キーワード:ツール・ド・フランス 自転車 コメントの種類 :雑談
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イタリア一周のジロ・デ・イタリアはケルメの一人落ちに始まり、
初日スタート前に血液検査で過労と診断された選手が出てしまい(哀)、
チッポリーニはジロ最多勝記録を更新した2日後にコケて翌日出走取り止め。
代わって今季絶好調のペタッキが1大会6勝のタイ記録をマークしたものの、
こちらもその翌日の山岳ステージで大量35人時間切れのなかに…。
総合リーダーのジャージ「マリア・ローザ」は一昨年の勝者シモーニに渡り、
終わってみればエントリーリストの170人で完走はたったの97人!
まさにル・マン24時間レース並みに厳しいレースでした。
してJスカイスポーツではいよいよツール・ド・フランスの前哨戦、
ツール・ド・スイスの放送が間近です。
この辺で全22チームの下馬評発表!
*『サイクルスポーツ』7月号とNaco's Bicycle Pageを参考にしました。
<USポスタル>米国郵政公社
調整レースのドーフィネ・リベレでアームストロングが落車したものの、
概ねチーム全体は好調を維持しております。
最強のアシストであるベルトランの移籍で戦力はさらに補強され、
どうやら今年も優勝候補の筆頭でございます。
<サエコ>コーヒー製造会社
一時期はキャノンデール社の経営難もありましたが現在は安定。
ジロ優勝のシモーニは余勢を買ってアームストロングへの肉薄を宣言!
だが体力的に大丈夫なのでしょうかねぇ?
ディルーカと組んでの2トップ体制は吉か凶か?
<クイックステップ>舗装材メーカー
中身は昨年までのマペイチームですのでご安心を。
なんとヴィランクがドモからこのチームに移籍!
ベッティーニや昨年パリ〜ルーベ3位の「驚異の新人」ボーネンなど、
このチームも結構強そうですなぁ。
<ドイツテレコム>通信事業会社
ウルリッヒ君が抜けた穴をどう埋めるのかと心配したのは単なる気苦労で、
山も平地も強いボテロやら「下り坂世界最速」サボルデッリなど、
とんでもない総合優勝狙いのチームに戻ってしまってます。
これならザベルのマイヨベール(スプリント賞)奪還も夢じゃない?
<ファッサボルトロ>建築材料メーカー
日本人スタッフ2名が支援に回っているイタリアの強豪チーム、
今年は一昨年のドーピング疑惑でチームを追い出されたフリーゴが復帰、
さらにペタッキやバッソなど有力選手がこちらも勢ぞろい。
イタリアでサエコにやられた敵はフランスで討つ?
<アレッシオ>自動車用ホイールのメーカー
平均年齢が30歳と他のチームに比べ高齢(笑)のチーム。
裏返せばバルダートやデュフォーなど歴戦の兵の集団。
経験では決して他のチームに引けを取りませんから、
持久戦になれば底力発揮?
<オンセ>宝くじ会社
ここ数年表彰台レギュラーのベロキは今年も「目指せ打倒アームストロング」、
さらにゴンザレスデガルデアノ兄弟やノザルなど脇役も充実。
ただし一部選手の薬物疑惑が浮上しているらしくメンバー決定には至らず?
<コフィディス>クレジット会社
春先のレースでリーダー格のキビレフを事故死で失い、
チームのリーダーは英国人のミラーが昇格。
フランスチームとしては珍しく(?)多国籍な集団なので、
出場選手の国籍を覚えるのが大変な作業になりそう(爆)
<ケルメ>スポーツ用品メーカー
なんと!「童顔」セビリャがツール出場を断念!(悲しいぞ〜〜〜!)
誰がエースを務めるかなぁ…グティエレス?パスカルリョレンテ?
もっともチーム首脳部は若手パワーを期待して楽観的。
そりゃ有力選手放出で平均給与が下がれば懐具合も楽だわな。
<iバネスト>ネットバンク
iバネストがスポンサーを務めるのは今季が最後!?
