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 投稿番号:102967 投稿日:2006年11月25日 00時26分37秒  パスワード
 お名前:nyao URL=http://www2u.biglobe.ne.jp/~vanquish
読書・2006年冬 2007年冬
キーワード:海軍 歴史 読書
コメントの種類 :雑談  パスワード

今年は途中で読書スレッドが尻切れ状態になり、
一部(?)読書家の方にはご迷惑をおかけしております。
しかし読書自体は年中買っては読んでますから、
その分一挙に…じゃなくて少しずつ紹介します。
比較的タイムリーなネタから順に参りましょう。

『プリズンの満月』(吉村 昭・著、新潮社、1995年)
10月下旬にスーパーで珍しく古本ワゴンセールがあり、
旧海軍関連の本数冊をまとめて購入したうちの1冊です。
今年亡くなった吉村氏の比較的新しい著作のひとつで、
かつて東京・巣鴨にあった戦犯収容所「巣鴨プリズン」の、
設立から閉鎖・解体までの10数年間の歴史を扱ったものです。
主人公の刑務官は架空の人物ですが、
「プリズンを中心とした出来事は、すべて事実」(あとがきより)、
あまり語られなかった巣鴨の戦犯たちの実像が描き出されています。
政治ショー的な戦犯法廷だった東京裁判ですが、
USSBS(戦略爆撃調査団)が集めた証言は基本的に正確で、
旧海軍の士官たちも度肝を抜かれていたそうです。
それだけに戦時中の行動に対して全然反省してなかった人の存在、
例えば嶋田大将のように対米開戦を容認した当事者が、
自衛隊の式典に遠慮なく参加していたことに疑問を抱いていました。
(井上大将は激怒して「この恥知らずめ」と罵ったそうですが)
その謎もこの本でようやく解けたという次第。
城山三郎『落日燃ゆ』や阿川弘之『米内光政』とセットで読むと、
戦時中から東京裁判前後までの日本の歴史を、
教科書より数倍明瞭に理解できるのではないかと思います。

[1]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2006年11月25日 06時08分10秒 ) パスワード

>教科書より数倍明瞭に理解できるのではないかと思います。

教科書からは何も学ばなかった気がする・・・


>嶋田大将のように対米開戦を容認した当事者が、
>自衛隊の式典に遠慮なく参加していた

こういうの、よく聞きます。
特に日本人というのは敵に降伏してから敵の先鋒を勤めるという話をアメリカでよく聞きました。


ま、日本人の民族性かも知れないけど
一生懸命戦って負けたら潔く敵の優勢を認め恭順を示すという感覚なのかも。

例えば戦国時代一旦敵同士だったのが御味方になる場合は先鋒を勤めましたから。


最近知ったことですが
アメリカの不良少年達の出所後の受け皿の1つに、軍隊がある、というの。

なるほどなあ
アメリカ軍の行儀の悪い兵隊というのには、そういうのもいたのか
なんて思いました。

だって刑務所から出た後で再犯するのが6割いるとか
更に再再犯するのは更に何割やらいるって話ですから
軍隊に入って海外に送られてワルをやるのが確かにいるんだなあと思いました。
(兵隊さんの悪いヤツというのはアメリカ軍だけじゃないけど:木曾軍とかね)


