小川もこ アクアジャンクション 株式会社 エミ
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 投稿番号:100736 投稿日:2000年12月20日 08時01分41秒  パスワード
 お名前:寝る子
あなただったらどうします?

コメントの種類 :生活  パスワード

結構重い話ですけれど、タレントの向井亜紀さんの会見、ご覧になりましたか?

彼女は妊娠したのを知り(最近は妊娠判定薬が市販されていますので)病院に
行ったところが、検査をしてみると子宮頚ガンにかかっていたことが判明。

妊娠2ヶ月頃のことだったそうです。

以前からどうしても子供が欲しかった彼女は、周囲に「死んでも産む」と
言っていたそうですが、そのまま妊娠を継続すると、子供は産むことが出来るかも
知れないけれど、出産後の余命、6ヶ月と診断されました。

彼女はご主人である高田さんに、
「よそで子供を作って来ていい。二人別々の道を歩いてもいい」
とまで語ったそうですが、彼女を愛しているご主人は、ずっとそんな彼女を励まし、支え続けたんだそうです。

2度にわたりレーザーメスの治療を受けたそうですが、
結局ガンの進行が思った以上で、子宮摘出となったとのこと。

結局11月後半に妊娠4ヶ月で彼女は子宮を摘出しました。

昨夜この会見があったそうで、今朝は全国の子宮内膜症・子宮腺筋症・子宮ガンの
知人、友人から、朝、私のところにもメールが殺到。

殆どみんな、独身である20代から妊娠出来ないのでは、と言う悩みと辛い症状との
間に立って、悩んでいる人たちばかりです。

私は幸い理解あるパートナーに恵まれたので(特に私の場合は妊娠も出来ましたし)心の地獄から立ち上がれましたが、世の中には人にも言えず苦しんでいる女性達が
今も沢山います。

子宮摘出した人でも、素敵な人と巡り合って幸せになっていらっしゃる人も大勢おられますが、(これもまぎれもない事実です)
中には離婚された方、結婚を諦められた方も同じ位いらっしゃるというのが、
現状なのです。

これまで当事者の話ばかり聞いてきたのですけれど、
そういう女性を恋人、あるいは妻に持つ男性や、健康な体の女性が、もし自分が
この問題に関わった時、どういう反応をされるのでしょうね?

向井さんはこれから70近くのリンパ節を取る手術を受けられるそうです。

彼女の、涙を流しながらの
「赤ちゃんが私の病気を見つけてくれ、私の命を救ってくれたと思っています。
ですからこれから意地でも元気になってやる、と思っています」
の言葉に、大いなるエールを送りたいと思います。

・・・でも、個人的に入院中の彼女にこういう会見をさせる必要があったのか?
と、私は疑問に思うんですけどね・・・。

30代になったら、是非女性の方は年に1度、検診を受けてくださいね。

行きにくい場所でしょうけれど、いいホーム・ドクターとしていい婦人科医を
早いうちから見つけておくと、本当に助かりますよ。

[1]しもさんからのコメント(2000年12月20日 20時17分33秒 ) パスワード
  

熟考中。

ぽく ぽく ぽく (一休さん風)

[2]寝る子さんからのコメント(2000年12月20日 22時40分00秒 ) パスワード
  

彼女の会見の中で1番印象的だったのが、レポーターからのこういう質問。

「この度のことで得た事はなんですか?」

・・・失いすぎるほど失った、と感じている彼女に・・・と、最初は思ったのですが、
彼女はしばらくじっと考え、こう言いました。

「自分が・・・こんなに弱いんだな、っていうことに気付いた事でしょうか。
周りの人に支えて生きているんだなあって、つくづく思いました」

これには言葉がありませんでした。
凄い人だな、と、素直に思いました。

彼女が外出許可を貰ってこの会見を敢えてしたのは、
ひとりでも自分のようなことにならないよう、
若い人にも検診を訴える為だったそうです。

十分過ぎるほど苦しみぬいた彼女が、このどん底の時に自分の弱さを「得たもの」と
して感じ、自分はこうなってしまったけれども、他の女性が同じ苦しみを味わう事のないように、と、語る姿はとても美しく思えました。

