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金曜日ロスに行くことになり
わたくしは早朝出立を希望してましたが
この世の中にこれほど段取りの悪い人間はいないだろうという程の我が夫。
なんと金曜日に宅配が来ると言い出したのです。
いつ来るか分からない宅配なんぞ待てないのに
大事な薬が来るというので仕方なく。
ということで「亭主の好きな赤烏帽子」のワタクシもタラタラ洗濯なんぞして待つことになり
結局出立は午後２時を過ぎてしまいました。
昔は大掃除をして大洗濯をして「立つ鳥後を濁さず」
いつ死んでも恥ずかしくない人間でしたが
おばさんになると恥知らず。
どうでもいいや！
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それからガソリンを買いに行きました。
ガソリン・スタンドを出た時には２時半を過ぎてました。
ところがガソリン・スタンドを出た直後道路がおかしい。
なんと車が２台吹き飛んでました。
（どうしてそんな所まで飛ぶの？）
いい道なんですけどね。
広々として真っ直ぐで交通量も少ないのに。
それでも凄い事故になるので先行き不安でした。
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当日は金曜日でゴミ収集の日だったので家のゴミをちゃんと持って行ってくれたのを確認し
（時々持って行ってくれない時がありますから）
朝から午後２時までに新たに出たゴミを車に積んで途中のサービス・エリアで捨ててきました。
アメリカではそのためのサービス・エリアなので構わないのです。
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ここで時間をくって
夫は飲み物を飲んだり私はトイレに行きましたから。
そしたら道路が渋滞になってるんですよ。
更に救急車も。
この事故たるや！
右端レーンを走ることになっているコンボイ・トラックの荷台が運転部分から外れて
なんと左側レーンの更に左についてる分離壁にぶつかって引っ繰り返ってました。
そしてトヨタの乗用車が紙を丸めて広げたように皺皺になって９０度の角度で立ってました。
他に
ピック・アップ・トラック（普通の２トン・トラックみたいなの）と
ベンツが止まってました。
ベンツは全く無傷。
（次はベンツにするかな？）
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いやあ〜
サービス・エリアに寄って良かったです。
ゴミの巧妙！
その場を去る車はみんなソロソロと走り
しゅんとなってる雰囲気を感じました。
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ネバダからカリフォルニアに向かって西へ真っ直ぐ３００マイル
つまり４８０ｋｍ
カリフォルニアに入るとやがて植物検疫が待ってます。
キャリコ（ゴーストタウン）の案内の看板を見た時に思い出しました。
しまった！林檎を３つ持って来た！
今は罰金が最高２万５０００ドルなんてものじゃないですからね。
冷や汗。
でも乗用車は素通りオーケーでした。
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次がビクトービルという町で
この町に入った途端に湿気に包まれました。
お〜
海が先にある。
（車で３時間ほど先になるんですけど）
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気温４３℃のラスベガスから気温１９℃のサンタモニカに行くのに
服装に困りました。
ラスベガスは灼熱の夏
サンタモニカは冷え冷え（夏でもクーラーが要りませんから）
１年半前まで自分がどんな服装をしてたか忘れてました。
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カリフォルニアはバラマキ政権が長く続いて高速道の状態が悪いんですよ。
ラスベガスは非常に良いのですけどね。
ギャンブルのあぶく銭がありますから。
更にカリフォルニアの人口は近々６０００万になるだろう勢いだそうで
カー・プール・レーンなんてのがあって
月曜から金曜は１台に３人以上なら特別のレーンが使えます。
バイクなら１人乗りだからバイクもオーケー。
最近ハイブリッド車ならカープールを使って良いとかって話も出てましたが
政治決着がどうなったか分かりません。
でもカープール・レーンに遅い車がいたら他のレーンの方がずっと早いですしね
意味を成さないところが非常にアメリカと申しますか。
私達がロスの近くになってカープール・レーンを使おうかと考えたのは
午後７時１０分前だったのでまだ３人以上でなきゃ使えない時間帯でした。
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結構うまく流れてて
結局ホテルに着いたのは午後８時だったかしら。
４８０ｋｍを５時間ぐらいで走ったのかな。
夫が言うには「このSUV（カイエン・ターボ）は時速９０マイルを超えると御機嫌が良い」だそうです。
（時速１４５ｋｍですね）
でも凄い事故をいっぱい見てましたから怖かったです。
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サンタモニカの町はただでさえ小さな町なのに
通りも片側２車線なのに
真ん中に花壇なんぞを作っててイヨイヨ道幅を狭くして車のスピードを押さえよう
そんな町です。
久し振りに道路に車が駐車してある通りに来て夫が「運転するのが怖い」と言ってました。
ラスベガスは道路には車は一切駐車してませんから。
それに道幅も広いし車線数も多いし。
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ホテルはサンタモニカの海の近くのフェアモント・ミラマー・ホテルで
１泊２９９ドル＋税その他。
