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 投稿番号:101341 投稿日:2014年01月05日 11時08分44秒  パスワード
 お名前:空の青海のあを
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」

コメントの種類 :その他  パスワード

http://www1.nhk.or.jp/kanbe/

いよいよ放送です。

[1]空の青海のあをさんからのコメント(2014年01月06日 13時51分56秒 ) パスワード

初回:面白かったです。

少年時代(万吉役)の若山耀人君がすっごく良かった。
可愛いし、泣くシーンもすっごくうまかった。


ああいう商人系の祖父がいて武勇の父がいて
それで官兵衛という人物が育ったのか、と。


いわ(母役)の戸田菜穂さん。
やっぱり美しい。身分の高い役をやらせると本当に美しい。


今後  備前と播磨を 黒田家と宇喜多家が錯綜するのが混乱しそう。
その上に旧国名で高梁とか高松が出て来ると混乱しそう。

   姫路と龍野って15kmぐらいなのかな?
   じゃ、少年の足でも薬草を採りに行けたわけか、と。
 
   土地鑑が無いから、距離感が分からず、いちいち考えてしまった。


おたつさんが面白い。逆ナンパとは。南沢奈央なら押し掛け女房にピッタリ。
でも、おたつさんは政略結婚で官兵衛と別れることになるのかな?
[2]ときおさんからのコメント(2014年01月06日 23時58分56秒 ) パスワード

黒田氏は幾つもの流れが有る様ですね。
黒田氏の先祖は、一筋縄ではいかない様です。

近江の佐々木氏流の黒田氏は断絶しており播州の黒田城の黒田氏が佐々木氏流
というのは化帽である。っと言われていますね。

古来の赤松一族か、あるいは平安末期に別所一族より分かれた一族で、
後に赤松宗家から婿養子が入り赤松家の流れが流入したとも言われて居ます。

黒田官兵衛の先祖は播州のそのものであることが偲ばれます。
瀬戸内の鹿九居島で討ち死に人物に黒田氏が居ることからも、
播州から備前一帯に黒田氏や縁戚者が居たことが伺い知ることが出来ますね。
[3]ときおさんからのコメント(2014年01月07日 00時11分38秒 ) パスワード

祖父の流れ着いた場所は、ナレーションで姫路と言って居ましたね。

黒田官兵衛の父「職隆」の生まれは備前の福岡の市です。職隆3才の時、父重隆といっしょに姫路に移住して居ます。

室町時代の末の福岡は,中国地方では随一の商業都市です。
コピペ・・・(・・司馬遼太郎の「播磨灘物語」の冒頭の舞台となる。
『福岡とは山陽道の沿道にあたり、この時代中国筋における第一等の都会であったろう。村のそばに吉井川が流れていて水運がいいだけでなく、まわりに美田が広がり、気候は温暖で物成りがよく、餓えということを知らぬ土地だという。』・・・)
http://blogs.yahoo.co.jp/kanezane/61490292.html
(福岡城(備前国) - 三日月の館 - Yahoo!ブログ)


黒田官兵衛孝高(如水)曾祖父高政のものといわれる墓が備前福岡の妙興寺境内にあります。
この、妙興寺境内には宇喜多直家の父と祖父の墓所も有ります。


備前福岡は一遍上人の所縁の土地でも有ります。
さらに、鳥羽院番鍛冶を務めたとされる古備前派刀工の古地です。福岡一文字派のことですね。名刀、備前長船の中心地ですね。
また、渋染一揆の集合地点としても有名で、人権教育で妙興寺見学に行き、黒田家の墓碑や宇喜多家の墓碑にお目にかかると思います。

[4]空の青海のあをさんからのコメント(2014年01月07日 04時02分06秒 ) パスワード

少年時代(万吉役)の若山耀人君は1話限りなのかしら。
残念です。

攫われて赤松に連れて行かれて、心を入れ替えて、文武に励むようになって・・・
   の、シーンで
   素振りが以前のへっぴり腰からまるで違ってましたね。
   決まってました。

   かなり出来るじゃん、という感じで唸ってしまいました。


黒田氏は  もともと  黒い田  ということで日本全国で  憧れの土壌  ということで
名字として普通に人気なところから称したのかもですね。

もともと播磨とか吉備は古代からの良国でしょう?



>>播州から備前一帯に黒田氏や縁戚者が居たことが伺い知ることが出来ますね

もともとはこのあたりの人ですか。



出身は

1.元は京極の出で=近江国伊香郡黒田か

   そこから流れ流れて備前国邑久郡福岡に行って播磨国へ?

      京極の出というのは仮冒かも知れない、ですか。

      瀬戸内海沿岸地域だったら佐々木の子孫がもともと末広がりで繁栄してたでしょうね。



2.それか  赤松の流れ  かも?ですか。

   赤松氏なら播磨赤穂赤松の大族ですから、
   小寺さんも赤松の流れだし
   官兵衛の母が小寺の養女だった、ということで
   黒田家自身が赤松と関係が無かったとは言えないのかもですね。笑


       官兵衛の妻(てるさん)の実家の櫛橋は赤松だものね。

       やっぱり最愛の妻ってのは遠縁なら安心して愛せるし。


   赤松が執拗に黒田父に味方になって欲しいというのはそういう縁もあったのかも。


      赤松と小寺が喧嘩になった経緯から黒田は小寺に拾われたのかな?
      それでどうしても小寺を裏切るわけにはいかない「義」があったとか?



というところで黒田家はホントのところは元々は小さな小さな土豪の家から
小寺(村上源氏赤松氏)に繋がって

さらに宇多源氏京極氏の出身という金箔をつけていったのかな?
   この、犯人は長政あたりが家柄洗浄をやったのかも、ですね。

   それで長政が「黒田は元は佐々木の出身で、赤松に劣る家柄ではない」とでも主張したのかな?

   長政ならやりかねない気がする。俳優も松坂桃李だし。笑

   佐々木なら源平合戦で瀬戸内海沿岸のアチコチに一族がいたでしょうから。


どっちにしろ場所柄から、佐々木出身とも赤松出身とも言えるんでしょうね。
播州姫路なら赤松にちょっとは重いんでしょう。 
[5]空の青海のあをさんからのコメント(2014年01月07日 04時17分40秒 ) パスワード

>黒田官兵衛孝高(如水)曾祖父高政のものといわれる墓が備前福岡の妙興寺境内にあります。
>この、妙興寺境内には宇喜多直家の父と祖父の墓所も有ります。


こういうことからも「黒田と宇喜多」がこんがらがっていきます。


    黒田と宇喜多は元々弱小土豪で知り合いだったんでしょうね。


その上、宇喜多の主人の浦上は赤松の出身でしたよね。


    やっぱりこんがらがる・・・



>備前福岡は一遍上人の所縁の土地でも有ります。

そうなんですか・・・わたくしとしたことが・・・



長政の胸中もいろいろ浮かんで来ました。

東軍についたのも秀家に対抗心があったからかも知れないし。
これで小説が1篇書けますね。


いや、面白くなってきました。
   でもやっぱり黒田と宇喜多がこんがらがります。
[6]空の青海のあをさんからのコメント(2014年01月07日 09時06分27秒 ) パスワード

>瀬戸内の鹿九居島で討ち死に人物に黒田氏が居ることからも、
>播州から備前一帯に黒田氏や縁戚者が居たことが伺い知ることが出来ますね。


鹿久居島について調べて来ました:


座標
北緯34度43分9.5秒
東経134度18分17.1秒

面積
10.17 km²

海岸線長
28 km

最高標高
245 m

所在海域
瀬戸内海

所属国・地域
日本(岡山県)



鹿久居島(かくいじま)は岡山県備前市の島。
瀬戸内海に位置する日生諸島の一つで、本土の日生町と「うちわだの瀬戸」を挟んで向き合う。
日生諸島のみならず岡山県内でも最大の島で、地形は山がち。島内には鹿が多い(=久しくいる)ことから鹿久居と名付けられた。

無人島の期間が長かったが1947年から入植が進められ、2010年3月末現在の人口は12人。



歴史

昔は漁民が居住して鹿久居千軒とも言われたが、やがて無人島になった。

1455年(康正元年)には山名宗全に敗れた赤松則尚や有馬小次郎が備前国に落ち、赤松則尚は「カクイ島」で自害したという。

江戸時代に入ると、岡山藩主の池田氏によって1646年(正保3年)、1678年(延宝6年)、1679年(延宝7年)と1680年(延宝8年)に鹿狩が行われた。

1679年からは鴻島、梔島(現・前島)とともに岡山藩の馬牧場となり、島を開墾して飼料が育てられた。しかし、1691年(元禄4年)に5頭が産まれたのが最高で1698年(元禄11年)には牧場は廃止され、島は藩の流刑地となって西南岸の現寺湾の奥に流人小屋が設けられた。

1706年(宝永3年)から1709年(宝永6年)まで約160人前後の流人がいて、身分を10段階に分けられて開墾や薪集めなどを行なっていた。

しかし1710年(宝永7年)の時点で5〜6反しか開墾できず、費用の問題などからこの年で同島への流刑は取り止めになった。

その後は無人島として狩や林産の場となったが、1770年(明和7年)に禁猟になり藩の御林とされた。

1820年(文政3年)には寒河村に番所が設けられて山廻り役人が来た。

1858年(安政5年)の記録では、榊、松、肥草や落葉敷枝などが採集され、日生・寒河村から約600匁の運上銀が治められた。

1947年(昭和22年)から入植が再開し、現在はミカン栽培が盛んである。
また島の周辺は近世初頭から好漁場となっており、かつては漁業争論も起きた。

1993年(平成5年)には弥生時代の高床式住居などを復元した観光施設が建設され、貫頭衣の着用や赤米を含む食事が可能となっている。

2004年(平成16年)11月22日に頭島との間に頭島大橋が完成し、さらに同年には本土と鹿久居島を結ぶ日生大橋の建設が国の事業に採択され、こちらは2014年の完成を予定している。
[7]空の青海のあをさんからのコメント(2014年01月10日 02時40分51秒 ) パスワード

昨日の「ヒストリア」で
   廣峯神社と黒田は親戚筋
と言ってました。

   爺さんの代で廣峯神社の御師に(お札と一緒に)目薬も売ってもらってたそうですから
   かなりの繋がりがあったのでしょうから
   ま、そんなとこでしょうね。

   それか爺さんよりずっと前に廣峯と黒田が親戚だったことがあったかも知れないし。



松寿丸が匿われてたのは  竹中半兵衛の機転だった  と昨日は言われてましたね。
だいたい秀吉が匿ったとドラマでは描かれますが。


また松寿丸が匿われていた先は  昨日は岐阜の神社になってましたね。お稲荷さんかな?

