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去年ぐらいからだったか
毎朝の散歩にインド人のバアサン（７６歳）と御一緒するようになり
やがて「うちに来い」と言われ
（でも朝の５時とか４時台にはいくらなんでもねえ）
と断ってたんですよ、下手に行ったらウチにも早朝来るなんてなりますから。
恐ろしい。
なんとかかんとか断ってたんですけど
今朝はとうとう捕まっちゃいました。
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同じコミュニティの中の同じような外見と作りの家なので
だいたい課税評価対象額は５５万ドル〜５８万ドルあたりだと思います。
各戸微妙に好みによる変化がありますから全く同じというわけじゃないですけど
売買という具体的なお話になりますと
上記の課税評価額より何割か増しで取引されます。
でもアソコはお金をかけてたわァ〜
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１２０戸余りだったかある家の中で
この家だけは表庭の作りが「イングリッシュ・ガーデン」してるんですよ。
もともと「砂漠風」か「芝生風」のどちらかを選択するんですけど
アメリカ人は普通表庭には芝生を選ぶんですけど
毎週芝刈りするなんてとても耐えられないから我が家はしぶしぶ砂漠風にしました。
お手入れが楽ですから。
このインド人の家は芝生＋英国風にしてるんですよ。
バラをいっぱい植えて。
砂漠にバラなんてねえ。
と思ってましたが結構ちゃんと咲いてるんですよ。
それで（へえ〜）なんて感心してたんです。
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ま、同じような家ですから、各戸微妙にお金を掛けてたりしてスグに分かるようになってます。
殆どの家は３年前に入居した時がベストで
外観がどんどん劣化してます（笑）
いいなと思う外観を保ってる家は数戸で
我が家も今年はセージが伸びに伸びて
（旦那が「花がかわいそうだから切るな〜」と怒るんで）
化け物屋敷風になってます。
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お金を掛ける家は表通りとガレージの間がタイル？になってるんです。
普通コンクリの打ちっぱなしなんですけど
そこに色タイルで敷き替えてる家が数戸あります。
中も当然タイルが敷いてあるわけです。（普通）
タタキなんてコンクリで充分じゃないねえ。
うちの旦那も対抗心出して色タイルにするって言ってましたが
反対しました。
（お金の無駄じゃないねえ）
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普通そういう家は玄関ポーチの辺りも色タイルを敷いてあるもんですが
インド人のバアサンとこは玄関エリアがなんと「大理石」だったんですよ！
これにはビックリ！
玄関の内側も大理石が敷いてありました。
グラナイト（御影石）じゃなくてマーブルです。乳白色で縞のある。
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玄関入ったダイニングとリビング（家の中の公的なエリア）はカーペットでした。
これはうちも同じですけど
足の裏の触りが（毛足がうちより長いなあ）って思いました。
まさかウールじゃないと思うけど
我が家の安物カーペットよりはお金掛けてた。
あはは
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７人家族なんですけど
モノが少ないんですよ。
殆どガラ〜ンとした感じで
座るものは結構あったけどテーブルが無くて
リビングには孫達３人が輪になって勉強してたそのまま残ってました。
ファミリールームにもテレビが無かったみたいだし。
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モノがあると言ったら孫達の勉強道具とヒンズー教の神棚と孫娘のスケートのトロフィーばっか
ヒンズー教の神様は冷蔵庫の上のキャビネットに鎮座してて扉が開いてました。
卍（の反対のマーク）に ※ のように点々が打ってありました。
台所の火のところにもこのマークが赤で描かれてました。
スケートってすごくお金がかかるお稽古事なのでちょっとビックリしました。
アメリカでの大会での１等や２等のトロフィーがそこら中に置いてありました。
それからインドの何かのトロフィーとかも。
へえ〜
お金持ちなんだあ
と心の中でビックリしました。
あ、そう言えばリビングに小さいピアノ？オルガン？チェレスタ？
そんな感じの楽器が置いてありましたっけ。
ピアノでもないしオルガンでもないし。何だろ？
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ちらちらっと内部を見て裏庭に連れて行かれました。
すごい！
お金掛けてた。
普通、家の値段の２０％は庭にお金を掛けるものだそうですが、
ここはしっかりマトモなランドスケイプでした。
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当然靴を脱いで家の中に入ったんですが
