[1] | 服部 明子さんからのコメント(2003年03月18日 12時03分04秒 ) | パスワード |
カリフォルニアのアナハイム(ディズニーランドのある町)では
節水型トイレに替えるように
補助金が出たり交換してくれたり
時々テレビで宣伝してます。
我が家も1つ10年ぐらい前にロス市から補助金を受けて買ったのがあります。
でも余りの節水型が嫌で2回は流しています。
ホントにちゃんと流れてるのかな?
臭いが上がって来るんじゃないのかな?
と不安だから。
このトイレは家の1番奥でたま〜に使っています。
[2] | 服部 明子さんからのコメント(2003年03月18日 12時07分33秒 ) | パスワード |
スウェーデンだか
屎尿を肥料にしようという提唱してるようです。
それで大と小を分けて溜めよう?
昔、畑に甕が埋めてあって
子供が落ちたなんて話を聞いたことがありますが
そんなのを連想してしまいました。
落ちた人いるのかな?
[3] | nyaoさんからのコメント(2003年03月18日 20時05分44秒 ) | パスワード |
水洗トイレに必要な流水量は便器の流体力学的な構造で決まるもので、
20年前以前の機種は1回20リッターを必要としていました。
<今でもこの手が残っている家は少なくないです>
流水量を10リッター以下に抑えられるようになったのは、
CADを存分に使えるようになった最近の話なのです。
2年前の北九州博覧祭ではTOTOが洋式便器型パビリオンを出展して、
トイレに関する様々な展示を行っていましたので、
このパビリオンだけを目当てに行ったのですが内容が奥深い。
トイレの歴史はそのまま公衆衛生学の歴史でもあるのです。
[4] | nyaoさんからのコメント(2003年03月18日 20時55分35秒 ) | パスワード |
今度は航空・宇宙関連のトイレのお話。
航空機も宇宙船も初期の飛行時間は短かったため、
トイレに関する配慮はあまりされませんでした。
ところが飛行時間が延びるに連れてトイレの問題は不可避となり、
さまざまなアイディアが飛び交い珍談奇談が生まれるに至ります。
第2次大戦までには日米英独の各国が長距離軍用機を実戦配備、
飛行時間も4時間以上に達したのですが固有のトイレはほぼ皆無。
そのため搭乗前には必ずトイレに行くよう勧められ、
滑走路のすぐ近くにもトイレを設置するようになりました。
バトル・オブ・ブリテンでもトイレがらみの笑い話が多々ありまして、
たとえばトイレに入っていたら爆撃で周囲の壁がなくなったりとか、
女性隊員が仮設トイレに駆け込んだら天井がなく上空から丸見えで、
パイロットから指摘されて彼女が赤面してしまったとか(笑)
*D・リチャーズ&R・ハウ『バトル・オブ・ブリテン』より
ジェット機時代になると状況は一層深刻になり、
戦闘機パイロットのパイロットスーツには小便用のピドルパックが付属。
<近年はちゃんと男女それぞれに用意されているそうな>
しかし大便までは面倒を見ることが出来ないので、
長距離ミッションの後は必ず真っ先にトイレに駆け込むことになります。
1981年6月にイスラエル空軍のF−16がイラクの原子炉を破壊した、
「バビロン作戦」の訓練における珍事を例に挙げましょうか。
長距離飛行訓練を終えて2機が同時に着陸したのですが、
うち1機は着地したとたんスモークを上げて急ブレーキ!!
パイロットは停止するとすぐに機体から脱出しました。
滑走路に上がった白煙を見て消防隊が慌てて現場に向かいましたが、
機体に損傷はないし流血も一切ないがパイロットがいない!
