べられていた。
好気発酵を促す方針である。酸欠状態は、鋤返しを多くして解消する。PHは、リトマス紙で推定するなどのヤボはやめて、過去の経緯から酸性に偏っていると推定し消石灰を加えて鋤返すことにした。むろん糠は、鋤返しのごとに2〜3キロを加え続けた。

鋤返すごとに、糠、消石灰を2〜3キロずつ加え続け、四月十七日が五回目だった。上呂にによる水の散布も、堆肥の状況に応じて、部分的におこない、その結果

本日の外気温度は、午後三時で、二十三度であったが、堆肥の山の上部から20センチのところでは六十五度,地面に近いところでも四十度になっていた。
糸状菌も、今までにないくらい、全面的に繁殖していた。している。

自然界のすべての植物は、すべて堆肥化できる、ただ材料によって所与の条件が異なったり、難しかったりするだけだ。

堆肥作りでも、自然の法則の一部として理解し、実行すれば、よい堆肥を作ることが出来るだろう。

嬉しい一日になった。


[16]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2009年04月20日 02時01分32秒 ) パスワード

遂に良い堆肥になりそうですか?
良かったですね〜


堆肥の上の方は65度にもなりますか。


数日前にテレビで「鶏糞」でやってるヒトが
「まだ温かいからまだ発酵中だ」
なんて言ってました。

御蔭でこういうシーンに「なに?なに?」と関心を持つようになりましたよ。
[17]がねまるさんからのコメント(2009年04月22日 13時19分21秒 ) パスワード

放線菌の話

私は、堆肥の発酵を促している細菌の総称を糸状菌と呼んできたが、これは間違っており、放線菌が正解のようだ。

見た目は、糸状菌と良く似ているが、働きが全く違う。放射菌は、土着菌とも呼ばれており、堆肥のボウシ等、善玉菌とも呼ばれている。

放線菌でよく知られているのは、ストレプトマイシン、結核の特効薬であるそうだ。

本日も体力維持の運動を兼ねてフォークによる攪拌を行った。外気温度は、十五度と少し低かったが、堆肥の温度は、55度〜40度と発酵はこの10日間順調に進んでいる。

嫌気発酵の道を閉ざして、好気発酵の道を進むこと。実際に即して、放線菌の活動を促すために、PHを9程度のアルカリ性に保つこと。空気を十分に供給するために攪拌をまんべんなく、多く行うこと。こまめに水分を補給してやること等々今回突破した経験は多い。

今までに米糠三〇キロに600円、消石灰10キロに400円投入している。

良質の腐葉土、堆肥を自然の循環の一部として、毎年再生産出来ること、エコロジーな園芸生活の基本であろう。





[18]がねまるさんからのコメント(2009年07月09日 10時02分05秒 ) パスワード

堆肥の仕上げ

仕込みから八ヶ月を過ぎた.九割方土になっている.笹竹,茅等は,ほとんど土に還元された.

三日前に最後の仕上げを思い立ち,米ぬか五キロを1時間かけて,三回攪拌した.水はおよそ,四リットルを上部にふりかけて攪拌した.今朝温度を測定してみると,四十五度以上に上がっている測定時刻午前七時の外気温度は肥料スペースは,日陰なので,22度だった.未だに発酵は条件さえ整備すれば続くわけだ.

石灰二百グラムをテストのために使った.

攪拌を終えた堆肥の上部を五キログラム程度,別途に石灰を混ぜ込み,その上に,まだ原形を留める笹竹を四,五本置いてそれも石灰にまぶしておいた.

三日後してやったりの結果を得た.笹竹には,放線菌がまぶりつくように発生していた.笹竹等の有機質は,こうして放線菌によって分解されて,土に還っていくわけだ.腐ることと発酵の仕組みが違うので,悪臭はないことも,住宅地の近くで菜園を営む私にとって好都合だ.

三年目の堆肥作りは,苦労が多かったが,得るものはそれ以上に大きかったと思う.
落ち葉から,腐葉土を作れば,三,四ヶ月で良質の腐葉土を作れるが,三月,四月の段階で,発酵の進め方を廻って,調査しながら試行錯誤を進めたことが,放線菌の意識的培養と活用にたどり着き,現代農業2006年9月号の
「米ヌカ+放線菌」で誰でも作れる放線菌ボカシ・・・他先進的な経験の発見に導いてくれた.

今後は,中古の千倍程度の顕微鏡を入手して,土壌中の放線菌の実態について調べてみようかなと今は,妄想に耽っている.
[19]がねまるさんからのコメント(2009年07月12日 21時21分49秒 ) パスワード

腐葉土作りから見えてくるもの

三年目にして気付いたことは,落ち葉が少なかったから,身近で発生していたゴミ,竹柴や茅を代用にして堆肥(腐葉土)を創ることを目指したのだったが,これは,人間の手で自然の里山の生物循環を小規模に再現したものだったということである.

私は,農業者の知恵を借りて,米ぬかを発酵促進剤として使用した.これは,森の中で腐葉土が創られる課程と比べて人工的であるが,材料が米ぬかなので自然の循環を断ち切っているものではない.

昨年に創った腐葉土は,根菜類の良質の成長を今年は保証している.

良質の堆肥を創ること,自然の恵みの中で生きることは,目を凝らして世界をみてみると,多くの先輩諸氏が既にその道を歩いている.

漁民は,良質の漁場を創るために,森に木を植える実践を既に長期にやっている.

青森県の木野部海岸一帯では,旧大畑町が,「大畑原則」を掲げて,地域環境の復元を目的とする事業を既に十数年追求している.これらは,無数の感動的な実線の一端である.

