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みなさん、おはようございます。
クリスマス休暇(?)で熊本から阿蘇、高千穂をドライブしてきましたので写真を紹介します。
「旅と鉄道」という旅行雑誌があるのですが、その冬号にかつて国鉄が延岡と熊本を連絡するために建設していた高千穂新線という鉄道路線現状を訪ねるレポートが掲載されていました。もともと、戦時中(?)の物資輸送の観点から(熊本には軍がありますし、延岡には工場がありますしね)建設が計画され、熊本、延岡両側から延伸されたものの熊本側は阿蘇の麓の高森まで、延岡側は高千穂まで完成した時点で工事が中断され現在は第三セクターによる盲腸線となっています。鉄道工事の中断は多くの場合採算面などが原因になりますがこの高千穂新線は高森側でトンネル工事中に毎分数トンの大量の湧水が発生し工事ができなくなり、やがてJRへの移行の時期が来てそのまま凍結されてしまったという作る気はあったのに完成させることができなかったという不運な路線です。
工事は昭和50年頃まで行われていましたので遺構といっても非常に立派なもので、高森側、高千穂側それぞれに現在は違う目的で利用されています。そこを訪ねることが今回の目的でした。
阿蘇の草千里です。草千里といえば緑の草原というイメージがありますけど既設が冬と言うことで茶色です。
ここからわずかの場所に高千穂新線の熊本側の工事中断箇所があって、こちらは現在湧水公園となっています。有料ですがトンネル内を散歩できます。夏はとても涼しくて良いそうです。トンネルの造作等はそのままですので、線路をひけばすぐにも列車は走れそうです。今でもきれいな湧水が続いているそうです。
高千穂側はこんな感じで地元の焼酎メーカー神楽酒造の倉庫になっていて、道の駅風になっています。トンネルの中には高千穂新線の歴史や遺構の写真が数多く展示されていて、高千穂新線ミニ博物館風です。
焼酎の樽です。
目的はこれで達成ですけど、せっかくですので高千穂観光です。冬に高千穂に来るのは初めてですが、基本的に岩場なのであまり季節は関係ないような気がしました(これこれ ^^;)。淡水魚水族館があるので見学したかったのですが、呼べど叫べど受付の方が現れず入館できなくて残念でした。今にして思えば、とりあえず無賃で入館して帰り際にお金を払っても通用したのかな・・・と思ったりもします(これこれ ^^;)。
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