それじゃパイロットは…滑走路脇でしゃがんでいたそうです。
理由は言わずとも明らかですな!(爆)
また長距離を飛ぶ米国の大型爆撃機には機内トイレが設置されていましたが、
B−1B以降の機体では箱型の簡易トイレのみ。
宇宙におけるトイレの問題はさらに切実で、
小さいように思われる大便も秒速3kmで飛べば1トン爆弾より怖い存在。
かといって宇宙船内の密閉空間でトイレを我慢するわけにも…。
そして最終的に到達した結論がスペースシャトルでも採用された、
陰圧(=吸引)&分解方式のトイレです。
要するに小も大もバキューム宜しく放出直後にホースで吸ってしまう(笑)
このアイディアは便器内の汚染を最小限に抑えられるのと、
それに関連して水の消費を相当抑えられるのが利点です。
ここまで極端ではありませんが近年では旅客機や鉄道のトイレにて、
陰圧&分解方式のトイレを採用することが多くなっています。
[5] | 服部 明子さんからのコメント(2003年03月18日 23時27分26秒 ) | パスワード |
>20年前以前の機種は1回20リッターを必要としていました。
私と夫の使ってるトイレはこんな感じです。
タンクには20リットルぐらい入ってる感じ。
[6] | 服部 明子さんからのコメント(2003年03月18日 23時34分56秒 ) | パスワード |
<4>は大笑いしてしまいました。
>近年では旅客機や鉄道のトイレにて、
>陰圧&分解方式のトイレを採用することが多くなっています。
そうですね。
今時は水は使ってないですね。
このトイレは使用中は絶対フラッシュ(排)にはしたくないですね。
お尻が吸い込まれそうで
(*^・^*)
今回イラク攻撃に着るアメリカ軍の防毒服は1回着たら簡単に脱ぐのが許されてない?らしく
夫がトイレはどうするのかなと人ごとながら心配しています。
[7] | nyaoさんからのコメント(2003年03月19日 00時31分51秒 ) | パスワード |
米軍がしばしば用いる化学戦用防護服MOPPにも、
もちろんピドルパックは用意されているはずです。
というかこれがないと任務をこなせないっす。
ただし春分を迎え気温がいよいよ上がる季節となり、
MOPP着ると脱水症状の方が心配になるのでは?
さてさて今度は自動車レースにおけるトイレのお話。
「レーシングカーにトイレは無いだろう!」と突っ込む前に、
選手たちが曝される状況をよく考えてください。
決勝レースでは1時間以上の乗車は当たり前でして、
F1グランプリでは2時間までですしIRLやCARTでは4時間もあり。
<インディ500などは500マイル=800kmですぞ>
さらに言うならば24時間レースでは選手たちに加えてピットクルーも、
24時間戦うわけですからトイレの問題はより切実になります。
つまり交代で作業を行ったり食事したりするわけですから、
トイレも24時間フル稼動…詰まったら大変だ(笑)
またサーキットによっては1周10km以上というところがあり、
例えば有名なフランスのルマンは全長13.8kmという呆れるでかさ。
もし腹痛に襲われてもレーシングスーツは上下一体のためすぐには脱げず、
しかもルマンの場合1周4分を要するため急にはトイレに行けない!
(念のためコースの随所にコース役員用トイレはあります)
マツダがルマン24時間を制した1991年大会では、
その当のマツダ陣営でちょっとした騒ぎが起きていたのです。
56号車は寺田陽次朗/従野孝司/ピエール・デュドネの3人組、
スタート時は3人ともこの日に合わせただけあって絶好調でしたが、
18時間を経過した時点で運転中のデュドネ選手が突然ピットイン!
激しい嘔吐と下痢に襲われ彼はキャンピングカーへ直行、
念のためスタンバイしていた従野選手が代わって乗り込み、
残り6時間を寺田選手と2人でローテーションすることになったそうです。
*寺田陽次朗『ル・マン、午後四時』より
[8] | nyaoさんからのコメント(2003年03月19日 00時48分44秒 ) | パスワード |
次はいよいよお待ちかね(?)自転車レースやマラソンにおけるトイレ問題。
とくれば真っ先に挙がるのがツール・ド・フランスですね(笑)
ジロ・デ・イタリアなどでも基本は一緒です。
3週間にわたって一日あたり150〜200km程度を、
合計200名近い選手が概ね5〜7時間で突っ走るわけですから、
当然途中でトイレ問題が浮上することは容易に想像できますよね。
まず大の方はほとんど補給所などの仮設トイレで処理可能です。
稀にコース脇の空き地でうずくまる選手もいるようですが(笑)
すごいのは小の方でして場合によっては走りながら用を足すそうです!!
常人にはとても真似できない芸当…さすが世界トップレベルは違う。
ただ笑ってしまうのは1人が用を足し始めると他の選手も釣られてしまい、
いつしか集団全体が小便タイムモードに移行しちゃうこと(爆)
マラソンなど長丁場のロードレースでも仮設トイレが登場しており、
たまに選手たちが駆け込むこともあるそうです。
[9] | 服部 明子さんからのコメント(2003年03月19日 01時05分01秒 ) | パスワード |
笑ってしまいました。
切実な問題ですね。
ふふふ
>米軍がしばしば用いる化学戦用防護服MOPPにも、
>もちろんピドルパックは用意されているはずです。
ふふふ
なるほど。
なかったら大変!
