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＜個人輸入＞のお話：
個人輸入の場合、うっかり関税率を失念していると大変なことになります。
海外旅行の際の土産には２０万円？の免税枠がありますが
これは海外に出た人だけの特権で、個人輸入する場合には適用されません。
課税額が１万円以下の物は「ギフト」として免除されることもありますが
これも例外なのです。
特にびっくりするのは革靴で、１足につき６０％か４８００円のどちらかです。それも「高い方」が適用されるのです。
例えばブランドの２万円の革靴は関税が１万２千円。
韓国製の３０００円の靴の場合は関税が４８００円になります＝７８００円の靴！
化粧品の場合は１品目ごとに１人２４個の制限がある。
ワシントン条約の輸入制限品は豹の毛皮・チーターの敷物・鰐革バッグ・とかげ。
輸入出来なかったり生産国からの持ち出し許可のいる物もある。
（CITESという証明書が必要になります）
この書類が無い場合は税関で保管されて買ったお店に郵送で頼むことになるが
３分の２は書類が証明書が送られてこず、結局、返送か所有権放棄の運命になる。
果物も植物防疫法に基づく省令によって制限がある。
東京税関の相談コーナーは03-472-7001
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ワシントン条約：
条約が決めた規制すべき野生生物は９８２点で
政令はその内約半分しか対象にしていない。
半分は対象外だそうです。
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贅沢＝夢
贅沢品とは夢を育む力を持つモノ。
フランスは贅沢品イメージ保護に力を入れている。
フランス式生活芸術を世界に広げたいのだそうだ。
フランスの贅沢産業の代表はＬＶＭＨグループ。
カバンやバッグのＬＶ。
シャンパンのモエ。
コニャックのへネシー。
デパートのボンマルシェ。
モードのディオール。ジバンシー。ラクロア。ケンゾー。その他。
香水のゲラン。
モード雑誌のマリ・クレール。
こうした現実を見るとエレガンスとか美とか言われているものの本質が見えて来る。
フランス式生活芸術と言ってもそれは要するにハイソサエティのライフスタイルということになる。
贅沢品志向は上昇する階級に属する誰もが持っている夢やファンタズムの世俗的現実化。
生活のモデルとして上流階級なるものが措定され
その具体的な表われが
上流の生活をイメージ化した贅沢品であり商標のロゴなのである。
もし本当の上流人士がいるとするならば
そういう人はブランドなど必要としないし
ワンランク上のステータスを目指して何かを追い求めるという必要もないはずだ。
自分がトップなら外側の規範など要らないからだ。
そういう人は結局は自分に回帰することになる。
そして清貧だとか
自分で作る食事が１番だとか言えるようになる。
だがこれらは贅沢を一通りやって来た人だけが口にすることのできる特権的な贅沢である。
立教大学社会史教授・北山晴一
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治安維持法：
５０年前に珍しい判決が６月１２日旧大審院（今の最高裁）であった。
名高い法律は多くの犠牲者を生んだが無罪は極めて珍しい。
被告はクリスチャンの浅見仙作。
信者に出した葉書きが国体の尊厳を冒したとして逮捕されたのが１９４３年。
７５歳の老人は頑固一徹。
懲役３年の判決を受けても無罪を主張し上告した。
公判は１９４５年３月３０日。
空襲で焼け残った部屋で開かれた。
裁判長は三宅正太郎。
証人は石原謙・塚本虎二と顔ぶれがすごい。
傍聴人の元東大教授矢内原忠雄は「日本一の法廷である」と書いている。
仮法廷での画期的な判決は新聞には１行も報じられなかった。
終戦の２ヵ月前。混乱とペラ１枚の紙面。
それどころではなかったのだろう。
しかし、「戦争と新聞」を考えさせられる判決ではある。
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植物のお話：銀杏
銀杏の木には雌雄があり
その判別はぎんなんを付けるまで分からない。
雄だと思って買って来たら雌だったり←雌は異臭があったりやかぶれたりするので街路樹には不向き。
なかなか難しい。
銀杏は実をつける迄に３０年以上かかるそうです。
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植物のお話：杉は谷・桧は腹で松は峰
木によって育ち易い場所が違う事を表わした言い方。
杉は深くて良い土で水気の多い場所が適している。山で言えば谷筋。
杉は特に役立つので昔から植林されています。
桧は杉に比べてあまり土地が良くなくても少しくらい乾いた土地でも育つ。
松は山の尾根のように風が強く、痩せ地で寒くても平気。それで海岸林に使われる。
それで１番ひ弱な杉は谷に、
１番たくましい松は峰に、
普通の桧は山の中腹に
という意味の諺が出来たようです。
「植えた杉、伐る時は松になり」
これは杉を植えたら数年間は下草をこまめに刈ってやらなくてはなりません。
これをしないと草がはびこりひ弱な杉の苗は日当たりも悪く養分も取られて枯れてしまいます。
するとそこにはひ弱な杉に替わってたくましい松が生えていつの間にか松林になってしまいます。
ですから杉を植えたらよく手入れしなさい、と言ってるのです。
三重県：尾松・谷杉・沿桧
大分県：峰松・谷杉・平桧
和歌山：桧は尾根に杉は沢に。
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高円宮邸新居完成：１９８６年１０月２８日。
４５００平方メートルの敷地に
１年２ヵ月かけて完成した新居は総工費４億３７７万円。
鉄筋コンクリート２階建て
延べ床面積は６９０平方メートル。
応接室・小応接室・食堂・事務室・寝室・客室・書斎・着替え室各１室
子供室２室
サンルーム分を含めて約５３平方メートルの居間兼小食堂から成る、だそうです。
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魚のお話：鯉（その１）
鯉には「手紙」の意味もあるのは
客が来て、土産に鯉を持って来た。
調理をしようとしたら
白絹に書いた手紙が出て来た、
という故事による。
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魚のお話：鯉（その２）
