[1] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 00時16分28秒 ) | パスワード |
<展墓>あるいは<掃苔>
古人の墓を探し、香華を手向けること。
大変高雅で洗練された趣味。
永井荷風が生涯の楽しみとしていた。
[2] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 09時40分03秒 ) | パスワード |
出雲のはがね作りのメモだと思います。
3昼夜
砂鉄10トンを木炭12トンで溶かして
やっと2。5トンの鉄を得たそうです。
ケラ(金扁+母)という状態で出て来る。
粘土でベッドを作るそうです。
山から川へ流して
砂鉄と砂の比重の違いで区別したのだそうです。
[3] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 10時05分37秒 ) | パスワード |
瀬戸内海の魚
東京の魚河岸ではアフリカ産の蛸と久里浜の蛸を扱う。
アフリカ産:淡いピンク色でさくさくと歯が通るので入れ歯の人には便利。
久里浜産:茶褐色でシコシコと歯ごたえがある。値段はアフリカ産の3倍はする。
寿司屋に行って上等な「久里浜産」を出す店は上等なネタぞろえをしていると見てまず間違いはないだろう。
しかし、蛸はなんといっても瀬戸内海だ。色の表現がちょっと出来にくい。
中でも「明石沖」の蛸は「明石の蛸は立って歩く」と言われるほど身がしまり
最高級の扱いをされている。
対岸の鳴門の蛸もいい。
瀬戸内海はタイもいい。
タイもまた瀬戸内海産が最高とされるが
東京の魚河岸でもほとんど手にはいらない。
今、国産のタイでは鹿児島の阿久根沖のタイが最高とされる。
[4] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 10時07分36秒 ) | パスワード |
うどん:
高松のうどんは「かな泉」が良い。
そうめん:
素麺は2年待つと良い。
[5] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 10時12分44秒 ) | パスワード |
オーロラ
アウローラ・ボレアーリス (北極光)
ワルキリュアは戦いの処女たち。
殺される者たちの選び手。
彼女たちが使者に立つ時は甲冑が不思議なゆらめく光を放ち
それが北の空に輝きわたる。
人がそれを見てアウローラ・ボレアーリスと呼んだ。
[6] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 10時14分27秒 ) | パスワード |
音節:
日本語:わずか100数十の音節
英語:数千種の異なった音節
[7] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 11時52分14秒 ) | パスワード |
古典芸能の世界では、
柑橘系の花や実が好まれていた。
なかでも橘は、非時香菓トキジクノカクノコノミ と呼ばれ
古事記や日本書紀の神話ではタジマモリが常世トコヨの国からもたらした
という。
永遠の生命を象徴する植物で
黄金の実とともに白い花や香や常緑の葉も
多くの歌や物語で賛美されている。
大伴家持の「橘の歌」は
初花の枝を少女にプレゼントし、
袖に花をこき入れてポプリの香を楽しみ
ドライフラワーにしたり
実はブレスレットにしたという。
そんなキザなと思うようでは
ハーブ趣味のおしゃれ感覚についていけないどころか
万葉集時代の男たちにも笑われてしまうこととなる。
[8] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 12時00分41秒 ) | パスワード |
「バカヤロー」発言
ロッテの金田監督が球審の判定に抗議して「バカヤロー」発言。
昭和28年には吉田首相が予算委員会の席上で「バカヤロー」放言し
これがきっかけとなって内閣不信任案が可決となり衆議院が解散。
いずれも責任ある人間の不用意な発言が招いた事件である。
日本の物理学の基礎を築いた長岡半太郎も弟子たちを「バカヤロー」と怒鳴り
つける大変こわい先生であった。
雑誌を読んでいても気に入らない論文の著者を「バカ」と罵倒したと
長岡の伝記には記されている。
しかしこちらは学問に対する厳しさから出た言葉で
事実怒鳴られながら育った門下生の中からは多くの俊秀が輩出した。
[9] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 12時03分10秒 ) | パスワード |
照りもせず
曇りもはてぬ春の夜の
おぼろ月夜に
しくものはなし
源氏物語
[10] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 12時10分40秒 ) | パスワード |
源氏物語
与謝野晶子:「新訳源氏物語」←間違いが多い
谷崎潤一郎←本人が分かっている部分はそのままになっていて、難しい
円地文子←訳は美しいが官能的場面などに自分の想像した書き込みが多い
田辺聖子:「新源氏物語」
橋本治:「窯変源氏物語」
瀬戸内寂聴:「女人源氏物語」←原文に忠実の上、主語などを明確にしてある
[11] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 12時18分03秒 ) | パスワード |
源氏物語:
紫式部は「光源氏」を狂言回しとして
「女たちの出家物語」「女たちの心の変化」を書きたかったのでは?
源氏に愛されることで運命が変わっていく女性ひとりひとりの性格がはっきり書いてあり
女性たちは次々に出家する。
髪が女の命の時代に何故彼女たちは髪を短くしたのか?
