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我が家のかかりつけのお医者さまは「もうなすすべが無いからホスピスに」
とおっしゃったのですけど
夫が「マザーの最期は我が家で自分達の手で迎えさせたいから」
と断わりました。
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ホスピスはビバリーヒルズの「シーダーズ・サイナイ・ホスピタル」系になるんですよ。
有名人が亡くなることで有名な病院です。
私も１０年前の事故の時、ここの医者に診て貰って原因が分かりましたっけ。
この医者はイギリスの有名な医者だそうで肩書きが凄かった。
事故直後、最初、当時働いてたアメリカン航空の関係で
桑田なんかが手術を受けたカーラン・ジョーブで医療ミスされていい目に遭ったのを
ちゃんと指摘してくれて不安が解消されました。
事故とスポーツ肘を一緒にされちゃサスガの服部 明子さんもこの時は困ったよ。
世界的に有名なカーラン・ジョーブ病院を罵倒し得たのも服部 明子さんだったからでしょう。
ふふふ
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でもね、シーダーズ・サイナイ病院は名前通りＸ系の病院でして
ちょっと・・・
実は我が家のかかりつけのお医者さまもＸ系なんですよ。
お名前は全くのイギリス名なんですけど。
この先生は我が家の祖父のお弟子さんだった人で優秀なお医者さまなんです
でも
紹介してくださるのがＸ系なんです。
私が去年事故に遭った時のＰＴＳＤ対策に回してくださった先生もＸ系で
診療センターの名称を見て「シーダーズ・サイナイ」以上の大層なお名前に
夫ともどもビックラしやしたぜ！
最初、紹介された時は「ナオミ」というファースト・ネームだったので
ドイツ系のＸ系の夫を持った日本人女医さんかな？と思ってたら
なんとなんと！
丸々のＸ人で凄い訛！
言ってる事を解読して返答しなくてはならなかったので
疲れましたよ。
一応通わなくてはいけないんですが
丁重に我が家から遠いからと理屈をつけてお断わりしました。
あの訛を翻訳して返答するだけで本当に重い病になりそうでしたもの。
裁判上は行くべきだったんですが精神安定上行きませんでした。
Ｘ系の私の弁護士ががっかりしたのは言うまでもありません。
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上記の病院の件でアメリカン航空と大喧嘩しましてね
それで最終的には今も仕事に戻ってないんですけどね
この時の経緯が紆余曲折して
アメリカン航空はアメリカ最大の航空会社だから優秀な弁護士を沢山抱えてるから
どーたらこーたら
それで私がアメリカン航空本社から直々に訴えられるということになり
そんじゃ、ってことで
コッチは受けて立ったんですけどね
お蔭さまでアメリカン航空はかなりの補償金を私に支払うことになったのですけどね。
医療ミスが証明されてはね。
私のことをただの日本人と思ってたんでしょうね。
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我が家のかかりつけのお医者さまはとにかく最高の組織を紹介してくれる訳ですよ。
去年の事故の時も
フィジカル・セラピーにこれまた凄い所を紹介してくれまして
これがまたまた遠いので丁重にお断わりしました。
結局は弁護士の紹介の近くのＸ系ギリシア人の先生のやってる病院で受けました。
ここも高かったですよ。
１回１５０ドルちょっとですから約２万円近くですね。
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それで我が家のかかりつけのお医者さまのご紹介のシーダーズ・サイナイ病院ですけど
場所がビバリー・ヒルズですから住人が患者さんです。
でも１９９４年１月の地震の時
エリザベス・テーラーさんはサンタモニカのセント・ジョン病院に入院してました。
当時結婚してた７番目だか８番目だかの年下の夫の背中にかつがれて避難した
って話です。
この病院は我が家の祖父が大きくした病院で
有名人が退院したという事でニュースになる病院です。
ここはカトリック系の病院です。
でも時代が変わって巨大になった分・・・質も変わったと・・・
これ以上は多額の寄付をしてきた我が家は書くのが悲しいです。
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今回のマザーの件で「何故有名人が亡くなることで有名なのか」ということが
やっと理解出来たのです。
ホスピス・・・
マザーと我が夫のプライドは「ホスピス」に入れたくないって事なのです。
新聞に載った時にミミはシーダーズ・サイナイ病院で息を引き取りましたというのより
ブレントウッドの自宅で子供達に看取られて息を引き取った
という記事で載りたいのです。
あくまでも世間に宣伝して・・・「幸せな最期だった」と・・・う〜ん。
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在宅ホスピスという事で当然自宅で治療を受けるんです。
先週までのお話では自宅で化学療法だのするんだそうですよ。
我が家のかかりつけのお医者さまも往診してくれるそうで。
彼は我が家の近所に住んでいたのですが最近は年なのでサンタモニカにマンション買って
そこから自分のオフィスに通っているんです。
もう若く無いから我が家に来るのは大変だと思うのですけどね。
因みに我が家が看護婦を雇う時の代金は１時間５８ドルで最低４時間契約。
保険が効かないので同僚達が「私を雇って！」とうるさいの！なんの！
私の今の仕事のマネージャー達でも
○系のマネージャーは○系の看護婦を紹介するよと言うし
＊系のマネージャーも＊系の看護婦を紹介するよと声掛けてくれます。
代理店を通さないで個人で直接契約すればちょっと注射を打つだけで２３２ドルですものね。