東京裁判にインドの判事が日本側の判断を示してくれたなんてお話もありますね。
こういう人物についても教科書では紹介しないんでしょうね。


知らないエピソードなど是非お知らせを。
[2]nyaoさんからのコメント(2006年11月25日 09時10分57秒 ) パスワード
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>敵に降伏してから敵の先鋒を勤めるという話
東京裁判関係では満州事変その他で裏工作を行っていながら、
公判で内情を暴露した陸軍の田中隆吉少将が典型例でしたが、
嶋田大将の場合は事情が多少異なります。
海軍大臣として開戦を阻止できる立場にありながら、
東条英機首相に歩調を合わせて開戦を容認したばかりか、
ミッドウェーでの敗北以後の上奏報告に楽観的なメイキングを施し、
早期講和を遅らせたという二重の責任を負っていたのです。
さすがに公判中は特に弁解などしていなかったものの、
出所後ひょっこりと海上自衛隊の遠洋航海の出港式に出て、
あまつさえ壇上で堂々と挨拶までしゃべったとか。
嶋田大将と対極的だったのが井上大将と小澤治三郎中将で、
2人とも兵学校37期にして対米開戦回避論で考えが一致なら、
負け戦が込んでから中央に呼び戻され「海軍の葬式を出し」、
戦後は海軍首脳としての責任から公の場に出なかったこともまた同じ。
小澤中将はともかく井上大将の場合様々な報告書や意見書で、
対米戦回避・右傾化防止を主張していたのに嶋田大将に踏みにじられ、
相当な恨みを抱いていたから激怒するのは当然だったかな?

さてお次は「海軍軍人の模範的な行動」として紹介され、
英国で80年代に沸騰しかけた反日感情を吹っ飛ばしてしまった、
とある駆逐艦長の知られざる英雄的行動とその背景を解き明かす、
ホットな1冊を次のレスで紹介しましょう。
[3]nyaoさんからのコメント(2006年11月25日 10時25分47秒 ) パスワード
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『敵兵を救助せよ!』(恵 隆之介・著、草思社、2006年)
雑誌に新刊紹介で掲載されていたので気になっていた矢先、
ハットフル駐日英国大使館公使の講演を聴講する機会に恵まれ、
書店めぐりの末購入した本です。
1942年2月末から3月1日のスラバヤ沖海戦で連合国艦隊は壊滅、
ラプラタ沖海戦を生き延び東南アジアに派遣された英巡洋艦エクゼターや、
マレー沖海戦で生存者救助に当たっていた英駆逐艦エレクトラも、
この海戦で武運尽きついに沈められてしまいました。
しかし生存者にとってはそこからがサバイバルであり、
1昼夜海に取り残され救助の手が差し伸べられる気配もなく、
これで最期かと諦めかけていたそのとき1隻の日本駆逐艦が現れ、
米海軍の潜水艦が潜む海域にも拘らず救助活動を敢行。
そのとき救助された若い青年士官は終戦後外交官となりましたが、
当時救助してくれた駆逐艦の艦長へのお礼を述べるまでは、
死んでも死に切れないと老体を押して日本を訪れた…。
その元外交官の依頼を受け艦長の消息を追った著者が、
思いもよらぬ発見をしてしまったというのがこの本です。
特に注目すべきはその艦長…工藤俊作中佐が属した兵学校51期は、
兵学校入学まで大正初期ののびやかな社会で育ち、
兵学校では現代でも羨ましいジェントルマン教育を受けたという、
近現代の高等教育でも稀な幸運に恵まれた紳士たち。
太平洋戦争では中佐または大佐…つまり海軍を担う指揮官として出征、
敗戦までに4割近くが戦死という凄絶な経験をしていたのです。
彼らは戦死した同期生の家族の面倒を互助しつつ、
特に正木生虎・実松譲・豊田隈雄・大井篤・扇一登(いずれも終戦時大佐)などは、
太平洋戦争に関する研究および著作活動に熱心だったといいます。
その兵学校51期も2004年1月に扇大佐の病没をもって全員他界、
古き良きネイビーの伝統は本書をはじめとする文献でしか、
事実上得られぬ時代となっただけに貴重な1冊となりそうです。
[4]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2006年11月25日 11時44分12秒 ) パスワード

陸軍の田中さんでしたか(ほっ!)
海軍の田中家でしたら知らない人じゃなかったので。


本当に人間ってイヤな人がいますよね。

最近でも教育委員会が自殺高校生が出たのを知ってたのに酒つきの宴会をしてたそうで
「誰も宴会に反対しなかった」
なんてエライ人が開き直ったというか責任転嫁したというか。

