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昨日は土曜日だったので忙しいのは当然でした。
だけど仕事らしい仕事をしたと言えない日は
どんなに忙しくても何かモノ足りない。
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朝１番の展開は非常に良かったのですよ。
その仕事の話は私しか解決能力が無い事だったから
腕の見せどころだったのです。
マネージャーにサインを貰いに行った時も「明子に任せる」と言われて
とにかく自分の判断で処理させて貰える事になりました。
ま、これは良かったのですが・・・
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本来の１日の仕事が始まったのが
１９歳のドイツの男の子の問題でした。
ま、これも私の得意分野の仕事でしたから
難無く片付けた、
のですが・・・
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このドイツ人の男の子は１９歳で
ハレクリシュナ教徒で
インド経由でニュー・メキシコに行く途中でした。
彼が入国審査で引っ掛かった理由はアメリカから出て行く切符が無かったこと。
９０日以内のアメリカ滞在はビザがいらない特別措置がありますが
条件があって
その１つがアメリカから出て行く切符を持っている事
なのです。
これが無いから引っ掛かった。
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この男の子が言うには
「ドイツとアメリカは友好国だから不当な扱いを受ける理由が分からない」
あのさぁ・・・日本もアメリカとの関係は良好だけど・・・
でもやっぱりビザ無し入国は
条件を満たさなくては
日本人でも君と同じ扱いを受けるんだよ・・・
と、おばさんは言いたくても黙ってる。
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それに昨日の相手は赤毛のＡ係官で
相手が悪過ぎ。
アメリカ人には珍しい権力をカサに着てる男なのです。
Ａ係官の言ってる意味が１９歳のガキには分からない訳です。
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それでＡ係官に
「私がこの男の子によく分かるように説明しますから」
と断わって部屋から連れ出しました。
ちょっとヤバイ話をする事になるので係官に聞かれては私の立場もマズイ。
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君にとって、あの係官はただの公務員に写ってるかも知れないけど、
あの係官達は個人で凄い力を持っているんですよ。
あの係官に嫌われることによって
君は１０年間全くアメリカに入って来れないことになるかも知れないし
一生入って来れなくなるかも知れないのだから
喧嘩はしないで下さい。
ドイツのアメリカ大使館が君にアメリカへ入国を許可するビザを発行しても
あの係官がロスの空港でノーと言ったら君はドイツに戻らなくてはならなくなる。
航空券代も時間も全くの無駄になるのだから
入国審査の時には喧嘩をしないで頂戴。
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君が足止めを受けてる理由はただ１つ。
帰りの航空券が無いこと。
またはアメリカから出て行く航空券が無い事。
行き先はどこでもいいのです。
でもカナダとメキシコは駄目。
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それからアメリカ滞在は一応９０日以内ということ。
２ヵ月くらいアメリカにいる形にして出て行ってちょうだい。
だからアメリカ出国は７月２６日あたりでいいわね？
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ま、男の子は納得してくれて、シンガポールへ帰る切符を買うことになりました。
ところが、ここからが話がややこしくなったのです。
ワタクシの次なる問題の相手は私の会社の連中。
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連絡するのがラジオ（無線）だから暇なエライ人達が聞き耳立ててるのですよ。
だから会話に介入する訳です。
(^^;
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＜１＞
１９歳の男の子だからクレジット会社が承認するかどうかの問題がある。
ま、クレジット会社が拒否するのはほとんど無いけど。。。
たまには「ダメ」という時がある。←使い過ぎの場合ね。取り込み詐欺の嫌疑で？
＜２＞
とにかく入国をすんなり許して貰う為に購入するチケットなので
「払い戻し」
の受けられる切符が欲しい訳です。
そうなると約１８００ドルほどの切符になります。
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で、ラジオ（無線）を聞いてるエライ人が
「もっと安いのがあるだろう」
と口を出すわけです。
あるよ〜
だけど、そっちは払い戻しが効かないよ〜
１０００ドル強でも買えるけど払い戻しが効かないから
男の子は１０００ドルをドブに捨てることになるよ〜
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ここで今度は近くでやり取りを聞いてた新入りの女の子がガタガタ口を出し始めました。
こんな話を入国審査の係官が聞いたら大変な事になる、って。
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（あのね〜、入って３ヵ月のアンタに言われたか無いよ）という言葉を飲んで
「そうよ、あなたの言う通りよ。なかなか覚えが早いわね」
とおばさんは新入りを褒めておきました。
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当日空港の航空会社で切符を買うと滅茶苦茶高価につきます。
だから
アメリカに入国するのに必要な切符を高くても払い戻しの効く切符を買って
無事に入国が出来たら
アメリカ国内で新聞広告やら町の旅行会社で安い切符を捜して
９０日以内に出て行けば良いことなのです。
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アメリカの入国管理の係官にとっては
外国人が片道切符でアメリカに入って来て
不法滞在の上に不法就労されてはたまらないので
アメリカから出て行く意志があること
最高９０日間生活出来るお金があること
これが知りたいのです。
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それで航空券を持って男の子を連れてＡ係官の所に出頭し
「１８００ドル払って買って頂きました」
と私が言ったら即座に入国がオーケーになりました。
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Ａ係官にしてみればハレクリシュナ教徒の１９歳のガキがお金を持ってる訳無いだろう
と思ってたようです。
クレジットカードでの購入なんだから
お金を持ってる持ってないは関係無いんだけど
と言いたいのを黙っていました。
(^^)
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ま、この男の子は無事ニュー・メキシコ行きの飛行機に間に合って
また６１人の他の教徒達と一緒に行動出来て
無事１件落着！
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この男の子が最初っからビザ無し入国の条件である切符を持ってれば
こんなドタバタは起きなかったのですが
この男の子が切符を待ってる間に観察してたＡ係官の態度はひどかったそうで
（言われなくても知ってるよ）
抗議の手紙を書きたい
と言うので
すぐにワシントンの上司の住所を教えてあげました。(^^;
でも、この男の子だって切符を持って無かったのですから、
原因は自分にあったのですよ。
でもおばさんは口が固いから黙っていました。r(^^)
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全く話しは違いますが、ＣＡＬ（中国国際航空？）のスチュワーデス殿の表情の
固いこと。何とかおね−さんの力でなりませんかね。
ＡＮＡが福岡〜大連便から撤退してＣＡＬだけになってしまいました。
特に、福岡からの便は日本人スタッフが一人もいませんで
いわゆる「能面」タイプでした。日本の伝統芸能と思っていましたがＣＡＬのスチュワーデスさんの得意芸とは知らず失礼致しました。
帰りは、一名日本人スタッフが居て、少しは笑顔が見えました。
それから、キャリーバッグのキャスターを壊されました。片側は完全に取れ、もう
一方は完全にシャフトが折れ曲がっていました。
全て、苦い経験です。但し、仕事はうまく行きました。
今後も、大連への出張は増えそうです。トホホホホッー！
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一般的には「キャスター」はカバーされないですね。
でもビジネス・クラスやファースト・クラスでしたら強く言えばカバーされますが
一応キャスターやストラップやハンドルはカバーされないことになってます。
全日空は大連便から撤退ですか。
航空業界は良くないそうですね。
オーストラリアのアンセット航空も経営難で
オーストラリアやニュージーランドの小さな航空会社も撤退消滅だって聞きました。
中国のお嬢さん達はホントににっこりともしないし
強い喋り方しますね。
これが同じ女性かと思ってしまう。
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