自然の循環を破壊して,進歩と自称するのではなく,自然の循環を研究し,人間として,その循環を手助けして,今日問題となっている環境破壊を克服していくこと,

その道を歩き始めている多くの先輩が居ることが見え始めたが,腐葉土作り三年の経験のポイントの様な気がする.
[20]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2009年07月15日 00時26分09秒 ) パスワード

>その道を歩き始めている多くの先輩が居ることが見え始めたが,腐葉土作り三年の経験のポイントの様な気がする.

エコを実践なさっていらっしゃって、頭が下がります。


顕微鏡は是非購入なさってください。
皮膚を見るのも面白いですよ。水虫菌とか。
[21]がねまるさんからのコメント(2009年08月19日 20時53分50秒 ) パスワード

堆肥作り三年のまとめの準備

認識が毎年、毎月発展しているのだが、最近、本屋で立ち読みした堆肥の作り方に関する農学博士の著書は、私の現状認識を裏付けてくれる。

有用土壌菌による有機質の分解過程、(発酵過程)として、堆肥作りを解説している。放線菌、糸状菌などに分類される幾多の土壌細菌の総合的な働きかけで、有機質が分解されて、土に帰っていく。その土は、有用土壌菌の温床でもある。この土、この腐葉土を堆肥として畑に使用すると、土壌を改善してくれるだけでなく、作物の悪玉細菌に対する耐性も付けてくれる。

出来上がった堆肥で次のテストをした。一月前のテストを大規模にしたものだが、堆肥の上に糠を一キロほど、石灰を二百グラムほどまいて、そこに分解途上の5〜10センチ大の葛を十本ほど置いて、二十四時間、ブルーシートで覆っておいた。
全体に放線菌、糸状菌が雪が降ったように発生していた。堆肥が土壌菌の温床であることの証左であろう。

総括しなければならないことが多いのだが、来年に向けた落ち葉、枯れ草集めをやらねばならない。それが一番やらねばならないことだ。堆肥スペースの周りは、夏草が五十センチ以上の高さに生い茂っているが、三日前から、この草をのこぎり鎌で刈ることから始めた。

二ヶ月後には、四年目の堆肥作りが始まる。それまでには、先述の著作などを購入し、3年間の経験を化学的にまとめることをやろう。

顕微鏡を覗いて、土壌菌の姿を確認することもやらなければならない。
[22]がねまるさんからのコメント(2009年08月22日 12時22分56秒 ) パスワード

化学的に記述する前にやらねばならないこと

社団法人 農産漁村文化協会発行の「堆肥の作り方・使い方ー原理から実際まで」を最近購入した。今までもお世話になってきた本なのだが、3年間の堆肥作りの実践をまとめて、来年以降に生かすための総括の視点にふさわしいと思ったからだ。

著者の藤原俊六郎氏は、現在神奈川県農業研究所農業環境部長の任にある方で農学博士である。
この本は、初版が平成3年に発行され、今年の二月に14刷を数える世間に好評の書である。

この本をじっくり読んでみて、総括の視点は、実用に即したものでなければならないと思った。微生物が関わる腐葉土化の過程を化学的に理解することは、重要で、堆肥作りに役立つのだが、そのためには、関わる諸現象の弁証法的な理解が不可欠で、時間がかかる。

今私に必要なことは、多くの人々が、堆肥作りに関わっている故に、生まれている諸説を、自らの実践を基礎にして、そのなかの有用なものを記していくことではないかと思うのです。

幸い私は女房と二人で、二枚で七十坪ほどを畑を創っています。作物は、きゅうり、なすび、ぴーまん、おくら、人参、大根、生姜をはじめ、ほとんどの根菜類です。今年は、胡麻にも手を出しました。昨年は、落ち葉で二百キロ以上の腐葉土を創ったのですが、足りずに5袋百キロほどのバーグ堆肥を使いました。もちろん、化成肥料は使います。

次回から、3年間の経験を実用に即して、簡潔に記録していきます。文書は、まず一太郎上で作成し、推敲を重ねて、理解しやすいことを目指します。

読んでくれる皆さん、よろしく・・・
[23]泥縄夫婦の片割れさんからのコメント(2009年08月22日 21時42分09秒 ) パスワード

がねまるさん

削除なさいましたら、あとかたもなくキレイサッパリ削除させて頂きますので、御遠慮なく。


それよりも「腰痛」にならないようにね。


最近日本の医者からアフリカや南アメリカの土地の人がやってる腰痛防止運動を教えてもらいました。

全く同じ運動だった(魚のポーズだった)のが面白かった
ということで教えてもらったのです。


まず朝目が覚めたら布団の上でうつ伏せになって
両足は自然に開いて膝を垂直に上げて魚の姿になる。
ゆらりゆらりユックリ左右に倒すだけ。
肘は肩幅につく。
ポイントはお腹をピッタリ布団につけておくのがコツ。
毎朝2分だけで充分。


ブラジルのアマゾンの漁師は大なまず漁に出掛ける前にこの運動をしてから行くのだそうですよ。
大なまずは60キロ〜150キロあるので釣り上げるのに腰を痛めないように自分も魚になるんだそうです。
[24]がねまるさんからのコメント(2009年08月28日 11時48分25秒 ) パスワード