私たちの命は実はとてもはかないものです。
普段はつい忘れがちですけれどね。

でも、「花ははかないからこそ、美しいものを」
と、言う言葉もあります。

優しさはやはり美しさです。
そして優しさは強さです。

ステップアップする人は、実はこういう時に光り輝いたりします。

この美しさを愛しいと感じる人が多ければ多いほど、
世界は美しくなっていく、と、私は信じるひとりなのですが。

[3]サーパンスさんからのコメント(2000年12月21日 00時29分10秒 ) パスワード
  

向井亜紀さんには、がんばってほしいですね。

今、娘が病気してますが、娘が元気な頃には思い得なかった感情があります。
ちょっと前は、娘のいたずらには困ってましたが、今では寝たきりです。
なんだかさびしい・・・。

健康なのは当たり前かもしれないですが、それに感謝しなくてはいけませんね。
[4]寝る子さんからのコメント(2000年12月21日 00時35分48秒 ) パスワード
  

・・・そうでしたか。

ご本人も、ご家族の方も大変ですね。

でも、家族の絆は確かに強まりますもの。

私も何度も突然入院していますが、家族に支えられている事、
とても強く感じます。

お嬢さんが早く良くなられますように、心からお祈り申し上げます。
[5]アスパラGさんからのコメント(2000年12月21日 20時10分34秒 ) パスワード
  

久しぶりに帰ってきたらずいぶん深い議題が立ち上がってますね.
寝る子さんも何か背負ってることがあるのでしょうか?私もいろい
ろ持ってますけどね.くよくよしたって始まらないと思ってます.

そういう意味ではここはいい気分転換です.

首記の話などは痛いほどわかりますね. 生命に関わる真実という
一撃を食らわされたら、誰もが途方にくれるものだと思います.
それが家族であればなおさらのことで、鬱状態に陥っても不思議で
はありません.

親の立場としてはまず家族はどうしよう..と考えますね.経済的
な問題、医療に関する費用、不安などなど..そんな多くを何度も
見てきましたし経験もしました. それがいやで医学を諦めたりし
てね...
件の報道は見ていませんが心中察するに余りある、といったところ
です.


>娘が元気な頃には思い得なかった感情があります。

これはほんとにその通りですね.親の気持ちというのがこんな時に
分かるような気がします.いつもはうるさくて「静かにしろ」と思
う事もありますが、具合が悪い時のあの弱った顔を見るとなんとも
やりきれませんね.



[6]寝る子さんからのコメント(2000年12月21日 22時29分52秒 ) パスワード
  

私は「子宮内膜症」と言う病気を患っており、まあ早い話何度手術を受けても
強い薬を使ってもどんどん進行し、完治が今の医学では望めない訳です。

もっとも子宮・卵巣を全摘すれば治るんですけどね。
ま、そうは簡単にはいかないのは勿論ですが・・・。

でも、アスパラGさんと同じ年になっただけのことはあって、
「上手に諦めること」も少しは出来るようになりました。

医学的なことは専門に研究されていらっしゃる方がいらっしゃいますが、
それだけではないのが、この病気の難しいところです。
人生が大きく変わることになり、
特に若い女性の精神的な動揺はかなりのものだと言っていいでしょう。

私は主にそういう病気の方のお話を伺うことで、気持ちの方のケアのお手伝いを
させて頂いています。

そういうおばさんの存在って案外必要とされていて・・・。
うーん、どうしてでしょうねえ。

皆さんお辛い毎日の中で、漠然とした不安をお持ちだからでしょうか。
将来はどうなるの?とかね。

私じゃとてもお手本にはならないんですが・・・ははは(照)

