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 投稿番号:102246 投稿日:2003年06月23日 22時33分20秒  パスワード
 お名前:nyao
100周年ツール、開幕直前!
キーワード:ツール・ド・フランス 自転車
コメントの種類 :雑談  パスワード

イタリア一周のジロ・デ・イタリアはケルメの一人落ちに始まり、
初日スタート前に血液検査で過労と診断された選手が出てしまい(哀)、
チッポリーニはジロ最多勝記録を更新した2日後にコケて翌日出走取り止め。
代わって今季絶好調のペタッキが1大会6勝のタイ記録をマークしたものの、
こちらもその翌日の山岳ステージで大量35人時間切れのなかに…。
総合リーダーのジャージ「マリア・ローザ」は一昨年の勝者シモーニに渡り、
終わってみればエントリーリストの170人で完走はたったの97人!
まさにル・マン24時間レース並みに厳しいレースでした。

してJスカイスポーツではいよいよツール・ド・フランスの前哨戦、
ツール・ド・スイスの放送が間近です。
この辺で全22チームの下馬評発表!
*『サイクルスポーツ』7月号とNaco's Bicycle Pageを参考にしました。
<USポスタル>米国郵政公社
調整レースのドーフィネ・リベレでアームストロングが落車したものの、
概ねチーム全体は好調を維持しております。
最強のアシストであるベルトランの移籍で戦力はさらに補強され、
どうやら今年も優勝候補の筆頭でございます。
<サエコ>コーヒー製造会社
一時期はキャノンデール社の経営難もありましたが現在は安定。
ジロ優勝のシモーニは余勢を買ってアームストロングへの肉薄を宣言!
だが体力的に大丈夫なのでしょうかねぇ?
ディルーカと組んでの2トップ体制は吉か凶か?
<クイックステップ>舗装材メーカー
中身は昨年までのマペイチームですのでご安心を。
なんとヴィランクがドモからこのチームに移籍!
ベッティーニや昨年パリ〜ルーベ3位の「驚異の新人」ボーネンなど、
このチームも結構強そうですなぁ。
<ドイツテレコム>通信事業会社
ウルリッヒ君が抜けた穴をどう埋めるのかと心配したのは単なる気苦労で、
山も平地も強いボテロやら「下り坂世界最速」サボルデッリなど、
とんでもない総合優勝狙いのチームに戻ってしまってます。
これならザベルのマイヨベール(スプリント賞)奪還も夢じゃない?
<ファッサボルトロ>建築材料メーカー
日本人スタッフ2名が支援に回っているイタリアの強豪チーム、
今年は一昨年のドーピング疑惑でチームを追い出されたフリーゴが復帰、
さらにペタッキやバッソなど有力選手がこちらも勢ぞろい。
イタリアでサエコにやられた敵はフランスで討つ?
<アレッシオ>自動車用ホイールのメーカー
平均年齢が30歳と他のチームに比べ高齢(笑)のチーム。
裏返せばバルダートやデュフォーなど歴戦の兵の集団。
経験では決して他のチームに引けを取りませんから、
持久戦になれば底力発揮?
<オンセ>宝くじ会社
ここ数年表彰台レギュラーのベロキは今年も「目指せ打倒アームストロング」、
さらにゴンザレスデガルデアノ兄弟やノザルなど脇役も充実。
ただし一部選手の薬物疑惑が浮上しているらしくメンバー決定には至らず?
<コフィディス>クレジット会社
春先のレースでリーダー格のキビレフを事故死で失い、
チームのリーダーは英国人のミラーが昇格。
フランスチームとしては珍しく(?)多国籍な集団なので、
出場選手の国籍を覚えるのが大変な作業になりそう(爆)
<ケルメ>スポーツ用品メーカー
なんと!「童顔」セビリャがツール出場を断念!(悲しいぞ〜〜〜!)
誰がエースを務めるかなぁ…グティエレス?パスカルリョレンテ?
もっともチーム首脳部は若手パワーを期待して楽観的。
そりゃ有力選手放出で平均給与が下がれば懐具合も楽だわな。
<iバネスト>ネットバンク
iバネストがスポンサーを務めるのは今季が最後!?