堆肥の材料

3年間で、落ち葉、枯れ草、茅、小さい竹柴、葛、等使いましたが、落ち葉は、四ヶ月もあれば、土に帰ります。枯れ草もそれに準じて早い。いずれも作成に入る前にたっぷり水分を吸わせておきます。
3年目の実践では、茅の分解(発酵)に手こずりました。土に帰る目途をを付けるのに6ヶ月かかりました。一番時間がかかるのは、木質系の材料です。葛や、小竹の径5ミリ程度のものは、十ヶ月経って、未だ分解途上です。これらは、2、3パーセントの比率ですから、拾って、来年の堆肥作りに引き継ぐ予定です。

分解(発酵)促進剤

私は、3年間、米ぬかを使ってきましたが、これを続けます。十キロ三百円程度で、米を踏んでくれるところで売ってくれます。今年は、三〇キロ以上使いました。鶏糞や牛糞を使う場合、ホームセンターで売っている分解(発酵)済みのものでも良いと想います。

堆肥スペース
片側が、小竹の藪で、一メートルくらいの幅で、左右に五十メートル程度続き、一メートル程度の下り傾斜で、藪の下側にはまた畑がある。反対側は、高さ2メートルから、3メートルの上り勾配の中学校の正門への取り付け道路あり、排水路がしっかり形成されている水はけの良い場所です。 ここに二坪ほどの板の囲いをして、3年間、そこで堆肥を創っています。水はけが良いことは必須条件です。分解(発酵)の主要条件をコントロールする必要があるからです。
スペースの外側は、草藪ですが、中は、草は生えません。堆肥作成中は、六十度以上の温度が、十日間以上続くわけですから、草の種は死滅しているのです、一つだけ、例外があります。ドクダミ草です。ヒョロヒョロの白い根で堆肥の中でしぶとく生き残るのです。彼らの生命力の強さを実感しますが、私は、切り返しのたびに容赦なく引き抜き根絶を目指しています。

分解(発酵)促進の条件

前に書いておいたが、発酵を促進する条件は、酸素、温度、原料PH、水、C/N比と五つである。
先に引用した藤原博士は、含水率と炭素率を主要条件としている。含水率は、数字では、六十パーセント前後だが、状態としては、手のひらで握って、固まりになる程度、水がしみ出さない程度がそれだという。
C/N比は、畑では計りようがないが、何故重要かを理解しておくと、役に立つ。
藤原氏は次のにように書いている。「堆肥化は、微生物の働きによって行うものであり、微生物が活動するためのエネルギー源となる成分、炭素・Cや微生物が増殖するための菌体を構成する成分 窒・N等が必要である。資材中の全炭素含量を全窒素含量で除した値が二〇〜三〇程度が堆肥化に最も適している」と・・・

[25]がねまるさんからのコメント(2009年08月29日 13時38分42秒 ) パスワード

資材のこと

堆肥スペースは、昨年作り替えた。外壁材であるサイデイングの廃材を工事屋さんがだだで分けてくれる。捨てれば費用がかかるからである。大抵、幅五十センチ前後、長さ百五十センチ前後だが、畑と山の境に埋め込んで竹の進入を防いだり、堆肥保存用の小屋を造ったり、堆肥スペースの材料になったり、広範に利用できる。外壁材だから、のこぎりが使え、ねじ釘との相性も良い。
堆肥を覆うために、ブルーシートを使っている。すでに三年使い、あちこち穴が空いているが。360センチ×540センチの防水性のない厚手タイプで、ホームセンターでの価格は、二千円内外、長い方を二つ折りにして使うから、一部に穴が空いても漏水することはない。今年の雨期の雨量は、平年の倍を超えたが、堆肥が濡れることはなかった。

材料集め

堆肥の材料は、落ち葉、枯れ草などである。九月、十月は、体育祭のシーズンだから、学校の先生と相談して、生徒達が、学校の周囲の清掃で集めた、落ち葉などをビニール袋ごと貰ってくる。
堆肥スペースの周囲の二〇坪ほどの夏草が五十センチの高さに一面に被い茂っていた区域は、今は、のこぎり鎌で草を刈り取り、一部には大地が顔を覗かせている。ここで枯れ葉の入ったビニール袋を開封して、並べておいて、雨が降るのを待つ。十一月には、仕込みにはいるつもり・・・
[26]がねまるさんからのコメント(2009年10月21日 20時40分55秒 ) パスワード

十月二十一日四年目の堆肥作りの材料を集めた.

先週に妻が近くの中学校の先生と相談して,正門前のおよそ六十メートルの両側に側溝のある道路の清掃を行い,その落ち葉と側溝に詰まっている土砂を取り除いて,それを頂くことにした.

学校は,運動会も終わり,生徒を動員して,一斉清掃を行う時期ではない.しかし落ち葉は人間の都合などお構いなく秋には落ちるものだ.

午前と午後に各二時間あまり,箒とスコップとカマで清掃した.落ち葉を集める前につる切りを行い,通学道の木々に巻き付いているつるを一つ一つ切り取った.裏山の管理もしているので,木々の正常な成長を促すために,つる切りが重要であることはわかっていたし,つるを切ることで,落ち葉もきれいに集めることができた.

今年の落ち葉の特徴は,松の木の実,松ぼっくりもあることだ.松葉も勿論ある.それは,通学路の街路樹の構成が,さくら,いろいろな落葉樹,松などであるからだ.松葉は,堆肥の材料として,良いものではないのだが,それは,時間をかけて分解・発酵させて良いものに変化させたい.

午後は,学校帰りの多くの子供たちと挨拶を交わした.子供たちはご苦労様とねぎらってくれるし,こちらも青年に期待する年頃?なので,率直にうれしかった.四年目の堆肥作りは,幸先の良い出発になったようだ..