これまでのドラマはお寺だったように思います。
松寿丸が墨染め衣装で箒を持って掃いてるシーンが描かれたりしてたから。


中津の城作りには姫路から瓦職人なんかを連れて行った
と昨日は言われてましたね。
その人々を住まわせてた所は  姫路町  と呼ばれていると。
[8]空の青海のあをさんからのコメント(2014年01月11日 22時59分03秒 ) パスワード

少年時代(万吉役)の若山耀人君
松寿丸役もするんですって。


   少年時代(万吉) + 若山耀人君 →  松坂桃李の長政に?
   

   長政はご幼少の砌は マシ だったのかしら?
   笑


長政って変人というか
かなり人間的に問題ありません?

    松坂桃李の長政ははまり役と思うけど
    松寿丸役まで若山耀人君とは。

    マサカでした。

    あ、あれはマツさカか・・・
    笑
[9]空の青海のあをさんからのコメント(2014年01月13日 11時37分41秒 ) パスワード

第2話:

既についてけなくなった・・・泣


櫛橋家と小寺家は親戚で従兄弟関係?
おたつさんの嫁ぎ先が浦上家で婿さんは浦上家次男の清宗。その後、三男の誠宗?
おたつさんの実家は神職で黒田家は武士だから、身分が全く異なるから、官兵衛との結婚は有り得なかった?
それでおたつさんは黒田家の養女として浦上家に嫁いだ。


浦上家って櫛橋家と仲間じゃなかったっけ?大昔。


つまり赤松という巨大な名家があった。

小寺家は赤松の一族で、更に、小寺と櫛橋も一族で、
櫛橋は赤松の家臣で、浦上も赤松の家臣で、


要するに巨大な赤松家が南北朝後に力を失って
バラバラになっていったのが戦国期でどんぐりの背比べが起きているというのがNHK大河の舞台背景?


あ〜
もうワケ分からない。

やっぱりどこが備前で播磨かこんがらがって来た。そのうちに毛利や尼子も絡んでくるものね。


御着は今の姫路の東部。
姫路も分かる
龍野も分かる
室津って龍野の南の港町。


今のところは播磨の国の南部の近隣同士のゴタゴタの話ですか?


おたつさんが嫁に行った先は浦上家で
婿さんは次男の清宗で婚礼の夜に赤松に襲われて浦上家は没落していくのですね。


おたつさんの御主人:
浦上 清宗(生年不詳 - 永禄7年1月11日(1564年2月23日))は播磨国の武将・浦上政宗の二男。
忠宗の弟、浦上誠宗の兄。

永禄7年1月11日、小寺職隆の娘を妻に迎える婚礼当日に赤松政秀の攻撃をうけ父・浦上政宗と共に討死した。

ただし、没年を弘治2年(1566年)とする説もある。理由としては赤松政秀と小寺家との関係などが挙げられている。


   おたつさんは婚礼の夜に襲われて御主人を殺されて義弟さんと改めて結婚?

浦上誠宗(なりむね 生年不詳 - 永禄10年5月18日(1567年6月24日))は、播磨国の大名。

浦上政宗の三男。名は「あきむね」とも読む。
通称、三郎九郎。別名・清宗、忠宗、景宗。子は浦上久松丸。


父・浦上政宗と兄・浦上清宗の死後、兄の嫁になるはずだった黒田職隆の娘、またはその妹を妻に迎えた。

一説には、赤松政秀が政宗らを襲った時、その娘も同時に討たれたので、黒田職隆は死んだ娘のその妹を嫁として嫁がせたという。

しかし、播磨国内での勢力拡大を恐れた、叔父の浦上宗景の意を奉じた江見河原源五郎によって暗殺され、これにより室津の浦上家は没落した。




ところで浦上家の家臣の服部久家は隈さんの御先祖?
[10]空の青海のあをさんからのコメント(2014年01月14日 06時14分48秒 ) パスワード

あらあら、おたつさんは夫の清宗と一緒に死ぬようですね。


おたつさん
なかなか賢い女性です。

   幼くして逆ナンパ
   適齢期になって割り切った結婚

引き摺らないタイプだったのね。


   こういう場合って男の方が引き摺るのかしら?


女性は「上書き型」って言われますね
さっさと move on 。

男性は「並列型」だとか。
○子もいいし、X子もいいし、甲乙つけ難し、と。(それで同時進行が可能になるわけね)


ま、もうちょっと考えれば、播磨国の南の半径15kmあたりの人間関係だから
ひょっとすると浦上家と伊吹家は親戚回りかも知れないし。

   でも、おたつさんの実家が伊吹家という名からすると伊吹山あたりの出身?
   三重県・岐阜県・滋賀県・愛知県
   こんなあたりの出身なら源平時代や南北朝時代あたりで播磨の豪族と縁があったかも。


なんかすっごく現代的な女性ということで、おたつさんには第1話から(えっ?!そうなの?!)と戸惑ってます。


官兵衛の方が引き摺るのかな?
だって男として一旦女と「結婚する」と約束したら責任感じるじゃないね?

おんなはサラッと「アンタの母親は政略結婚でも幸せだったからワタシだって」と言ってしまって
おとこは傷つくよね?

   (えっ?オイラとのあの時の約束はドーでもいいの?)と戸惑うじゃないね?


う〜ん・・・
なんか。余りにもサラッと2話が進んで  えっ?! と戸惑ってます。


ま、第3話で官兵衛がズルズル引き摺る心象風景をこれでもかこれでもかと描くのかな?


これまでの日本のドラマだったら、思いを遂げられなかった女がズルズル引き摺るってストーリーだと思うんですけど。
21世紀、ってことですかね?

バブルからデフレの20年を経て、女も男にひけを取らないように頑張って生きて行かなきゃいけないから
浦上との結婚は、おたつさんには  女の生き方の正念場  であったのかな?


そういう意味でも第2話にして既についてけない。
[11]空の青海のあをさんからのコメント(2014年01月14日 22時27分13秒 ) パスワード

おたつさんは「エピソディック・メモリー」が良い人だったんだな、と。


   遺伝子的にわたくしもオットも「良い」ので
   雨宿りのシーンに笑いました。


女:「ねえ、あの時のこと、覚えてる?」
男:(???)

女:「ほら、子供の時に雨が急に降って来て ( 略 ) お嫁さんにしてね  と言ったら
   あなたは約束してくれたじゃない」


     きゃはは

男はここで、やっと、思い出すのよね
思い出さない男もいたりして  こういう男は女に嫌われます。




それで遺伝子の「エピソディック・メモリー」というのを思い出しました。


Memory



Studies of twins suggest that genetics has about the same influence as training and other environmental factors on a person’s ability to remember a limited number of items over periods of seconds to minutes. That type of recall, referred to by psychologists as short-term memory, is maintained by temporary patterns of brain activity. But long-term memory creates lasting connections between brain cells that can potentially last a lifetime.


The following results are based on Preliminary Research for 1 reported marker.


In this study, the authors asked people to read or listen to lists of words and then recall them later. People with at least one T at rs17070145 performed about 20% better than those with a C at both copies of the SNP five minutes and 24 hours after seeing or hearing the lists. The SNP lies within a gene called KIBRA that is thought to be involved with episodic memory, which involves the recall of events rather than information. (Note: the KIBRA gene is listed in the Genome Explorer as WWC1.)

TT Slightly increased episodic memory.   ←  わたくし
CT Slightly increased episodic memory.
CC Typical episodic memory.

[12]空の青海のあをさんからのコメント(2014年01月20日 10時58分02秒 ) パスワード

あら・・・あらら・・・

アッサリおたつさん死んでしまいました。
ウッソー、でした。


   あれでは「おたつさん」、普通の女、じゃありませんか。
   南沢奈央さんほどのしっかりした顔をした人にあんな役ですか。 


もう1回清宗どのと笑顔を交わして欲しかったです。

そして小屋に逃げて行って、あのまま死なせるのではなく
打ち掛けを脱いで、一矢報いるシーンが欲しいところでした。



荒木との出会いが意外でした。


饅頭屋の手口はまさに南米で有り得そうで
日本もあんなことがあったのかなと。


ま、今回は官兵衛がいかに軍師として成長していくかという重大な内容でした。
世の中には自分より優れた人物がいるものだなと
そういう人と出会えるのは楽しみです。
[13]空の青海のあをさんからのコメント(2014年01月27日 11時05分08秒 ) パスワード

第4話

官兵衛とてるさんの結婚の回です。


美男美女。
中谷美紀ですもんね。

でも結婚の夜に「実は・・・」なんて昔の女の話を告白するなんて
中谷美紀のてるさんだったら「なんなのよ、アンタ!バッカじゃない?」と張り倒すシーンがあっても良さそうなのに。


それにしても櫛橋家は加古川の志方なんですか。
ここは姫路の東南の御着の更に東なんですねえ。

土地勘が無いのでさっぱり分からないけど、近所だから、お互いに噂には上ってたんじゃないかと思うけど。
案外おてるさんは官兵衛とおたつさんの噂を聞いてたかも知れないから
結婚式の夜に「ワタシ以外の女の存在は許さないからねっ!」と官兵衛に言ったんが真相だったかも。


岡田准一の気弱そうなイメージに
相手役を南沢奈央と中谷美紀という2人の気の強そうな女性をもって来た
というのに手を叩いてしまった。


でも2人でおたつさんのお墓参りという演出は素晴しいかった。
廣峯神社もあのシーンで満足だろうし。
なかなか細かい配慮で、さすが「軍師」の面目躍如。
[14]空の青海のあをさんからのコメント(2014年02月03日 11時14分40秒 ) パスワード

第5話:


「髪型、変えた?」

最初、官兵衛が分からなかったです。
誰?このイケメン、と思ってしまった。

   顔が随分変わったな、と。



中谷美紀さんは面目躍如。
おたつさんとの違いが良く出てました。

やっぱり育ちの違いかな?と。神社の娘と武家の娘の違いか?