病気というのは誤解を恐れずに言えば、ある意味とても平等なもので、
健康な人も突然突き落とされるような気持ちにさせられるものです。

今回の向井さんの会見を見た、同じような病気を持つ人間には、
痛いほど彼女の気持ちが伝わってきたようですね。

婦人科の病気は一般にタブーとされているところがあって、
なかなか表に患者の気持ちまで出ることはありませんが、
それをオープンにすることによって何かが変わればなあ、と、思っています。

向井さんが仰ったように、そのことでひとりでも早く病気が見つかり、
いいドクターに出会え、いい治療を受けられれば、と、いつも願っております。

せっかく勉強を続けてきたのに、仕事が続けられずに諦める事もなくなるかも。

好きな人との結婚も十分に相手に納得してもらう事で、成就できるかも。

婦人科医の意識をかえることも出来るかも。
(子宮・卵巣は生殖の為の器官、という考えをお持ちのドクターもまだ多いので)

どの病気も辛いです。
家族が病人を抱えると、もっと辛いかもしれません。

でもその中でなにかが生まれるような、気もするんですけれどね。

あまりに楽観主義的な考え方かな?

でもそのほうが好きなんですよねえ・・・。
性格なんでしょうかねえ・・・。

[7]fumichanさんからのコメント(2000年12月22日 04時14分36秒 ) パスワード
  


>いつもはうるさくて「静かにしろ」と思う事も
>ありますが、具合が悪い時のあの弱った顔を見
>るとなんともやりきれませんね.

 うちの娘も4ヶ月になろうとしていますが、まだ首が座りません。抱き方が悪かっただろうか、あやすのが乱暴だっただろうかと気掛かりでしょうがありません。発達遅滞かも?とおもうと狼狽し、ますますいとおしくなってきます。
上の子の方は、多分学童期になる前に手術が必要になると思われます。こちらは予後の予測が立つので狼狽はしていませんが。

 ガンの検診は無意味だとする人もいますが、そんなことはありません。毎年検診を受けているのに、たまたまある年の分をさぼったばかりに胃癌を見落として手遅れだったという例や、毎年きちんとバリウムを飲んでいるのに、検査の方法が、バリウムを全部飲んでから“胃だけ”を撮影するやりかただった為、食道がんを見落としていたなんていう例もあります。Gyne は専門外ですが、これからの時代、子宮頸癌は増え続けるんでしょうね。その反面、子宮体癌は減るんでしょうけど。
[8]寝る子さんからのコメント(2000年12月22日 07時35分15秒 ) パスワード
  

みなさんいろいろおありなんだなあ、ってつくづく思いました。

ついつい自分の中でいっぱいいっぱいになってしまいそうな時、
こういう場所で沢山の方のお話を伺える、というのはとても大切な事ですね。

今、自助会や、心療内科のカウンセリングを受けて治療の助けにしよう、
という考え方が増えていますが、
そういう意味でも沢山の人たちに助けられている自分を知ることが出来るというのは
いい事だと思います。

ガン検診はドクターのfumichanさんが仰る通り、大切な事だと思います。

私は誕生日の月に。
(向井さんはクリスマスにケーキを食べるように、と仰ってますが)
暗く、重いものと考えないよう、万が一の時にも
「あ、この機会に見つかってラッキー!」
と思えるように毎年同じ頃に検診を受けるといいかもしれませんね。

・・・でも頚ガンと違って、体ガンは検査がちと痛い・・・。
(あ、たいしたことはないんですが・・・)

未婚や、出産経験の無い女性にはどちらかというと体ガンの方が多く見られる
そうです。

ガン検診はその両方ありますが、普通は頚ガンのほうのことを言いますので、
心配な方は婦人科医に良く聞かれてから、場合によっては両方受けられたほうが
いいかと思います。