[27]空の青海のあをさんからのコメント(2009年10月22日 07時44分26秒 ) パスワード

今は落ち葉たきもしなくなって
まさか側溝の掃除をして貰えるなんて学校もビックリしたでしょうね。

その上に子供達と心の触れ合いもできて良い日になりましたね。
[28]がねまるさんからのコメント(2009年11月13日 14時30分17秒 ) パスワード

本格的な分解・発酵が始まった.

既に二週間前に,落ち葉が一定量そろった段階で,半日ほど小雨がぱらついたので,それに,三キロほどの糠をまぶして,新調したブルーシートをかぶせておいた.

五日ほど前にも,小雨が一日降ったので,これ幸いに出勤時間前に午前七時から30分ほどかけて,ブルーシートをはがして,落ち葉の山をならして内側に凹みをつけておいた.
上の落ち葉が下の落ち葉の屋根になるので,雨を横に流さなければ,落ち葉全体は,決して濡れない.この三年の経験からそれが判断できた.
昨年までは,落ち葉を使う場合,ビニールの袋に詰められた落ち葉を使ったから,雨の前に袋の天を大きく広げておけば,そこから,雨が降り込み,雨を横に流すことができたが,今年は,少し大がかりにことを始めたので,そこに一手間かかった.

昨日,二時間かけて,全面的に糠をまぶす作業をした.フオークで混ぜてみると,雨水は,半分ほどより下にはほとんど浸透していなかった.落ち葉が,フォークに刺さってうまく攪拌できない.乾燥した落ち葉が多いので仕方がない.

しかし,落ち葉を濡らさなければ,分解・発酵は,始まらないので,落ち葉にバスタブに貯めた雨水をバケツでかけながら,少量ずつ糠をまぶしていった.それで,二時間もかかってしまった.

二十四時間経った堆肥スペースに行ってみると,ほぼ全面的な分解・発酵が始まっていた.落ち葉の表面付近は,六十五度まで温度上昇し,低いところでも四十五度を超えていた.

三週間ほどこのまま置けば量は半分ほどになるだろう.その段階で,もう一度攪拌し,糠をまぶそう,バケツでの水の追加も落ち葉の底の部分では,もう二回ほど必要だろう.

本日は,四年目の分解・発酵が順調に始まったことを祝おう.
[29]空の青海のあをさんからのコメント(2009年11月15日 03時10分13秒 ) パスワード

おめでとうございます。ぺこり


腐葉土作り
やっと要領が分かって来たという感じですね。

今年は本当に大成功になると良いですね。


それにしましても野菜作りは大変な段取りが必要なんですね。
農家の皆さんに感謝を新たにしましたよ。
[30]がねまるさんからのコメント(2009年11月21日 17時40分37秒 ) パスワード

二回目の切り返し.量は半分になった

二十一日,1時間かけて二回目の切り返しを行った.堆肥の表面とまだ,湿っていない部分には,放線菌が,白く繁殖している.温度は,三十五度から,二十五度の範囲にあり.初期に必要な六十五度からは落ちてしまった.

ブルーシートは,新調したばかりで,穴は,一つも開いていない.それを二重にかぶせているから,酸素の不足だろうか.だが,放線菌の繁殖は正常だ.やはり水分の不足だろう.

あれこれ考えた末に,糠を補給し,水を乾燥した部分に追加し,フォークで上下をひっくり返すことにした.まだ,落ち葉は,フォークに突き刺さるが,最初程ひどくはない.

四年目の堆肥作り,腐葉土作りが順調に推移していることは確かなのだが,目指す,ハードルは手探りでやっていた頃より,高くなっているから,疑問は,今の方が多くなった.

今日は非番,明日と明後日は,休みだから,明日の結果を見て,また,考えることにしよう.
[31]空の青海のあをさんからのコメント(2009年11月23日 15時08分11秒 ) パスワード

難しいんですねえ。

[32]がねまるさんからのコメント(2009年11月24日 13時44分11秒 ) パスワード

難しいというか、私が、生来疑問に弱いのですね。昨年分解・発酵に苦慮していた頃、三十五度もあると、うれしくて仕方なかったのに、今年は、それでは満足できないのです。

本日は、休んで、三度目の切り返しを行いました。六十五度の発熱が再度始まったのに、・・・

分解・発酵は順調に進んでいるのに、なぜ、堆肥の山、全体で発熱しないのだろうと疑問がわくのです。仕方がないから、三日前にまだ、水分を含んでいない、落ち葉の部分が、かなり残っていたのを潰してしまおうと、休んでしまった次第。

堆肥を創るという作業は、細菌との共同作業なのだけど、こちらの水準がまだ低いから、一つ前進すると二つ疑問がわく次第、

[33]がねまるさんからのコメント(2009年11月30日 15時32分53秒 ) パスワード

二十四日に,三度目の切り返しと,水の補給,糠の追加を行った.二十九日に点検してみると,堆肥の上半分のほぼ全面で,分解・発酵が進んでいる.

四年目の堆肥作りでは,切り返しを多く行おう.好気分解を促進するためには,酸素の供給は要件であるし,切り返しで,分解の進行状況も把握できる.
[34]がねまるさんからのコメント(2009年12月28日 04時18分39秒 ) パスワード

松葉と松ぼっくりの分解・発酵

想定していたことだが,松葉の分解が,遅々として進まない.関連ブログを読み込んでみると,「油分があるために二年ほどかかる.しかし,十分に分解してしまえば,良い土壌改良材である.」とある.

十二月に入って,二度,二時間ほどかけて,切り返しと,水分補給・糠と石灰の混ぜ込みをしているのだが,分解温度は,20度程までしか上がらない.外気が12度内外だから,細々とした分解だ.