   おくにさんは気の毒でした。武兵衛さんも気の毒でした。ゲンさんも(塩見三省?)気の毒でした。


赤松は数千だと言ってたから、当時も力が、まだ、結構、あったのですね。
「どんぐり」の背比べにまで力を落としていたとはいえ。

    個人的に赤松は嫌いですが。




美濃というか尾張というか、信長側は纏まって人物の説明が出来てて分かり易かったです。
[15]空の青海のあをさんからのコメント(2014年02月10日 11時13分24秒 ) パスワード

第6話


ええっ?!
上月城って、播磨国の西端だったの?!
それに赤松一族の城だったのですか。


ワタシはてっきり上月城って(当たらず遠からずの)美作か・・・または備前か・・・と思ってました。

やっぱり土地鑑が無い!



そうか・・・と驚いたことがもう1つ。

   武田に追われた家康が浜松城に逃げ帰って
   でも信長は援軍を送ってくれなくて

      だったら武田の先兵として上様を襲ってやる!

   と家康に反抗させたあの信長の煮え切らなかった態度は

あれは足利義昭の挙兵を信長は待っていたのか。
信長が先に挙兵すれば逆賊だものね。


この脚本、すごい!
よくポイントを抑えている。


母里太兵衛が何故母里姓になったかというのは母が母里の出身だったからなのか。
へえ〜
ドラマの中では母里が父子で戦死したから絶えるのを惜しんで
と説明があったけど
お母さんの実家だったのか。


で、この人が後の「黒田節」のお侍になっていくのですか。
へえ〜
[16]箱柳永田さんからのコメント(2014年02月14日 14時13分48秒 ) パスワード

 
 官兵衛さん(本願寺との戦い)は、どんな活躍をするの。

http://www1.winknet.ne.jp/~k-goboh/goboh-san.pdf#search= '%E6%9C%AC%E5%BE%B3%E5%AF%BA+%E3%81%82%E3%81%8C'
 三河の一向一揆では、本宗寺の実円さんは播磨本徳寺に行っていて、
 三河の文書や伝承からは何をしていたか判らないのね。
  でもって、播磨を探すと石山本願寺さんに兵糧等を送る港を
 自由都市<英賀あが>として本徳寺さんは活動してるのです、
  ドラマでは、織田家+御着の官兵衛と本願寺ネットワーク+毛利家は
 どの様に描くのでしょうか?播州侍の半数近くは
    本願寺門徒と見積もって、妄想を広げてます。
  

 
 
  
[17]空の青海のあをさんからのコメント(2014年02月14日 14時32分13秒 ) パスワード

箱柳永田さん

もう「軍師 官兵衛」は天正時代に入ったので
次回には石山本願寺あたりが出て来るかも知れないですね。
楽しみです。
[18]空の青海のあをさんからのコメント(2014年02月17日 11時35分07秒 ) パスワード

第7話


ものすごく脚本がいい!
つくづく感心!


安国寺恵瓊がもう出て来ましたよ。
官兵衛との腹の探り合いが面白かったです。


官兵衛も立派!
わざわざ御足労頂いたのだから「会おう」と。


そして伊勢長島一揆はアッサリひと言で終了。
あらら

   あの  お濃さんの言葉は  甥の斎藤龍興が長島に逃げてたことも含んで  言ったのかもです。
   信長は龍興が嫌いだから龍興を受け入れた長島も当然許せなかったでしょうし。

   ふ〜ん。。。なるほどねえ。。。



官兵衛の妻の光(てるさん)の姉が上月氏に嫁いでいたのですか。
これは100%知らなかった。

   上月氏は、中世播磨守護として威勢を誇った赤松氏の一族。
   その始祖は山田則景の子次郎景盛で、
   兄に間嶋太郎景能、
   弟に櫛田八郎有景、                   ← もともと親戚だったんだね
   末弟が家範ではじめて赤松氏を名乗った。


で、この上月城が落ちて
秀吉は尼子主従にこの城を任せて
山中鹿介の話が登場するわけですか。


もう背景が「実は」「実は」という、外野には知られざる舞台裏が省略されてるから、ホントついていけない。



黒田家に来た又兵衛は、そういう経緯だったのですか。このドラマでは父は戦死になってましたが。
そして松寿丸=長政=とは出会いから喧嘩が絶えなかった?


いやあ本当に素晴しい脚本です。
[19]空の青海のあをさんからのコメント(2014年02月22日 13時43分16秒 ) パスワード

録画してあったスタパの塩見三省の回を見ました。


塩見三省が言うには
土手を修復して採り入れを倍にするシーンについて
「黒田家はもともとは百姓だったから」

というようなことを言ってました。
ドラマでは、祖父の代に薬屋から武士になった、と。

   つまりその前は百姓だったと。


   勿論武士の前身は百姓ですものね
   昔の日本は米が経済の中心だから米作りが当たり前。


それであのシーンが描かれたのは後の官兵衛が水攻めをするのに成功した伏線になっていると。


三成は失敗してますものね。


そして塩見三省が言うには
今は黒田官兵衛のバックグラウンドをジグソーパズルで表現しているんだと。

やがて信長が出て来て秀吉が出て来て・・・パズルが完成していくんだ・・・秀吉の死後に
天下を取るだろう存在の人物になっていくんだと。

なかなか面白い例えでした。
[20]空の青海のあをさんからのコメント(2014年02月24日 11時46分04秒 ) パスワード

第8話


ショック。高岡早紀がすっごく老けて見えた!
「テンペスト」の時は絶世の美女だったのに。
頭部が薄くなってて。


あの髪型が似合わないということかな?
垂れ髪より髷が似合うのでしょう。



官兵衛の「命の使い方」は非常に良かった。
戦わずに勝つ
というのも良かった。



本日の回は「賢い人 vs そうでない人」の対比が面白かったです。


小寺政職。
どうしようもない人。
小心者。
でも、仕方無いよね。将来が見えないフツーの人なんだから。

その対極の黒田職隆。
嫁のお光に、小寺政職の正妻「お紺」を使って政職に翻意させる。


官兵衛 + 信長 + 秀吉   vs 賢くない信長の重臣達。



優れた官兵衛の家来達。



ホント脚本が良い!
[24]空の青海のあをさんからのコメント(2014年03月04日 08時13分19秒 ) パスワード

<21>の書き直し:勘違いがあったため(恥)


第9話

「試される官兵衛」


あの小寺政職にはホント疲労困憊させられますね。
うちのオットにそっくり。
「行く」と言ったり「行かない」と言い出したり。


でも播磨の3城主達が信長に会った話は知らなかったな〜
   御着の小寺政職
   三木の別所長治
   龍野の赤松広秀。   この人がすごく若くて  あれ?  でした。代替わりがあったようですね。



小寺政職

小寺 政職(こでら まさもと、永正14年(1517年) - 天正10年(1582年))は、戦国時代の武将。小寺氏の当主。播磨御着城主。


永正14年(1517年)、播磨御着城主・小寺則職の子として誕生。通称は藤兵衛。

小寺氏は、赤松氏の分家にあたり、祖父・政隆(まさたか)の代までは姫路城を本拠としていた。

赤松氏の重臣として仕え、永正18年(1521年)に赤松義村が浦上村宗に殺害されると、義村の遺児・赤松政村(のちの晴政)と共に細川晴元を頼って落ち延びた。享禄4年(1531年)に村宗と細川高国を討って赤松氏の再興に尽力した(大物崩れ)。政村が「晴政」に改名した1540〜1541年ごろに元服してその偏諱(「政」の字)を受け政職と名乗る。その後は幾たびかの小競り合いを制し、播州平野を中心として半独立勢力として割拠した。

この間、政職は多くの家臣を登用し、中でも浪人であった黒田重隆・職隆親子の能力を認め、天文14年(1545年)に彼らを家老職に引き上げ姫路城代を任せ、さらに小寺の苗字を与えている。また自身の1字を与えた職隆の子・孝高にも、自らの姪(櫛橋氏娘)を妻とさせるなど厚遇している。

なお、黒田氏の家紋である橘紋の由来は、黒田職隆が小寺氏に仕えた際に下賜されたことに由来する。

天正4年(1576年)、播磨に東から織田氏、西から毛利氏と大勢力が迫ってくると、政職はかねてから織田氏と誼を通じていた孝高の進言を受け織田信長に従った。

ところが、天正6年(1578年)に荒木村重が摂津有岡城で信長に謀反すると(有岡城の戦い)、これに呼応して信長に背き毛利氏と通じた。しかし天正8年(1580年)、信長の嫡男・織田信忠によって討伐されて御着城は落城、政職は毛利氏のもとへ落ち延びたという。

天正10年(1582年)、死去。なお、子に氏職(うじもと)、正則(まさのり)らがおり、そのうち氏職は後に黒田氏に仕え、子孫は福岡藩士として代々続いた。




別所長治

別所長治
戦国時代 - 安土桃山時代

生誕
永禄元年(1558年)※異説あり

死没
天正8年1月17日(1580年2月2日)



主君
織田信長

氏族
別所氏

父母
父:安治、母:浦上氏

兄弟
長治、弟:友之、治定


正室:照子(波多野秀治の妹または娘)


竹姫、虎姫、千松丸、竹松丸




元亀元年(1570年)、父・安治の病死により叔父の吉親・重宗を後見役に若くして家督を継ぐ。

別所氏は早くから織田信長に従っており、家督を相続した長治も天正3年(1575年)10月に信長に謁見、翌年も年頭の挨拶に訪れている。

信長が中国地方の毛利氏を制圧しようとすると、それに呼応して先鋒の役を務めようとしたが、中国方面総司令官が成り上がりの羽柴秀吉であることに不満を感じ、妻の実家である丹波国の波多野秀治と呼応して信長に反逆した。

多くの周辺勢力が同調、従わなかった勢力も攻め、東播磨国一帯が反織田となる。

これにより長治は、信長の命を受けた秀吉の軍勢に攻められることとなる。長治は三木城に籠もって徹底抗戦して秀吉を手こずらせ、さらに荒木村重の謀反や毛利氏の援軍などの好条件も続いて、一度は織田軍を撃退したものの、やがて秀吉の「三木の干し殺し」戦法に遭い、神吉城や志方城などの支城も落とされ、毛利氏からの援軍も途絶えて、遂に籠城してから2年後の天正8年(1580年)、城兵達の命を助ける事と引き替えに妻子兄弟と共に自害した。介錯は家臣の三宅治忠が行った。享年23だが、『信長公記』では26とされている。