おむつかぶれ状態になってしまいますものね。
>もし腹痛に襲われてもレーシングスーツは上下一体のためすぐには脱げず、
>しかもルマンの場合1周4分を要するため急にはトイレに行けない!
急にはトイレに行けない!
ホント。
我が家はラスベガスに行く時は
行きは休憩を取りますが
帰りは休憩無しで自宅までぶっ飛ばします。
行きはだんだん人家が無くなり砂漠の中を走らなきゃいけなくて
トイレが(たいてい修理中で閉鎖になってるのです)めったにないので心配。
帰りはどんどん人間の住んでる所になるのでガソリンスタンドがありますから大丈夫。
大丈夫と思うとトイレは行かなくても平気なんです。
アメリカはたいてい殆ど水洗です。砂漠でも山の中でも。
掃除もしょっちゅうなされてるし。
紙もちゃんと付いてるし。
フランスの高速は10キロ毎だったかトイレが設置してあるそうです。
アメリカはそこまでいかないです。
だけど世界は殆どが穴掘ってという事態だそうです。
ハワイに行くと海に流しているんでしょ。
本当はハワイの海って汚いのだろうなと思います。
だから海で泳いだ事がないのですよ。
う〜
[10] | nyaoさんからのコメント(2003年03月19日 20時16分21秒 ) | パスワード |
飛行機・自転車と来ればお次は船舶におけるトイレのお話。
私が何度か乗ったフェリーなど旅客船の場合、
陸上にあるものとほとんど同じ便器が使われています。
彦島〜小倉の関門海峡フェリー「ふく彦」「はやとも」、
また松山〜門司港の高速船「シーマックス」などでも、
トイレ設備は基本的に陸上用のものを使っています。
そして唐戸〜門司港の「ふぇありい」にも実はトイレがあるのです。
ただし船舶では真水が貴重なものだけに節水対策が徹底しており、
赤外線センサー式の自動水洗機能も多く採用されています。
急激な揺動に備えて各便器に手すりが増設されているのも船舶ならでは。
軍艦ではトイレの快適性が多少犠牲になっているほか、
自衛隊の艦船では和式便器がいまだに幅を利かせています。
潜水艦では厳重警戒態勢になると放屁さえ禁止になるとか。
「Uボート」「U−571」「K−19」とかで、
「無音航行!」とか何とか言う台詞が出ませんでしたか?
そのときはトイレに行くことすら許されないのです。
船舶に直接関係しませんがこんなエピソードがあります。
戦後連合軍の軍人が神奈川県内のとある学校を訪れ、
“The Head Is Bad.”との言葉を残して立ち去りました。
<頭が悪い…?>聞いた先生方は何のことか見当がつかず、
三浦半島でひっそりと英語教室を開いていた元海軍大将・井上成美ならば、
ひょっとするとこの言葉の意味が分かるのではないかと尋ねることにしました。
何せ11ヶ国語を理解し7ヶ国語を自由に操ったという、
おそらく当時日本一の語学の才を持っていた井上大将、
彼の脳味噌ならば何かしら知恵が詰まっているに違いない…。
日頃語学の指導を受けている若い教員から話を聞いた井上大将は、
聞き終わると腹を抱えて笑い出しました。
「はっはっは!君、それはトイレが汚いという意味だよ!」
昔の船乗りは船首(=head)で用を足していたので、
船首部分はいつも汚れていたそうです。
<船首像か飾られているその下は…わちゃ〜〜〜汚い!>
「それでトイレの清掃がなっていないことを、
“The Head Is Bad”と言うようになったのだよ」
報告を受けた学校では「校内の衛生施設に改善の要あり」として、
慌ててトイレ設備の全面改修に乗り出したそうです。
*阿川弘之『井上成美』より
[11] | 服部 明子さんからのコメント(2003年03月19日 23時39分14秒 ) | パスワード |
>戦後連合軍の軍人が神奈川県内のとある学校を訪れ、
>“The Head Is Bad.”との言葉を残して立ち去りました。
確かに head というのは船首;船首にある便所という意味があります。初めて知った!