試行錯誤は,解決の王道である.松葉は,こういう手順と方法で分解・発酵すれば,良い堆肥ですよと,報告できることを目指して,今年中にもう一度手を加えよう.



[35]空の青海のあをさんからのコメント(2009年12月29日 04時22分22秒 ) パスワード

に、、、、2年ですか?
ビックリしましたが、2年ぐらいはかかるんでしょうね。

自然相手って気長に勝負ですね。
それにしても「油分」が問題だったとは見当もつかなかったです。
葉っぱが固いからかな?と思ってました。恥


そうそうクリスマスツリーの栽培の番組を見ましたが
1年や2年では、赤ちゃん、です。苗木サイズです。

何年もかけてクリスマスツリーとして売るんだなと、その気の長さに感服しました。


クリスマスツリーは油分が多く、良く、燃えます。
それで毎年クリスマスツリーから火事になるニュースがあります。
昔は蝋燭の明かりで飾ったそうです。
危ない!

今年は聞かないなと思ったら、ハワイじゃクリスマスツリーはあんまり売れないし売ってないし
うちのマンションは本物のクリスマスツリーは禁止だし。
[36]がねまるさんからのコメント(2010年02月16日 15時52分33秒 ) パスワード

手こずっている分解・発酵

長く書き込まなかったけど、手をこまぬいて居たわけではない。松葉とまっぼっくりの分解・発酵に手こずっていたのです。

落ち葉の分解・発酵が一段落した一月初旬以降、外気温度が五度以下の日が続いたこともあってか、温度上昇が止まり、堆肥の温度は、十度以下になってしまった。糠を追加し、攪拌も二回行ったが二月になっても事態は変わらなかった。

ここで以前調査していた海藻を添加してみようと思った。海藻は畑によいとの話しを聴く。彦島の花卉栽培農家の人々も、畑に海藻を入れる。北欧の漁師は、島の岩岩に海藻をかけておいて、数年の時間をかけて、岩を畑の土に変えるというテレビの放映を観たことがある。

それで、一月中に海岸で拾った海藻30キロほどを雨ざらしにしておいて、二月の初めに、堆肥に鋤き込んでみた。

一週間で効果が現れた。

今日は外気温度は五度内外であったが、堆肥の温度は、二十五度内外に上がっていた。

気を良くした私は、今年三度目の攪拌と、糠の混入、石灰、鶏糞、水の追加も行った。

残念なことは、因果関係が、判らないことである。誰が、経験があるか、因果関係が判る人、書き込んで教えてください。

もう一つの問題は、二十五度の温度は、三年間の経験とも異なることである。今までの経験では、量が五分の一から、十分の一に減る頃までは、30度から40度の温度は続いていた。

判らないことがまた増えてしまったが、一歩前進を良しとして、粘り続けよう。

[37]がねまるさんからのコメント(2010年02月17日 11時26分53秒 ) パスワード

因果関係の何故かがわからない

昨日誤った書き込みをした.

海藻を堆肥に入れると分解・発酵を促進する.この因果関係は在るようだが,何故そうなるのかが判らない.これが現状である.そこを解明しておかねば応用に難がある.

そんな時は,立ち止まっていて仕方がないので,実践的に前に進む.今回もこのやり方で進もう.

今日も休みだったので,朝の内に,女房に連れられて,1キロほど先の海岸で海藻を拾った.テングサの親戚の海藻が沢山砂浜に打ち上げられている.

30分ほどで,大きなビニル袋六枚分の百キロほどを集めた.これを二つに分けて,自宅の隣の菜園に半分,堆肥の分解促進に五十キロほどを使おう.

[38]がねまるさんからのコメント(2010年02月22日 12時45分18秒 ) パスワード

四年目の作成過程で,コバエの発生に見舞われた.

今日も先日拾ってきた海藻を50キロほど堆肥に混ぜ込んだ.
十時の外気温度が七度で,堆肥の表面から30センチ内外のところが25度あるから分解・発酵は引き続き進んでいる.

しかし,低温分解・発酵が10日ほど進んでいるからだろう.小ばえが表面に発生している.

自宅のベランダなどで小規模に堆肥を創る場合,コバエに悩まされることは,多く報告されている.発酵初期の65度段階には無かった海藻を二月の初めに添加したことが発生のもう一つの要因でもあるだろう.

後戻りすることはできないし,ネットで調べても,経験の報告はない.手探りで前進する以外にない.

毎週切り返しを実行し,発生と温度の推移を点検し,対策を講じよう



[39]がねまるさんからのコメント(2010年05月03日 14時02分02秒 ) パスワード

勝手に出来上がる

前回の書き込み後腰を痛めた.椎茸のボタ木のための伐採をしていて,それを移動させるときに痛めてしまった.

そんなわけで,この50日の間に,堆肥の山に対してやったことは,二度の切り返しだけである.

しかし,細菌は力がある.勝手に堆肥は出来上がりに向けて進んでいる.

驚いたことに,あの松葉・松ぼっくりが,海藻がほとんど姿を消している.土に還っているわけだ.二月の段階で,実は,鶏糞をベースにした堆肥と,消石灰,それぞれ,五キロ程ずつを加えて攪拌していた.水は,毎回20から40リットル程加える.

コバエも完全に姿を消した.多分二月に攪拌後に数日間程度40度を超える発熱が続いたのだろう.畑に行かず点検していないので推定でしかないが・・・

体積は,二月の段階より30パーセントは縮小している.例年の堆肥より,堆肥の体積の縮小が少ない気がするが,多分初期の段階に既に林の中で土に還っているものも,加えているからだろう.