なお、別所重宗の嫡子で後の八木藩主・吉治が実は長治の子であるとする系図も伝えられており、落城の際に連れ出され落ち延びたものとしている。

また「北摂三田の歴史」(北康利著)等で紹介される『上津畑ノ庄茶臼山記』と言う史料によると、家臣の後藤基国(後藤基次の父)が、長治の千代丸という8歳の子を乳母、家来とともに上津城に逃がし、同城落城後は千代丸は帰農したとされている。

辞世は「今はただ うらみもあらじ 諸人の いのちにかはる 我身とおもへば 」。




以下内容に大幅変更あり:

赤松広秀を説得出来たのには「備前の宇喜多がちょっかい出して来ているから」と言ってました。


    宇喜多は既に力を持っていたのですねえ。
    時代が掴めていませんでした。




龍野の赤松家も代替わりがあったのですね。
龍野赤松は分家筋だから広秀について調べられなかったです。



それに知らなかったのは黒田家ってもとは長浜の北の木の本が発祥の地だった?
[25]空の青海のあをさんからのコメント(2014年03月04日 08時15分31秒 ) パスワード

箱柳永田さまのレス<22>を勝手に移動(ぺこり)



[22] 箱柳永田さんからのコメント(2014年03月03日 17時01分26秒 )


海のあを様
 私も 木の本と思っていましたが、先日以下の記事をみて
  木の本かな? と 考えを後退させました。

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20140302/CK2014030202000009.html
  英賀の本徳寺の一揆は、短期間で敗退しており、扱いは小さい、、かも。
 >http://www1.winknet.ne.jp/~k-goboh/gobohsan-kanbei.pdf
 >http://www1.winknet.ne.jp/~k-goboh/goboh-san.pdf
    管兵衛と英賀合戦(本徳寺) 
http://www1.winknet.ne.jp/~k-goboh/  より抜粋
 本徳寺住職は土呂本宗寺と兼職で、三河一揆に岡崎には不在なんですね。 でもって、石山本願寺の当主が若年であるため、補佐として
 石山に詰めていて、本徳寺さんもリーダー不在で、気力は落ちるわなー。
三河に良質な資料は、少ないので若しや本徳寺にと、期待を掛けても、、、、文書類は焼けていて、三河一揆の様子は、、手探りで、前途多難です。
 松平家臣団や津島大橋家と川並衆の当時の姿が理解できました
  (多分、、、です)。 
[26]空の青海のあをさんからのコメント(2014年03月04日 08時18分58秒 ) パスワード

<23>の書き直し:



箱柳永田さん


木の本は雪が物凄いし、奥まった不便な場所だし、
やっぱり米原の方が交通の便も良いことから、
米原の方が正当性があるかな。


木の本から米原に出た、というなら非常に納得出来ます。



ありがとうございます:以下コピペ



木之本ではなく…米原!? 黒田家発祥

2014年3月2日

米原市の歴史愛好家でつくるグループ「まいばら歴史学び隊」は、米原市本郷一帯が戦国武将黒田官兵衛を輩出した黒田家の発祥地とする「米原説」の調査研究を続けている。発祥地は長浜市木之本町黒田とする説が定着するが、歴史の研究が進むと定説が覆ることもある。NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の放映で関心も高まる中、研究者の間ではグループの活動に注目が集まっている。


 グループは元行政職員や大学教授など七人。歴史深い地元の魅力を発信していこうと、昨年四月に始動した。毎月二回、定期的な勉強会を開き、メンバー同士が持論や仮説をぶつけ合いながら時間を忘れて歴史談議に花を咲かせている。


 メンバーが黒田家発祥地の研究を始めたきっかけは、地元の郷土史家が一九一三(大正二)年にまとめた古代−明治の地方史書「近江坂田郡志」。史書には、黒田家の初代宗満(一二七九〜一三五七年)が「長岡庄の南郷(現在の本郷周辺の六地区)を領し、黒田氏と称す」とある。


 米原市本郷には、初代宗満を祭ると伝わる荒尾神社もある。


 史書には本郷の伝説話も載っている。江戸時代、古記録で先祖出生地となっている本郷で、黒田家の家臣二人が地元住民に「先祖の墓はどこか」と尋ねたが、住民は面倒を恐れて「黒田の地は伊香郡にもある」と答えたため発祥地は伊香郡になったとある。長浜市と合併前、発祥地とされる木之本町黒田は伊香郡だった。


 近江坂田郡志について、長浜城歴史博物館の太田浩司副館長(中世史)は「多くの史料に基づいて執筆された当時の地方史レベルでは最高水準の本。単に昔話を集めただけの本ではない」と信用度の高さを指摘する。


 一方、木之本説は代々、福岡藩主を務めた黒田家が一六八八年に編さんした正史「黒田家譜」が根拠。発祥地は、現在の長浜市木之本町黒田とされており、こちらも信用度は高い。


 真相を知ろうと、メンバーたちは活動する。黒田家初代宗満の菩提(ぼだい)寺とされる米原市本郷の法証寺に伝わる由緒書きの調査をはじめ、黒田家の記述がある文献を探し、解釈の研究を進めている。


 これまでの調査で、法証寺以外にも地元の旧家に黒田家と関係がありそうな史料が残っていることも分かった。今後、研究の範囲はさらに広がりそうだ。


 グループの小松博夫隊長(63)は「宗満が本郷に実在したという事実を突きとめたい」と意欲を燃やす。来年三月には、勉強会の成果を冊子にまとめて発表する予定という。

 (曽田晋太郎)



司馬遼太郎の先祖は播磨英賀の出身だって?
この英賀というのは


英賀城

別名
岩繋城

城郭構造
平城

築城主
赤松祐尚

築城年
永享年間

主な城主
三木通秋

廃城年
1580年(天正8年)




英賀城は、播磨国英賀(兵庫県姫路市飾磨区英賀宮町)にあった城郭。別所氏の三木城、小寺氏の御着城と並び播磨三大城と称された。



歴史

永享年間初期、赤松祐尚によって築城され、戦国末期、赤松氏以降は三木氏に支配が移る。1577年(天正5年)、織田信長は中国攻めを開始すると、羽柴秀吉に命じて播磨国へ侵攻。1578年(天正6年)、別所長治の三木城落城に続き三木通秋が籠もる英賀城も1580年(天正8年)に落城した。 


http://www1.winknet.ne.jp/~k-goboh/
亀山御坊本徳寺


情報イッパイで、開いたと同時に後ずさり。汗



英賀って
南朝方の本拠地ってイメージです。
赤松か・・・



とにかく土地鑑が無いので  なんとなく  で流してしまいます。


こういうのを知ると  お光さんの侍女達が黒田家にはもはや仕えられないからと暇を取った背景が
くっきり分かります。

ここはサラッと見流してはいけないシーンだったのですね。




顕如が出てて(うちの家書にも御名前が書かれてたな)と思い出しました。
子の教如が徹底抗戦を唱えたのか。
[27]箱柳永田さんからのコメント(2014年03月04日 17時16分48秒 ) パスワード

 あを様
  >子の教如が徹底抗戦を唱えたのか。
最近は、浄土真宗の成り立ちとか、門徒の職業とかを基礎から学んでいます(家自体は昔からの門徒です)で、
 >http://toyota-hakken.at.webry.info/201112/article_2.html
 2011年に行きそびれた一般公開の案内を思い出し、、一寸紹介。
 
 淨照寺さんで2月25日に開かれた、出版記念シンポジュームで
 (私の主目的)<北の御所>を見てきました。
    
 秀吉の命で准如が本願寺を継ぎ、東本願寺ができるまでの間
 教如が住んだ 北の御所内部 が見られるのは、
  おすそわけ?(住職が教えてくださいました)になるかしら?
>淨照寺 教如上人「北ノ御所」 - YouTube
 で検索すると5分位の映像が見えます。
 (本来は直付けが宜しいかと思いますが、宗旨によっては<余計な事を>と、お叱りを受けますので、、、お手数ですがお願いします。)

 ご同朋の多い反織田の地で、これだけ口説ければ2百点の働きですよ。
  山陽本線姫路駅の一駅東が御着、西が英賀(湊は少し南かな)
  今の地図だと海が遠いのね、やはり実感が湧かない。

 
 
 
 
[28]空の青海のあをさんからのコメント(2014年03月04日 22時55分44秒 ) パスワード

箱柳永田さん

淨照寺 教如上人「北ノ御所」 - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=BmFxN1E4AHo

    お叱りはわたくしめが。


「北ノ御所」

桃山建築なんですねえ。
豪華!
襖の取っ手金具1つでも意匠を凝らした豪華なものですね。
驚きました。

今も残っているというのが
さすが
三河の東本願寺さん。


   
>山陽本線姫路駅の一駅東が御着、西が英賀(湊は少し南かな)

姫路と御着の距離を山陽本線で調べました。
4.3kmでした。


そうすると御着の殿のお館に行くのもたいしたことはなかった、ということですね。
徒歩で1時間ほどだから。
散歩がてらに。


英賀は4.6km。
ここも近くですね。


龍野は6.2km
姫路の近くだったんですね。


姫路と岡山は 88.6km  。ちょっと距離がありますね。


英賀って、山の中だったようなイメージなので、やっぱり土地鑑の無さが残念です。



>今の地図だと海が遠いのね、やはり実感が湧かない。

江戸時代にしっかり干拓しているから、今の地図からではピンと来ないですね。



[29]空の青海のあをさんからのコメント(2014年03月10日 10時16分51秒 ) パスワード

第10話


官兵衛が無事毛利から姫路を守った回。


そして
男対女の愛の回でもありました。


信長とお濃
秀吉とおね
善助とおみち
官兵衛とお光


いろいろな男女の愛のあり方があって
やっぱりおねさんは賢い。

善助とおみちはどうなるんでしょう?



