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 投稿番号:102619 投稿日:2004年10月21日 23時07分49秒  パスワード
 お名前:nyao
高級自転車への道・パート4
キーワード:自転車 マウンテン ロード
コメントの種類 :雑談  パスワード

「自転車は育てるもの」スレッドの末尾で予告したとおり、新しい部品やグッズを入手したことを区切りに、高級自転車への道・パート4を開始します。
初めてこのシリーズをご覧になる方のために説明しますと、要はマウンテンバイクやロードバイクなどスポーツ用の高級自転車について、乗るときの作法や調整の仕方、さまざまな部品やグッズ、交通法規や保険などを解説するものです。

新スレッド最初のお題目は、室内で自転車を保管するためのラックと、マウンテンバイク用の高級ブレーキです。もちろん、これら以外にも自転車関連の話題を紹介しますのでお楽しみに。

[1]nyaoさんからのコメント(2004年10月21日 23時31分27秒 ) パスワード
  

注文していた品物が届いたとの連絡を受け、仕事帰りにお店に行くと、なんと職場のお偉いさんが…!自分で自転車を整備されているとの話は伺ってましたが、やっぱりお店で会っちゃいました(汗)注文していたのは室内保管用ラックと高級ブレーキ1台分、しめて約2万1千円なり。金額はともかくラックが大きいため、タイヤ2個の乗り物しかない私には輸送不可?自宅前まで届けて頂きました。

ブレーキは後回しにして、まずはラックの組立です。アパートなので壁に穴を開けるのは御法度、部分的に天井が低いので通常の自立式ラックも不可、ということで床と天井につっかい棒のような形で設置する「バイクタワー」を購入しました。伸縮可能なつっかい棒にハンガーラックを付ける簡素な構造なので、組立自体は簡単です。ただし梱包状態でも1.75mあるので、狭い部屋で組みたてる際は、あらかじめ通路など広い場所で荷解きすることをお勧めします。
今回買ったのは1〜2台用ですが、オプション追加で最大4台まで対応。しかし2台目を買う計画すら存在しないので、代わりに工具などを収納できるトレイキットを装着しました。腕っ節を必要とする作業には使えませんが、掃除や注油など軽い作業には十分使えるので便利ですよ。
なぜ自転車を室内で保管するかというと、マウンテンバイクなど高級自転車の盗難被害が絶えない社会情勢と、屋外駐輪に伴うサビなどの劣化現象を避けるためなんです。ステンレス製チェーンといえども、お外に置きっぱなしだと錆びましたからね〜(汗)
[2]nyaoさんからのコメント(2004年10月21日 23時52分39秒 ) パスワード
  

続いてシマノの高級ブレーキ装着…、の前にしっかり説明書を読みます。
メイン説明書2枚と補足1枚ですが、メイン説明書はどちらも同じ内容です。ただし世界中で使われるため、13言語でびっしりと説明!
<説明文で使われている言語>
デンマーク語、スウェーデン語、フィンランド語、ギリシャ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、日本語、オランダ語、英語、ドイツ語、フランス語、中国語

これって、語学の教材で使えそうな気がするんですが(笑)

説明書にはいくつかの警告文が書かれています。今回の高級ブレーキはレース用として開発されたもので、リミッター装備のブレーキレバーを使い、抑え気味に使用するべきであると強く主張しています。さもなければ、「通常の入力では、ブレーキの効き過ぎによる前転倒等により、重傷を負うことがあります。」(説明書より引用)
…恐ろしいブレーキだ(汗)決して、安物マウンテンバイクの標準レバーでは使用し無いように!指1本の操作でも効き過ぎて怪我しますよ〜!
[3]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2004年10月22日 01時13分05秒 ) パスワード
  

職場のおエライさんと思わぬ所で遭遇してバイク層の厚さが分かって良かったですね。
道路関係は nyaoさんにお任せを! ですね。
ふふふ


>ブレーキの効き過ぎによる前転倒等により、重傷を負うことがあります。(説明書より引用)

そうですね
晴れでも危険ですから「雨の時とか雪道は特にお気をつけ下さい」ですね。


私も瞬間を目撃したことがありますから。
[4]nyaoさんからのコメント(2004年10月22日 01時30分40秒 ) パスワード
  

説明書で言う「前転倒」とは、凄まじい制動力のため急激な荷重変動が生じ、乗っている人間が自転車の前方に投げ出されてしまうことです。特に高級なマウンテンバイクでは、泥道レースでも作動する強力なブレーキを付けているわけですが、その場合のレバー操作は人差し指1本で、基本的にちょこちょこ速度を調整するだけ。
強力な制動力に慣れない人が、普通の自転車と同じ感覚で、マウンテンバイクのブレーキレバーを思い切り引いたら大変!後輪が浮き上がるだけならまだしも、運が悪ければ人間の身体がハンドルを飛び越えて前方にオーバーシュート!!!私も1回だけやりましたが、生きた心地がしませんでしたねぇ。

参考までに、買ったブレーキはマレーシア工場製でした。堺の本社工場か小月と思ったんだがな〜〜〜。驚きの事実にショックを隠せません。
[5]ギタラさんからのコメント(2004年10月22日 11時08分36秒 ) パスワード
  

>堺の本社工場か小月と思ったんだがな

小月では、何を作ってるんでしょうね。

nyaoさんの自転車スレッド、楽しみに読んでいます。

これに刺激を受けて、20年前に作った自転車に、
再び乗り始めました(といっても公園のなかだけですが)。

フレームは足の短さにあわせたタンゲチャンピオン、ブレーキや
クランクなどNEWシマノ600で、自分で組み立てました。

15年以上室内に放置していましたので、自転車屋さんに持っていきましたが、
タイヤを交換しただけで乗れるようになりました。

チェーン切りを使ってチェーンもはずして、
cure55?で、きれいにしました。

ほぼ無音で快適に走れるようになりました。


自転車を室内で保管するかというと
[6]nyaoさんからのコメント(2004年10月22日 19時40分58秒 ) パスワード
  

>ギタラさん
ご愛読ありがとうございます。
小月の工場では「電ちゃり」にも使われている内装8段「インター8」を中心に、まだ海外での生産に向かない高級パーツを製造しているようです。

ギタラさんの話に出てくるNEWシマノ600とは、恐らくロードバイク用「600EXアルテグラ」(初代)のパーツ群だと思います。シフトインデックスを最初に組み込んだ、いわば1980年代の先端を行くパーツ群で、改良を重ねながら1990年代半ばまで市販されていました。6000番台の品番を与えられたアルテグラは、その後1990年代後半に前3段×後9段を可能とする6500番台に進化、そして今年末には後10段の6600番台へと生まれ変わる予定です。
[7]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2004年10月23日 03時30分22秒 ) パスワード

>参考までに、買ったブレーキはマレーシア工場製でした。

今は何でも思わぬ国からの輸入になってますね。
それに英語だけでなくフランス語も併記になってたりして「そういう時代」というのを痛感しています。


>20年前に作った自転車に、再び乗り始めました。

やっぱりお金はかかっても良い自転車がいいということになりますね。

[8]nyaoさんからのコメント(2004年10月26日 01時28分46秒 ) パスワード
URL=http://www2u.biglobe.ne.jp/~vanquish

新潟県中越地震や各地の水害に寄せて、今回は被災地の連絡・輸送手段としての自転車に焦点を当てます。とかく大規模災害となると交通障害が付き物で、道路半分が崖崩れなどで通れなくなったり、逆に道路自体は無事でも被災地域で渋滞が起きたりと、4輪では意外と身動きを取れないものです。阪神大震災や愛知水害では、2輪・自転車の機動力が存分に発揮され、物資および人員の輸送や情報収集・伝達に役立っていました。
サバイバル教本で名高い柘植久慶氏は、その著書のなかで「マウンテンバイクは被災地で最も役立つ交通手段である」と説いています。20〜30kgの貨物積載に耐え得ること、また悪路走破もお手のものであることに加え、自転車自体を担ぐこともできるため段差の多い地形でも移動できることが、氏の奨める主な理由になっています。
ここでは私が「緊急展開訓練」で得たノウハウも交えながら、マウンテンバイクを軸に災害救援車両としての自転車活用法を説明しましょう。