チームとしてはマンセボーを軸にオサ兄弟などで脇を固め、
上位進出を確実に狙う体制が整っています。
でもやっぱりインデュライン時代に比べてインパクトに欠けるなぁ(汗)
<ロット・ドモ>宝くじ会社&カーペット製造会社
ロットとドモが合併してできたチームなので当然強い。
マキュアンのマイヨベール防衛戦やブルブラハ兄弟、
さらに偉大なるエディ・メルクスの子息アクセル君の活躍に期待。
<クレディアグリコール>農協
このチームのスポンサーはマイヨジョーヌのスポンサーである、
クレディリヨネ銀行を買収しちゃっているんですね〜!
でもマイヨジョーヌの色は農協の緑じゃなくて黄色ですからご安心を。(笑)
チームは復活を目指すモローをはじめオグレディのマイヨベール狙いなど、
今年こそと気合いが入っております。
<ラボバンク>銀行
昨年アルプスをさわやかな笑顔でトップゴールしたボーヘルト、
3年前区間3勝と面白いガッツポーズで沸かせてくれたデッカーに加え、
なんとフレイレ&ハンターのスプリンターコンビが移籍してきました!
こりゃゴール前勝負が見物ですなぁ!
<CSC>IT企業
隠居したジャラベールに代わり元USポスタルのハミルトンがリーダー。
昨年頑張ったサストレやサンステッドの成長も期待できるので、
今年はCSC総出で大暴れの可能性あり。
<ゲロルシュタイナー>ミネラルウォーター会社
ビール会社と勘違いしたのは私だけではないはずだ!(爆)
イタリアで大暴れのレベリンやベテランのトートシュニッヒ、
テレコムから移籍のベルツなど知名度は低いものの実力はそこそこ…のはず。
<Fデジュコム>宝くじ会社
ラ・フランセーズ・デ・ジュと言った方が判り易いですかね?
逃げの達人デュランやマギー&クックの豪州コンビは今年も健在、
ベテランと若手のバランスが程よいチームだと思います。
長期的には「買い」かな…ってフランスの国債じゃねぇ!(爆)
<ビーニカルディローラ>ワインの会社
スポンサー面では色々とすったもんだありました。
今年ジロで惜しくも2位だったガルゼッリを筆頭に、
マッツォレーニやらバインスタインスなど実力派を揃え、
ジロの雪辱を果たそうという次第のようです。
<チームビアンキ>
チームコーストの基盤を引き継いで先月下旬始動したチーム。
ウルリッヒ君のダイエット作戦の成否は微妙ですが、
カセロやグイーディといったベテラン勢が健在で完走はできるでしょうが、
アームストロングに勝てる確率は5%未満と見られます。
<ブリオッシュ>菓子メーカー
昨年までのボンジュールチームがスポンサー替え。
シャバネルやルースなど昨年の激戦を経験したメンバーは残っており、
経験を生かして今年は飛躍できるかな?
<AG2R>保険会社
昨年は自身に保険を掛けた方が良かったのではと言いたいくらい絶不調。
まぁブロシャール&キルシプー&アニョルットの30代トリオは健在だし、
ボチャロフやチャウレアウなど中堅は昨年の轍を踏むまいと頑張るでしょうから、
昨年よりは期待できるかな?
<エウスカルテル>「バスク地方の」通信事業会社
バスクの純血でなきゃチームに入れないという頑固なバスク人チーム。
昨年はエチャバリアが失速してお茶目やったりライセカもパッとせず、
せいぜいマヨがひとり気を吐いたくらいでした。
今年はマヨが絶好調でエチャバリアも復調しているので、
ピレネー山脈でのバスク旋風に期待しましょう。
<ジャンドゥラトゥール>宝飾店
いつも崖っぷちでツール参加を認められるというチーム。
今年もやっぱり崖っぷちで選ばれました。(落ちたのはチッポリーニのチーム)
名の知れた選手はアルガンとグベールとルフェーブルの3人だけ、
若手が多いから今年は史上最大の試練の年になりそう。
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