英賀城の三木通秋は
なんと!
官兵衛の義理の兄になるんですねえ。
官兵衛のお姉さんのダンナさん。
エッ!?
でした。


この三木通秋という人は門徒だし
毛利の浦宗勝が来たし
でも1000の兵の官兵衛に5000の兵でもってして負けたし

その後、三木別所攻めで完全に負けてしまうんだけど。


    三木が別所姓で
    英賀が三木姓?

    ややこし〜い!


官兵衛の父の政職は娘の夫が敵になったなんて
この時代の人々の苦しみたるや想像を絶します。


三木通秋とは:

永禄12年(1569年)に赤松義祐と室町幕府15代将軍・足利義昭や織田信長の支援を受けた赤松政秀が対立した際には義祐方に与し、政秀の侵攻を受け窮地に立たされていた義弟の小寺孝高(黒田孝高)の救援に駆けつけて、共に政秀を破り逆転勝利に貢献した(土器山の戦い)。



本願寺門徒としての三木通秋は:

元亀元年(1570年)より始まった石山合戦では、領内に英賀御堂を始めとした本願寺門徒衆を多く抱え、自身も熱心な門徒であった事から顕如の檄文に呼応して挙兵し、兵430人を畿内に派遣し石山本願寺に3,000俵を送って支援をして織田氏への対立姿勢を露わにし、親織田に傾きつつあった赤松義祐や、小寺氏・別所氏ら播磨の周辺勢力とは疎遠になり始める。

天正5年(1576年)に毛利輝元が本願寺支援を決めたことで毛利氏と同盟し、英賀に毛利家臣の浦宗勝の軍勢を上陸させて播磨きっての親織田派であった小寺孝高を5,000の兵で攻撃したが、孝高の奇策の前に敗退した(英賀合戦)。天正6年(1578年)になると小寺政職や別所長治などの播磨国衆が織田から毛利に転じたため、通秋は三木合戦の始まりを受けて海路を使って別所氏を積極的に支援し、援軍や兵糧を送っている。


その後の没落:

天正8年(1580年)1月に三木城が落城して別所長治が自害に追い込まれると、英賀城も織田軍の猛攻を受けて2月13日(4月26日とする書もある)には陥落。通秋は子の安明ら一族とともに命からがら英賀城から抜け出し、九州へと落ち延びた。しかし、天正10年(1582年)に羽柴秀吉に罪を許され英賀に戻り、かつてのような所領は失ったものの再び同地に居住して郷士頭となっている。

天正11年(1583年)12月16日に死去。享年50。遺体は播磨の西徳寺に葬られた。



歴史の絨毯の下に掃き出されてた人物が「官兵衛」で名が世に出たのだから
   以って瞑すべし
というのですね。
[30]空の青海のあをさんからのコメント(2014年03月17日 10時29分23秒 ) パスワード

第11話


すごい!
脚本が凄すぎる!

人物がしっかり描き分けられていて
特徴が1分で紹介されてる
そんな感じ。

この脚本家のアタマの中は整理されてるんだなとつくづく感心。



宇喜多直家
ワルだったというのが、官兵衛を毒殺するのではなくて
光の姉(力)の夫・上月景貞の腹心が=内藤某=織田に内通しようとしたとして毒殺したことで紹介されてて
この演出にもビックリ。


竹中半兵衛
「織田の力を頼みにするより、その前にすることがあるだろう」
と宇喜多を引きずり込ませようとしたのにもビックリ。

確かに備前の宇喜多を仲間に引き入れれば
毛利との前線は播磨ではなく備前に動くものね。
そうすれば織田にも都合が良いし播磨にも都合が良いし。

この人も賢いわ。



だし
荒木村重が裏切って、怒った信長に荒木家の女性達が殺される時
女達が美しく着飾ったという話の裏が語られてましたね。

   「わしは美しく着飾っただしが好きだ」

それで今楊貴妃として美しさを称えられただしが経帷子の上に美しい打ち掛けを纏っていたのか。

荒木村重とだしの夫婦愛もしっかり描かれているなあと感心。


蜂須賀
半兵衛と官兵衛に「わしはオマエ達のようなしたり顔のヤツが大嫌いだ ワッハッハッ」

そうか、これが蜂須賀の立ち位置ってのか、とこの描き方にもビックリ。
この蜂須賀は腹に一物が無いしね。


おね
「じゃ、言わせてもらいますね。お前さま、女遊びもたいがいになされませ」

しっかり言いましたね。

ま、秀吉も「明日から女遊びは止める」と答えて女を引き寄せ(今夜はまだ止めない)と、爆笑の渦。



秀吉と勝家の仲の悪さはこの時の越前攻めで決定的だったのか。
これは気付かなかったな。

   勝家は重臣だし
   秀吉は草履取りだし

   そういう身分の差とか、力攻めの勝家と智者の秀吉の差とか、と思ってたけど
   秀吉は播磨攻めこそ織田家に意味があると信長を諌めたかったのか。


信長
「こんど騒ぐ時はわしも呼べ」

   いいね!



高山右近
領民の棺桶もかつぐ人だったのか。

   生田斗真
   顔が変わったね〜
   老けたね〜
   でもヅラが似合う。


荒木村重
キリシタンが増えればそれだけ本願寺門徒が減る。

すごい発想。
こんなん考えたことが無かった。

この人は合理主義者だったんだろうな。
逆に言えば損得を考え過ぎた人かも。



とにかく脚本のすばらしさに唸ってばかりでした。
ものスゴイ数の登場人物をひと言で書き分ける脚本家の力量に乾杯!
そして演出家もちゃんと応えているし。

いいコンビだ。
[31]箱柳永田さんからのコメント(2014年03月20日 16時24分28秒 ) パスワード

海のあを様

 >荒木村重
キリシタンが増えればそれだけ本願寺門徒が減る。

すごい発想。
こんなん考えたことが無かった。

 逆の例は、有ったんです。後にキリスト教が弾圧された時には
  浄土真宗が主な受け皿になってと(一説には十万単位)
 本で見た覚えが有ります。
 >この蜂須賀は腹に一物が無いしね
 武闘派の振りをして、知恵を隠し通せた!と見ると、
  一番の策士は小六さんになります、、、考えすぎかな?。  
[32]空の青海のあをさんからのコメント(2014年03月20日 22時54分25秒 ) パスワード

箱柳永田さま


>逆の例は、有ったんです。後にキリスト教が弾圧された時には
>浄土真宗が主な受け皿になってと(一説には十万単位)
>本で見た覚えが有ります。


お〜
なるほど!


>この蜂須賀は腹に一物が無いしね
>武闘派の振りをして、知恵を隠し通せた!と見ると、
>一番の策士は小六さんになります、、、考えすぎかな?。

なるほど。

逆に武闘派を通してしまって後世まで「野武士」のイメージがつきまとって御気の毒でした。

尾張じゃ南朝方の大橋家の親族ということで「野武士」とはほど遠いのに
秀吉との兼ね合いで武戦派の振りを通さなきゃいけなかったんでしょうね。


明治まで続いたのだから立派なもんです。  
[33]空の青海のあをさんからのコメント(2014年03月24日 10時37分02秒 ) パスワード

第12話


今回は「大事なもの」編。


栗山大膳。お道が懐妊して良かったね。

織田信長にとって「大事なもの」は「物でも人でもない」。家来だっていくらだって代わりがいる。

松永久秀にとって大事なものは「子=孫=よりも物」でした。
   誰が信長なんかに平蜘蛛の茶釜を渡すものか。
   子=孫=は13歳と12歳だったかな?

小寺政職にとっては自分の命より自分の国より、息子が大事。
   これがフツーの人間像でしょう。
   子の代りとなるものは存在しない。
   子ゆえの闇。

黒田のお光さんには「なんで私の子が小寺家の斎の身代わりにならなきゃいけないわけ?!」怒
   父が自分の子を守らなくてドーする!
   普通の母としての感情。 

織田信忠には信長の「親子の情なんぞ自分は信じない!」という言葉には心をえぐられたんじゃないかな。
   ツライよね。
   毒親を持った子の哀しみ。

黒田官兵衛は「自分の命に替えても子は守る」。
   これはなかなか言えないし、これだけ言われたら子は親を信じられる。
   これから反抗期を迎えようという松寿丸には、良いコンパスになりました。
   
黒田職隆。この人も自分の命に替えてもと龍野の赤松へ官兵衛を救いに行きましたっけ。



あなたにとって「大事なもの」は何ですか?と今回は問われました。

松永久秀には物と意地が子=孫=の命よりも大事だった。
ま、信長のことだから
平蜘蛛の茶釜を差し出して孫2人の命を助けてもらっても、後で、成敗される可能性もあったわけだし。


松永久秀という人物は戦国時代という時代にあって、やっぱり、1つのオトコの生き様の1例かな?
  13代将軍の義輝を弑逆し
  東大寺を焼き
  そして最期は日本史上初の爆死というド派手に死に方を選んで
なんかバブル時代のバブルを生き切った実力主義者のように思う。


そこへいくと小寺政職は優柔不断で、こういう人は上司にだけは持ちたくない筆頭だけど
憎めない。
人間の弱さを全開しているけど子を慈しみ愛しむ様はとても非難出来ない。
   ま、カワイイ人なんだろう。
   平和な時代に生きていたならマイホームパパってのでしょう。

   こういう人は親から有り余る財産を受け継いでも増やすタイプじゃないどころか
   愚かさ故に失うだけの人。

ま、黒田官兵衛の主人であったことから歴史上に良くも悪くも名を留めたのだから
以って瞑すべし
本人はごくごくフツーの人間だったのに、
後世に於いて、
名優に「自分の1番大事なもの」という「心」を演じてもらえて
本当にラッキーな人だと思う。