<車体に関する考え方>
1:速さではなく頑丈さを優先させる
荒れた路面で酷使することを考え、ブレーキパッドやタイヤ、チューブなどは頑丈なものに交換したうえで、予備として数セット持参します。被災地でのボランティア活動は「自給自足」が原則であり、自転車部品も例外ではありません。特にタイヤは悪路走行にきちんと対応した物を選びます。

2:ライトなどは電池を統一しておく
消耗が少なく夜間の使用にも耐えるライトは、ずばり高輝度LED型。単独で夜間使えるものはまだ限られますが、裏技としてミニマグライトのLEDコンバージョンキットを紹介しておきます。サバイバルグッズ専門卸のA&Fが扱うもので、標準のミニチュア電球と交換して使いますが、単3電池2本とは到底思えない凄まじい威力なので、専用ホルダーと併用すれば自転車のヘッドライトとしても十分使えます。

3:地図持参は当然、できればハンディGPSの携行を
見知らぬ土地での活動のみならず、勝手知った土地でも精確な位置情報を把握することは、被災地において適切な情報処理を支える重要な要素です。携帯電話のGPS機能は基地局に依存しているのと電池の消耗が激しいため、いざ災害となると使い物にならないと思われます。やはり切り札は、乾電池駆動のハンディGPS以外にありません。自転車のハンドルに装着することを最初から考えて作ってあるので、専用ホルダーで固定してカーナビ顔負けの活用を期待できます。

4:荷台単体ではなく、自転車用バッグやボトルホルダーも活用
飲料水ボトルも10リッターとなれば相当重たいもので、容積もそれなりに占領してしまいます。(これでも1人あたり3〜5日分)単純に荷台の上に荷物を載せれば、重心が極度に高くなり倒れやすくなってしまいます。そこで、重心を低くするために荷台横にバッグを装着したり、フレームにボトルホルダーを付けるなど工夫をこらします。

自転車でどれだけの装備を輸送できるのか?という疑問に対しては、マウンテンバイクで実証済みの分量を下記スレッドに記しています。
http://www.hikoshima.com/bbs/hikoshima/102068.html
[9]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2004年10月26日 03時17分48秒 ) パスワード

グッド・タイミングですね。
特にニュースで拝見する山合いの人々に物資を運ぶのに。
普通の自転車のタイヤではとても耐えられそうにないですものね。
[10]nyaoさんからのコメント(2004年10月26日 22時45分35秒 ) パスワード
URL=http://www2u.biglobe.ne.jp/~vanquish

自転車による災害救援活動は、物資の事前準備や見知らぬ土地での行動という点で、長距離ツーリングと同様の心構えが必要です。とはつまり、ひととおりの応急修理テクニックや、自転車を持参する場合は先に取り上げた「輪行」といった、技術面の心得も必要だということです。もし集団で災害ボランティアに参加し、自転車を持って行くことになる場合は、自転車用の工具も忘れずに持って行ってください。
もちろん、現地のボランティアセンターと連絡を取り、適切な需要に応じられるよう準備することが前提です。私が芸予地震でボランティア参加したときも、現地センターと直結していたボランティア団体を通じて、タイミング等を調整して赴いたものです。

さて、明日は通勤で新型ブレーキのテストを行います。今から突貫工事だ〜〜〜!
[11]nyaoさんからのコメント(2004年11月02日 00時40分18秒 ) パスワード
URL=http://www2u.biglobe.ne.jp/~vanquish

…と決意した途端に風邪を引き、一方で関西方面への取材旅行も控えていたため、新型ブレーキのテストはしばらくお預け状態です。その関西方面の取材は、屋根つき2輪車が主なテーマだったのですが、これはチャンスとばかりに自転車関連の面白いものを見つけました。

<さすがシマノのお膝元、堺市は駐輪場が多い>
フェリーで泉大津に到着し、今回の目的地である京都市を目指し、原付でひたすら北上。当然ながら堺市も通過することになり、幹線道路の脇を見ると歩道のそばに駐輪スペースが用意されてる〜。さすがシマノのお膝元です。しかし…。

<高架下は放置自転車の保管場所>
そうです!高架下には放置自転車の保管場所が、何ヶ所も設けられていたのです!まぁ積極的に駐輪場を設置しているだけに、不届き者には容赦しないということでしょうね。

<京都市は高級な自転車が多い、が・・・?>
政令指定都市であるうえ昔ながらの路地が多い京都は、自転車にとって格好の街です。高級な自転車がごく自然に街中を走っていますし、多少雨が降っても乗ってます。名刹の多い北大路界隈には自転車屋も多いのですが、某YHのスタッフはそこまでの事情は知らなかった模様。自転車で丹波地方から走ってくる人は多いそうですが。

<キタオオジタウンのシステマチックな駐輪場>
最近、北大路界隈にできたショッピングセンター「キタオオジタウン」。そこの駐輪場は立派らしいという雑誌記事を読み、「百聞は一見に如かず、百見は一触に如かず」とばかりに、無理やり原付で乗り込みました。
南北に細長いキタオオジタウンの、ちょうど東側に駐輪場の入口があり、自転車とバイクがあまり交錯しないように住み分けがなされています。ラックレールに自転車のタイヤを乗せ、ラック付属のロックバーをカチッと掛けると、電気的にロックが掛かり駐輪作業完了。原付は…、このケージ狭いぞ!うちの「でっかい原付」入るのか?悪戦苦闘の末5分かけてやっとこさ作業完了〜。土産物でも買いますか。
1時間ちょっと買い物したあと、駐輪場に戻りロック解除を行います。20箇所のエリアそれぞれに管理コンピュータがあり、その端末でコードを入力すると料金表示が出るわけですが、どうやら2時間くらいの駐輪なら無料ということで今回はタダ。ロックバーの電磁ロックが外れ、出庫できるようになります。しかし、タダでさえ狭いバイク用(というより50cc用)ケージに、125cc級の図体を無理やり押し込めたため、出すのもひと苦労。
したがって、自転車用としては文句なしのAランクですが、バイク用としては狭さが問題なのでCランクという評価になります。

<今回最大の功労者:ハンディGPS&ツーリング用地図>
31日午後はひたすら泉大津へと急ぎましたが、不慣れな道中ゆえハプニング続出!まぎらわしい標識にダマされ、狭い裏道へと突っ込む羽目になったことで、その不運はピークに!このままではフェリーに乗れないばかりか、翌朝の仕事に行けなくなる!しかし、京都を発つ前に準備していたことが、その危機を救ってくれました。
実は、ツーリング用地図で港の相対位置を確認したあと、電卓で三角関数を計算して得られた距離をチェックして、参照座標をGPSに記憶させていたのです。今回は往復ともGPSを方位誘導モードで作動させ補助的に使っていましたが、トラブル前に行っていた地図ルート走行を潔く諦め、パリダカで行われているようなGPS誘導走行に切り替えました。運良く乗船手続に間に合った私は、どうにかフェリーの車両甲板にバイクを入れ…そのトラックの森で道に迷いました(爆)
この手のハンディGPSは、自転車への搭載も十分考えて作られているので、ツーリングで持っていくと役に立ちますよ!
[12]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2004年11月02日 05時18分05秒 ) パスワード

>どうやら2時間くらいの駐輪なら無料ということで今回はタダ

ラッキー!