教育委員会のエライ人達がこのていたらくですものね
子供達のことなんて何にも考えてないんだろうなと思ってしまいましたよ。
こういう教育委員会から任命された校長だったらヒラメ(上ばっかり見ているヤツ)だろうな。


名前が後世に残ってしまうなんて
ホント言動に気をつけなきゃいけないですね。自戒


ワタシもアメリカ人を馬鹿にする時は
いつも
(こういう部分に旧日本軍部は勘違いしてアメリカ人に勝てると思っちゃったんだろうな)
と思うことにしています。自戒 2


人間の心の動きって不思議ですよね。
広島で原爆に遭った人でも戦後アメリカに移民してますから
ワタシにはチョット理解を超えてます。

うちは父方も母方も占領したのがアメリカ軍で助かった!方でしたから
ロシア語は親から「新聞ぐらい読めなきゃいけない」と言われて学びましたが(格変化で落伍!)
親は「くれぐれも政治の難しい国(の仕事と男)は選ばないでくれ〜」と言ってましたね。


今は日本人の精神構造もちょっとは分かるし
当時の日本人の「哀しい」生き方というのもちょっとは分かるし

夏にNHKでやってた関東軍の真実という番組で
あれは
日本人入植者を屯田兵として(騙して)連れて行った
中国人からは今の2万円あたりで土地を叩いて買った(2万円あたりで追い出した)
という話が語られてました。

そんな事は日本人入植者は知らないし
日本人は大変な思いをして開墾した中国人を追い出して彼らを「匪賊」「馬賊」なんて呼んで


見てて。。。いたたまれなかった。。。。です。


だからいろいろな人の人物像を読むというのはいいですよね。
自分が見事な人間になれるよういろいろな人の一生を読むって。


ワタシなんて義兄1人の介護と遊びに来る義兄の彼女達の世話でヒーヒー言ってるけど
昔の同級生に6人介護してるのがいて更に彼女は事業もやってるのを知って
「そうか、ワタシは介護に振り回されているから壁にぶち当ってるんだなあ」
と見えて来ましたよ。

「いい人間にはなり損ねたなあ」ってね。もう改心には遅すぎた。

先日も「こんな卵はイヤ」などと拒否し続ける義兄に  ←1ダース500円もする最高級だったのに
「そんなに細かい希望を言うなら、ヒヨコから自分で育てろ」
と言っちゃいましたよ。笑


いろいろな人を見てると自分が分かりますね。私も義兄並みのわがまま人間だ、って。恥
[5]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2006年11月25日 12時07分44秒 ) パスワード

『敵兵を救助せよ!』


日本海軍にもそういうお話があったのですか。

イギリス人男性は「紳士と呼ばれたい」民族ですから
「紳士であった日本人」を尊敬してたのでしょうね。

いいお話ですね。


因みに
アメリカ人は「英雄」になりたい民族。
[6]nyaoさんからのコメント(2006年12月16日 22時45分34秒 ) パスワード
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体調不良が重なりちょっとペースは落ちましたが、
お次は地中海に浮かぶマルタ島を巡る激闘を描いた作品をどうぞ。

『イギリス潜水艦隊の死闘』(文庫版全2巻)
ジョン・ウィンゲート著、秋山信夫訳、早川書房、2003年
*原著THE FIGHTING TENTHは1991年作、1994年和訳化