不正出血がある場合は、一応早めに受診される事をお薦めしますよ。


[9]寝る子さんからのコメント(2000年12月22日 07時57分59秒 ) パスワード
  

↑頚ガン、とまた書いてしまいました。

頸ガン、が正解でちゅ。
[10]しもさんからのコメント(2000年12月23日 23時30分30秒 ) パスワード
  

向井さんの会見は僕もテレビで拝見しました。
会見を開かれたのは今回の出来事をできるだけ
意義あるものにしたいとお感じになったからで
しょうね。赤ちゃんへの思いでしょうか。

翌日の前田さんのコメントも重く深く、印象的
でした。きれい事ではなく、正直で真っ直ぐな
思いをそのまま言葉にされてましたから。
苦しかった、と。

正直なところ、僕は前田さんのような結論が
出せるものか自信がありません。
でもおそらくですが、同じ事をするのだと思います。
彼女を想うその素晴らしい行動でも、もしかしたら
誰かを傷つけることになるのかもしれません。
それでもやっぱり、ね。


結婚の前には僕も病院に精密検査をしに行こうかな
と最近思っています。
[11]寝る子さんからのコメント(2000年12月24日 00時18分59秒 ) パスワード
  

最近は男性不妊も問題になっていますものね。

不妊治療は女性の為のもののように思われていますけれど、
この頃は最初に一緒に来院して、パートナーと一緒に検査を受ける例も
増えているとか。

精子の数が激減しているそうなんです。
不妊の半分は男性にある、とも言われる時代になりました。

はっきりしたことはまだわかっていないそうなんですけれど、
やはり言われているのは「環境ホルモン」説ですね。

古くは「沈黙の春」最近では「奪われし未来」という本で、
体には影響がない、と、これまでされてきた微量の化学物質が、ホルモンに影響を
与え、結果今様々な事が自然界で起こっているという話が載っています。

ホルモン異常が起こると、メスがオス化する(私のことではありません・・筈です)
や、その逆でオスがメス化するとか、
先ほど書いた精子の数が減る、あるいは婦人科の病気が起こる、などなど
沢山の問題が起こるとされています。

私的なことになりますが、まさにしもさんが「もしそうなら」と、
悩まれる・・・かもしれない問題で、
ひとつの恋に終止符を打ったことがあるわけですが、
時間が優しくしてくれたせいでしょうか、
それともやはり私なりに生きてきて、今が幸せと思えるようになったからでしょうか、

今は十分納得の行く「性」についての考えを持つようになれたんですけどね。

今、結論を出すことは難しいですけれど、
やはり子供を持つと言う事を十分考えられた事には感謝しています。

こればかりは「コウノトリのご機嫌」ですものね。

何もなくしてしまった、と、思うことから始まる事もあります。

人間は、自分でも気付かない、色々なものを持っているかもしれないですね。

向井さんの治療の事は察しがつきますので、これから彼女がどれだけ大変な生活を
されるのかがわかります・・・。

まだ30代半ばの女性として、現実はとても厳しいものとなるはずです。

でももし彼女が一生を終えるとき、(今じゃないですよ)
「私は幸せだった」と、きっと思えるんじゃないかな。

彼女のそういう生き方、うまく言えませんが、
心から応援したいと思っています・・・。

[12]しもさんからのコメント(2000年12月24日 00時35分42秒 ) パスワード
  

しもです。ちょいと補足を。

沈黙の春以来のセンセーショナルな警鐘となったのは
「メス化する自然」もではなかったかと思います。

環境ホルモンは日本での造語です。元々英語では
「エストロゲン類似物質」と言います。
エストロゲン:重要な女性ホルモン ですね。

今、環境ホルモンとして問題となっているのは
女性ホルモンとして機能する物質が世界に溢れ、それが
動物の体内に取りこまれ、ホルモンバランスを(女性側へ)
崩している事によるものです。

男性は女性化する傾向にあり、精子の減少や生殖器の
未発達と言った問題が出てきています。
女性には女性ホルモンが体内で過剰に認識されるために
女性ホルモンにより発達、機能する器官(子宮や乳房など)の
異常が増加しているのです。