顕微鏡で糸状菌の千倍した姿を観た.肉眼では綿状に見えるが千倍すると糸状に見える.

七月には使える堆肥に仕上がるだろう.放線菌,糸状菌,その他の細菌に有り難うと云いたい.


[40]空の青海のあをさんからのコメント(2010年05月03日 14時41分46秒 ) パスワード

ギックリ腰はもう大丈夫ですか?
これは暫くクセになりますから、お気を付けください。

重いものを持ち上げる時は腰を伸ばして持ち上げてくださいね。

また重いモノをいじるときは事前に「魚の体操」をして予防なさってください。
腹ばいに寝そべって両足を左右に倒すというブラブラさせるだけの運動です。


でも文字通りの怪我の功名でしょうか?
逆にうまく行ったということでしょうか?
腐葉土作りがうまく行ったようでラッキーでした。
[41]がねまるさんからのコメント(2010年06月06日 17時15分40秒 ) パスワード

遊びに出かけた大分県で農業大学校を出た老齢の農業者に堆肥について聞く機械に恵まれた。

四年目の堆肥作成で初めて体験した、松葉とまっぼっくりを堆肥の材料に使う是非について聞いたみた。

油分があるから、分解には時間がかかるが、良い堆肥が出来るだろうとの答えを得た。

ネット検索でも時間は二年くらいかかるが、良い堆肥が出来るとのことだった。

専門家の意見を聞いて、今年の堆肥に自信が沸いてきた。

実は、五日ほど前に最後の攪拌とおもい、一時間半かけて、糠四キロを程を追加、20リットルほどの加水もした。これで、合計40キロほど糠を10回ほどに分けて、混入攪拌したことになる。

最後の攪拌二日後に温度を測定した。外気が24度に対して、堆肥の表面下25センチの所は、38度から35度の温度だった。

まだ、低温の分解・発酵は続いているわけだ。三年間の経験で、40度代以下の低温発酵を丁寧に持続させることが、良い堆肥に繋がることがわかっている。

七月の終わりあたりに今年の堆肥を袋に入れよう。今年は、新しい堆肥を篩を通して、使おう。今年までは、分解途中の竹や木質が堆肥に残っていても、気にせずに使っていたが、今年からは目の粗い篩で選別して、来年の堆肥作りの中で完全な分解・発酵をすることにしよう。

四年間の経験の中で、落ち葉の時期に材料収集を行い、十二月から一月の寒い時期に60度以上の高温分解・発酵を始めることを定式化してきたが、当分このやり方を踏襲しよう。
[42]がねまるさんからのコメント(2010年06月08日 18時16分23秒 ) パスワード

書き忘れたこと

松葉を材料とする堆肥は、葉たばこ耕作農家が海岸の松葉林で、好んで招集し、使ったそうだ。ニコチンの成分がマイルドになるそうだ。松葉を原料とする植物性の堆肥は、畑に良い影響を与えるそうだ。

それから、豆、茄子、等、畑の作物は、堆肥の原料にはしないが、それは、連作障害を避けるために必要不可欠なのだそうだ。畑の作物は、燃やして畑に返すのが基本なのだそうな。

こんなことも教えられた。

近年、園芸関係の本で゛、連作障害を避ける方法がはやっているが、それは農家が、牛や豚を個別には育てなくなり、藁と牛糞を基本とする植物性堆肥の作成量が少なくなったことと、関連している。

それが基本であった70年代まで、連作障害は、問題に成らなかった・・・と。

私は、この五年間山の腐葉土をイメージして堆肥作りに精を出してきたが、正しい方法だった様だ。




[43]がねまるさんからのコメント(2010年07月27日 06時55分08秒 ) パスワード

早とちり

妻が出来立ての堆肥使って良いかな?と問うてきた.それで,良く点検することにした.畑に入れてから発酵を持続するようでは,作物に良くない.

明るいところで,ぴかぴかのステンレススコップに取ってみると,松葉が黒光りして半分発酵した状況で残っているのを発見した.

堆肥スペースから持ち帰った10キロほどを点検すると同様である.

引き続き,分解・発酵を持続させるために,新たな糠を7キロほど供給し,雨水を50リットルほど加えて,再攪拌した.

14時間後に点検に行くと,三十六度まで,温度が上がっている.朝六時の肥料スペースの温度は,二十五度だったから,11度の温度上昇である.

松葉は,良い堆肥になるが発酵に二年かかる・・・が,私がネット上で得た情報だった.発酵開始から,9ヶ月,高をくくっていた節が私にある.

早とちりを最後に発見して良かった.とりあえず,あと二ヶ月,発酵を持続させよう.発酵を促進するために,2,3日後に消石灰を5キロほど加えて,再攪拌しよう.

それでも,松葉が姿を変えなかったときは,隣の空き地に新たな堆肥スペースを創り,新しい堆肥は,そちらで作成を開始し,松葉堆肥は,二年越しの作成に挑戦しよう.
[44]海の青空のあをさんからのコメント(2010年07月27日 14時00分27秒 ) パスワード

松葉はなかなか手強いのですねえ。
でも良い堆肥になるなら、いいですね。


きゅうりや茄子の出来はいかがですか?
肥料作りが上手になると、やっぱり味も良いのでしょうか?
[45]がねまるさんからのコメント(2010年07月28日 08時22分07秒 ) パスワード


海の青空のあをさん 有り難うございます.