>不慣れな道中ゆえハプニング続出!まぎらわしい標識にダマされ、狭い裏道へと突っ込む

そうそう!
よくあります。
うちは夫婦で方向音痴なのでしょっちゅうです。


>電卓で三角関数を計算して得られた距離をチェック

そうなんですか
サイン・コサイン・タンジェントで紙の上で鉛筆なめなめ計算しなくて良いのですか。
もうスッカリ忘れました。(って、もともと駄目だった)


>そのトラックの森で道に迷いました(爆)

思わぬ所で迷子に?
でもフェリー上での迷子ならいいですね。
ふふふ


>ハンディGPS

そうですね。
ワタクシのバヤイは必要です。
上野駅の構内で外に出られなかった究極のお迷子人間なので。
[13]nyaoさんからのコメント(2004年11月07日 02時28分43秒 ) パスワード
URL=http://www2u.biglobe.ne.jp/~vanquish

予告より大幅に遅れて、先ほど新型ブレーキの装着を完了しました。今回装着した新型ブレーキは、シマノでもレース向けの上位機種扱いとされている、BR−M760という機種です。ブレーキの種別としては、Vブレーキと呼ばれる現代のスタンダードなのですが、馴染みのない方のために構造やその生い立ちを説明します。
1990年代初頭までのいわば初期のマウンテンバイクは、林道を高速で下るという目的のために、タンデム車(2人乗り用)などで使われていたカンチブレーキを付けていました。このカンチブレーキは、左右のブレーキ本体のうち片方にブレーキワイヤーを直接回し、もう片方へは「タイコ」と呼ばれる金具をブレーキワイヤーの途中に付けたうえで、タイコから伸びるサブワイヤーを固定する形式です。
カンチブレーキは比較的頑丈なのですが、時速60km以上で林道を下るためにブレーキシューの磨耗が激しく、また高速化するレースに対応するためにも、さらなる改良を必要としていました。たびたび紹介している独マグラ社の油圧ブレーキは、油圧を用いることで軽いタッチを実現しただけでなく、カンチブレーキと異なり常にブレーキシューがリム断面に対して平行に動くため、ブレーキシューの偏磨耗を防ぐことができ、安定して強力な制動力を発揮できる構造になっています。しかし、油圧ゆえに構造が複雑になりがちで、決して一般向けとはいえません。
マグラ油圧ブレーキ並みに強力で、カンチブレーキと同等にシンプルなブレーキを目指し、1993年に開発されたのがVブレーキです。カンチブレーキでいうタイコの役割を、ブレーキワイヤーのアウターケーブルの一部で代替し、ワイヤー固定側と反対側のブレーキ本体とくっつけてしまい、ブレーキレバーを引っ張ると作用・反作用の働きで両側のブレーキ本体が互いに引っ張り合う。こういう仕掛けです。
最初にVブレーキを標準装備したのは、シマノの最高級グレード「XTR」と同2番手「デオーレXT」という2つのコンポーネントで、以来度重なる改良や普及版の開発を経て、今ではマウンテンバイクの標準装備として定着しています。

今回装着した新型ブレーキBR−M760は、2004年型「デオーレXT」コンポーネントの一部を成す、いわばレース完全対応型の高級ブレーキです。今まで使っていた普及型のBR−MC40も、一応はVブレーキだったわけですが、その細部はかなり異なります。
<ブレーキシューが平行移動>
普及型ではカンチブレーキと同じく、ブレーキシューは本体に直接装着され、ブレーキシューがリムと接触する瞬間に平行となるよう調整します。構造自体は至って簡単なのですが、ブレーキシューがリム面を押す力は、リム面に対して鉛直とはならず、偏磨耗を起こしやすく無駄な力も掛かります。「XTR」および「XT」のVブレーキは初期段階からこの点も考慮して、ブレーキ本体に平行リンクを介してブレーキシューを装着しているため、ブレーキシューは平行に動きます。このため初期設定さえ適切に行えば、常にリム面を鉛直に押してくれるので、無駄なく強力な制動力を発揮できます。もっとも、この点ではディスクブレーキの方がより確実ではありますが…。
<カートリッジ式ブレーキシュー>
ブレーキシュー自体も、普及型が固定ボルトと一体型なのに対して、レース仕様はカートリッジ式を採用しています。一体型だとブレーキシュー交換のたびに、神経質な初期設定を繰り返さなければならず、寸秒を争うレースでは苦労させられます。これに対してカートリッジ式では、パッド先端のカートリッジを交換するだけで済むため、整備性が向上し調整の狂いも最小限に抑えられるようになっています。
<軽いんです>
ブレーキ自体の重量も、レース仕様である「XTR」および「XT」は軽く仕上げられています。M760とMC40を比較すると、複雑な機構を持つM760の方が、MC40よりも若干軽量(前後合計は502g対510g)だったりします。ちなみに「XTR」級であるM960だと400g…さすが最高級品は軽い!その代わり価格は2倍でございます(汗)

7日こそテスト走行と参りましょう!
[14]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2004年11月07日 12時20分58秒 ) パスワード

>予告より大幅に遅れて、先ほど新型ブレーキの装着を完了しました。

ですねえ。


>7日こそテスト走行と参りましょう!

そうですね。
[15]nyaoさんからのコメント(2004年11月07日 15時04分55秒 ) パスワード
URL=http://www2u.biglobe.ne.jp/~vanquish

装着を終えた新型ブレーキを、お昼前にテストしました。
装着自体は、今までの普及型と互換性があるため、説明書をじっくり読んだうえで取りかかれば、若干のパーツ組替えと微調整だけで済みました。正味作業時間は30分未満…早い!もっとも、私がブレーキを自力整備できるからこそ、短時間で新旧ブレーキの交換を完了できるわけでして、初めての方はもっと時間を要するものと覚悟してください。
そして試験走行開始直後、普及型と同じ感覚でブレーキレバーを握ったら、動作が軽いためにすぐブレーキが効き始め、時速30kmから瞬時にゼロ!恐ろしいほど良く効くブレーキなので、慣れるまでは急ブレーキ厳禁!同様に、慣れるまでは高速走行も控える方が良いでしょう。
安物ママチャリの制動力の感覚を1とすると、今まで乗ったパターンは概ね下記のようになるでしょうか。

安物ママチャリ 1
電ちゃり+シマノ8段(強力ブレーキ付) 2
うちのマウンテンバイク+普及型ブレーキ 4
うちのマウンテンバイク+今回のブレーキ 5

このように、普通のマウンテンバイク用と比べても強力な制動力を持つため、その取り扱いには細心の注意を払わねばなりません。したがって、この種の本格的なブレーキの導入を計画している場合は、専門店とじっくり相談のうえで購入・使用することを強くお勧めします。私自身も今回ばかりは安全に直接関わる部品ということで、ブレーキ本体の構造だけでなく、ブレーキシュー1個1個の構造や性能まで、お店でじっくり相談してから決めたほどですので…。
[16]nyaoさんからのコメント(2004年11月11日 01時29分57秒 ) パスワード
URL=http://www2u.biglobe.ne.jp/~vanquish

勢い余って(?)通勤でもテストしました。改めて気付いたのは、ブレーキの音が静かだということ。平行動作を実現したパラレルプッシュリンクのおかげで、無駄な応力を生じることがなくなり、シューの摩擦音が少なくなったのでしょう。
帰り道は雨で、障害物を避けるためブレーキを掛けたら、後輪がロックして横滑り!こういう状況には慣れているため、すぐさまブレーキを離しカウンターステアを当て、転倒することなく障害物を避けました。これまでの感覚でついブレーキレバーを握ったら、効きが少し強すぎたのでしょう。雨対策のカートリッジも数種類あるので、調達したら雨の日に喜んで(?)テストしましょう。
ともあれ全天候対応の「ツーキニスト」タイヤを、いとも簡単にロックさせちゃった新型ブレーキ。こりゃ初心者の使用は難しいです!初心者でこのブレーキを使うならば、達人の指導のもとでみっちり修行してから使いましょう!ホント恐ろしく効くブレーキですから。
[17]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2004年11月11日 01時50分09秒 ) パスワード

>試験走行開始直後、普及型と同じ感覚でブレーキレバーを握ったら、動作が軽いためにすぐブレーキが効き始め、
>時速30kmから瞬時にゼロ!
>恐ろしいほど良く効くブレーキなので慣れるまでは急ブレーキ厳禁!同様に慣れるまでは高速走行も控える方が良いでしょう


時速30kmから瞬時にゼロなんて怖いですねえ



>帰り道は雨で、障害物を避けるためブレーキを掛けたら、後輪がロックして横滑り!