   シェークスピアのハムレットのような存在かな?
   「どうしたら良いのだ?どうしたら良いのだ?」と常に自分では決め兼ねる男。

   主役の官兵衛一族の対極にあっても、視聴者である我々とは1番近い存在で、
   「こんな人、いやだ」と思いつつも、我々は政職と心情を共有してしまう。

[34]空の青海のあをさんからのコメント(2014年03月25日 03時17分06秒 ) パスワード

フッと、昨日のシーンを思い出しました。

松寿丸が父に連れて行かれて人質になる挨拶を信長にする場面。
お怒りの信長。

官兵衛が「人質になるには強くないと勤まりません」。

   賢くもなければ勤まらないよね
   とテレビに突っ込んだのを思い出しました。


松寿丸が若山耀人くんだから長政が非常に利発そうにインプットされそうです。
長政は性格がかなり偏屈だろうけど。


けなげにも人質に行って「見聞を広めてまいります」と父に言ったり。

泣けるよね。若山耀人くんだから。


結局松永久秀と小寺政職の違いは
小寺政職は臆病だから生き延びたんだろうな、と。
   と言っても天正10年まで。


荒木村重も生き延びて秀吉の茶飲み友達になって天正14年に没だそうです。
[35]空の青海のあをさんからのコメント(2014年03月31日 13時28分21秒 ) パスワード

第13話


「脳味噌の使い方」の巻


プロローグからいきなり「カシコイ人々の脳味噌の使い方」のオンパレードでしたね。


最初は復習で松寿丸の「わたくしが人質に参ります」から始まって
姫路城を秀吉に献上する官兵衛
それに応えて義兄弟の誓紙を渡す秀吉。


でも1番カシコイのは半兵衛でしたね。
官兵衛が誓紙にこだわっているのを「そんなもん、ただの紙切れじゃないか。何が1番大切か?」と。


今回を見た限りでは  半兵衛 > 秀吉 > 官兵衛 でしたね。


そして「紙切れより大切なことは天下統一」に気付いた官兵衛
自分の死の近いことを知って秀吉の軍師役を官兵衛に託す半兵衛。


   半兵衛は「後継者作り」もうまかったね〜


この両兵衛で取り敢えず福原城攻め。
攻める秀吉軍にも損害の少ないように敵には逃げ道を与え城を奪おうと。



カシコイ人達の引立役にはアホウな人々。
   東の関脇は荒木村重
   西では小寺政職。

      小寺政職の人間性の小ささが今回もホント良く描かれてましたね。
      秀吉から義兄弟の誓紙を貰って有頂天の官兵衛をやっかむ小寺政職。
          ワシはオマエの主君であり
          ワシを差し置いて秀吉のお気に入りかえ?と。



秀吉もたいした役者でした!

挨拶に参上しない小寺政職に小者の姿で城に入り込んで結局は小寺政職にアタマを下げさせたんですから。



こういうこと、
巷の小市民である我々には真似できないやね。


我々が半兵衛の立場だったら
(え?官兵衛が秀吉さまから義兄弟の誓紙を頂いた?なんで?オレだって義兄弟の契りなんか交わしてもらってないよ。クソ!)

我々が官兵衛の立場だったら
(信長さまから秀吉に宿舎を用意するようにオマエの城を明け渡せと言われたわけでもないのに誰がそんなこと!怒)

我々が秀吉の立場だったら
(え?城を差し出すって?コイツの魂胆は何だ?上様の草履を懐で温めたオレより気前がいいじゃないか?アヤシイなコイツ)


こんなところでしょうか?


おねねさんもお光さんの賢さに気付いたようで
「松寿丸どのの母上にお会いしたいわ」などと
(あなたのお母様は賢い方なのね)
とヨイショしてるし。


小寺政職の「おもしろくない!」の思いを
これでもか!これでもか!と描き続けて我々視聴者に
(これって、そこで見てるオマエのことね)
とニヤッと笑っている脚本家。

    なかなか  クエナイ奴だね。笑


ホ〜ント面白い。
脚本が面白杉!
[36]空の青海のあをさんからのコメント(2014年04月07日 11時43分35秒 ) パスワード

第14話


「視野」かな?


    視野の広い男・視野の狭い男
    いろいろでしたね。


福原城は1夜にして落ちたんですねえ。


やっぱり竹中半兵衛はスゴイですね。


特に上月城攻めに尼子主従を呼び寄せていたとは。


山中鹿介
日本人でこの人を嫌いな人はあんまりいないでしょうね。
    尼子氏再興で毛利憎しに凝り固まってたところがイヤという人はいるでしょうけど。
    もっと視野が広かったら尼子氏は秀吉配下の大名に成り得てたかも。



宇喜多直家
損得勘定のしっかり出来るオトコでしたね。
でも、まさか、上月城主の景貞を最も信頼してた家来に殺させてたとは。
これは知らなかったな〜


荒木村重
信長の前では蛇に睨まれた蛙でしたね。
茶の感想を聞かれてトンチンカンな返答をして信長をイライラさせてましたね。
信長が怖くて怖くてたまらなかったんでしょうね。



信長
信長は家来が主人を裏切って殺すなんて絶対にあってはならないと言ってましたが
自分がやられてしまったなんてね。  


秀吉
上月城を尼子勝久と山中鹿介に託したとはいえ
むざむざ毛利の餌食になってしまいますね。


吉川元春
「山中鹿介は、あの時、殺しておくべきだった」と言ってましたね。


官兵衛
全然視野が開けてない官兵衛でしたね。
まさか相婿の上月景貞が家来に殺されてしまうことも読めなかったし
その背後に宇喜多直家がいたのも読めていなかったし。


今週も「カシコイ先の見える人」は半兵衛だけでしたね。


小寺の殿は相変わらず  フツーの人間  でしたね。
 

1番の視野の狭い男は上月景貞でしたね。
  宇喜多には裏切られるし
  1番の腹心の部下には殺されるし。

  官兵衛が誘いに来た時に秀吉側に付けば良かったんでしょうけど
  播磨の大大名赤松の一族というプライドがあったんでしょうね

  信長に付くぐらいなら毛利の方が良いと思ってたんでしょう。



今回もさまざまな人間像が見られました。


「茶器が何故有り難いのか?」と訊く松寿丸に
秀吉も「わしにも価値は分からぬが、信長様から拝領したというところに価値があるんだ」と答えたのが面白かった。

「これで柴田様と丹羽様と肩を並べたもんね〜」と嬉しそうな秀吉。


信長という男は茶道や茶器に付加価値をつけた最大の功労者ということか
と唸ってしまった。

信長という男は自分の死は見えなかったけど
やっぱりスゴイ男だったんだなと。
[37]空の青海のあをさんからのコメント(2014年04月08日 02時28分02秒 ) パスワード

女性陣は

おね様
茶釜を貰って喜ぶ秀吉に、(こんなもん貰って喜んでるの?バッカじゃないの、アンタ。信長さまもケチよねえ)
現実的な女性だったんでしょうね、合理的。
茶釜なんかより、信長様から西播磨を拝領したかったって感じだった。
ま、名古屋人女性の典型という感じで  おね様の実像に迫ってるのかも。
エビフりゃ〜の「エビ」の部分がちゃんと見える人なんだろうな、コロモには騙されないって感じ。



お光様
この役が中谷美紀というのがミスキャストだな〜
あの  中谷美紀  がメソメソ  というのが有り得んワ〜
   賢い女性・腹の据わった女性を演じさせたらピカ一なのに。

   荒木村重の妻のおだし様役ならピッタリだったかも。


   配役が中谷美紀ということで、お光様の人物像がワケ分からなくなる。
   もっと自己主張のある演出だったら良かったのに。


      あ、分かり易く書くと、米倉涼子がメソメソした役をやってるみたいに違和感ありまくり。



お力様
彼女の場合は  プライドの高い女  かな?
プライドで官兵衛と結婚せず、(誰が薬屋上がりのの家の男なんかと結婚するかって感じ)
プライドで上月城主と結婚し(だって上月氏は名家赤松の一族だもんね)
腹心の部下にまで夫を殺されて、生きてる意味が無くなってしまったんでしょうね
あそこで自害させてあげてたら、戦国時代の貞女の1人として、日本女性史に名を残せたかも。あはは

    この役も酒井若菜というのがピンと来なかったな〜
    プライドの高さじゃなくて、芯のある役が酒井若菜には合ってるんじゃないかな?
    酒井若菜だったら栗山大膳の奥さんになったおみち様役が良かったな〜
[38]空の青海のあをさんからのコメント(2014年04月14日 11時18分03秒 ) パスワード

第15話

圧巻でした。
暫し茫然・・・
見終わってから動けなかった。溜息
今回は「軍師官兵衛」の中でも逸品の回の1つでした。


  
  タイトルは「プライド」かな?
  妬み・やっかみ、こんなところ。
  しっかり「人間性」が出てましたね。 




「加古川評定」
これで播磨が分裂して織田軍に対して日本史上有名な篭城戦が行われて
「三木の干殺し」「備中松山の水攻め」
になっていくんですか。

その裏にあったのは安国寺恵瓊の調略。
乗ったのは別所賀相と櫛橋左京進。



では、今回のテーマの「プライド」について:


お濃さま
「今回の茶会は歴史上特筆されるものとなるでしょう」てなコトをおっしゃってましたね。
つまりこの茶会は政治ショーであって、これを始めたのが信長だと。
  (秀吉だと思ってたそこのアナタ、訂正願います。これを始めたのはわたくしの夫の信長さまよ)と。

   お濃さまは信長と結婚して、幸せだった、と言ってるのかな?



 丹羽さまは相変わらずお人好しの良家育ちの大将でしたね。
 柴田さまは上杉攻めで参加できないから悔しいかろうと噂されてましたね。
 滝川さまは下手なおべっかを並べてましたね。
        信長は(お前にはそれしか言えんのか?)って顔をしてましたね(ホントに茶器が分かってるのか?)と。
 荒木さまは緊張してましたね。
 羽柴さまは乙御前釜を信長から拝領したと言ってましたね(柴田が貰ったんじゃなかった?)
 それを「あれはふくよかな良い釜だ」と明智さまが褒めてたんでしたっけ?