第二次大戦における潜水艦作戦としては大西洋における独Uボート、
太平洋における米ガトー級の通商破壊作戦がつとに知られていますが、
多大な犠牲を伴いながらひっそりと地中海で頑張っていたのが、
サー・マックス・ホートン提督率いる英潜水艦部隊でした。
そのなかで最も苛酷な状況に放り込まれたのが、
著者ウィンゲート氏も一員だったマルタ島駐留潜水艦部隊。
原題であるTHE FIGHTING TENTHとはその潜水艦部隊、
第10潜水戦隊の愛称でありその名は今も引き継がれています。
大戦勃発から真珠湾奇襲による米国本格参戦までの2年半は、
英海軍にとって足りないものだらけの時期でしたが、
なかでも不足していたのが駆逐艦と潜水艦と海外の基地。
マルタ島はその極めつけともいえる最悪に近い状況で、
大戦前の歳出削減の影響で基地設備は不十分だし飛行機も複葉機4機だけ、
しかもシチリア島やタラント軍港など伊海空軍は目と鼻の先。
それでもジブラルタル海峡とスエズ運河のちょうど中間なので、
補給ルートを守りたい英軍としてはそこを死守しなければならず、
逆に伊軍にとっては本土とアフリカのチュニジアの航路を守る都合上、
マルタ島の英軍を一掃しなければならないという状況にあり、
激戦は必至…そして1940年夏からその激戦が始まったのでした。
英軍にとって伊海軍の大型艦は弱いし肝っ玉も小さかったので楽でしたが、
困ったことに独空軍はバトル・オブ・ブリテンで鍛えた精鋭部隊を、
フランス北西部からシチリア島まで出張させたものですからまあ大変。
さしものロイヤル・ネイビーも空襲には歯が立たず、
まとまった補給が望めないなか残る頼みの綱は潜水艦のみ!?
ところが潜水艦といえども機雷をあちこちばら撒かれては自由に動けず、
おまけに伊海軍でも小型艦艇は肝が座っていて積極果敢に振る舞い、
急造の英小型潜水艦は不慣れな戦場で1隻また1隻と失われ、
空襲による基地損壊もあって第10潜水戦隊は窮地に!
本著はそんな苦境に立たされてもユーモア精神を忘れず戦い続け、
戦勝後は多くを語らず復員していった潜水艦乗りの生き様を、
特に激戦だった1941年から43年までの3年間を軸に描きます。
苦境の程度とユーモアを見事に語った文を引用しますと…。

ある水兵の言葉を借りれば、
彼がいつも膨張式救命ジャケットを着用していた理由は、
以下のようになる−
「俺がこれまでにつかんだ唯一のエアー支援だからだ!」

笑いあり涙ありの名作をぜひご覧あれ。
[7]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2006年12月17日 00時16分35秒 ) パスワード

日本語も「ひらがな」が使われるようになって言葉遊びの枠が広がりましたが
英語って簡単な表現でホント難しいなあというのを感じました(汗)
以下は全然ピンと来なかったです。自爆

1.
>原題であるTHE FIGHTING TENTHとはその潜水艦部隊、
>第10潜水戦隊の愛称でありその名は今も引き継がれています。

「10番目」ってそういう意味でしたか。その後に「潜水艦隊」が省略されてたんですねえ。


2.
>彼がいつも膨張式救命ジャケットを着用していた理由は、
>「俺がこれまでにつかんだ唯一のエアー支援だからだ!」

なるほど「エアー」には<空気>と<空軍>が掛けてありましたか。
[8]nyaoさんからのコメント(2007年01月20日 13時21分24秒 ) パスワード
URL=http://www2u.biglobe.ne.jp/~vanquish

年を越して2007年になりましたが年末年始でまた読みましたので、
その中から選りすぐりの作品をいくつか紹介します。
またぞろ海軍ネタ連発ですが紹介する価値のあるものと自負してます。

『空白の戦記』(文庫版)
吉村昭・著、新潮社、1981年(ハードカバーは1970年)