厳密にエストロゲンなどの内分泌ホルモンを認識する
レセプターを持つ個体が現れること(可能性薄)を期待するか、
現在の石油化学の恩恵を捨て去るか。もうそのレベルまで
この環境ホルモン問題は深刻化していると思います。
書店に関連図書があります。次の世代の事を考えて、
自衛策を講じられることをお薦めします。
[13]寝る子さんからのコメント(2000年12月24日 00時45分51秒 ) パスワード
  

大酒飲みの理工系の方はさすがですね。

お助け下さって、有難うございました。
[14]寝る子さんからのコメント(2000年12月24日 19時35分42秒 ) パスワード
  

せっかくですので、ちょっと内分泌撹乱物質についてのお話も。

これは↑で書かれた「エストロゲン類似物質」と、思ってください。

食物連鎖の頂点にいる人間への影響はとても深刻になりつつあって、
増える事は十分考えられますが、減って行くことはまずない、と言っていいでしょう。

私が最初になぜ?と、思ったのは、この内分泌撹乱物質がこんなに世の中に
ばらまかれていて、大げさに言えば全ての人類がその被害を受けているのに、
どうして内膜症になるひと、ならない人がいるのだろう、ことでした。

今、仮説として取り上げられているのは、
ダイオキシンなどの汚染に対してとても感受性の高い人と、そうでない人がいて、
感受性の高い人の内膜はその影響をうけやすいのではないか、
あるいはダイオキシンなどの関連で、免疫機能が阻害されているのではないか、
ということみたいです。

今回、代表的なダイオキシンで説明をさせて頂くと、
ダイオキシンはダイオキシンレセプターと結合して細胞内の核に働きかけ、
色々な作用をするという、ダイオキシンによる遺伝子活性化モデルがわかって
きているんだそうです。

ダイオキシンが体内に入ることで遺伝子が動き、エストロゲンとして働いたり、
その逆に押さえる働きをしたりしてエストロゲンの撹乱作用が起こるわけですね。

これらの遺伝子は子宮内膜でもすでに見つかっています。

さらに子宮内膜症患者の子宮内膜におけるダイオキシン関連遺伝子発現量の
比較では、ある遺伝子は初期のものよりもっと進んだ病状に有意に高いことも
わかっています。

・・・遺伝子も?
ちょと怖くなってきましたでしょ。

子宮内膜症は年々増えてきており、厚生省の発表で、受療患者数は約13万人。
実際は100万人以上と推定されていますし、
20代から30代の女性の疾患の受療率の比較をすると、
子宮内膜症が1番高い結果であったこともわかっています。

勿論ライフスタイルの変化などもありますから、
内分泌撹乱物質だけが原因とは言えないですけれどね。

でもまだまだわからないことだらけ。

私たちに今出来る事は、そういうことがあるということを知ることと、
環境ホルモンと呼ばれるものは一度体内に取り入れられると排出が難しい、
という事を知ることでしょうか。

唯一、腸肝循環として胆汁に出てくるため、それを何とか利用して排出できない
だろうか、という研究も始まっているそうです。

そうそう、缶コーヒーなんか(中に入っているものはお茶とかジュースも)
にも、塩ビのラップフィルム、手袋などからでも内分泌撹乱物質(ダイオキシンだけ
ではない)汚染が進んでいるそうですよ。

こうなってくると、もう地球上の人類の問題としてもっとクローズアップされて
最優先で取り組まなくてはいけない問題のようにも思えてきますね。


[15]寝る子さんからのコメント(2000年12月29日 00時48分47秒 ) パスワード
  

今日、ちょっと低用量ピルについて相談を受けてたんですけど、
20代の女性で、内膜症は今のところ症状がまだ軽いので、ピルを使いたい、
ということでした。

ご存知の通りピルは避妊薬として広く知られていますけど、
排卵を止める、ということで生理痛のひどい人には楽になるんですね。

(生理に伴う痛み、卵胞発育、排卵に伴う卵巣付近の癒着の痛みを和らげる、
チョコレート嚢胞、腹膜病変、腺筋症、その他の内膜症の成長や新たな発生を
押さえる、などの期待が持たれている)