雨とか凍り道とか本当に怖いですね。


>雨対策のカートリッジも数種類あるので、調達したら雨の日に喜んで(?)テストしましょう。

さすがnyaoさん。
研究のために生まれてきた男ですね。
ふふふ


>ホント恐ろしく効くブレーキですから。

そうですね、ちゃんと傾向と対策をしっかり学習してから。
[18]nyaoさんからのコメント(2004年11月12日 20時56分35秒 ) パスワード
URL=http://www2u.biglobe.ne.jp/~vanquish

今日はまたまた(?)電ちゃり試験です。
上司に頼まれ3km離れた出先へとダッシュしようと思ったら後輪ぺしゃんこ。
「空気が抜けている!」
急いでポンプで空気を入れて口金を外したらバルブからプシュ〜〜〜。
「虫ゴムが外れてる!」
どうにか処置をして急行したら既にお客さんは帰ったとのこと。
「無念!」
仕方ないので帰り道は性能テストして欠点を洗い出し。

<モーター作動は速度じゃなくてペダル回転数!>
さぞ改良されていると思ったのですが、上り坂でシフトダウンしてペダル回転数を上げたら、途端に補助モーターが止まります。8年前の製品から、この辺は全然進化してないぞ!(怒)シマノのオートマのように、ちゃんと速度域で動作させるようにしないと、膝への負担があまり軽くならないっすよ!

<ママチャリ風のフレームなので…>
…漕ぐ力を発揮できないですね〜。肩とハンドルとサドルで正三角形を形作るのが、理想的なフレーム設計なのですが、小柄な女性を念頭において設計されているためか、身長168cmで既に窮屈です。サドルの迎え角も調整が難しいので、スムーズにペダルを回すことができない。また、これは比較の問題ですが、マウンテンバイクと比べると、時速30km以上では不安定になります。下り坂を走るときは、ブレーキだけでなく安定性にも注意すべし。

乗れば乗るほど、内蔵8段ギアの素晴らしい出来と、その他の部分の駄作ぶりとの落差を感じます。せめて空気漏れだけは避けたいので、今度乗るときはバルブをスーパーバルブに替えてしまいましょうかね?一応「社用車」だし。
[19]nyaoさんからのコメント(2004年11月13日 22時34分59秒 ) パスワード
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マウンテンバイクの新型ブレーキ試験はまだまだ続きます。
今日のお題目は「長くて急な下り坂」。今までのブレーキだとブレーキシューが高温になって急激に減る、いわゆるフェード現象を頻発していた状況です。フェード現象が起きると制動力が落ちるため、慎重にブレーキ操作しなければなりません。
さすが新型高級ブレーキ、繊細なコントロールは得意なうえに、偏磨耗を極力抑える構造のお蔭もあり、今回のコースでは全然問題なし。今後は火の山登山口〜人道口でさらにテストを行い、その性能を確認する予定です。
[20]nyaoさんからのコメント(2004年11月24日 23時23分41秒 ) パスワード
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風邪をこじらせダウンして飛び石連休を台無しにした憂さ晴らし(?)、季節ネタと照明ネタの2本立てでお送りします。まずは季節ネタからどうぞ。

<真冬でも平気!?驚異の防寒グッズ>
いくつか部品調達を行うため、今日も仕事帰りに自転車屋さんに寄り、季節がら防寒グッズの話で盛り上がりました。自転車で防寒グッズとなると、ママチャリならハンドルに付けるハンドルカバーを思い出しますが、スポーツ用の自転車には付けられません。それでは、どうやって寒さを乗り切るのか?例年この時期は原付の重整備も重なるので、避けて通れない防寒対策、一挙ご紹介〜〜〜。

1:「汗を逃し熱を逃さない」スポーツタイツ&アンダーシャツ
これは以前にもご紹介したものですが、最近は各メーカーとも力作を次々投入しています。いかにして汗の蒸散と保温とを両立させるか?共通しているのは、汗の蒸散は素材本体の性能に任せ、生地の厚さで保温力を調整するというデザインです。
なお上下とも参考価格は1着4千〜5千円…、高いか安いか?やっぱり、高いですかね?でも一度使うとやめられないんですよ、この暖かさ!二輪にも応用できますので、二輪&自転車の両刀使いならば上下セットで買っても損しないはず!

2:手袋選び…保温性能を取るか?操作性能を重視するか?
店長さんと話しているうち、冬用手袋を求めてお客さんご来店。お手元は…、夏用のハーフタイプですかい?そりゃ寒いわ。
「もう、寒くて寒くて!」
「新下関駅の近所なんて、今朝は6℃でしたもんねえ」
「それじゃ、そこの手袋なんかどう?」
ということで、店長さんが陳列棚から卸したのは、登山用グッズでおなじみモンベル製。ちょっと小さかったのと、好みのデザインではなかったとのことで、自転車ウェア専門のパールイズミ製ご注文〜〜〜。
自転車の冬用手袋では概ね以下のような縫製を施されています。

手の甲…風雨をまともに浴びるため防風性と防水性を重視、なかば装甲板状態?
手のひら…汗腺が多いことと操作性を確保するため、柔軟性と透湿性を優先
その他…保温素材のほか、汗を拭う生地を外付けすることも多い

要は防風性・防水性・柔軟性・透湿性・保温性という、ともすれば相反しかねない要素をいかにまとめるかということです。これが二輪車用であれば、透湿性を犠牲にして防風性・防水性を確保できるのですが、いかんせん有酸素運動の代表格である自転車に乗るわけですから、汗との戦いは避けられない。自転車の冬用手袋は5千〜7千円と割高なものが多いのですが、上記の5要素を高次元でまとめるには、特殊素材や特殊縫製を多用せざるを得ないため、どうしても割高になってしまうのです。
私が昨冬テストしたのは、防水性を多少落として柔軟性・透湿性・保温性に振り向けた、パールイズミ・サーマフリースグローブ。時雨に遭うとしっとり濡れてしんどいですが、放射冷却で寒い晴れた朝にはうってつけ。汗を拭う生地が手の甲に付いていることもあり、通勤スプリントには最適?の一双です。今年は…時雨対策用を準備しようかな?