グレタ・ガルボがここに住んでたことで有名です。
見てビックリ！
車で乗り込む人は２６ドル＋税その他。
エッ？
でした。
ハワイで駐車代やタオルの洗濯代を取られてビックリしましたが
サンタモニカも駐車代を取られるのかい？
サンフランシスコも目玉の飛び出るような駐車代になることを知ってましたが。
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とにかく車から降りたら寒いのなんの。
１９度だけど海から湿った風が吹くのでその寒さたるや。
体感気温１３℃って感じでした。
ホテルの部屋の中にいろいろあったけど
フェアモント・ミラマー・ホテルのロゴ入りのインスタント・カメラは２０ドル。
お盆にぎっしり並べたお菓子を全部食べたら６２ドル。
なんせエビアン（１リットル）が６ドルなんですよ。
私はいつも食料や飲み物は持参なので手をつけませんでした。
夫にも「もったいない」と釘を刺しました。
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でもねえ・・・
フェアモント・ミラマー・ホテルにお泊りするのに
スーパーマーケットやウオールマートのビニール袋に食料を詰めたのを両手に下げて車から降りて来た私って？！
ホテルの玄関口で車から降りる客を手伝うヴァレイのお兄ちゃん達はゲッソリだったでしょうね。
（もっと安い所に泊まれ〜）なんて？
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部屋は小さかったです。
ラスベガスだったら平日１００ドルぐらいで泊まれるあたりかな？
週末料金で１５０ドルぐらいかな。
浴槽も小さかったです。
でもベッドのシーツやら掛け布団（羽）や枕が良かったです。
夫に（これ持って帰りたい）なんて言いましたよ。
ラベルを捜したけど分からなかったです。
夫も「このシーツ、足に触れても感触が無い」なんて感激してました。
しっとりしてて（湿度のせい？）
軽かった。
だけどダウン（水鳥の胸毛）がしっかりたくさん入ってるという重さはずっしり感じました。
確かに１泊３５０ドルにつく価値はありました。
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そうそうクローゼットの衣紋掛け（なんて言ったっけ？木製ハンガー？）
これもフェアモント・ホテルのロゴつきで（F)
１本もらって帰りたかった〜
素敵なのでした。
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トイレット・ペーパーもスコット製だったけど
１番良い肌触りでした。
１巻包み紙のまま残りましたが
ラスベガスに持って帰って同じのを捜したいぐらいでした。
湿気のせいかなあ？
湿度がそういう感触にさせるのかなあ？
やっぱり１巻もらってくるべきだったかも。
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ホテルの部屋からのサンタモニカ・ビーチ方向の眺めは
ハワイのビッグ・アイランドの西海岸のケアウホウの町のホテルの作りに似てました。
海があって
空があって
椰子の木が各種いろいろあって
バナナの木があって
目下にはプールがあって
寝椅子が並べてあって
でも６月のカリフォルニアは「ジューン・ウエザー」と言って
午前中はどんより曇っているのです。
だから折角のサンタモニカ・ビーチも海と空が渾然一体で水平線がみつからないグレイです。
「サニー・サンタモニカ」の名が泣く状態です。
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フェアモント・ミラマー・ホテルはウイルシャー通りになりますが
その北隣の数軒奥に
ウイリアム・ホールデンが晩年を送ったホテル？マンション？があります。
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ヴァレイ・パーキングなので自分で勝手に車を取りに行くわけにいかず
いちいちホテルの玄関にいるお兄ちゃん達に券を見せて車を持って来て貰わなきゃいけない。
当然そのたびにチップをあげなきゃいけない。
私は客の荷物を運ぶ方の仕事をしてたので
人に自分の荷物を持って貰うってのは落ち着かないのです。
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それからベッド・メーキングのチップですが
うちは「置かない」です。
というのは
部屋が１泊２９９ドル
税金その他で１泊４５ドルぐらい徴集されます。
ということは１５ドル〜２０ドルぐらいサービス料をちゃんとチャージされてるからです。
さらに余分になんとか（タオルとか枕とか）を持って来てもらう時は
そのメイドに直接チップを渡しますから。
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お水ですが
ラスベガスの水はタイヘンな硬水なんですが
サンタモニカの水もひどかったです。
高級ホテルですから処理したお水と思いますが
最初のヒトクチが変な風味。
でも次からは大丈夫。
軽いと思いました。
お風呂ですが
石鹸つけてクリクリした後お水で流すのにダンダン体がネットリしてくるのです。
油っぽいというか。
やっぱり硬水だと思いました。
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大事なことをもう１つ忘れてました。
ホテルに着いて車寄せに止めようとして目に入ったのは「ベントレイ」。
高級車はわざと人目につくところに置かれるのです。
「こんな良いお客さまに御愛顧頂いております」
という宣伝の意味です。
ラスベガスのホテルは特にこれをします。
もちろんヴァレイ係がちゃんと見張ってくれるので傷をつけられることはありませんが。
（たぶん）
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