チームとしてはマンセボーを軸にオサ兄弟などで脇を固め、
上位進出を確実に狙う体制が整っています。
でもやっぱりインデュライン時代に比べてインパクトに欠けるなぁ(汗)
<ロット・ドモ>宝くじ会社&カーペット製造会社
ロットとドモが合併してできたチームなので当然強い。
マキュアンのマイヨベール防衛戦やブルブラハ兄弟、
さらに偉大なるエディ・メルクスの子息アクセル君の活躍に期待。
<クレディアグリコール>農協
このチームのスポンサーはマイヨジョーヌのスポンサーである、
クレディリヨネ銀行を買収しちゃっているんですね〜!
でもマイヨジョーヌの色は農協の緑じゃなくて黄色ですからご安心を。(笑)
チームは復活を目指すモローをはじめオグレディのマイヨベール狙いなど、
今年こそと気合いが入っております。
<ラボバンク>銀行
昨年アルプスをさわやかな笑顔でトップゴールしたボーヘルト、
3年前区間3勝と面白いガッツポーズで沸かせてくれたデッカーに加え、
なんとフレイレ&ハンターのスプリンターコンビが移籍してきました!
こりゃゴール前勝負が見物ですなぁ!
<CSC>IT企業
隠居したジャラベールに代わり元USポスタルのハミルトンがリーダー。
昨年頑張ったサストレやサンステッドの成長も期待できるので、
今年はCSC総出で大暴れの可能性あり。
<ゲロルシュタイナー>ミネラルウォーター会社
ビール会社と勘違いしたのは私だけではないはずだ!(爆)
イタリアで大暴れのレベリンやベテランのトートシュニッヒ、
テレコムから移籍のベルツなど知名度は低いものの実力はそこそこ…のはず。
<Fデジュコム>宝くじ会社
ラ・フランセーズ・デ・ジュと言った方が判り易いですかね?
逃げの達人デュランやマギー&クックの豪州コンビは今年も健在、
ベテランと若手のバランスが程よいチームだと思います。
長期的には「買い」かな…ってフランスの国債じゃねぇ!(爆)
<ビーニカルディローラ>ワインの会社
スポンサー面では色々とすったもんだありました。
今年ジロで惜しくも2位だったガルゼッリを筆頭に、
マッツォレーニやらバインスタインスなど実力派を揃え、
ジロの雪辱を果たそうという次第のようです。
<チームビアンキ>
チームコーストの基盤を引き継いで先月下旬始動したチーム。
ウルリッヒ君のダイエット作戦の成否は微妙ですが、
カセロやグイーディといったベテラン勢が健在で完走はできるでしょうが、
アームストロングに勝てる確率は5%未満と見られます。
<ブリオッシュ>菓子メーカー
昨年までのボンジュールチームがスポンサー替え。
シャバネルやルースなど昨年の激戦を経験したメンバーは残っており、
経験を生かして今年は飛躍できるかな?
<AG2R>保険会社
昨年は自身に保険を掛けた方が良かったのではと言いたいくらい絶不調。
まぁブロシャール&キルシプー&アニョルットの30代トリオは健在だし、
ボチャロフやチャウレアウなど中堅は昨年の轍を踏むまいと頑張るでしょうから、
昨年よりは期待できるかな?
<エウスカルテル>「バスク地方の」通信事業会社
バスクの純血でなきゃチームに入れないという頑固なバスク人チーム。
昨年はエチャバリアが失速してお茶目やったりライセカもパッとせず、
せいぜいマヨがひとり気を吐いたくらいでした。
今年はマヨが絶好調でエチャバリアも復調しているので、
ピレネー山脈でのバスク旋風に期待しましょう。
<ジャンドゥラトゥール>宝飾店
いつも崖っぷちでツール参加を認められるというチーム。
今年もやっぱり崖っぷちで選ばれました。(落ちたのはチッポリーニのチーム)
名の知れた選手はアルガンとグベールとルフェーブルの3人だけ、
若手が多いから今年は史上最大の試練の年になりそう。

[1]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2003年06月23日 23時47分47秒 ) パスワード
  

>調整レースのドーフィネ・リベレでアームストロングが落車したものの、

そうだったんですか?


