[1] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月31日 05時15分39秒 ) | パスワード |
おんなのタイプいろいろ。
私は「あさがほ」が好きです。
時々「花散里」を演じる時もありますが
私の実像は「雲居の雁」かな?とも思ったりします。
「あきこ」という名は一目惚れタイプだと聞いたことがありますが
わたくしにも「おぼろ月夜」のような奔放さは備わっているのでしょうか?
それとも「いい男」が現われていないだけ?
ま、絶対あり得ないのが「明石の上」であり「紫の上」。
末摘花のように向上する女性もいいですね。
女は常に自分を磨かなくては、と思います。
男が逢う度に(いい女になったな)と感心するような女性。
自分では「六条御息所」のような激しい嫉妬は卒業したつもりですが
嫉妬のほむらはチロチロ燃えてはおります。
ふふふ
さて、あなたはどんなタイプ?
[2] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月31日 05時30分23秒 ) | パスワード |
「源氏物語」って凄いですね。
「愛」について、いろいろな女性が描き分けられています。
どんな女が幸せなのか?
そして「男」の実態も描いていますね。
源氏1人、さまざまな女と係わり、いろいろな男の姿を現わしています。
可愛い男、カッコいい男、おっちょこちょいの男、自分勝手な男、失意の男、成功した男。
いろいろです。
男と女はお互いさまよね。
お互い相手を思い通りには出来ない。
だったらどうするか?
1番幸せだった筈の紫の上が思いがけない源氏の裏切りを知って死んでいくところは
「愛とはなんて頼りないのだろう」と悲しくなります。
愛に苦しむ時、自分はどうしたら良いのか、参考になさいませんか?
[3] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月01日 01時03分46秒 ) | パスワード |
紫の上:意志を持たない女
10歳の時でしたか、源氏が彼女を見つけたのは?
好きな人の面影を持ってる女の子だから
代わりに育てた。仕付けた。愛した。
私だったら身代わりに愛されていると知ったら逆上します。
10歳から源氏だけを見て源氏の願う通りに生きて
だから死ぬ時も源氏のことを心配しつつ息を引き取る。
女三の宮を正妻にした源氏に爆発しない、というのも私とは違う。
「源氏物語」の中の勝れた女性らしいですけど。
自分が死んだらこの人はどうなるのだろうと源氏を心配しつつ死ぬところは
分かります。
[4] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月01日 01時28分34秒 ) | パスワード |
明石の上:仕事の出来る女
源氏が須磨に流されて出会った女性です。
自分の立場を弁えている。
判断が1つ1つ客観的で、大人の女性ですね。
社長秘書にしたらナンバーワンというところですかね。
美しく・優雅で・趣味が良くて・控え目で。
源氏とは距離を置いて接しなくては自分がミジメになる、ということが分かっている。
結局は源氏との間に生まれた娘が皇太子妃になって入内するのについて行く。
そちらでご活躍。
ワタクシ的には「源氏物語」の中で1番頭の良い女性と思ってます。
紫の上も明石の上には負けたかな?と。
それは源氏に言い包められた紫の上と源氏を振り切ることの出来た明石の上の違いで
この差の原因は「子供」かな?と。
紫の上は源氏の家の中のことはうまく取り仕切るけど
明石の上は朝廷で活躍だから。
仕事の出来る女っていいな。
紫式部は自分の事・自分の夢を明石の上に託していたのかな?と思います。
ま、頭が悪くて+能力の無いワタクシには明石の上の生き方というのは
無理です。
[5] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月01日 01時43分47秒 ) | パスワード |
花散里:癒し系の女
自分がそんなに美しいわけじゃない、ってことが分かっている。
だから、どう源氏に接したら良いか弁えている。
嫉妬を出したり恨み言を言ったり、の女性ではない。
賢いのでしょうね。
でも、言う時には言う。
それも源氏がどのような事を言って欲しいのか、分かっている。
ワタクシも気分が良い時には花散里のような「いい女」を演じられますが
根っからそうじゃないですから長続きがしないですね。
すぐ馬脚が顕われてしまいます。
育ちがいいのでしょうね。
親の仕付けの良さを感じます。
[6] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月01日 02時07分15秒 ) | パスワード |
おぼろ月夜:困った女
遊ぶには都合の良い女、ということでしょうか?
大胆ですね。奔放ですね。ジャジャ馬ですね。後先考えませんね。はしたないことも平気ですね。
でも、男性にとっては面白い女なんでしょうね。
雷の夜でしたか?