3:自転車用ジャケット…発汗を前提に選ぶべし
これも専用品を昨冬テストして、なかなか良い感触を得ています。特徴としては、背中(というか腰)にポケットがあり、走りながら出し入れできること。プロの自転車レース中継をご覧の方は、アシスト役の選手が背中にボトルを詰め込んで、エース級の選手に手渡す光景に覚えがあるでしょう。それと同じような目的で、背中にポケットを付けているわけです。ただし値段は1着1万円…専用設計ゆえとしておきましょう。
私はこれ以外にも中綿入りのフード付きジャケットを愛用しており、冬場は天候によって使い分けています。さすがに二輪用の「重装甲」ジャケットは、重たいうえ汗で蒸れるため却下!アンダーシャツなどと併せて、汗っかきを前提にウェアを選びましょう。
[21]nyaoさんからのコメント(2004年11月25日 00時06分24秒 ) パスワード
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憂さ晴らし第2弾は照明のお話ですが、実は「まさか!」の珍ネタです。

<ミニマグライト用LED改造キット・応用編>
お店の中古品販売コーナーに、それとなく置かれていたペン型ライト。ナショナル自転車がスポーツ自転車向けにと、ハンドルバー固定ホルダーと併せて販売している「ミニスポーツライトFF−298」です。電球の形をじっくり眺めているうち、ふと思いついたのが「ミニマグライトLED改造キット」装着。ミニマグライトとよく似た形状の電球を使っているため、ひょっとして無改造で装着できるかも?
他のパーツと併せて購入し、その場で手持ちのLEDミニマグライトから改造キットを外して、ミニスポーツライトの純正電球と交換すると…?
「点いたぁ!」
「ほ〜〜〜う、えらい明るい!」
まさかとは思いましたが、こうもあっさり成功するとはねぇ。そう、ミニマグライトと同様のミニ電球を使うペン型ライトで、電球の端子部分に改造キットを装着する直径1.2cm×厚さ3mmの余裕があれば、LED化改造を簡単に実施できるというわけ!約2300円の投資と度胸は必要ですが、試すだけの価値はありそうです。

*キット輸入元のA&F社では、ミニマグライト以外に改造キットを装着した場合の保証はしていません。また、ナショナル自転車でもこの改造により故障した場合の保証はしません。この改造はあくまで自己責任で行ってください。

ミニマグライトLED改造キットの輸入元・A&F社ホームページ
http://www.aandf.co.jp/
[22]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2004年11月25日 03時30分33秒 ) パスワード

防寒具の項は風の強い!極寒!の砂漠でのウオーキングの時に非常に参考になりま〜す。


私がやってるのは下記です:

下着は木綿は x ですね。
これは冬山登山と同じ要領。汗をかいてもただちに乾燥してくれなきゃ。
友人と「冬山登山用の下着がいいよね」と話しています。
まだサーモタイプを着ていますが。


頭部は目出し帽を被って鼻のあたりにはタオルでマスクしてます。

首の部分はシルクのスカーフをぐるぐる巻きにしてその上から厚手のマフラーをする2段構え。


最近は腕のところと足首に夫の靴下の足先を切ったものを嵌めてます。
これで下着を余分に着ている感じになり
温かくなってきたら腕輪や足輪は外せば良い。
こうして目出し帽とマフラーも外せば良い。


自転車もオートバイも「風」がねえ。
体感気温がグッと下がりますものねえ。

関節が冷えると寒さ倍増ですね。年を取ったら関節炎が出てキツイかもですよ〜
(あ、女性じゃないから関節炎は大丈夫かしら?)
[23]nyaoさんからのコメント(2005年01月27日 02時03分15秒 ) パスワード
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今年はまだ自転車に一度も乗ってない私ですが、自転車の改良はこつこつと進めています。今回はハンドル上の混雑を解消すべく、ヘッドライト2個をハンドルから45cm下のフォーク側面に移転させたのです。というのも、以前紹介した「スペースグリップ」では混雑がさほど解消されず、時速25km以上になると風鳴りが生じるなど問題があり、さりとてヘッドライト在庫6個(!)の有効な使い道も考えなければならず、色々と思案していたのです。
たまたま自転車屋に置いてあった部品を見て、「これは使える!」と思って左右1個ずつの装着を決定。もう何度も登場しているミノウラ製ですが、フォークに付けるのは盲点でした!これでハンドル上にハロゲンを2個増設したら合計4個、街明かりを期待できない山岳や長距離の夜間走行では有効でしょうが、「だったら10W以上のライトを使え」と突っ込まれそう(汗)
[24]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年01月28日 05時46分22秒 ) パスワード

>合計4個、街明かりを期待できない山岳や長距離の夜間走行では有効でしょうが

そうですね。

山道夜道は気をつけてください。
我が家の裏山はステキなドライブ・コースなんですが
夜道は行かないことにしてます。
[25]nyaoさんからのコメント(2005年03月07日 03時14分46秒 ) パスワード
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1ヶ月ちょっとブランクが空きましたので取れたての話題をば。
久々に彦島でぶらぶらしてからフェリーで向こう岸に出かけたのですが、
乗船直前に一風変わった自転車が駆け込んできました。
タイヤこそ20インチそこそこの小さなものですが、
飛行機の前脚に似たオレオ式フロントサスペンションに、
ラバーコーン式リアサスペンション…まさか…!
知る人ぞ知るモールトンの自転車だったのです!
生まれて初めて見た〜〜〜♪
普通は滅多にお目にかかれない自転車なのでオーナーに色々聞きました。
<唐戸から20分!?恐るべし9段ギアの威力>
フェリー乗船に間に合わせるべく20分でダッシュしたとのこと。
寒空の中で強風にめげず時速30kmで巡航できたの?
よく見るとレース用の9段ギア(シマノ・アルテグラ)が付いていました。
恐るべし9段ギアの実力…タイヤが小さいからとナメてはいけません!
しまなみ海道でもバイクフライデー・ポケットロケットが、
同様の改造を施され時速40kmで突っ走ってましたからね〜。
<お薦めはBSモールトン?>
英国の誇る「小さな巨人」ミニの足回りを設計した、
アレックス・モールトンがそのノウハウを惜しみなく注いだ自転車は、
生産時期や製造元の違いによりいくつかの分類がされています。
今回お目にかかったのはブリヂストンとの共同開発になる、
BSモールトンと呼ばれる比較的新しい種類のもの。
ほかのシリーズに比べ面倒がないというお話でした。
何にしても小さな自転車で前後サスペンション付ですから、
その快適さたるやママチャリの比ではないはず。
[26]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年03月07日 04時19分14秒 ) パスワード

>モールトンの自転車

メモメモ。


>飛行機の前脚に似たオレオ式フロントサスペンションに、ラバーコーン式リアサスペンション

メモメモ。
見掛けたら上記引用部分のように「声」を掛けましょう。
ふふふ

[27]nyaoさんからのコメント(2005年03月09日 03時21分11秒 ) パスワード
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モールトン自転車の設計者であるアレックス・モールトンは、
盟友サー・アレックス・イシゴニス(故人)とともに、
FF小型車の傑作ミニの設計にも深く関わっており、
ラバーコーン式サスペンションはその代表的な部品。
その足回りを自転車向けにアレンジしてあるのが、
モールトン自転車の特色のひとつです。
足回りを中心に特別設計が随所に施されているのと、
過去に大量生産したときの苦い経験から、
高品質な車体を少量生産するというのが基本方針だとか。
だから廉価版でも20万円ほどという高級車なんですね〜。
日本で主に取り扱っている2つの業者のサイトを紹介します。
いずれのサイトでもモールトン自転車の恐るべき性能が、
情熱のこもった文体や写真で紹介されています。

<ダイナベクター>
http://www.dynavector.co.jp/moulton/index.html
マニアックなホビー機材の輸入代理店として知られる同社、
何やら英国製の飛行機の模型も扱っているらしいです。
BSモールトン登場以前からモールトン自転車を扱っており、
「パシュレイ」「ニューモールトン」はこちらの商品。

<ブリヂストンサイクル>
http://www.bscycle.co.jp/catalog/folding-compact/moulton.html
かのブリヂストンがモールトン博士と泊り込みの議論をした末、
完成させたのが今回の主なネタになっているBSモールトン。
下手なロードバイクを蹴散らす性能の一端をグラフで紹介しています。
なるほど…こりゃ20万円でも安いものだ!
[28]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年03月09日 10時08分14秒 ) パスワード