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そうそうビバリー・ヒルズですけどね
場所はかなりロスのダウンタウン方向なんですよ。
東の方は行きたくないですね。
我が家からまっすぐサンセット・ブールバードという大通りを東にかなり走った所です。
我が家から１５分でＵＣＬＡのウエストウッド校がありますが
それよりずっと東。
シーダーズ・サイナイ病院はなんか山に向かって入ったところだったような。
立派な病院ですよ。
これが有名なシーダーズ・サイナイ病院か！ awesome! って感じでしたね。
スンゲェ〜 立派！
と私の夫も感心してました。
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ま、世の中にはいろいろなホスピスがありまして、
ピンからキリまで。
最高峰がやっぱりシーダーズ・サイナイ病院ですけど
毎日通うのがねぇ
私がノビてしまいそうですしね
夫が体調崩すでしょうしね
義兄は死にかけてる人なんで見舞いには当然行けないし
そうすると在宅ホスピスかな？と。
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で、既に４年前から我が家の（祖父母の代からの）リテーナーの弁護士も交えて
義母の死後の取り決めも進んでいまして、
私達も相続税のお支払いがあるので弁護士と義母と夫とワタクシと病人の義兄とで
相談が進んでいます。
祖父母や叔父叔母・いとこなどが働いてたサンタモニカ病院とセント・ジョン病院には
当然この地区の医療分野で名門だったスミス家として
いつものように寄付という形で財産の残りを使って貰おうと
かなり具体的に話が進んでいます。
義兄は未婚で死んでいく身ですし（←ホントに子供いないわよ）
私と夫は子供がいないので（←今夜出来るかも知れないけど）
この２つの病院へ寄付をするというのが当然の行為なのです。
ま、税金と寄付の件は義母が亡くなってから具体的に弁護士がやってくれます。
４年間家族で話し合って来たことがいよいよ実現に向かって行くというのは
ちょっと心がついていかないけど
その為に前もって POWER ATTORNEY なども話し合ってあります。
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義母の肝臓癌の進行がどの程度なのかちょっと分からないのですが
その痛み止めの件で
我が家は祖父からくれぐれもモルヒネだけは使用してはならないと家訓があるのです。
それで義母は我が家のかかりつけのお医者さまに Dr. Smith の遺言だから
モルヒネだけは使用しないでね
と念を押しているのですよ。
私は思わず「もう、いいんだよ。使っていいんだよ」と言ってしまいました。
マザーはもう中毒になってもいいんだよ、と言って泣いてしまいました。
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一応モルヒネは望まないからデモロールを４時間毎に打って貰うとか
気休め用のパーコダンはしっかり処方して頂いていつでも飲める状態とか
結構具体的に話し合っているのに
やっぱり動揺してますね。
スミス家の中では rock のように動じないと誉め讃えられて来た夫ですが
義母の大腸癌発病では「欝になりそう」と騒いでました。
上記のかかりつけのお医者さまに頼み込んでプロザックを８週間分貰って飲んでみたけおｄ
全然駄目でしたね。
私は事故のＰＴＳＤ対策でファイザー社の凄いのを上記の女医さんから貰って来ましたよ。
例の女医さんが持ってけってくれたのです。要らない、って言うのに。
あれ持ってけ、これ持ってけ、って。要らないのに。１つだけ凄いのを貰って置きましたけど。
夫の祖母の亡弟が結構有名な精神科医だったのですよ。（←治療に詩を書かせる人でした）
夫はプロザックを８週間試して駄目だったからこの「凄い」薬は試さなかったですね。
日本で買うと物凄い高い薬だって日本の精神科医の従兄が言ってましたね。
こんなのただでくれてしまうアメリカってどうなってるの？と思いますけど。
それで（肝臓に）転移したと知った夫はとうとう体調に変化が。
１週間で１６キロ減。
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我が家で１番動揺してるのがワタクシかも。
結構精神安定剤のお世話になってます。
この１週間催眠剤を取るか精神安定剤をとるかしてます。
精神安定剤って例の飛行機に乗る時、医者が出してくれる薬ね。
去年の、事故に遭った時のがまだ１０粒ぐらい残ってるんだけど
上記の女医さんは 0.25mg しか飲んではいけないって言うけど
我が家のかかりつけのお医者さまは 0.5mg で。
１度 2mg 飲んだら翌日ぶっ倒れたままで仕事に行けませんでした。
相性いいって言うのかしら？
離してくれなかったですね。薬が。
やっぱり動揺してるんでしょうね。
在宅ホスピスから最初に脱落しそうなのがワタクシのような気がします。
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本当は今日、義母の末期看護について
かかりつけのお医者さまと義母と夫とワタクシと義兄とコーディネーターの６人で
話し合う予定になっていたのですけど
夫の覚悟は義母の最期は我が家で皆で看取るというのをずっと決めているから
「必要無い」と
お医者さまにもコーディネーターにも明言してるんですけどね。
私が１番動揺してますからね。
これ迄は毎朝義母が寝てる凄いイビキの音で（あぁ、まだ生きてる）と分かって
安心してましたけど、これからは、もっと確実に義母の生死が迫って来るので
なんかパニックになってるのですよ。
今日来る人というのが何をしに来るのか初めての経験なのでちょっと戸惑ってます。
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