鯛を海魚の王というのに対し
鯉は川魚の長という。
出世魚とも呼ばれる。
鯉も出世すれば龍になることに由来。
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魚のお話：鯉（その３）
出世魚ととなえて祝儀用に供されるのは
体側の一列の鱗が３６枚あるので「三十六鱗」とも書き
また「六六魚」とも書く。
中国の諺に「六六変じて九九鱗となる」とあり
九九鱗とは龍の鱗が８１あるとの伝説から
鯉も出世すれば龍となるとのことに由来している。
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魚のお話：鯉（その４）
黄河はその源をコンロンに発し積石山脈を経てまず竜門に至る。
この地は激流の険所なので魚べつの類もここを登ぼれば竜になると言われ
鯉のみが登ぼり得て竜となる、とあるのを
人の出世になぞらえて登竜門となし
その意を祝するのに鯉が供された。
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魚のお話：鯉（その５）
ただし結婚のお祝いに限って鯉は使用しない。
これは鯉の腹にある第５の鰭を昔から
「ことどめのひれ」
と呼んでいたことから
子を産み出さずに止めるのは不吉だと言うためだそうです。
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魚のお話：鯉（その６）
世界１鯉を食べるのは中国で
料理店のメニューに「魚」と書いてあるだけで鯉に通じる。
これは↓本当？
鯉は竜門を登ぼって来たのだから
頭と尾に勢力を集中していた。
だから頭と尾が美味しいらしい。
頭と尾を最初に食べると中国人は食通だと思うらしい？
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＞頭と尾を最初に食べると中国人は食通だと思うらしい？
以前、中国人の取引先を接待をしたとき、魚の蒸し焼きが出てきました。
その方がどのように食べているのか、そっと観察してみました。
結論から言うと、「日本人とはまったく逆」の食べ方をしていらっしゃいました。
１．内臓およびその周辺
２．頭＆尻尾
３．身
中国人相手に、内臓、頭、尻尾をすすめると、非常に喜んで食べてくれます。
こういう部位は、お客さんや年長の方にすすめるのが中国での礼儀のようです。
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Nowhere Manさん↑は本当にそうだったのですか。
日本人は身は食べるけど
頭とか尾とか内臓は・・・
人に絶対すすめたりしませんよね。
う〜ん、文化とは一体・・・・？？？
それにしても Nowhere Man さんの確認を頂けて助かります。
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＞Nowhere Manさん↑は本当にそうだったのですか。
はい、ノンフィクションでございます（笑）
この一件以来、接待の度にお客さんへはどんどんすすめています。
「いらないからあげる」などとは口が裂けても言えませんが（笑）
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私だったら頭や尾や内臓なんぞすすめられて身を向こうに食べられたら
絶対！恨む！
交渉決裂！
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＞絶対！恨む！
＞交渉決裂！
中国人とは一緒に食事しない方が良いかも・・・（笑）
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今思えば（なんでこんな変な物を勧めてくれるのだろう？）と思い返す時があったような気がしますが、ひょっとすると、そういうことだったのかも知れませんね。
向こうは向こうの文化で親切だったのかも。
反省。
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＜その４＞の続き
戦う王女・アンティゴネの悲劇
身軽になろうと本を処分しています。
日本から大金掛けて輸送した本達なのでなかなか捨てられず
涙を飲んでゴミ箱に捨てています。
その中で「アンティゴネの悲劇」について書かれた物が出て来ました。
「人の国の掟と神の国の掟」について書かれたソフォクレスの作品でございます。
浅見仙作翁の事件はまさに「アンティゴネ」のドラマだったな、と思いました。
そして幽かに記憶している矢内原先生のご指摘通り。
（国の掟を破ったアンティゴネを罪人としたテーバイの国にはたちまち屍の汚れから発生した禍い
が広がった」
ま、実際はちょっと違いますが。
三宅裁判官も矢内原先生も「アンティゴネの悲劇」はお読みだったのかしら？と思いました。
あらすじ
アンティゴネは（あの呪われた運命の王）オイデプスの娘。
兄が２人（エテオクレスとポリュネイケス）に妹が１人。
オイデプスが王位を去った後、叔父クレオンが摂政となって両王子が１年交代でテーバイの王位に
即くことになったが
エテオクレスはこの約束を破って王位を譲らず、却て、ポリュネイケスを追放。
ポリュネイケスは復讐を誓ってアルゴスの王となってテーバイを攻め
エテクレオスとポリュネイケスは差し違えて共に死す。
王に即いた叔父はエテオクレスには丁重に葬りポリュネイケスの死体は打ち捨てて置くようにと命
じる。
この掟を破る者には極刑で臨む、と。
アンティゴネは妹を誘うが小心な妹は拒む。
それで国の掟が葬ることを禁ずる亡骸を神の掟を信じるアンティゴネが身の破滅を知りながらも敢
えて我と我が手で手厚く葬った。
たちまちアンティゴネは捕らえられ、その罪により生きながら岩屋に埋められるという罰を受け
る。
妹も自分は同罪だと主張する。
叔父の息子でありアンティゴネの恋人が助けようとするが殺されてしまい
叔父の妻は悲しみのあまり死んでしまう。
で、国の掟を破ったアンティゴネを罪人にしたテーバイにはたちまち屍の汚れから発生した禍いが
広がった。
ギリシア悲劇のテーマは古くて新しい
昔子供の時に読んだ時は（ふう〜ん）で終わりましたが
大人になってから読み返しますと
テーマが現代にもそのまま当てはまる、と驚いております。
古典は読まなくてはいけませんね。
ワタクシの場合は読んでも理解できませんでしたが。
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