キレイ!
美しいフォルムですねえ。

20万円ですか。。。

こんなのに乗ってどこかで買い物をしてたらスグに盗まれてしまいそう。
[29]nyaoさんからのコメント(2005年04月15日 22時26分00秒 ) パスワード
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また1ヶ月空いてしまいましたがその分ネタも集まったので、
ここいらで発散しておきましょう(笑)

<ついに出た!「禁断の」内蔵8段AT自転車>
マウンテンバイク並みの変速性能をママチャリに与えてしまう、
内蔵8段ギアそのものの威力はすでに別スレッドで紹介済みですが、
そのAT版「サイバーネクサス」がシマノから発表されました。
これなら暇さんも迷うことなく漕ぐだけでギアチェンジ♪
変速操作の煩わしさから解放されるため通勤通学は言うに及ばず、
長旅では整備の手間も大幅に減りお気楽極楽ツーリング、
まさに「禁断の」飛び道具なのであります。
昨年から下関市内の公道をテスト車両が走っていたようで、
小月工場に近い東行庵近辺では度々目撃されていたとか。
8段ATのパーツ単品販売は3月時点で時期未定ですが、
さっそく8段ATを採用した自転車が市場に投入され、
なかでも以前から内蔵8段にこだわっているルイガノ社は、
この8段ATを日本向けのロードバイクに組み込んで発売!
最新鋭マシンLGS−RA8はAT8段のほかにも、
ハブダイナモ(ライト用)やサスペンションフォークまで付くため、
車体重量は13.3kgとさすがにランス様専用車の2倍ですが、
それでもママチャリの6割程度と十分に軽いレベル。
ネットでは未登場ですが雑誌記事によれば価格13万円、
暇さんにはもってこいの1台だと思いますがいかが?

<新規格BAA、対応車と非対応車の違い>
昨年9月から始まった自転車業界の新規格BAA、
その規格対応の自転車が各メーカーともほぼ出揃い、
量販店でも普通にお目にかかれるようになりました。
店頭価格はBAA対応車が3万円前後で非対応車が1万円台。
BAA対応車は総じてフレーム構造がしっかりしており、
特に溶接部分は非対応車との品質差を一目で確認できます。
(盛り上がった溶接痕を無理に削って滑らかにしているのはNG)
また対応車はライトを手元で操作できるよう工夫されていますが、
ナショナル・BSなどがハブダイナモを積極的に採用する一方、
デキやマルキンといったママチャリ中心メーカーは、
普通のダイナモを強引に手元操作用へとコンバート(笑)
この辺は各メーカーの特徴が色濃く表れています。
これは!と思ったのはナショナルの高級車でして、
ロードバイクと同じ形式の強力な前輪ブレーキを搭載!
普通のママチャリと異なりブレーキ本体の歪みが少ないので、
安定した効き目を発揮できそうです。

<やっぱり激安は駄目だった…雑誌の連載テスト記事終了>
自転車専門の月刊誌『バイシクルクラブ』で2003年秋から始まった、
激安自転車テスト企画「ナナハチ号よ!どこへ行く?」が、
2005年4月号で最終回となりました。
「ナナハチ号」の名前の由来は店頭価格7800円だとかで、
近距離ではそこそこ便利だったものの高級ママチャリとの差は歴然、
そろそろ整備をと購入したお店に行ったら事実上の門前払い、
なおも各部損傷にめげず頑張ったもののとうとうフレームに損傷!
修復には数万円を要するとのことでついに廃車…。
これ以上のことは書店でお買い求めの上読んでいただくとして、
少数の高性能車と大多数の激安粗悪車に二分されてしまっている、
日本における自転車の販売・所有の実態を、
まざまざと見せ付けられた連載企画でした。
[30]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年04月16日 05時05分41秒 ) パスワード

>これなら暇さんも迷うことなく漕ぐだけでギアチェンジ♪

そうですね
私はギア・チェンジなんて複雑な操作は出来ないですからね〜



>修復には数万円を要するとのことでついに廃車…。

結局「たかくついてしまう」ですものね。
修理に数万円というのは痛いですね。


>少数の高性能車と大多数の激安粗悪車に二分されてしまっている、
>日本における自転車の販売・所有の実態を、
>まざまざと見せ付けられた連載企画でした。

やっぱり安物はダメですか。
道具だけはやっぱり良い物を持ちたいですね。


昨日義兄宅に行く途中
高校の向かいの歩道の上でヘルメット無しのバイクの女の子がパトカーのおまわりさんに捕まってました。
「歩道」の上をバイクで走ってたんでしょうけど
(呆)
でもコワイもの。
住宅地でも時速80kmぐらいで車が走ってたりするから。

私はヘルメット被るから歩道の上をチャリンコで走ってても見逃して〜
です。
[31]nyaoさんからのコメント(2005年04月19日 01時45分11秒 ) パスワード
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昨年紹介した自転車関係の交通死亡事故のなかに、
福岡県で自転車同士の衝突により生じた事故がありました。
その刑事裁判の判決が先月福岡地裁で言い渡され、
過失が重かった「加害者」に禁固1年2ヶ月・執行猶予3年という、
比較的重い有罪判決となりました。
<西日本新聞の関連記事>
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20050312/morning_news001.html

「加害者」と「被害者」はともに重大な過失を重ねていたということで、
その点を考慮して減刑し執行猶予付きとしたそうですが、
双方が犯した道交法上の違反行為をざっと並べますと…。

「加害者」側
飲酒運転:道交法65条違反
3年以下の懲役または50万円以下の罰金
夜間無灯火:道交法52条違反
5万円以下の罰金
車道の右側を逆走:道交法17条違反
3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金
わき見運転:道交法70条違反
3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金
事故現場の放置:道交法72条・刑法218条(保護責任者遺棄)違反
自転車事故のため1年以下の懲役または10万円以下の罰金
重過失致死罪:刑法211条違反
5年以下の懲役もしくは禁固または50万円以下の罰金

「被害者」側
灯火類の不備:道交法62条違反
5万円以下の罰金
夜間無灯火:道交法52条違反
5万円以下の罰金
わき見運転(走行中の携帯電話操作):道交法70条違反
3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金

しかも事故当事は雨の夜で見通しが悪いという悪天候、
そんななかで双方がこれだけのエラーを犯していたのですから、
双方相討ちにならなかっただけましというもの。
仮に被害者側に過失がなかったとしたら過失相殺がなくなるため、
最も重い量刑で懲役7年6ヶ月(執行猶予適用外)!?
*最も重い罪状の5割増
[32]nyaoさんからのコメント(2005年04月19日 02時26分42秒 ) パスワード

当スレッドの冒頭で紹介したお偉いさんと仕事帰りに会い、
自転車のブレーキの話で盛り上がりました。
その人のマウンテンバイクをよく見ると高級パーツだらけ、
ブレーキもうちのXTの2倍のお値段という最高級品XTR。
「こりゃあ効き目がすごいでしょう?」と水を向けると、
「効き過ぎてこけて怪我してもうた」(爆)
慣れているはずの達人でも扱いに困る「万力」ブレーキ、
パッド交換でお茶濁しできますかどうか、
ここはパッドの互換性がある私の自転車でも実験して、
使えそうなものを探し出しますかな?
[33]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年04月19日 02時59分38秒 ) パスワード

ブレーキの利き過ぎで大怪我するのは分かってますが慣れてる人でも怪我しますか。
私はブレーキで止めるより両足で止める方です。
ということは走らない自転車でないとやれないですね。あはは


それにしても<31>は執行猶予ついてホッとしたでしょうけど
飲酒運転に逆走はいけないですねえ。
(逆走は私もやりそう)

う〜ん・・・・
自転車も走る凶器なんですねえ。
考えちゃう。
[34]nyaoさんからのコメント(2005年05月12日 00時05分39秒 ) パスワード
URL=http://www2u.biglobe.ne.jp/~vanquish

今回はツーリングで行った「しまなみ海道」ほかの話題を、
いくつか紹介しましょう。

<とっても便利な回数券…尾道の購入場所は不便だけど>
「しまなみ海道」は7箇所の橋がありますが、
広島県道路公社が管理する尾道大橋を除く6箇所を、
本四架橋公団が管理しております。
その6箇所で使える50円券10枚つづりの回数券、
「しまなみ海道サイクリングチケット」を今回使いました。
6箇所なのになぜ50円券10枚なのかというと、
多々羅大橋100円・来島海峡大橋200円なので、
それらで各2枚と4枚使ってしまうからです。
名称はサイクリングチケットとなっていますが、
実際には125cc以下の二輪車も利用可能なので、
小銭を消耗しがちなツーリング族にとってはまさに福音。
しまなみ海道沿線の主な拠点施設で購入できますが、
尾道市内での購入場所は駅や公団事務所の並びから離れ、
300mほど歩いた先の駐車場…公団事務所でも売ってくれ〜!