昨年亡くなった吉村昭氏が『戦艦武蔵』執筆後に手がけた、
戦争秘録5編とフィクション1編を収めた短編集。
しかし単なる短編集で片付けるには重すぎる「空白の戦記」が、
ドキュメンタリー5編中4編を占めるという衝撃的な内容です。
以前にも彦熱で触れた旧海軍の悲惨な海難事故として、
水雷艇「友鶴」転覆事故と第4艦隊事件を紹介しましたが、
当時の軍艦建造に致命的な欠陥があったことを隠そうと、
身の毛もよだつ恐るべき秘匿策が実施されていたとは…。
さしもの海軍通たる私でさえ秘匿策までは知らなかったので、
あまりの衝撃にしばし本を伏せ瞑目しました。
阿川弘之の『米内光政』でも「友鶴」転覆について触れており、
佐世保で鎮守府司令長官を気楽に務めていた米内中将(当時)が、
この時期だけ官邸で沈鬱な表情をしていたとの記述があったのですが、
本書を読んで初めて米内さんの心中を理解できた気がします。
戦争のことを教科書に掲載するなら英雄云々よりも先に、
本書で取り上げられたような事件をきちんと紹介すべきです。
でないと太平洋戦争の愚挙を繰り返し兼ねませんので。

『二式大艇空戦記』(文庫版)
長峯五郎・著、光人社、2007年
*原作『死にゆく二十歳の真情』は1976年、読売新聞社刊

太平洋戦争末期に実施された「神風特攻」は多くの犠牲を伴いましたが、
誘導を担当した搭乗員のうち少数が幸運にも生き延びています。
彼ら生存者に共通しているのは熟練パイロットであること、
または熟練パイロットの操縦する機体の搭乗員だったこと。
必中を期するため特攻機の誘導は精確さを要求され、
そのために熟練パイロットたちが誘導担当になったわけですが、
生還の可能性は特攻本隊よりほんの僅か残されているだけ。
しかもその熟練パイロットたちも年齢的には特攻本隊とほぼ同じ、
予科練出身で二十歳そこそこの下士官が多かったのです。
本書はその数少ない特攻誘導隊から生還したパイロットが、
傑作飛行艇である二式大艇に乗り組んだ日々とともに、
特攻隊を眼前で見送ることの苦しさを綴った戦記です。
著者の言葉は数々の修羅場を潜り抜けた重みを感じますが、
「神風特攻隊は百死であり九十九死ではない、
決死隊ではなく必死隊である。」(本書より)
という一文はずしりと心の底に残ります。
[9]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2007年01月20日 14時35分48秒 ) パスワード

>水雷艇「友鶴」転覆事故

重装備が過ぎて重心が高くなって復元力が小さくなって転覆して
大勢が死んでしまい生存者が僅かで
そういう事件でしたっけ。

まだ演習で起きた事件で教訓になりました。


我が家のユーカリも隣のユーカリも結局は切りました。
ユーカリは風に強くて倒れることはまず無いのですけど
「重心」が心配でしたから、ユーカリだから大丈夫という過信は持てなかったです。

「友鶴」転覆事故では犠牲者を大勢出してしまいました。
悔やみきれない事件でした。


>決死隊ではなく必死隊である

日本人のメンタリティですね。
戦争の時のメンタリティですから平時には(アホらし)ですけどね。


新春対談で塩野七生女史が五木寛之の「今の日本では子供がいじめで簡単に自殺したり家族間で殺人を犯したりする」という言葉にこんなことをおっしゃってました。「それは平和の代償だから」と。「戦争の代償とは、生きる、ということが明確になること」と。


つまり
戦争をしている時は親(または大切な人)は息子にとにかく生きて帰って来て欲しいと願うし、息子も親(または大切な人)の生きている間に帰って来たいと願うから、親子間で(愛する人間の間で)殺し合いなんてやってられないし、子供達も明日学校に行けるか行けないかも分からない状態でクラスメートを苛めたり苛められたりしている余裕が無いから、今の日本で起きているような事件は起きないのだ、と。


塩野七生女史の本は随分読みましたけど、さすが国外にいらっしゃるせいか、日本で活躍する五木寛之が奥歯に物の挟まったような言い方に比べて彼女は相変わらずの「明快」な発言の数々でした。
[10]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2007年01月20日 14時36分27秒 ) パスワード

タイトルを2007年にも対応させておきました。
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