裏庭もそのまま靴下のまま出ました。は〜
でもちゃんとタイルというか貼ってあって
そのまま外に出るようになってました。
サンダルが１足出てましたがバアサンがハダシ（本当に裸足）なので私は靴下のまま。
庭の３分の２がタイルというか貼ってありました。
ポーチの天井は蔦が這わせてありました。
蔦は表から見ても這ってるのが分かりましたけど
２階に向かって這ってましたので多分遮光のためかな？
日本で言うとよしず代わりみたいに。
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裏庭のドンつき正面には噴水がありました。
水は止めてありました。
（うちも夏の間は毎朝水を足すので、節水上、止めてあるのでしょう）
その両側に植物が植えてあるのですが
殆どが実のなる木でした。
無花果
桃
林檎（梨じゃないかな？形は梨だった。でも彼女は林檎だと言ってました）
葡萄
レモン
その他の植生
それから家の近くの壁に沿ってバラが１０本は植えてあったのかな？
私と夫と義兄に持って行けと言われて自分で切って貰ってきました。
（いらないのに。特に義兄なんかには）あはは
その他、庭作り途中の植木なんかが見えない所に転がってました。
帰宅してすぐに夫に報告して「うちにもレモンやいちじくを植えたい」と言いました。
夫は蜂なんかが来るからと言って絶対反対してます。
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家の中に戻ってバアサンがお茶の準備を始めました。
まず小さい鍋に水を入れて沸騰させ
生姜を擂り始めました。１０回ぐらいかな？
それからお茶の葉を入れ
砂糖を入れ（そうか、客が来た時用にお砂糖って要るんだあ）うちは蜂蜜で代用だから
牛乳を入れ
暫く煮たてて
火を止めカップに注ぎました。
お茶受けに
お米を炒ったようなもの
砂糖菓子（わさんぼんみたいな砂糖だった）
それから中華で出る麺を干したようなお菓子
お菓子はホームメイドだって言ってました。嫁さんと自分が作ったって言ってました。
他にもカシュウやピスタシオやココナッツなんか出してくれたけど
これは遠慮しときました。
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紅茶は美味しかったですよ。
ああいう手をかけたものは久しくありついてなかったので
へえ〜
なんて感動してしまいました。
紅茶に生姜なんてね。
それにブリティッシュ・ティじゃなくて
鍋でお茶を淹れるなんてね。家庭のお茶って感じでした。
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そうそうお茶だけ飲むとかお茶受けだけを食べるのは良くなくて
お茶とお茶受けを交互にしろって言われました。
そうすると胃に酸が溜まらないから良いのだそうです。
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私はやっぱり紅茶はブリティッシュ式かなと思い
ガラスのお茶容器を買わなきゃと思ってたのです。
薬缶に水を入れて沸騰させる
ガラスの透明ポットを温めお茶の葉を入れて熱湯を注ぎ、すぐに、蓋をする
（お茶の葉がガラス越しにジャンプするのを楽しむ）
蒸らしたら
温めたティ・サーバーに茶漉しを使ってお茶を移し最後の１しずくまで絞る。
やっと温めたティ・カップに分ける。
こんな感じで「ストレート・ティ」を淹れる。
ところがガラスのティ・ポットがどこに行ったか見つからないのです。
義兄宅にも無かったし。
普通どこの家でも台所に１つはあると思うけど
引越のドサクサで行方不明になったらしい。
イギリス式ティが面倒で
結局はリプトンのティ・バッグばっかり使っているので ← アイス・ティ用
最近ウエッジウッドのルース・ティで紅茶を淹れようかと思ってたところでした。
このあいだのインド洋地震の津波でセイロンなんかのお茶の葉が手に入らないのだそうです。
５缶ぐらい台所のキャビネットにあるんだけど面倒で缶も開けていない状態。
それでそんなに貴重になってるならお茶でも淹れるかと思ってたところでした。
うちは茶漉しも台所にないので買って来なくてはいけない。
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で、バアサンのやってる所を見てたら
なんとキッチンのオーブンの中にお鍋類が入ってました。
驚いた。
ま、インド人ですからヒンドゥ教徒で菜食主義者だから
肉は食べないだろうからガス・オーブンは要らないわけで
それで鍋の保管場所に使われてました。
その他、缶に入った、湿気るといけないモノが缶に入ってオーブンに入ってました。
ヨソの御宅って面白い。
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冷蔵庫の上のキャビネットは使い勝手が悪いのでウチでは開けずの間になってて
あ、神棚と仏壇みたいなのを置いたらいいかな？なんて思いました。
あはは
そうそう
バアサンの御宅の裏庭の噴水のところに象の置物がいくつかありました。
多分インド象。
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インド人の九九は１９ｘ１９までだとか
（インドでは「九九」じゃなくて「ジュクジュク」って言わなきゃ）