茄子は,収穫の初期です.まだ堅い,つぼみの収穫と云うところです.茄子は,晩秋にかけて,嫁に食わすな・・・になるわけです.

キュウリは,大きいのと小さいのが食べ頃になっています.食卓は,酢の物から,味噌漬けまで大賑わいです.変わったところでは,ツルムラサキがビタミン・カルシウム類の補給源になっています.

妻が,三年ほど失敗続きの末に小玉スイカの収穫に成功したのですが,虎の子の一玉をカラスに食われてしまい,その残念がり様は,落語の材料になりそうでした.

実は,松葉堆肥の件,困難を突破しそうです.

この三日間,前進があったのです.松葉堆肥の検索語で,かなりまともな資料に遭遇するようにはなっていたのですが,今一,要求にあって居ませんでした.

佐賀県の虹ノ松原保全計画の十年前のPDFファイルの中に,松葉が堆肥に成り難いのは,C/N比が50〜60と高いこと,堆肥が酸性に傾くことと二つの原因が記されていました.いずれも,分解・発酵を担当する放線菌の嫌がる環境なのです.

まず三日前に,糠と水を大量に補給し,日中に42度までの温度上昇に成功しました.

昨日の午後に,消石灰を20キロ448えんを投入しました.使ったのは,5キロほどでしたが,昨日,再度攪拌と,補水を行いました.

今朝待ちきれずに,堆肥スペースに行ってみると,52度まで温度上昇し,堆肥の表面は,放線菌で覆われていました.白い細い糸くずのようで美しいです.

一週間程,経過を観察しなければ成りませんが,これに成功すれば,松葉堆肥を一年で完熟させることができます.

登校路の並木に松の木が混じっていようとも,喜んで堆肥に出来るし,子供たちの笑顔にも会えるというわけです.

[46]海の青空のあをさんからのコメント(2010年07月28日 10時14分23秒 ) パスワード

52度ですか。

この夏の暑さだけでもしっかり暑いのに、52度の近くになんぞ行ったら、ぶっ倒れそうじゃないですか。



今年はスイカが食べられると良いですね。
みんな狙ってますからね。カラスだけじゃなくて。笑



【松葉堆肥】 
松葉は腐熟しにくいので3年がかりでじっくり堆肥化する。

松葉堆肥を苗床に用いると排水がよく、水持ちもよく、膨軟で根まわりのよい苗ができる。

       なるほどね

作り方
松林でかき集めた落ち葉の松葉を、カモボコ型に積んで、年3回ぐらい潅水し充分水をしみこませる。2年目になると湿ったところと乾燥したところができる。2年目の中ほどで湿ったところと乾燥したところを交互に積み、2年目の終わり頃米糠をまんべんなく振って切り返す。3年目になるとほとんど腐ってくるので、3年目の中ほどで過石をまんべんなく振って切り返す。4年目には腐熟した松葉堆肥を田土と交互に積み込み、2〜3ヶ月後からよく混ぜて床土として使用する。

       皆さん、いろいろなやり方で試しているのですね。
       この人は4年目でやっと「使える」状態にするんですね。



>登校路の並木に松の木が混じっていようとも,喜んで堆肥に出来るし,子供たちの笑顔にも会えるというわけです.

ですね。

今はエコ時代ですから、子供達にも良い勉強になりますよね。


ツルムラサキはほうれん草より栄養価が高いって聞きますね。

健康的な生活ですね。うらやましい〜
[47]がねまるさんからのコメント(2010年08月02日 09時27分02秒 ) パスワード

松葉堆肥 正確に記録

私が,ネット上の関連のブログを参考にしているように,このスレッドも参考にしてくれる人がいることが判った.

松葉堆肥について,新しい方向を見つけられるかもしれないという予感もあるので,現状を正確に記録したい.

堆肥の体積は,底辺140センチ×100センチ,上辺60センチ×20センチ,高さ50センチの台形をしている.容積は,380リットルである.

一週間前に,分解・発酵不十分の松葉が残っていることを発見し,再度の分解・発酵を開始させるために,その日の内に糠7キロと水50リットルほどを追加して攪拌した.もう仕上げの時期に入っていると,一月前には予断していたので,既に堆肥は,半分乾燥していた.

翌日の朝には,堆肥の温度が40度まで上がり,発酵・分解の再開を確認した.

ネット上で松葉堆肥は,酸性化するので注意を・・・との記述を発見したので,ホームセンターに走り,消石灰20キロを購入し,その内の5キロを水10リットルとともに加えて再攪拌した.翌日の朝には,堆肥の温度は,52度まで上がった.消石灰を加えて,放線菌が堆肥全面に発生していることを目視確認できた.

八月に入って,堆肥の温度は,下がり気味になり,50度を下回りはじめた.
一日に,再度5キロの消石灰を加えて,再攪拌した.水も5リットルほど加えた.

今朝の堆肥温度は,52度から48度で,これは,消石灰を追加した結果とは判断できない.水の添加,攪拌による酸素の供給など,放線菌の活動条件の改善があるからである.

この一週間,現状に手を加えずに,観察を続けよう.
今朝,新たにやったことは,松葉の分解・発酵の程度を手で判断したことである.松葉は親指と人差し指で押さえると,簡単につぶれるほどに,発酵は進んでいる.

[48]がねまるさんからのコメント(2010年08月07日 19時35分45秒 ) パスワード

正確に記録2

六日の朝,糠2キロと消石灰5キロを鋤き込んだ.七日の朝消石灰5キロを再び鋤き込んだ.この2週間で20キロすべてを鋤き込んだことになる.今は,放線菌の発生は確認できない.