でもその女性、ちょっとピルの避妊薬としての方の話を詳しく聞きたかった
みたいなんです。勿論そういう知識は大切ですもんね。

先日の向井亜紀さんの会見で、彼女はご自分が「子宮頸ガン」であることを
公表されました。
私も本当に感動したことは以前書きましたね。

ところで、みなさんは「子宮頸ガン」がどんな病気かご存知でしょうか?

「子宮頸ガン」は、「子宮体ガン」と違い、性交渉でおこるものです。
だから勿論男性にもある筈なんですけど・・・。
ただ、体の構造上、どうしても女性のほうが不利のようですね。

だからいくら若くても、性交渉のある人には、起こる可能性は平等にある訳です。

ヒトパピロマウィルスと言う病原体でおこり、
尖形コンジローマも同じ病原体でおこります。
だからといって尖形コンジローマの人がみな「子宮頸ガン」になる訳ではないので、
そのへんはご承知くださいね。

性交渉の経験者なら可能性はゼロではありません。
自分か、パートナーか、そのまた過去のパートナーか・・・と、どんどん対象者が
広がっていくので、そのウィルスが誰のか、特定するのは難しいかも。

エイズウィルスの方が弱いのでは(ウィルスが生き残る環境が必要)
とまで言われているようですね。
つまりはとても日常的にある、と考えていいと思います。

それを阻止するには、男性の装着する避妊具を最初から最後まで使用しないと
効果がありません。

ピルの限界がそこにはありますね。
最近はアレルギーの人のための避妊具も出ていますので、ご参考までに。

ピルを手軽に使いたい、と思っている健康な女性も多いとは思いますけど、
こういう話もあることを知っておかれるといいかと思います。

以上、寝る子の「大人のための性教育」でした。


[16]寝る子さんからのコメント(2001年03月21日 21時17分22秒 ) パスワード
  

更年期のはしりで体調がイマイチなのかなーと思っておりましたら、
なんと今度は子宮筋腫らしいとのこと。

まー、忙しいったらありゃしない。

・・・なんて落ち着いているのは、実は26歳の最初の手術の時に、
筋腫の赤ちゃん(と先生は呼ぶのよ♪)が6個ほどあるのがすでに見つかって
おりまして、まぁ成熟期にそれが育つ可能性が十分あることを予期していたから
なんですけれど。

・・・ふうむ。困ったな。
低用量ピルを使おうと思っていた矢先、世界の中で日本のみ(なぜだろう?)禁忌となっている筋腫と診断されちゃったらば、使えないではありませんか・・・。
勿論、高血圧、煙草を吸う人なども使わないほうがいい薬なんですけどね。

うちの母も同じ子宮筋腫でなんと3キロ以上あるのを摘出しましたからね。
(・・・痴呆症の祖母をうちで看ていたので自分の事は後回しになっちゃったのね)
絶対そうではないけれど、体質的に親子は似る、とも言われていますし。

また詳しい検査の結果、主治医とやりあって・・・じゃなかった、相談しあって(笑)
治療を決めると思うんですけど、さすがに3度目の開腹手術は正直滅入っちゃいます。

それでなくとも今年度は子供の関係の役員に任命されているし、
同居人も超がつくほど忙しい訳だし・・・。

卵巣嚢腫(右・左)、外性子宮内膜症(直腸・小腸・子宮・卵巣の癒着が月ごとに進行)
その上、ご丁寧に子宮筋腫とくれば結構フルコースですかねぇ。

まあ、ますますカウンセリングに箔はつくと思うのですが、
また面倒くさい事になっちゃったなあ、というのが率直な感想です。

でも定期検診を26歳から欠かさず来たので、妊娠も出産も可能だった訳で、
婦人科の診察を躊躇なさっておられる方がいらしたら、
お気持ちはわかりますけれど、
そこは女性の主治医として割り切って受けてご覧になりません?