><ジャンドゥラトゥール>宝飾店
>いつも崖っぷちでツール参加を認められるというチーム。
>今年もやっぱり崖っぷちで選ばれました。

面白いですね。


>終わってみればエントリーリストの170人で完走はたったの97人!

厳しいですね。
[2]ころんさんからのコメント(2003年06月24日 17時42分04秒 ) パスワード
  

>調整レースのドーフィネ・リベレでアームストロングが落車したものの、

知らなかった!そんなことになってたなんて。

ジロ・デ・イタリアは見てたんですよ。
チッポリーニの落車は痛そうでしたね。
先にすべった人に自転車ごと足下をすくわれた・・・って感じで。

私の好みはシモーニみたいにコンパクトな体型
(ちょっと言葉を選んでみました)よりも
パンターニのようなデカイのが好きです。

ほんと、自転車に乗ってる時にはさほど感じないのに
シモーニが自転車を降りて表彰台に立つと、
脇のセクシーなお姉さん方の方が
だんぜん顔もおっきいし、足も太いし。。。。(笑)
[3]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2003年06月25日 00時01分12秒 ) パスワード
  

>調整レースのドーフィネ・リベレでアームストロングが落車したものの、

猿も木から落ちる
弘法も筆のあやまり
に加えて
アームストロングも落車する
ですね。
[4]ころんさんからのコメント(2003年06月25日 10時00分15秒 ) パスワード
  

ジロ・デ・イタリアではマリア・ローザ(その時点での総合トップの選手が着るジャージ)は、気が付けばシモーニが毎日着てるし。
気が付けば、そのマリア・ローザに合わせて、下のジャージの色もピンクに変わっていたような・・・。トータルコーディネートってやつ?(笑)
最後のステージでは確か自転車もピンクだったような・・・(笑)。

あれはあれで「ほぉ〜〜」とやっぱり威厳があるんですが
でもピンクでしょ。
私の中ではやっぱりトップの選手は黄色のジャージがイメージなんですよね。
だからマイヨ・ジョーヌを着たアームストロングが早く見たいなぁ。。。と思いつつ。
でも毎回アームストロングが勝ってもおもしろくないような・・・
次の世代がそろそろ出現してくれたほうが、レースとしてはおもしろいのか・・・しかし・・・と、悩むところです。

と悩んだところで、私のことなんかお構いなしにレースは進むんでしょうけどね(笑)
[5]nyaoさんからのコメント(2003年06月26日 00時25分14秒 ) パスワード
  

ツール・ド・フランスで戦うのは出場選手だけではありません。
メカスタッフたちの苦闘はファッサボルトロの永井考樹さんが、
自らのホームページで細かく語っているのでここでは割愛しますが、
メーカー同士の争いもまた注目すべきでしょう。
なかでも注目はシマノVSカンパニョーロの部品メーカー決戦、
キーワードは「10段ギア同士」。

両メーカーとも1996年にリア9段ギアを実戦で投入しましたが、
カンパニョーロは3年後の1999年に早くもリア10段ギアを投入、
シマノの機先を制したかに見えました。
ところが蓋を開ければシマノ愛用者のアームストロングが、
この年劇的なカムバックを果たし大差でツール初制覇。
以後カンパニョーロ勢は10段ギアを恃んで挑戦しますが、
結果はご存知の通りアームストロング&シマノの4連覇中。
それでもシマノは手綱を緩めることなく21世紀に入って早々から、
次期主力として10段ギア開発を始めていたものと思われます。
開発条件は「9段ギア用パーツと互換性を保つこと」。
分かり易く言うならば「従来の9段の幅に10段収める」ということ。
単に歯車の間隔を詰めるだけでなく加工精度や動作制度も上げねばならず、
加えて重量増加を抑えつつ耐久性能も追求しなければならないため、
その開発が容易でなかったことは想像に難くありません。
ともかく今シーズンからシマノはその10段ギアを実戦に投入、
アームストロングもツールでこの新製品を使うとの情報が入っています。

