[1] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月02日 22時42分23秒 ) | パスワード |
「源氏物語」は光源氏と源氏をとりまく女性達の織りなす色がさねさながらの
華やかな恋の物語ですが、源氏の死後の宇治10帖は淋しいですねぇ。
[2] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月02日 22時49分51秒 ) | パスワード |
宇治橋が「あはれ」な情景さながらだと聞きます。
朱色に塗られた橋と青く塗られた擬宝珠に飾られた宇治橋は
この物語の「橋がかり」だ、と。
晴れた日は水が絶え間なくゴーゴーと流れ
左手に朝日山、右手に槙ノ尾山がこんもりと緑深い姿を見せ
水も澄んで河原の石も白いのがよく分かる。
太閤さんはこの水でお茶を立てたと言われていますね。
でも、明かりがすっかり落ちれば夜の闇の深さや
朝霧が覆い尽くす春の様子は「あはれ」を誘う情景だそうです。
[3] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月02日 23時10分12秒 ) | パスワード |
登場人物が
薫:
体からなんともかぐわしいよい香りを放つ人物として描かれていますね。
一応源氏と女三の宮の息子ということになってますが実は源氏の子ではない。
薫は気がついているのです。
ですから物憂げな、人生を楽しめない様子であります。
匂宮:
薫に負けまいと名香を調合してたきしめている人物。
源氏が赤石の上に生ませた姫が今上天皇に嫁いで生まれた源氏の孫であります。
享楽的な色好みとして描かれています。
この2人がとったのとられたののお話であります。
場所は薫が兄の夕霧から貰った宇治の別荘でお話が始まります。
宇治でひょんなことから美しい2姉妹を見初め
薫は大君が好きなのですが大君は妹に譲ります。
薫は夕霧の娘との結婚話があったり公務が忙しかったりする内に大君は
薫に告白して死にます。
で、ここで光源氏と同じく「似た人」捜しになって行きます。
ここに「浮舟」という大君の異母姉妹が出現します。
だから薫は浮舟に夢中になります。
でも浮舟は投身自殺をしてしまいます。
でも横川の僧都に一命を取り止められ。。。
薫が訪ねて来ます。
薫に文にも返事をせず
「昔、どんな夢を見たのか不思議でなりません」と
断わります。
現世をきっぱりと断ち切る浮舟。
愛に流されてきた浮舟は一人「浮き橋」を渡ったのでした。
というお話。
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