そして石山寺攻めをさっさと終わらせろと要求する信長に対して顕如は立ち退くことを拒否。
拒否されて、家で荒れる荒木村重。
   怖かったんでしょうね、信長の叱責が。
   あろうことか、荒木村重は失敗の責任を秀吉配下で播磨攻めで挽回するようにとまで、信長に命令された。

       冗談じゃないよ、なんで秀吉の配下なんかに組み入れられる?
          ここで荒木のプライドはズタズタ。

       荒木村重の弱さが出てましたね。
       田中哲司だって?うまいね。



秀吉は茶会で重臣達の居並ぶ中で信長に播磨にご出馬を依頼する。
「最後の仕上げは信長様にしていただかないとね」
おねさまは「そうでもしないと御重臣方が妬むものね」と。

そして播磨は切り取り次第勝手と信長に言われた秀吉。
おねさまが「播磨人は気位の高い頑固者揃いというじゃありませんか。あんな所を貰ったって」と言うと
秀吉は「さすが我が女房。分かってるな。播磨は地元のヤツらに任せるさ」

   名古屋人夫婦ですね。
   政治感覚も損得計算もちゃんと出来ている。
   負けた側の人間の扱いもどうすれば良いか分かっている。 


   プライドに振り回されない人物は今回は(半兵衛と)秀吉(と官兵衛)だけ。



で、加古川評定。


別所賀相がエンエンと、我が家は播磨の名家赤松の流れで、その家訓を秀吉に教えて差し上げよう、という感じでしたね。

(戦さに名家もへったくれもあるものか。なんだ?こいつ!)と秀吉。
 佐吉も(さあ、何でございましょうや?)と目をぱちくり。


   戦さをするのに篭城なんて下も下の愚策。
   2500年前に孫先生がおっしゃってますね。あ、戦国時代だから2000年前か。



結局別所賀相と櫛橋左京進に煽られて播磨は真っ二つに。


今回は半兵衛も「まさかここで離反するとは・・・読めなかった・・・」と敗北を認めていましたね。
体調が悪かったからでしょう。




小寺の殿は「プライド」ハチャメチャでしたね。

ヒトの顔を見て言うことをコロコロ変える気の小さいフツーの人間を今回も炸裂させてましたね。
   最初は織田を裏切ることは金輪際無いと官兵衛に言って
      それを信用しないお光は正室さまに入れ知恵に行って
   小寺の殿は櫛橋左京進が離反したと知ると浮き足立ってましたね。
     (織田が勝ったら自分は絶対に許されない立場だ)と。


櫛橋左京進が(やっぱり毛利に付く方がいいな)と思ったのは
上月景貞が死んだ後に、上月城が秀吉の一存で尼子主従に任されたからでしょうね。  
 
多分、櫛橋左京進は上月城が小寺の殿か自分に任されてたら離反はしなかったかも。

そこへ安国寺恵瓊が毛利の使者となって会いに来たから「毛利に付くべきだ」と背中を押されちゃって決心したんでしょう。

   やっぱり自分の家が播磨の名家だというプライドでしょうね。
   赤松の重臣の家でしたっけ?

   それに官兵衛に対する妬みややっかみもあって
      お光をお前なんかに奪われた!
   というのもあったんでしょうね。(お前なんかより、もっと良い家の男に嫁がせたかった)と。



それにしても武家の子の「具足始」の儀
立派でしたね。
[39]空の青海のあをさんからのコメント(2014年04月16日 07時21分20秒 ) パスワード

考え直すと第15話は  「プライドと差別」  というスゴイ回だったな、と。


播磨が分裂したのは
   半兵衛と官兵衛が  <播磨人のプライド>  を読めなかった  に尽きるかな?
   結局<播磨人>の気位の高さを読み誤った、か?


   やっぱり
   上月城を尼子主従に任せたのが誤算でしたね。
      その上に尼子主従を見殺しにすることにもなるんだし。

   そして
   播磨人の頑固さは、赤松家の名前が秀吉の実力を上回った。
      名より実だ、というのを認められなかった。


      尼子だって毛利より名家だったけど、毛利の実力の前に没落したのですけどね。



日本は「差別」があるからね。
櫛橋にしてみれば、薬屋上がりの黒田家なんて、だし
別所にしてみれば、針売りをやってたヤツの采配なんかに誰が従うか、だし。



   今の日本は「差別」はタブーだからこれ以上は書けないな。



尼子の名は大名衆からは消えたけど、
ま、亀井家が今に至るも存続しているんだから、
   よく頑張りました。
山中家の名も残りました。


若い頃、鹿介の子孫が
「うちは鴻池となって、幕末は徳川と組んで、どーたら」という秘密の話を教えてくれました「三和銀行」の話も。

   プライバシーに触れることが書けないのが残念です。




山中鹿介は、義経に並ぶ日本の英雄となって、日本人の琴線をかき鳴らし続けるし
その上に子孫が「名家」とか「一族」となってるのだから以って瞑すべし、
です。


ひょっとして iPS細胞の山中先生は御子孫でしょうか?
[40]空の青海のあをさんからのコメント(2014年04月16日 09時28分37秒 ) パスワード

小寺の殿のプライド、面白かったですね〜


>(織田が勝ったら、自分は、絶対に!!!許されない立場だ!!!)と。

万に1つでも織田が勝つようなことがあったら
今回の播磨分裂の首謀者である櫛橋左京進の主君である自分の責任はそりゃあ重い。
信長にどんなに叱責されても弁解など出来ぬ。
どう弁解すれば良いと言うのか。


自分は櫛橋の主君であり、櫛橋は自分の部下。
部下の失敗は主君である自分が負わねばならぬ。


    一応  自分が主君  という認識はあるのよね。
    主君らしいコトは何にもしてきてないのにね。


いるよね、こういう上司。
    部下の手柄は自分のモノ。
    自分の失敗は部下のせい。



荒木村重の離反で一族がどういう目に遭わされたか。
これを知った後の対信長への恐怖心はこの第15話の小寺の殿の恐ろしさどころじゃないんでしょうね。

脚本家、さて、どう描くのでしょう。

この脚本家、ホントに「人物」を描くのがうまいですねえ。


   そこへ持って来て演じるのが片岡鶴太郎さんですものね。


   他にも秀吉役の竹中直人さん。


   信長役の江口洋介さん。
   今迄信長役はいろいろ見て来ましたが江口洋介が1番コワイ。
   特に今回茶会で滝川一益を見る目がコワかった〜
   ま、江口洋介の目力なんでしょうけどね。


   荒木村重役の田中哲司さん。
   この人が(信長さまが怖い、お前は信長さまの怖さを知らんのだ)とおだしさまを怒鳴るシーンなんて
   日本史上初のDV夫に認定!(笑)
    
       あ、そう言えば他のドラマでもDV夫を演ってたっけ。
         NHKの「シングルマザーズ」だっけ?あれもコワかったよね。

   惚れ抜いたおだしさまにああいう言い方をするほど掛け値無しに信長を恐れ抜いてたというのが。

   この先、荒木村重は酒乱になっていくのか?とあのシーンはホントに怖かった。

   官兵衛と出会ったり、織田家に仕官した頃の荒木村重はニコニコしててホントに良い人に見えたけど
   最近は回を追うごとに「恐怖心」を演じるのが上手だな〜と感心する。



岡田准一の官兵衛は荒木に囚われていた1年の幽閉生活でどう変わるのか
どんな脚本で見せてくれるのか、すっごく、楽しみ。
[41]空の青海のあをさんからのコメント(2014年04月21日 17時29分59秒 ) パスワード

第16話


   「誤算」



毛利 3万5000 + 宇喜多 1万5000    vs    秀吉  1万


尼子は700   「尼子の名では今や兵が集まらぬ」


官兵衛     「羽柴さまは上月を見捨てたりしません」


荒木村重    「上月には我が兵は割かぬ」


半兵衛      喀血
        「あとは頼んだぞ」



安土では
明智   「上さまには天運がついている」


信長   「全ての官職を辞する。天下布武のため、ただの織田信長に戻るのみ」



秀吉   「上さまに援軍をお願い致す」


宇喜多   (仮病)


官兵衛  「(宇喜多の腹が分かって)なるほど、こういうことか」



毛利元春  「宇喜多は得体の知れぬ男だ」



井上九郎右衛門  (詭計で毛利兵を上月城に入れて謀殺)しかし数人に逃げられた?



荒木村重  (腹を割って話し合いたいという秀吉に)「上さまの命で筑前どのの下につくだけ」と拒否



信忠軍   「3万で三木城攻めが中心」


織田方   「上月には誰も与力はせぬ」


秀吉    「上月を守ってこそ播磨の裏切り者どもに思い知らせることが出来る」


信忠    「上月には秀吉と村重で行け」


秀吉    「3万5000の毛利に尼子の700 秀吉の1万では無理」


秀吉は高倉山に陣



お光が志方城へ 
      「兄上、櫛橋の家を滅ぼすのか?」


櫛橋左京進 「滅びるのは御着と姫路だ!」



黒田職隆   弟に  「実の妹に手出しはせぬであろう」
       お光に 「お前は黒田の人間だ。松寿丸はどうなる?お前が官兵衛を支えねば誰が支える?」




秀吉   京へ行き信長に直接援軍を要請


官兵衛   尼子へ  「なんとか持ち堪えてくれ」


信長    「猿!上月は見捨てよ!」



来週の予告から:

      「織田は上月を見捨て、毛利は志方を見捨てる」?



とにかく誰にも「誤算」の連続の回でしたね。

毛利は宇喜多の腹黒さに怒ってるし
丹羽さままで秀吉には与力してくれなかったし。
荒木は信長怖しで信長に命ぜられたことのみしか従いたくないし
半兵衛は喀血して間もなく死ぬし。
官兵衛は全然出番の無かった回だったし
上月城は食料も無くなって
秀吉は「誤算」の最たる事態だし。



でも、櫛橋家は良い家庭だったようですね。
左京進は心から妹達を大切に思っているようでしたね。


黒田職隆はまたもや力を発揮できることになって張り切ってましたね。これは嬉しい「誤算」?笑


小寺の殿は全く出番が無かったですね。
これはわたくしの「誤算」。笑
来週、小寺の殿は毛利に逃げるんでしょうか?