私がその学校の教師だったら(そうなんだよな〜、うちのエライ人達は阿呆なんだよな〜)
と思ったかも。(恥の上塗り)
>元海軍大将・井上成美
凄いですね〜
私は国語力が悪いというのがドイツ語を習った時によく分かりました。
羨まし〜い!
[12] | nyaoさんからのコメント(2003年03月20日 00時48分20秒 ) | パスワード |
ここまで陸海空のトイレにまつわる珍談奇談を披露しましたが、
文中に将来に繋がるキーワードを書いていることに気付きましたか?
まずひとつは「陰圧&分解型トイレ」。
JRではローカル路線を中心に「車内美化のため」と称して、
普通列車からトイレを廃止する動きが相次いでいました。
<これには高校時代JRに抗議文を書いたこともあります>
洗浄水補充や汚水タンクの処理がとても大変な作業らしいのですが、
節水技術がここまで進んだ以上この言い訳は通用しない…はず。
もうひとつは赤外線センサー式自動水洗機能。
下関市の北部・内日(うつい)地区にある内日公民館、
その1階にある身障者用トイレは洋式便器ですが、
便座に座るとセンサーが着座を感知してスタンバイ状態になり、
立ち上がった途端洗浄装置が作動するという仕掛けになってます。
なぜそのことを知っているかって?
たまに内日まで行くことがあるんですよ。
この技術と陰圧方式とを組み合わせれば、
お尻を吸引されて苦しい思いをすることもなく始末が出来るはず。
あとひとつのキーワードは簡易トイレ。
阪神大震災で非常に困った問題のひとつがトイレ問題でして、
水洗トイレを正常に使えないため便秘になってしまったり、
あるいは公園に穴を掘って用を足すうち悪臭がはびこり、
衛生上宜しくない事態に陥ったこともあったそうです。
軽量で簡単に持ち運びできる簡易トイレが近年相次いで開発され、
大規模災害時におけるトイレ問題だけでなく、
水の確保が難しい山岳地帯におけるトイレ問題の解消にも、
一役買ってくれそうです。
[13] | 服部 明子さんからのコメント(2003年03月20日 00時58分13秒 ) | パスワード |
>簡易トイレ
これは建築現場には必ず持って来てあります。
ロスでよく見掛けるのは ANDY GUMP という会社のです。
他にも?いろいろあって
中には豪華系もあります。←これは使用しても楽しい感じ。
将来のトイレは節水は当然
汚物を肥料や何かの材料に
でしょうか?
[14] | 服部 明子さんからのコメント(2003年03月20日 01時01分11秒 ) | パスワード |
考えてみれば
トイレの問題って凄い重大問題ですよね。
排泄物が役に立つ方向に行かないとこの地球は???
[15] | nyaoさんからのコメント(2003年03月20日 01時13分44秒 ) | パスワード |
汚物を肥料に…というのは至極当然の流れ。
日本の農家でも昔は「肥やし」確保がひとつの仕事でしたし、
近年は有機栽培ブームで需要が少しずつ増えている様子。
将来のトイレを語るうえで重要になると思われる技術が、
実は海峡の向こう岸で開発され商品化されています。
壁面表面に特殊加工を施して蛍光灯程度の光でオゾン発生、
洗剤を使わずに表面を綺麗にしてしまうという技術です。
開発元はいわずと知れたTOTOなのですが、
この会社は自称世界一のトイレ開発集団でもあり、
製品開発のため社員トイレの糞尿をサンプルに用いるそうです。
その心意気を示したのが前掲の「便器型パビリオン」!
…今度は常設で頼みまっせ!(爆)
[16] | 服部 明子さんからのコメント(2003年03月20日 01時36分28秒 ) | パスワード |
>製品開発のため社員トイレの糞尿をサンプルに用いるそうです。
当然でしょうね。
でも女性従業員にはそっぽ向かれているのでしょうけど。
ウオシュレット開発の時の苦労話を読んだことがあります。
女性従業員や素人女性の協力は得られないから
BG(ビジネス・ガール=その筋のおねえさん達)で研究したとか。
ホントは協力すべきなんでしょうけど
でも・・・
分かってるけど・・・
イヤ
[17] | 服部 明子さんからのコメント(2003年04月05日 16時44分59秒 ) | パスワード |
ラスベガスの新居のトイレは1.6ガロンだと言ってました。
これがラスベガス市条例できまってるのだそうです。
1ガロンは3.78リットルあたりだったと思います。
6リットル。
シンガポールって頑張ってるんだ、と思いました。
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