おそらくアームストロングは過去の各ステージのデータを読みつつ、
電卓を叩いて重要セクションで使うべき最適なギアを計算して、
ステージごとのギア選択チャートを作成していることでしょう。
自転車ではたった1枚の歯数の違いが運命を分けるだけに、
彼らは今まで以上のクロスレシオを組めることを感謝しつつ、
その用法の研究に余念がないものと思われます。
[6]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2003年06月26日 01時19分20秒 ) パスワード
  

「10段ギア」

ほぉ〜
10段ギアの戦いの時代ですか・・・
私の古ぼけた知識ではまだ「5段」あたりでした。
[7]ころんさんからのコメント(2003年06月27日 08時23分38秒 ) パスワード
  

10段ギアの話、ジロ・デ・イタリアでもちらと出てましたね。
自動車のギア程度の数でもたまにいれ間違えるのに
10段もあっちゃぁ〜ねぇ。。。。(笑)

昨日はツール・ド・スイスを見てました。
(見ながら眠ってしまったみたいで、気が付けば朝でしたが)

久しぶりにヤン・ウルリッヒを見ましたけど
やっぱりちょっとタッポンタッポンしてるような・・・(涙)
他の選手と比べて2周りくらいおっきく感じました。
[8]nyaoさんからのコメント(2003年06月27日 20時47分22秒 ) パスワード
  

昨年も紹介しましたが自転車のシフトアップは1段ずつなので、
加速するときは人差し指1本でスムーズにシフトアップします。
問題はむしろ減速時のシフトダウンでして、
ツールとかのロードバイクでは1段ずつ落とすのですが、
マウンテンバイクは操作1回で一気に3段落としできるので、
思いきりダウンさせたら「あちゃ〜〜〜間違った!」てな危険が…。
最新鋭のシステムではギアの段数表示を速度計に表示できるので、
間違いも随分と少なくなっていると思います。
参考までにフェラーリ100万円自転車もリア10段変速、
カンパニョーロ・レコードを使用していますので、
文字通りのクロスレシオを味わえる意味では「買い」ですかね?
[9]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2003年06月27日 23時53分21秒 ) パスワード
  

>マウンテンバイクは操作1回で一気に3段落としできるので、
>思いきりダウンさせたら「あちゃ〜〜〜間違った!」てな危険が…。

急に止まったりして投げ出されるかもですね。
お〜怖っ
[10]nyaoさんからのコメント(2003年06月28日 00時35分55秒 ) パスワード
  

自転車のクラッチはペダル止めるとすぐに作動するので、
急に止まるってことはないのですが、
下げすぎてペダルが勢い良く空回りしたり、
逆にうんと下げたつもりが1段しか下がらず加速が鈍くなったり…。
むしろマウンテンバイクの場合はブレーキが強力過ぎるので、
ホイールロックはしょっちゅうです。
ロードバイクでも油断すると同じような怖い目に遭います。
[11]nyaoさんからのコメント(2003年06月29日 02時54分36秒 ) パスワード
  

選手の体格についてもちょこっと触れておきましょう。
実は自転車選手って意外と小柄な人が多いんです。
パンターニもチッポリーニも映像ほどには大きくなく、
身長が175cm以上あればそこそこ大柄な部類です。
もっとも160cm以下だとさすがに小柄扱い。
エチャバリアやらライセカなどは自転車も小さくて、
通常はハンドル下のフレーム接合部(前三角)にナンバー付けるのですが、
彼らの場合その部分が小さすぎてたまにサドル下に付けてます。
アームストロングの体格ががっしりしているのは、
彼が元々トライアスロンをやっていて筋骨隆々になったから。
あれでもガン闘病で結構やせた方なんですよ。
*アームストロング自伝『ただマイヨジョーヌのためでなく』(講談社)より
ウルリッヒも旧東ドイツで同様のトレーニングを受け、
結果としてがっしりした体格で自転車界にデビューしたのです。
もっとも復活後徹底した体調管理を続けているアームストロングと違い、
ウルリッヒ君は甘い物に目がないので毎年ダイエットとリバウンドの繰り返し。
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