最近また内膜症が進みすぎて大変な手術を受けることとなり、
その術後の後遺症に苦しむ人を知りましたし、
ガン検診を受けなかったことで発見が遅れ、亡くなられた女性キャスターのお話も
雑誌やテレビで取り上げられていましたよね。

くどいようですが、早期発見。

それだと選択肢はいくらでもありますので。

上の方で私30代になったら、なんて書きましたけれど、
どうか女性の皆さん、恐れずに20代でも受診を定期的にお受け下さいね。

脳天気な私が言うのだから、間違いありませんって♪
(ありゃ?もしかして逆効果でした?ごめんなさいまし・・・)
[17]服部 明子さんからのコメント(2001年03月21日 22時55分12秒 ) パスワード
  

子宮筋腫ですか。
これも手術が必要ですから大変ですね。
お察しします。

私の同僚が子宮ポリープの手術を受けましたけど
翌日には仕事に来ていたような。


いつも忘れているけど
時々自分が女性であることを思い出させてくれる
寝る子さんですね。
[18]ころんさんからのコメント(2001年03月23日 02時55分12秒 ) パスワード
  

>更年期のはしりで体調がイマイチなのかなーと思っておりましたら、
>なんと今度は子宮筋腫らしいとのこと。

>まー、忙しいったらありゃしない。

ってまた、軽めのノリでおっしゃってますが、大丈夫なんでしょうか?
・・・って、それはお医者さまがみてくださいますから大丈夫なんだろうけど・・・

私なんかは大きな病気ってないんで解りにくいところはあるけれど、
病気と上手に付き合っていくには、寝る子さん的なノリもある程度必要なのかもしれませんね。

まぁ精神的ウサは彦熱ではらしてください。
(管理人さんには未申請ですが)
私がお相手しますから(笑)。

>いつも忘れているけど
>時々自分が女性であることを思い出させてくれる

ほんとほんと。
[19]寝る子さんからのコメント(2001年03月23日 07時55分10秒 ) パスワード
  

アキコ姫、ころんさん、ご心配頂いてありがとうございます。

>いつも忘れているけど
>時々自分が女性であることを思い出させてくれる

実はこれは私のことだったりしますが(笑)

普段あまりに女性だったり男性だったりの区別なく過ごしているものですから、
家族にも子供の頃からず〜っと呆れられている訳ですが、
それでこういう病気で「もうちょっと考えなさい」なんていうことに
なってしまったのかもしれませんね(笑)

もう婦人科との付き合いは16年くらいになります。
他の病院はこんなに続けて通院した事はないので、
その方面にかけてはいい事も悪い事も含めてかなり詳しくなりました。

昔からそうだと思うんですけど、
結構タブー視されている部分や、誤解のある部分が多いカテゴリーに入ると
思いましたので、場所がふさわしくない、とお考えの方には申し訳ないのですが、
彦熱の方々を通じて女性にも男性にも「へえ、そういうこともあるんだ」
と、ご理解頂ければ嬉しいな、と思っています。

すっかり甘えて好きなことを書かせて頂いて、すみません。

精神的ウサは病気に関わらず家族にも、勿論彦熱の皆様方にも、
好き放題、しっちゃかめっちゃかに日常的にはらさせて貰っておりますので・・・。

おお、お詫びを申し上げる事を先にするべきだったのかも!(笑)

まあ、婦人科レポートみたいなことも時々できたらいいな、と思っています。

病は気から、というでしょ?