<大三島橋の緩傾斜スロープは未完成…竣工は今秋?>
大三島橋の大三島側アプローチは最大斜度15%もの激坂のため、
しまなみ海道で唯一サイクリストの怨嗟を浴びつづけています。
昨年彦熱にて「緩やかなルート工事中」と紹介しましたが、
台風その他の影響か本年5月4日時点でまだ未完成です。
ただし出入り口以外はかなり舗装等も進んでいるらしく、
早ければ今秋にも利用可能となりそうです。

<松山沖の離島・中島はトライアスロンの島>
無線でお話しした方に刺激され調べましたところ、
沖縄・宮古島のアイアンマンレースほど大規模ではありませんが、
松山市沖の離島・中島(なかじま)はトライアスロンの島です。
その歴史は1986年からと宮古島に次ぐ伝統を持ち、
2004年までに19回の開催を重ねております。
それもコンスタントに300名以上の参加者を集め、
松山市・北条市・中島町合併協議会でも取り上げられるほど、
島ぐるみで盛り上がる夏の風物詩となっているそうです。
見に行きたいなぁ。
[35]一読者さんからのコメント(2005年05月16日 00時31分47秒 ) パスワード

最初は三輪車、ペダルをこいでスピードがあがると、二輪車に変身する自転車が登場しました!
http://cnn.netscape.cnn.com/ns/news/story.jsp?idq=/ff/story/0001%2F20050502%2F0729023511.htm&ewp=ewp_news_0505bike_makeover
[36]nyaoさんからのコメント(2005年05月18日 01時15分59秒 ) パスワード
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>一読者さん
これは興味深い設計の可変式自転車ですねぇ。
巡航状態になったとき完全な二輪になるのは難しそうですが、
教習用としてはなかなかの出来映えだと思います。
ただ…ホイールの強度がどうも不足しているような(汗)

上記のサイトには自転車関連のサイトへのリンクがあり、
そのひとつ"Kid's Domain"のなかの"Bike Safety Tips"は、
和訳・監修すれば立派な交通安全読本になりそうです。
http://www.kidsdomain.com/sports/bike/safetytips.html

以下要点の和訳と解説を交えて記します。

1:まずヘルメットをかぶりなさい!
「自転車がらみの頭部負傷の大半はヘルメットを適切に被っていれば防げた」
という強烈な文句があり日本人の大半はおや?と思いますが、
実は日本の交通安全白書でも似たような事実が指摘され、
自転車の死亡事故で頭部損傷が主な死因になりやすいことは、
関係者筋では常識となっております。
子供用ヘルメットは5千円前後とちょっと高い買い物ですが、
適切な着用で命が助かる確率が高まるならば安いものだと思います。
ついでに手袋の着用もお忘れなく。
ちなみに西海岸の某州ではヘルメット着用を義務化したそうです。

2:通行量の多い道路では乗らない!
「10歳未満の場合、乗るなら親と同伴のこと」
…至極ごもっともですが厳密には子供と親の理解次第かな?
日本では自動車免許を持つ大人でさえ、
自転車の適切な乗り方を知らない人が多いのですから。

3:子供の身の丈に合った自転車を選びなさい!
まだ小柄な子が大きな自転車に乗っているという構図は、
中学生くらいの年代ではよく見る光景ですが、
確かに危なっかしいといえば危なっかしい。

4:法令を守り手で合図を出すこと!
手で合図を出すことは何も自転車に限った話ではなく、
自動車や二輪車でも方向指示灯が故障した場合などは、
手で合図するよう法令で義務付けられています。
ちゃんと自動車学校の教則本にも掲載されていますので、
知らない方や忘れた方はよく読んで覚えましょう!
知らないままだと合図の意味が判らず事故になりますよ〜。

5:道路上の障害物に気をつけよう!
これは二輪にも言えることですが道路の端を走行するため、
特に端っこの路面状態が悪いと危険な状況に陥りがちです。
また自転車・歩行者・その他車両を問わず飛び出しの危険もあり、
常に周囲に気を配りながら運転する必要があるのは当然。
よそ見をしている暇は1秒もないっすよ!

6:自転車の安全確認も忘れずに!
整備不良の車体で事故になったら、
自転車といえども法令違反で処罰の対象となります。
そうでなくても故障車両は危ないのですから、
日ごろの整備をお忘れなく。

7:光を反射しやすい衣類を着よう!
反射たすきや反射材つきジャケットなどはおすすめ。
夜間の灯火類使用義務については言うまでもないのですが、
油断してか夜灯火を点けず走っている人が相変わらず多い!
人間の目は自分で思っているほど器用じゃないんです。

8:道路の右端を通行しよう!
日本と英国ならば左端ですよ〜!(笑)
まあ要は自動車と基本的に同じように走りなさいということ。
「自動車から見てもその方が安全で回避しやすいんだから!」
…そのとおり!

9:左見て右見てまた左を見よう
これまた日本と英国ならば「右見て左見てまた右を見よう」(笑)
まあ車道に出るときはそれくらい用心しようということで。

10:「(2人以上で走る場合は)縦1列で走りなさい!」
2列以上で併走すると危なっかしいですよ〜。
ちょっとしたミスで外側の人間が危険地帯に放り出されますから。
それに先導者の手信号が見えにくくなるのでこれまた危険。

11:交差点を通るときは押し歩き
「人込みを通るときは必ず押し歩き」というのは理解できます。
自転車で高速走行してる人たちにとって「交差点で押し歩き」は、
屈辱であると同時に歩行への移行時に追突されたりする危険があり、
必ずしもお勧めできない方法なのですが、
子供の場合は押し歩きの方が無難でしょうね。

12:何が何でも歩行者優先!
これまた法令上の基礎知識として覚えていただきたい項目。
歩道で自転車のベルを鳴らして歩行者に「合図」している人〜、
「歩行者妨害」「警音器の濫用」で二重の法令違反ですよ!