夕方五時,堆肥スペースの外気温度は,三十五度,堆肥の表面に近い部分の温度は,五十五度になっている.地表に近い堆肥温度も50度ある.

外気温度は,今年の最高を記録している.堆肥の温度上昇も今年の最高になっている.分解・発酵による温度上昇が20度近い日が既に十三日間続いている.

堆肥を作り始めて.四年経っているが,毎年,落ち葉が発酵を初めて一週間程度は,六十五度まで温度は上がるが,50度の堆肥温度がこれだけ続くのは,初めての経験である.

松葉堆肥と言っているが,断っておかなければならないのは,松葉の容積比は20パーセント程度である.正確には,松葉の混じった落ち葉堆肥である.

今は,一端止まっていた分解・発酵が再進行途上なので,現状を正確に記録することに止める.
[49]がねまるさんからのコメント(2010年10月23日 06時50分49秒 ) パスワード


松葉堆肥は、七月の終わりから九月にかけて52度までの発酵分解温度を確保して、今年使える程度に仕上げた。記録は正確にとっているので次の機会に明らかにしたい。

今回の経験から、複数の堆肥スペースの必要を感じた。五年目の堆肥の材料を収集する時期にきているが、今年は、スペースを増設することを優先させることにした。

堆肥は、百坪弱の菜園では、十分な量が確保されているので・・・

今回は、形も重視しようと考えている。今のスペースの奥は、まだ30坪ほど余裕があり、そこは、六年前に、この竹藪を開墾したときの竹の廃棄場所になっていた。竹は、半分以上土に帰り、半分ほどは分解途上にあった。

それを一番奥に移動させて、新たなスペースを確保した。

ここに2.8×1.7メートルの黄金分割比のスペースを作る。少し小さいが、スコップとフォークを使うには、十分な広さである。

竹の分解自体が新たな堆肥の誕生であるが、この場所は、蔓草が独占していた。それを2週間かけて、のこぎり鎌で切りはがして、移動させた次第である。

この堆肥は、畑には使えない。蔓草、その他の雑草の種が生きているからである。植物の種の保存則に逆らうために、人間は、六十度以上の分解・発酵の過程を人為的に作り出し、畑で使える堆肥に仕上げるわけだ。

二つのスペースを活用して、小規模ながら、本格的な松葉堆肥の作成実践に踏み出そうと考えている。


[50]がねまるさんからのコメント(2010年12月08日 20時28分54秒 ) パスワード

五年目の堆肥製造計画

二つめの堆肥スペースに、三週間前に、近くの中学校の子供たちの集めた登校路の落ち葉と、私が登校路を清掃して集めた落ち葉を積み込んでおいた。雨が二回ほど降ったので、濡れてくれた。

今年は、松葉は敬遠した。生徒たちも落ち葉から、花壇用の堆肥を作っていて、松葉は、別に集めている。用務員さんと懇ろなのだが、訳を話して、松葉は敬遠させてもらった。

登校路を掃く時も松葉の落ちている松林の中は、避けて掃いた。一休みして、今年作った松葉を20%ほど含む350`ほどの堆肥の効果を検証することにしたい。

今年は、安全な道を進んで、検証を基礎に来年度より、松葉堆肥の製造を本格化させたい。

[51]がねまるさんからのコメント(2010年12月13日 19時24分56秒 ) パスワード

今後、使う用語を統一しようと思っている。今までは、藤原博士の指摘に従い、土壌菌による分解・発酵と言ってきたが、今後は、分解に統一する。各種の土壌菌が堆肥の製造過程に関わる、その初期は、温度を六十五度程度まで上昇させるし、分解が進むに従って、次第に温度上昇が下がり、落ち葉や、草や、松葉は、初期の形を変えて、茶褐色の土に還元されていく。各段階の分解に関わってくれる土壌菌にしても、放線菌、糸状菌その他多彩である。彼らがやっていることは、お酒を造る麹菌のような、発酵ではまるでない。木質から、葉っぱまでの各種の有機物、繊維質を徐々に分解していく過程が、堆肥の製造過程である。

落ち葉集めが前進した。昨日から雨が降っていて、カッパを着て落ち葉集めをすれば、二度の作業が一度で済む。濡れているから、一輪車に裸で積んでも一杯積める。四年間、天気の良い日に袋に詰めて、堆肥スペースにまで運び、雨の日にそれを堆肥スペースで裸にして濡らし、それから糠をまぶすという行程をとっていた。気づくのか遅すぎるが、今後の作業は、効率が上がるだろう。

新しいブルシートはすでに準備しているから、明日にでも、糠一袋十`をまぶして、五年目の堆肥製造の本番を迎えよう。

[52]がねまるさんからのコメント(2011年01月07日 21時19分04秒 ) パスワード

新年初めての堆肥作成作業をした。

年末年始に雨の日が多かったので、通学路の少しはずれのカーブの坂道には、雨水をたっぷり含んだ落ち葉が吹きだまっていた。これを百`ほど集めた。

二十日前から作り始めていた堆肥にこの落ち葉を追加した。

堆肥のシートをはがして驚いた。年始は、五度前後の低温の日が続いていたのだが、糸状菌が全面的に繁殖していた。堆肥作りを初めて直接体験した妻は、細菌の仕事に非常に驚いていた。温度は、今回は計らなかったが、六十度は超えていただろう。

追加した落ち葉に米ぬかを三`ほど追加して良く攪拌しシートを被せた。今はまだフォークで扱えないが、二月の初めには、それが可能になるだろう。

五年目の堆肥作りは、順調に進行している。
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