出家する時、だれも源氏に相談しない。
一人で決断する。
頼りなく書かれていた女たちが出家とともに心の丈がすくっと高くなる。
皆せいせいとして後悔していない。
源氏に相談したために出家出来ずに死んだ紫の上は一番悲劇の女性。
[12] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 12時24分48秒 ) | パスワード |
紫式部
才女ぶりを買われて道長がパトロンになった。
愛人関係にあったのだろう。
紫式部日記によると途中から扱いが変わり
彼女は失望している。
紫式部は自分も含め
女性が幸福にはなれない現実をみつめ
捨てられた女の嫉妬や
プライドの高い女
低い身分の女に対する蔑視が物語によく出てくる。
ここで諦めないのが紫式部のインテリたるところ。
現実社会はどうにもならないが
仏に頼れば救われると考えるに至った。
[13] | おっちゃんさんからのコメント(2000年10月27日 12時30分23秒 ) | パスワード |
蛸とタイ。
旨そうだなぁ。お隣のお酒ネタですね。
>ドライフラワーにしたり
>実はブレスレットにしたという。
ほぉ。そうなんですか。
現存してないのかな。
好き・嫌い・好き・・・その頃から始まったのかな(笑)
[14] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 12時31分40秒 ) | パスワード |
源氏物語作者複数説?単独説?
54帖の中でも光源氏の死後の
特に宇治10帖は宗教色が濃く
作者複数説が出て来るが
同一説では
道長のために書いた後、
暫く時間を置いて
紫式部は自分の為に書いたのでは?
[15] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 12時41分22秒 ) | パスワード |
浮舟
薫と匂宮の2人の男性の間で悩んだ浮舟が出家し
薫は、もしかすると他に男がいるのでは?と疑惑を抱いて物語は終わる。
出家したい、が口癖だった薫の底の浅さ。
これでは浮舟の出家した心境なんて分かる訳が無い。
浮舟の出家場面のリアルさから
紫式部も出家したのではないか?
本当に出家するとは「失恋」などのような理由だけでなく
もっと形而上的な理由があるのではないだろうか?
[16] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 12時45分36秒 ) | パスワード |
おっちゃんさん:
素麺は2年待った方がいいというのは
何故でしょうね?
[17] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 13時01分43秒 ) | パスワード |
明治4年8月9日
散髪令(断髪令)が出た日。
ザンギリ頭は叩くと文明開化の音がしたそうで。
近頃のチャパツではたいした音はしないでしょう。
[18] | おっちゃんさんからのコメント(2000年10月27日 13時11分31秒 ) | パスワード |
わぁ。ご指名だあ(照)
アンチョコなしですが、
素麺は、延ばすときに食用油を使います。
時間を置くとその油の臭いとかが無くなると言われますね。
でも、最近は油を使わない製造方法もあると思いました。
素麺と冷麦の違いは、油を使うかそうでないかの違いだったと曖昧な記憶です。
あと、太さ。
[19] | 服部 明子さんからのコメント(2000年10月27日 13時34分41秒 ) | パスワード |
>時間を置くとその油の臭いとかが無くなると言われますね。
この部分が「料理駄目人間」のワタクシには分からないのですよ。
油が使ってあったら酸化して体に悪いんじゃないかと思う方です。
瓶詰とか缶詰は時間を置く方がいいと聞いてますから
素麺もそうなのかな?と思ってました。
どうしようもない料理音痴でございます。
素麺と冷や麦の違いは全く知りませんでした。
ありがとうございました。
ウドンと素麺の区別は分かるんですが。。。。自爆。。。
[20] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月04日 04時57分33秒 ) | パスワード |
日本は環境音楽などと表現しなくても
生活や自然と調和した音の文化の伝統を持っていた。
源氏物語は壮大なシンフォニーであり
枕草子はエリック・サティの曲や環境音楽に相当する。
王朝のシンフォニーの世界は雅楽であった。
源氏物語の紅葉の賀の巻は雅楽の場に彩られている。
光源氏や女達が日常楽しんだ遊びは室内楽で
横笛や琴・ソウ(竹冠に争)・琵琶に和琴を合奏し
その楽音が松風や水の音または虫の音と調和した。
枕の草子はすぐれて視覚的な文章だが
その背景にひめやかな音がある。
雨や風、鴬やほととぎす、衣擦れや牛車の輪だちのきしみ、
遣り水と瀧の音、そして笛や琴、歌や詩を吟ずる声。
「荒れた家の、雑草の繁る庭に、月明かりがくまなくそそぎ澄んで見える。
またそんな風に荒れた家の板の間から洩れてくる月。
荒くはない風の音」
ここに貴公子が通り係り
家の奥からかすかに響く姫君の琴の音を耳にすれば
典型的な物語の世界が始まる。
[21] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月04日 05時21分40秒 ) | パスワード |
「贈る難しさ」
家康がある時、九年母(くねんぼ)を手に入れた。
九年母は琉球渡りの珍しい果物である。
そこで家康はその1篭を隣国の北条家に贈った。
ところが北条家の方はそれが珍しい果物であることを知らなかったので
「なんだ、こんなモノ。小田原にはうまい蜜柑がどっさりあるぞ」と
夏みかんを車に山と積んで贈り返した、という。