13:ヘッドホン付けて走るんじゃねえ!
注意散漫どころか周囲の音を聞き漏らして危険です。
携帯電話に至っては言語道断。
[37]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年05月18日 01時45分25秒 ) パスワード

"Bike Safety Tips"

これは本当に参考になりますね。


ヘルメットは本当に大切。
とにかく頭を打つというのは助かっても後々痴呆になる危険性がありますからね。

複数で走る時は必ず一列を守って欲しいです。
フラフラ2列で走ってるのに遭遇するとオロオロします。

交通量の多い所では乗らない方がいいですね。
我が家の御近所の道路はちゃんと自転車専用レーンがあるんですが一部クルマと重なりますから危ない。

9の左見て右見てまた左を見よう
これは・・・クルマは1秒後にどこにいるか予測がつかないので・・・本当に怖いです。
特にうちの夫のようにハンドル握ると人格の変わるのが多いですから・・・ホント危険。
[38]nyaoさんからのコメント(2005年05月24日 23時59分43秒 ) パスワード
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週1回は自転車通勤をと心がけるようになり、
今日は気分転換ついでにヘッドライトの位置を模様替え。
ハンドル上の増設マウントにLEDヘッドライト2個を付け、
ハロゲンライトはフォーク横の増設マウントに移して、
フォグライト風に使うことにしました。
新調した手袋ともども明日の通勤でテスト予定です。
さて市役所で「消費者月間パネル展示」が行われているとのことで、
自転車に関係する小冊子を2ついただいてきました。
いずれも国民生活センターが発行したものです。
ついでに交通事故総合分析センターの小冊子もご紹介。

<折りたたみ自転車が壊れてけが>
走行中にフレームがぐにゃ!ペダルがばきっ!という、
ショッキングな事故が紹介されています。
これらの事故は主に設計や製造の段階で生じる、
いわばメーカー側の重大な過失が原因となっていますが、
その多くは低価格の自転車に集中しています。
また自転車は販売店で最終組み立てや調整を行うことが多いため、
店側の整備技術が低いために生じる事故も少なくありません。
繰り返しになりますが「激安」自転車には安易に飛びつかないように。

<電動スクーター>+<電動車いすの交通事故>
簡単な構造で非常に安い電動スクーターが、
一時期量販店で堂々と売られていた時期がありました。
「免許不要」とか「公道走行可能」とか宣伝していましたが、
実は「公道不可」のお粗末な車体が多かったのです。
モーターで動く乗り物を法令上の区分で分けると、
概ね下記のように分類できます。
1:電動車いす…最高時速6km以下、3輪か4輪、車道通行不可
(電動車いすは歩行者扱いの乗り物です)
2:電動補助動力付き自転車…低速域で人力を補助、高速域でモーター停止
(いわゆる電動アシスト自転車のことです)
3:電動バイク…モーターのみで動くもの、2輪または3輪、歩道通行不可
*出力0.6W以下ならば原付免許、それ以上は2輪免許が必要
4:電動ミニカー…3輪または4輪、出力0.6W以下
*4輪免許が必要です
5:電気自動車…3輪または4輪、出力0.6W以上

このうち量販店で扱っていた電動スクーターは、
電動バイク(原付扱い)に分類されるものであり、
2輪車の保安基準に従って製造・運用されなければなりません。
当然ながらナンバープレートの取得も必要なのですが、
量販店の商品は多くがライトやブレーキなどに不備があり、
到底公道走行に堪えるものではありませんでした。
販売すること自体は違法ではないのですが、
保安基準を満たさない商品については「公道不可」と明示するよう、
要望が出されたあとは店頭からかなり消えた模様です。

電動車いすについては普及とともに事故も増大したため、
3年ほど前から講習会が各地で行われるようになりました。
事故の原因の多くは加害者である自動車等の不注意ですが、
電動車いす自体にもさまざまな問題点があることが報告されています。
車高が低く(せいぜい1m程度)自動車等から見えにくいとか、
逆に周囲の確認が難しいというような視認性の困難はもちろん、
ダンパーが皆無に近いため段差の多い箇所を避けなければならない、
といった悩みを抱えているのです。
また「歩行者扱い」であることを知らないのか車道のど真ん中を、
自動車等と同じように通行していた事例もありまして、
車道のど真ん中を走る電動車いすを目撃したときは目を丸くしたものです。
分析報告では安全教育の制度化を勧告する一方、
自転車などと同じくヘルメット着用や反射材等の使用が、
安全上「有効だと思われる」としており私も同意見です。
[39]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年05月25日 06時02分45秒 ) パスワード

こちらはニャオさんで良いのですね(笑)


    <折りたたみ自転車が壊れてけが>
     走行中にフレームがぐにゃ!ペダルがばきっ!
     その多くは低価格の自転車に集中しています。

これはコワイですねえ。
でもこういう不注意というのは有り得ますねえ。
別に折り畳み自転車でなくても。


    <電動スクーター>+<電動車いすの交通事故>

実は我が家の入ってるコミュニティの子供の間で電動スクーターが流行ってて暴走やってます。
怖いですよ〜


電動車椅子の方は義兄が毎日壁に激突し家の中を破壊しています。
壁や角やらが崩れてます。

ちゃんと使用しないとウッカリ足を挟んで骨折する危険せいがありハラハラしています。
でも義兄は「設計ミス」などとほざいてますが、使用書を読まずに乗る人には困りますねえ。


>車高が低く(せいぜい1m程度)自動車等から見えにくい

アメリカでは戸外で使用する時は旗を立てるんです。
たいてい赤色のハタです。
国旗の人もいますけど。
でも確かに車道を車椅子で走るのは迷惑ですよね。
(日本の場合は・・・・道路自体に問題があって歩道のない所もありますものねえ)


>ヘルメット着用

義兄に「ヘルメットをカブれ」と言ってやろうかしら?
カウンターとか出てる所にバックして頭を打ちますからねえ。
[40]nyaoさんからのコメント(2005年05月27日 21時38分08秒 ) パスワード
URL=http://www2u.biglobe.ne.jp/~vanquish

予告どおり水曜日は自転車通勤でいい汗をかき、
模様替えや再整備を行った灯火類も好感触でした。
もっとも昨日午後から体調を崩し38℃台の発熱…(汗)

さて当日の帰り道は関門トンネル人道口で休憩&情報収集のため、
7年前から付き合いのある警備のおじさんとあれこれ話していたら、
クライン社製の高級ロードバイク(レース用自転車)が接近、
互いにお疲れさまと挨拶を交わしたあと先方からこんな質問が。
「あの幅広のテールライトはどこで手に入るんですか?」
私の自転車には6年前から幅広のテールライトを付けており、
その日も安全確保のため走行中はフル稼働させていて、
休憩中も事故防止のため点滅モードで作動させていたのです。
「専門店なら簡単に手に入りますよ。在庫がなければ注文できますし」
「へえ〜。大きくて目立つからいいな〜って思いましてね」
「今は2千円台で手に入ります。これは初期型で4800円でしたが」
先方のテールライトを見ると幅が私の物の半分以下。
もちろん幅が小さくても光の到達距離そのものは変わりませんが、
ワイドなものならばLEDの数を簡単に増やせるので、
そのぶん目立って実質的により遠くから確実に識別してもらえます。
代わりに電池の消費が激しくなるのは仕方なし…。
夏至がいよいよ近づき日没時間が遅くなってはいますが、
それでも午後5時を過ぎると西日で日陰が長くなったり、
逆光を受けたりで視認性が極端に落ちるため、
自転車でも…いや自転車だからこそライトオンが必要になります。
ロードバイクの方がテールライトについてお尋ねになったのは、
恐らくその辺りを気遣ってのことでしょう。
[41]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2005年05月29日 02時13分04秒 ) パスワード

>「今は2千円台で手に入ります。これは初期型で4800円でしたが」

値段が下がるっていいですね(珍)


>代わりに電池の消費が激しくなるのは仕方なし…。

仕方ないけど面倒ですよね(笑)


>先方のテールライトを見ると幅が私の物の半分以下。

安全は最優先ですからね。
2000円台で買えるなら早めにどうぞですね。
[42]nyaoさんからのコメント(2005年06月09日 00時02分20秒 ) パスワード
URL=http://www2u.biglobe.ne.jp/~vanquish

自分で長文書いておいて何ですが、
このスレッドも結構長くなってきましたので、
そろそろ新しいスレッドに切り替えたいと思います。
続きは新スレッドでどうぞ〜!
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