自分にはあれがない、これがないと思うより、
自分にはまだこれもあれもあるじゃない!と、
お陰さまで楽しんで毎日生活しております脳天気主婦なので、
ご心配頂くよりも、やっぱり本人は軽いノリなのかも知れませんね・・・^^;
(も、もしかしてアホ・・・?)

こうやって素敵な掲示板と出会えたのも、私にとってはとても嬉しいこと。
これからも懲りることなく、寝る子にお付き合いくだされば幸せです♪
[20]服部 明子さんからのコメント(2001年03月23日 10時02分55秒 ) パスワード
  

婦人科レポートっていいですね。
結局は私達女性でも分からない世界なんですものね。

突然、あなたは何とかですと言われたらたじろぐけど
あ、そう言えば彦島でどなたやらが書いてたっけと思い出せば
ちょっとは踏み止どまることが出来るとおもいますよ。

男性だって自分には関係ない(確かに100%)
でも奥さまとか娘さんとか母上とか
周りの女性に起きるかも知れない。

全く知らないでいるより
いつか役に立つかも知れないので
どんなものか、ま、その気があれば、ね。
[21]TAMAさんからのコメント(2001年03月23日 11時11分09秒 ) パスワード
  

>自分にはあれがない、これがないと思うより、
>自分にはまだこれもあれもあるじゃない!

素敵な考え方ですね。
寝る子さんや明子さん(勿論他の皆さんも)のお話はいつもとても勉強になります。
体調にお気を付けてこれからも素敵なお話を沢山聞かせて下さいね。
[22]寝る子さんからのコメント(2001年03月23日 17時44分56秒 ) パスワード
  

単なるお気楽主婦に有り難いお言葉・・・感謝感謝です・・・m(__)m

では今日の一言受診メモ。

不調を感じて病院に行って、その日の担当ドクターに
「あなたは○○です。だからこうしましょう」
などとその日のうちに言われたら、ちょっとまったぁ!

私の経験でも、10人のドクターに診て頂くと、10通りの診断と、
治療法が提示される事がままあるという、信じられない事実があるのです。
例えそれが、有名な大病院内であったとしても、です。

ガン以外は幸いな事にすぐ命を落とす事はありませんので、
1度お家に戻られて、本なりそういうHPなり、ご自分で探されて、
病気をよく理解されてから治療に取り掛かっても遅くはありません。

場合によってはセカンド・オピニオン、サード・オピニオンと、
どんどん医師と病院をかえて、ご自分の知識とクオリティ・オブ・ライフを
よく考えられた上で決断される事を是非お薦めいたします。

単純に「この先生、なんかやだな」でもいいと思います。

あまりに多い、「子宮と卵巣は取ってしまえば楽になる」
という婦人科たち。
女性も自分の体を医師任せにしないで、自分で知る事が大切になってきます。

心療内科医の知人とも話した中で、

「・・・彼らは外科系だからね。そのウインドウの中で仕事をするんだよ。
 言ってみればバーチャルの世界だよ。その世界だけで完結するんだ。
 それがうまくいけば問題は解決。君の言う通り、その後摘出手術によってどんな
 影響があるか、までは実際問題としてみていられないというのもあるしね。
 でないと毎日凄い数の手術なんてこなせないだろう?」

「僕らの仕事でもある。同じクモ膜下出血で手術を受けた患者さんがいるとしよう。
 脳外科医たちと全く考え方が違っているんだよ。
 うちのほうには『先生、後遺症なんでしょうか、こういうことが辛くて辛くて・・・』
 と相談にみえるけれど、脳外科医としては『あなたね。この状態で命が助かったん
 ですよ。そりゃあ多少色々あるでしょうけれど、それだけでも凄いんですから』
 と言う事になる訳だよ」

・・・ちょっと考えさせられる話ですよね。
[23]服部 明子さんからのコメント(2001年03月23日 21時55分40秒 ) パスワード
  

「寝る子の受診メモ」でもかまいませんが
新しいスレッドになさいません?

書き込みがどんどん増えていくと思うので。
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