そこで家康には北条家の人間が九年母を知ってる者がただ1人としていないことを知り
馬鹿にした。
九年母は、垂仁天皇の御代に
田道間守(たじまもり)が常世の国へ香菓を求めに派遣された時、
持ち帰るまでに9年を要したことからその名が付けられたという。
インドシナ半島の原産ミカン科の果樹で
初夏に芳香のある白い花を咲かせ
秋に果実を実らせる。
しかし熟して食用になるのは
1月から2月。
したがって九年母の季語は
花は夏・果実は秋。
人にプレゼントするのは難しい。
特に食べ物は難しい。
1)ありふれたモノであるが季節が早いから。
2)それが珍しくて入手困難だから。
3)おいしいモノだから。
4)高価だから(または安くても量が多くて高価になる場合もある)
この内(3)は問題が多い。
何がおいしいかは個人差があるから。
(1)と(4)は説明が無くても良い。
しかし(2)の場合は贈る側が説明を付けた方が良い。
珍しいというのは知られていないから珍しいのである。
受け取る方に知識を期待する方が無理である。
家康の責任である。
[22] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月09日 11時10分49秒 ) | パスワード |
アメリカでは医師が多過ぎて
連邦政府に医療関係の助言をしている団体である医療研究局が
医学部の学生を減らすように諌言したほどだそうです。
人口増加の1。5倍で医者が増えているそうです。
アメリカ人のインターンは1万7500人に対し
アメリカでインターンを勤めている外国人は2万2000人を超えるそうです。
問題は需要と供給の関係からすると
医師が多過ぎれば医療費が下がりそうなものなのに
逆に少ない患者から医療費を沢山取ろうと検査漬けであがるのだそうです。
[23] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月09日 11時14分04秒 ) | パスワード |
硬貨の通用限度は法律で額面の20倍までと決まっているそうです。
(1987年貨幣法第7条)
ただし相手が受け取れば限度を超えても問題はない。
明確な理由は分からないが
明治時代に銀貨の通用枚数を20枚に制限したことの名残りではないか?
とみられている。
[24] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月09日 11時24分52秒 ) | パスワード |
山歩きの服装:寒さと下着の関係
下着に綿は禁物。薄い毛か化繊を。
疲れは寒さで加速される。
おおむね零下10度風速10メートルでの遭難事故から検証。
風1メートルで体感温度は1度下がるので
マイナス20度ぐらいに感じたことだろう。
防寒に綿の下着は禁物だ。
汗で濡れ体温を奪うから。
綿の下着は脱いでセーターを直に着るのが良い。
綿の下着を脱がず上に一杯着ても意味がなく死亡する。
山の下着には薄い毛かポリプロピレnなどの合成繊維が良い。
これらは水分を放散し肌を乾いた状態に保つ。
パンツや軍手も綿や綿の混紡は避けること。
毛の下着は薄さが大切。
厚いと乾きが遅く汗で冷えるから。
[25] | おっちゃんさんからのコメント(2000年11月09日 12時19分19秒 ) | パスワード |
>硬貨の通用限度は法律で額面の20倍までと決まっているそうです。
疑問に思ってましたが、そうだったんですか。
(法貨としての通用限度)
第七条 貨幣は、額面価格の二十倍までを限り、法貨として通用する。
もっと勉強したい方は
http://www.normanet.ne.jp/~hourei/h042R/s620601h042.htm
[26] | おっちゃんさんからのコメント(2000年11月09日 12時35分24秒 ) | パスワード |
>[2]出雲のはがね作りのメモだと思います。
昨日の11月8日は「ふいご祭」でした。
ふいご祭とは、ええと・・適当なのがないなぁ。
http://www.sunfield.ne.jp/kmm/fuigo/yurai.html
15世紀からだそうで。
現在では、安全祈願です。
で、昨日一杯しちゃいました(笑)
[27] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月09日 13時43分45秒 ) | パスワード |
おっちゃんさん
フォローアップありがとうございます。
勉強になります。
[28] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月09日 23時38分54秒 ) | パスワード |
藤田紘一郎:寄生虫とアレルギー
ボルネオで血圧や血液検査・寄生虫検査をした。
彼らの風呂は暗濁色の汚ない河だった。
その河の水からは赤痢アメーバや回虫などの卵が検出された。
しかし子供達は健康そのものだった。
東京に帰ると早速寄生虫に感染するとどのような免疫反応を示すようになるか
を研究し始めた。
その結果、寄生虫は人の体に杉花粉やダニなどと結合しないようなIGE抗体を大量に生産し、アレルギー反応を起こす「肥満細胞」の表面をすっぽり覆ってしまっていることが分かった。
それが結果的に人のアレルギー反応がおこらないようにしていたのだ。
世界で最もアレルギー病が増えているのは日本人と旧西ドイツ人。
旧東ドイツ人は増えていない。
大気汚染や公害がひどく、食品添加物や農薬の規制もゆるい東ドイツで何故か?
最近その答えをハンブルグ大学医学部の調査が出した。
旧東ドイツの寄生虫感染率が高く
それがアレルギー病の発生を防いでいたのだった。
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