（ちなみにユダヤ人の九九は１２X１２までらしい）
アメリカの優秀な学生にインドの子が多いとか言われてますが
そんなのを隙間見てきました。
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我が家に戻って（うちってホントに物が多いなあ）と呆れてしまいました。
昨日も夫と「もっと大きい所に引っ越そう」なんて話してたばかり。
バアサンとこなんて我が家の引越前のようなガラ〜ンとした屋内でした。
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夫と
あのインド人の家庭ってひょっとするとインドじゃスゴイお金持ちの家庭だったのかもね
なんて話しました。
裏庭にそんなにお金を掛けるもんかねえ、と。
うちの両隣は裏庭にプールやスパを造ってるけど「庭」って感じじゃない。
うちの裏庭は「箱庭」って感じで
これからどうして行くのか方向がまだ決まってなくて
藤を植えて、なんて思ってたけど
実のなる木もいいかな？なんて思い始めてます。
でも大きく育つとコレまた困るし。
庭自体が非常に小さいので。
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なんか「隣に負けるな！」って感じで、対抗意識ムラムラで帰ってきました。
あはは
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臭いですが
バアサンとこの朝食の時間帯は御近所数軒先までカレーのにおいが立ち込めてますけど
今朝行って（多分朝食前）今日は日曜なので？朝が遅い？
家の中とか台所は玄関から入ってカレーのニオイがしてましたけど
お茶飲んでたら鼻がすぐに慣れたのか
その後全くカレーのにおいはしませんでした。
これまた不思議でした。
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だけど７人家族であの家具の少なさにはホント驚きました。
全然モノがゴチャゴチャしてない。
子供達の勉強道具なんかを片付けたら四角い部屋が四角く掃除出来ます。
うちなんて障害物が多過ぎて角を掃除すると言ったら障害物を除くのに大変。
これが面倒で春に掃除して以来とうとう夏の大掃除をしなかった。
壁にも絵なんかが殆どなかった。
壁は我が家同様プライムのまま、白いままでした。
うちは「壁がないから絵が飾れない」とブーブー言ってるのに。
３年以上住んでて、あれだけモノが無いというのは、そういう生活習慣なのかなあ？
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バアサンが自分と旦那の部屋を見ろと言って見せてくれました。
（うちは日本間もどきになってる１階の部屋。普通はメイド部屋にする所）
ベッドが置いてあるのは分かったけど
クローゼットが一面の鏡になってるのが見えたぐらいで
他に何にも置いてなかった。
ま、７畳か８畳ぐらいだからベッドを置いたら一杯一杯なんですけど。
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日本人とかアメリカ人とかイギリス人は物をいっぱい持つ傾向で
家具も所狭しと置くけど
さらに置物を一杯並べるし
だけどインド人ってクローゼットの中に収まる分しか持たないのかな？
バアサンのお散歩衣装のサリーは毎日いろいろ変わってるから
衣装持ちなんだなあ
と思ってたのですけどね。
ま、サリーは着物同様、平面状衣類だから畳んで引き出しに入れてるんだろうけど。
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さっきDIYのお店に行ったのですが
ここでインド人のおばさんの家にあったゴミ箱が
日本円で税金込みで１万円を超えて売られていると知ってビックリしてます。
風水では？
台所のゴミ箱は蓋付きにしなさいと言うそうで？
ふ〜ん
なんて思ってましたが
１万円を超えるゴミ箱なんてねえ。呆
うちのはプラスティックの数百円ぐらいのですよ。１０００円もしないと思う。
夫に言ったら「へえ〜」なんて驚いてました。
夫はその隣にあった小さな蓋付きのをシゲシゲ眺めてました。眺めてただけ。ヨシヨシ
（ゴミにお金なんか掛けるな）
と言おうと思ってたので助かりました。
インド人には驚くばかりです。
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今日義兄宅から自宅に戻った時
インド人のおばさんの孫娘（中学生ぐらい）が家の前に立って何かを待ってました。
チョ〜短いスカートを穿いて、旅行カバンを持って携帯で話してました。
まるでフィギュアスケートのコンペティションに行くところのようでした。
フィギュアはコーチの旅行代も自分が払わなきゃいけないので
普通の家庭ではとても賄いきれないと聞いています。
コンペに出られるようになると、途中でお金が続かなくなって、諦めてしまう、って。
だっけどあの女の子の足の長さたるや、まるで竹みたいに細くて長くて、
まるでナンシー・ケリガンの若い時みたいでした。
私に１５ｃｍくれたらお互いマトモになるんじゃないかなあ〜（自滅）
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