心配した父親に濡れ場を見られてしまいましたね。
ゲェ〜。
父親も困ったでしょうね。
嫁入り前の娘が変な男に抱かれていたところを踏み込んでしまったなんて。
ふふふ
最高の男と結婚が決まってるのに
将来の無い男にアヴァンチュールで許してしまうなんて。
父親は母親とともに激怒ですよね。
でも朱雀帝はそんな彼女を許すのですよね。
この帝という人はいい人なのよね。そういうのはおぼろ月夜にも分かって涙が出てしまう。
でもやっぱり彼女は源氏が好き。
それでもやっぱり源氏が好き。
お兄さんと弟を愛してしまうところなんか「和泉式部」のスキャンダルを連想させますね。
可愛い女なんでしょうね。
男性はこういう女性も面白くて好きなんでしょうね。
でも女性はこういう女の存在を許せませんね。
「なんなのよ、あの女!」
って官女達が悪口言ってたのが聞こえてきそうでございます。
[7] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月01日 03時24分39秒 ) | パスワード |
あさがほの宮:傷つきたくない女
おぼろ月夜と正反対の女性でございますね。
体を許さない女。
「オフ会はいやよ。メール友達のままでいましょ」というタイプですね。
結局は傷つきたくないって事なのでしょうね。
恋の駆け引きを楽しむだけ。
それはやはり源氏を取り巻く女性達の苦しみを見ているからでしょうね。
「あんな風になりたくない」
だから男が忍んで来るのは侍女達が手引きする、ということも知っている。
なかなか危機管理意識も高いです。
いつかは冷める愛よりも長続きのする友情を選んだ女。
運命に弄ばれる女が多い中で
運命を逆にコントロール出来る女もいるんだという好例ですね。
何故「あさがほの宮」が踏み止どまったかという理由を
私は彼女は源氏とは従兄妹だったから、と思います。
女って最初の出会いで「友情」で終わるか「恋愛」に至るかが決まると思うのです。
この2人は、彼女が神さまにお仕えするという身分の前提で育ってるから
彼女はきっぱり「体の関係はいやよ」と言えたのだと思いますね。
手紙のやり取りで時々は筆が走ってしまったこともあると思いますが
そういうのは破り捨て
当たり触りのない風雅な手紙に書き換えて源氏に出していたと思いますね。
源氏にはつまらない女だったでしょうね。
[8] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月01日 03時44分39秒 ) | パスワード |
六条御息所:魔性の女
女は恐いぞ、という女性ですね。
頭の良い女性なのに自分の恋になると盲になってしまうタイプ。
それどころか彼女の場合は生霊となって
源氏の正妻(葵の上)や愛人(夕顔)を殺してしまいました。
さらには源氏の2番目の正妻(女三の宮)を尼にしてしまう。
執念深いですね。
なかなか吹っ切れない。
自分の娘を源氏に託す時でさえ「私と同じような目には合わせないでくれ」と言いますからね。
成長が無いですね。
頭で分かってても愚痴をこぼさずにはいられない典型的日本女性でしょうか?
いつまでも昔のことを持ちだされて源氏もヘキエキとしたんじゃないですかね?
六条御息所って、この時代の一般的な女性像だったように思います。
訪れてはくれない夫を待って枕を濡らしていた女達。
藤原孝標の母なんて六条御息所の姿と重なります。
[9] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月01日 04時23分41秒 ) | パスワード |
六条御息所:男がご辞退申し上げる女←某性愛表現で有名な医者上がりの作家談
男性から言わせると「おぼろ月夜」とは反対に、
男がすぐ「目が醒めてしまう」タイプの女だ、と。
早い話が「床下手」と言うか「ゆるい」と言うか
このタイプの女性とは2度とお相手して欲しくない、という女性らしい。
それが心情的になのか肉体的になのかは行間からは今1つ分からないけど
源氏には「避ける理由」があった、と。
1)彼女は思い詰めるタイプで粘着質で執念深い。
だから源氏には欝陶しく不気味だった。
2)表面は上品で慎み深く見えるけど
気位の高さが源氏には鼻についた。
3)カク抜きの「性格の不一致」。
源氏は女性関係が多かったので1回で飽いてしまった。
ブスでも「体のいい」女と
1回で「もう充分」という女と。
源氏としては面と向かって言う訳にはいかないのでつかず離れずの距離を取った
という訳だそうです。
「おぼろ月夜」とは正反対に、
世間は「六条御息所」のような女性には同情を寄せ、
「何故あのような美しい見事な女性が離婚になど?!」と不思議がるけど
男は「まるで丸太ん棒を抱いてるみたい」とは言わないのがエチケットなので
ひたすら悪役に徹して口をつぐむのだ、と。
ふふふ
[10] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月02日 22時37分56秒 ) | パスワード |
末摘花:努力する女
森ヨウ子が好きな女性でしょうね。
ブスは一生懸命自分を磨く、って。
毛虫から蝶になる、そういう女性ですね。
この意味では「六条の御息所」の対極に位置する女性ですね。
こんなに自助努力する女性は源氏としても捨ててはおけない。
人間性を疑われてしまうから。
得な性格してる女性ですね。
食べ物に例えると「スルメ」かしら?
噛めば噛むほど味が出て来る、そういう女性。
人気は無いでしょうけど
男と女は「たで喰う虫も好き好き」ということで
ブスな女にも希望を与えますね。
ただ、ブスはブスでも、性格ブス(六条御息所)はいけません。
末摘花は「性質美人」ということでしょうね。
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