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月曜日にウチの会社の空港で１番エライ人と３番目にエライ人が
東京での会議に出席しました。
ワ〜イ、暫く羽を伸ばせる、と思ったのも束の間、
今日２人が帰って来ました。
アイテナリー：
月曜日午後ロス出発
火曜日夜東京に到着
水曜日夜ロスへ出発
水曜日午後ロス到着
ってコトは水曜日に会議があって
その夜の便でロスに戻って来たってコトです。
いくら飛行機代がタダでも私は嫌だな。
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で、今日の到着場は満杯でしたから
ウチの会社の１番エライ人は一般客同様
並んで待たされました。
で、彼の場合は２時間待たされました。
凄いですよ。
待ってる間しっかり背筋を伸ばしてました。
でも入国審査が終了して回転台に現われた彼の髪は乱れてました。
あ〜、やっぱり人間だったか、と思いましたね。
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待ってる間にヨソの会社のエージェント達と世間話をしました。
いろんな馬鹿話を聞かされました。
例えば某航空会社のパイロットは入国審査で引っ掛かってしまいました。
何と！彼の妻のパスポートだったそうです。
笑ってしまいますよね。
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ファミリー・サービスってありますよね。
老人とか子供が１人旅をするお手伝い。
ウチの会社では連絡を受けてるお迎えの人にしか渡さないことにしています。
でも、あるのだそうですよ。
全然知らない人が迎えに来ててその人に渡してしまうって事件。
恐ろしいですね。
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Ｑ航空で乗継便客の案内に連れて行ったエージェントが間違えて
隣の飛行機に乗せてしまった事件があったそうですが
ついこの日曜日にも間違えて
違うターミナルに客を連れて行った航空会社があったそうです。
ふふふ
馬鹿じゃないの？と思いますが、
航空会社の引っ越しってしょっちゅうありますからね。
例えばカナディアン航空なんて国際ターミナルからアメリカン航空の
ターミナル、それからＴＷＡのターミナルに移ったところ迄は
私も把握してましたが私が休暇に入る少し前にエア・カナダの経営下に
置かれたということでターミナル２に引っ越してました。
こういう情報はウチの会社では私が把握して流すようにしていますが
誰も教え合わない会社では上記のような事件はしょっちゅう起きているので
しょうね。
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最近は提携運航などと称するコード・シェアリングがあって
例えばユナイテッド航空のメキシコ行きとメキシコ航空の
メキシコ行きが同じ飛行機ってことがあるのです。
ではどっちの航空会社に乗ったら良いのかこんがらがってしまいます。
メキシコ航空は国際ターミナルの中にありますし
ユナイテッド航空は１番外れのターミナルで
違ってたからと言ってちょっと走って行ける距離ではありません。
最近は航空会社の同盟や協定が盛んでますますこんがらがっています。
私もいつまで把握出来ているモノやら最近は恐ろしいです。
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そうそうウチのエライ人がロスに戻って来た話をしてましたね。
私は緊張すると機内放送がこんがらがってしまいそうな気分になるので
今日はエミちゃんにやらせました。
だって空港のナンバー１とナンバー３が乗ってるのですもの。
緊張しますよ。
カンタスが本来の仕事場であるエミちゃんも
＜うっかり「本日はカンタス航空をご利用頂きまして」と言うんじゃないかな＞と
話してました。
昔＜某＞日本の航空会社に勤めてた人が競合他社に移って
「本日は＜某＞をご利用下さいまして」とやらかしたのです。
ふふふ
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今日のカバン係はＲという私と仲の良い人でした。
怒らないことで定評の人で
すっごく親切だから皆Ｒが大好きです。
でも今日はナンバー１がロスに入って来るってことで
Ｒも緊張してたらしくＲもドジりました。
ふふふ
オーバーサイズの荷物はエレベーターで到着場に送ることになってるから
南か北のエレベーターのどっちを使用するか
はっきり言ってくれないと私達は困る訳です。
それで、Ｒが「明子、オーバーサイズは南のエレベーターだぞ」と言ったのです。
ふぅ〜ん、南か、今日は
と、いつもなら「コピー。サウスサイドエレベーター」と復唱するのですが
私は緊張しているので
「ちょっとＲさん、南のエレベーター？北じゃないの？」と聞いたのです。
そしたらＲが「あ、北！北のエレベーターだ！」と言ったのです。
ふぅ〜ん、Ｒでも緊張してるんだ、とびっくりしてしまいました。
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私でも最近はエレベーターの南か北かは間違えないぞ！
昔はどっちが南か北かしょっちゅうこんがらがってたけど。
(^^;
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ウチのエライ人が入国審査を終えて到着場から出て行ったら
早速スーパーバイザーが背広の上着を脱ぎました。
ウチのナンバー１は私達が暑いからと制服の上着を脱ぐのを
禁止しているのです。
それでスーパーバイザーが「もう行ったから」と脱ぎました。
スーパーバイザーが「明子も脱いでいいよ」と言ったので
「全部脱いでもいいの？卒倒しない？」
と言ってやりました。
ふふふ
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私の友人が飛行機の中で接客中に飛行機のドアが閉まったそうです。
一旦管制塔から出発オーケーを貰ってから飛行機のドアを開けるのは
違反行為となってます。
パイロットは管制塔から叱られます。
でもねぇ、現場で働いていると知らないウチにドアが閉まって
飛行機も動き出すって、よくあるコトです。
友人は「降ろしてくれ！」と叫んで大騒ぎしてドアを開けて貰ったそうです。
「パイロットにすっごく叱られた」と友人が言ったので
「ウチのエージェントがそんなことになったらウチのパイロットなんて
機内放送で＜ウチのお馬鹿の地上職員が出損なってゲートに戻ることになった＞
って放送するんだってよ」と私が言いました。
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私が飛行機に入って仕事をしなくてはならない時は
スッチーのお姉さんやらケータリング（機内食）係りのお兄さんに
「入るからね。私が戻る迄はドア閉めちゃいけないんだからね」と
念を押して入ります。
私が昔このコトで叱られたのは逆の事態で叱られました。
仕事を終えて、飛行機から出て、さっさとオフィスに戻ってしまったら
皆は私がまだ飛行機の中にいるモノだとばかり思ってて
待てど暮らせど私が出て来ないので心配してたら
私はオフィスに居たので、すっごく叱られました。
目にも止まらぬ早技明子って。
当時は新人だったので（明き盲なんじゃないの？）とは言えませんでした。
本日の定説：
私にも嘗てしおらしい時もあったらしい。
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