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ハワイからロスに帰宅して
火曜日から出勤しました。
私のお気に入りのラジオのナンバーは８番です。
火曜日は無事件でした。
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水曜日は８番のラジオがありませんでした。
誰が私のお気に入りを持ってったのよぉ、
と内心面白くありませんでした。
みな、責任追及を恐れてログしないのです。
だから誰が８番を持って行ったのか分かりませんでした。
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どれにしようかな？
と迷って７０歳を超えたウチの長老エージェントとラジオの調子を調べました。
「Harry, come in, Harry」
「Go ahead, Akiko」
という具合に in と out を調べるのです。
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ラジオの調子が悪かったらそのようにメモを張っておけば良いのに
みな責任追及を恐れて知らない顔です。
それで私が使えないラジオにメモを張りました。
21JUN00
Transmitting OK
Receiving BAD
Akiko
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で、１番良いのを選んで私が使う事にしたのですが
それを落としてしまいました。
今度はメモに「 I dropped. I'm terribly sorry 」と書き込んで。
いやぁね、私のメモが２つもラジオに張ってあったら会社の人が
（明子は２つもラジオを壊したのか）
と思うじゃないね？
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木曜日：
私のお気に入りの８番のラジオを持って行くヤツが判明。
カバン係りのスーパーバイザーのＭです。
「何で自分のを使わないのよ」
と言ってやろうと思って止めました。
それでカバン係専用のラジオを持ってＭを追い掛けました。
「Ｍ、こっちがあんたのでしょ？！」
「それ、壊れているから」
と言うのですよ。
壊れてるなら壊れているって「修理願い」のメモを張ればいいのに
ヤツも知らない顔を決め込んでます。
で、結局、壊れているラジオが３つになってしまいました。
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カバン係は非常に劣悪な条件で働いていますから
「私の８番のラジオ」をＭが持って行ってもわがままは言えません。
（ったく、ショーガナイ男なのよねぇ！）
と思いながらマネージャーの机の上にＭのラジオを置きました。
メモを張って。
そしたら「３つも壊れてるのか。じゃ、到着係はラジオを２つだけ使うように」
とマネージャーから言われてしまいました。
１個壊したのはワタクシでありますから遠慮するのはワタクシということになりますよね。
でも、みなが、「じゃ、私、ラジオいらない」「僕のを明子が使っていいよ」
とお優しいコト！
やぁ〜ねぇ〜。。。
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で、結局、乗継便係の男の子がゴタゴタ言うので私が彼のラジオを使うことになりました。
ところがオフィスを出ようとしたらラジオが吹っ飛んで。。。。
ラジオが右と左に離れてしまいました。。。
ギエェ〜！
万事休す！
やだぁ。。。あたし、昨日１個壊したばっかりよぉ。。。
真っ青になったのは私だけでなく乗継便係の男の子もでした。
「ＸＸに見られなくて良かったね、明子」
と言ってくっつけてくれました。
調子も大丈夫で、もうホントにほっとしました。
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ワタクシのバヤイ昨日ラジオを壊したのをＸＸに現行犯で見られているのですよ。。。
うぅぅ。。。
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でも、あのラジオは in も out も大丈夫でしたから
私は「落とさなかった・壊さなかった」というコトになりますね。
ふふふ
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金曜日：
ラジオを落とさないように・壊さないように。。。
ストレス溜まるなぁ。。。
トイレに行って手を洗う時にも神経を使います。
落として割るあたりなら「ごめんなさい」のメモを張っておけばいいですが
トイレに置き忘れて誰かに持ち去られては大変です。
ラジオってホント持ちたくないのよね。。。
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金曜日はスケジュールの到着時間前にちゃんとウチのフライトは到着したのですが
ウチの前にゲートを使用していたカンタス航空がウチの飛行機が到着したというのに
モタモタ荷物を機体に積んでいるのです。
ラジオで「 for your information, Qantas is still loading baggage... 」
などと連絡したら金曜日担当のエライ人が飛び出して来てカンタスのエライ人に
話をつけに行きました。
ウチはウチで大騒ぎです。
結局はウチのＢＴ
（ actual time of arrival 実際の到着時間）
が５０分遅れの１時半になってしまいました。
到着場は混んでますから当然乗継便客に支障が出てしまいます。
更にウチのフライトの出発も遅れるということですから
成田到着に遅れが出るということになります。
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５０分遅れの到着ということで天手古舞になりました。
これについては省略。
今日はラジオのコトを書きたいから。
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最終的に仕事が終わって回転台周りには合計１２個の荷物がありました。
カバンを税関に運んで検査を受けるわけです。
到着のスーパーバイザーやら忘れ物係やオフィスにいるマネージャーに
「 We have 12 pieces of baggage to clear 」
と連絡しました。
トイレに行って手を洗ってラジオを忘れないようにちゃんと持って。
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税関の係官がカバンの検査を終えて私達はカバンのジッパーを閉めました。
殆どのカバンはアメリカ各地の目的地に乗継便カウンターから流されました。
私とスーパーバイザーが到着場で使用する道具箱などをオフィスに運ぶことになり
私は自分のラジオを掴んで到着場を後にしようとしました。
そしたらスーパーバイザーが「明子、それ、私のラジオだよ」と言うのです。
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見れば４番です。
私がログしたラジオは２番です。
真っ青になるワタクシ。
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スーパーバイザーは気楽に「落し物係が持って行ったんじゃないの」と言います。
私は（カバンの中にうっかり入れて乗継便カウンターでどこかに流したのだろうか？）
とか
（トイレに行った時、忘れないように、とちゃんと持ったよね）
とか
（道具箱の上に置いた記憶はちゃんとあるからドーシテ突然４番に変わってるの？）
とパニックです。
壊したのならごめんなさいって言えばいいだろうけど
カバンの中に入れてマイアミだかフィラデルフィアだかに流してしまってたら
笑われてしまう。。。
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到着場を隅から隅まで捜しましたけど見つかりませんでした。
困ったな
とオフィスに戻ったワタクシにスーパーバイザーが「落し物係が持って上がってた」
と教えてくれた時はホントほっとしました。
疲れたぁ。。。
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で、今日は仕事をお休みしました。
休息が必要みたいだから。
もう無理はしないことにしているのです。
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