今回は秀吉が織田家中から妬まれている・嫌われているというのが良く描かれてましたね。
半兵衛は病に倒れたし
秀吉の心細さが良く分かりました。
絶体絶命。
上月城を見殺しにしなきゃいけないんですものね。



やっぱり上月城に尼子を入れたのが秀吉最大の「誤算」だったんだよね。



女にとって、どこが「実家」なのか?
お光の立場は女性には「涙」でした。

   自分の生まれた家が滅びるのをただ黙って見てはいられない。
   楽しい幸せな日々を過ごした屋敷が消えるのも耐えられない。
   だけど自分の腹を痛めた子供の家を自分が無くすのも出来ない。  



今回は皆さんが「こんな筈じゃなかった」という思いに捉われたエピソードだらけでしたね。
[42]空の青海のあをさんからのコメント(2014年04月28日 12時24分44秒 ) パスワード

第17話  


    
    「戦略」


結局、戦略眼の備わった人間は信長ただ1人だった、という回でしたね。

秀吉もまだまだ2流だし
官兵衛は弱小地方豪族に過ぎないし
半兵衛は播磨戦略に失敗して、喀血して、官兵衛を育てておかなきゃという段階


毛利は宇喜多に翻弄されっ放しだし
宇喜多は勝つ方に付くという計算だし


荒木は(しょせんは使い捨てなのか)と信長さま怖いがかなり進行して恐怖におののいているし
   荒木の結論は「外様は尼子のように見棄てられるのだ」。


そうか
秀吉が尼子を上月城に入れたのはさんざん利用していたからなのか。

逆にこういう秀吉の人情の深さが後に松寿丸を信長から守らせることにも繋がり
官兵衛の力を得て
毛利に勝ち、信長の後継者になり得たのか、と。



信長:
天下を取るため、まことに知恵のある者のみ必要で、
700人を救うのに5万の敵と戦うことに何の利があると言うのだ?


   これに対して秀吉は「播磨での織田の信用を得ることが大切だ」と言うけれど
   結局は播磨で自分の面子を得たいんだものね。


   官兵衛は「織田は散々尼子の名を利用しただけじゃないか」と。


   今回亀井新十郎が出てましたね。「生きて毛利に降伏せよ」との連絡係。

   

   山中鹿介は見せ場たっぷりでしたね
     尼子再興という夢を持てたから幸せ。
     今は吉川小早川に近づき刺し違え
     積年の恨みを晴らして後に三途の川で殿に追いつきましょう


   尼子勝久殿は
     「鹿介、生きよ。これがわしの最後の下知じゃ」
     (いい人だね)


   半兵衛 → 官兵衛に
     「お主は鹿介を見棄てたことで自分を責めているのであろう。
      
      軍師は情に溺れて泣き言を言ってては鹿介も浮かばれぬ
      今できる事をするのが軍師の務め
      非情さが必要だ



   御着の殿(小寺政職)
     織田は上月を見棄てたが、ここにも5万の大軍の毛利が攻めて来るということか
     そうか、櫛橋を通じて毛利に寝返るか・・・
     ここが思案のしどころじゃな

     いかん、いかん


小早川隆景:
   信長は上月城を捨てることによって播磨の信用も捨てた。
   これは毛利には又とない利だ。


     官兵衛の調略で宇喜多が毛利を裏切るという偽情報を流し混乱する毛利方。
 
 
宇喜多直家:
   わしを斬れば宇喜多は本当に毛利の敵となる。
   覚悟はお有りか?
   有るならわしを殺すが良い


小早川+吉川
   宇喜多を信用するなど、とんでもないことだと、これでハッキリしたな。
   宇喜多はわしらの留守に毛利領を襲うかも知れぬな


   と、ここで毛利は引き上げる。     
   そして櫛橋家の志方城は毛利に見棄てられた。


櫛橋左京進:
   乱世の盟約とは儚いものよ。
   我等は意志を貫く。
   官兵衛、お前の勝ちだ。


信長 → 秀吉に:
   官兵衛は上月を見棄てたことを恨んでおろう。
   全ては天下布武のため。
   戦さの無い世を作るため。

   これからもっともっと血が流れ理不尽な事が起き裏切り者が出るであろう
   秀吉、それでもわしについて来るか?


秀吉:
   どこまでもついて行きます。
   この覚悟に変わりはありませぬ。



御着のお紺さまは立派な人でしたね。あの時代、女に生まれたのが惜しい人でした。

お紺さま:
   官兵衛どの、殿と斎をよろしく
   光どの、松寿丸のこと、許しておくれ


官兵衛
   御着はお方さまがいるからこそ、御着は収まっているのです


お紺 → 小寺政職へ
   殿、迷われたらくれぐれも官兵衛どのを信じお頼りなされ


    小寺政職:分かっておる
    お紺:  決してお忘れなきよう
    小寺政職:うん

              分かってないじゃんねえ

黒田職隆:
    今後は御着の動きに気を配らねばならぬ


来週、播磨で大変なことが?


今週の見所は
  見せ場は山中鹿介
  それから信長
  そして宇喜多直家の狡猾さでしたね。宇喜多直家、光ってましたね。陣内さんだからね。

  竹中直人の秀吉も良かったね。

  お紺さまも良かった。

  あとは荒木村重の恐怖心の表情が良かった。


残念だったのは櫛橋左京進があんまり良く描かれていなかったですね。
もうちょっとシーンを増やして上げたらもっと良かったのに。


吉川と小早川がなんともマヌケっぽくて、これは将来の信長暗殺の秀吉+官兵衛の対応を考慮して?


今回も官兵衛が全然冴えなかった回でしたね。主役なのにね。
信長役の江口洋介や宇喜多直家役の陣内さんの前にかすんじゃってた。
それだけ歴史の中では当時の黒田官兵衛は小者だったってことかな?
[43]空の青海のあをさんからのコメント(2014年05月05日 13時53分39秒 ) パスワード

第18話 


   今回は 信長の「動じない心」と村重の「緊張で疑念だらけの心」の差でした。


         いい人だね、信長。
         やっぱり一流の人間だったんだね。
         一向宗方のわたくしにはくやしいけど。


      それにしても信長役の江口洋介
      腰が痛そうだね。
      表情が(痛ってぇ〜〜〜)と言いたいのを奥歯を噛み締めて堪えているのがアリアリ。



     一方の荒木村重。

     人は緊張すると、反対の行動に出てしまうそうです。
     (してはいけない、してはいけない)と思えば思うほど、してはいけない事をしてしまう。

     こういう時は「集中」すれば良いのですが、それが出来ない。
     集中するのには深呼吸が良いのです。
        1分間に4回の呼吸が出来るようになると良いのですがナカナカ。


     村重のような凡人には、緊迫した空気の中で集中しようたってムリなのです。
     そして愚かな選択をしてしまう。


今回は冷静な信長と振り回される村重の違いの回でした。

   


今回の播磨攻めは三木城攻めです。

平井山に陣取る秀吉軍は付け城をたくさん築いて土塁で結び、三木城を取り囲みます。
蟻の子1匹通さないように囲んで三木城を兵糧攻めにするんですが
実は背後から襲って来るかも知れない毛利対策でもあるんだそうです。


この普請は三成に
その間の調略は官兵衛に。


三木城の別所は「織田との違いは毛利は味方を見棄てないこと」と毛利を当てにしています・・・



安土では荒木村重が神吉攻めで神吉城主の伯父の神吉藤太夫を志方城に逃したことを糾問されています。


荒木:志方が簡単に落ちたのは神吉城から逃げて来た藤太夫から聞いたからだ
   だから糾問されるのではなく、褒めて欲しい

信長:

   荒木村重の弁明をちゃんと最後まで聞いてたね。
   驚いた!


   村重に同意する。
   猿の下で働く気の無い武将達が多い中で村重はよく働いた。
   今回の藤太夫の件は許す。

ホッとする村重。


信長の小姓で検分役の万見仙千代は怒っています。


信長:仙千代、わしが許した理由は、村重の肝の座り方が気に入っておるからじゃ。
   今回も気に入った。
   村重は追い詰められた時に力を発揮するタイプの武将だ。
   わしの天下布武に欠かせぬ戦力だ。


   ふくれる仙千代。


おだし様は赤ん坊を生んでいました。


長浜では松寿丸が剣に励み、おねね様から「母が恋しいか」と慰められて
「わたしは淋しくはありません。母はこの長浜にもおりますから」とケナゲに答える。

    なかなか年増女殺しね、松寿丸。


その頃、本願寺にこっそり兵糧を運び入れようとする武士達がいた。。。。


岡山城では宇喜多直家が荒木村重方の武士が兵糧を運び入れていたのを間者から報告を受けていた。


そこへ何も知らぬ官兵衛が前回宇喜多が毛利に与力しなかったことを感謝していた。

官兵衛:秀吉さまも喜んでおります
宇喜多:わしは何もしておらぬ。そもそもお主の働きではないのか?

官兵衛:毛利が恐れていることは3つ。
       宇喜多が裏切るのではないか
       大友に背後を襲われるのではないか
       国内では争い

宇喜多:つまり織田に付くには今しか無いと?
    この世の謀略と裏切りは全てわしの耳に入る
    西にばかり気を取られていると背後をつかれるぞ官兵衛。
    まだわしはどちらにも付かぬ


    宇喜多の「背後をつかれるぞ」の意味が分からぬ官兵衛。



御着の小寺の殿はお紺さまが亡くなって悲しみの真っ最中。
全く「集中」が出来ません。
この人も正しい判断が出来ない凡人なのよねえ。


黒田職隆と碁をしてても「待った、待った、待った」ばっかり。

黒田:殿、待った待ったではキリがありません。

小寺:碁なら戻せるのに人の命はそうもいかん。
   迷った時はいつもお紺が決めてくれた。
   自分はどうして良いか分からぬ。


姫路では官兵衛と父の会話:
官兵衛:小寺の殿は泣いておられましたか
黒田父:宇喜多の言う、その背後の危険とは、播磨にアヤシイ動きは無いが
    引き続き見張っておこう


    そりゃあ、小寺の殿なら油断も隙も無い危険人物よね。


有岡城では荒木村重が家来の中川清秀から
中川清秀の配下の者が本願寺に兵糧を運び入れてたのがドジってしまい
これは信長にバレたら大変だから村重にも篭城の準備をして欲しいと泣きつかれていた。



安土では信長が地球は丸いというのを高山右近から説明され
宣教師のオルガチノから地球が丸いことは50年前にヨーロッパでは分かっていて
イスパニアから出航したマゼランが地球を一周して3年後にイスパニアに戻った話を聞き
世界の中では日の本はちっぽけな国に過ぎないのを知る。


そして南蛮から見るとかように東のはずれの小さな国が黄金の国ジパングと呼ばれている、と聞く。
       

信長:わしもこの世が丸いことをこの目で見てみたい。
   
  光秀に同行を求めるが、光秀からはムリムリムリと断わられる。  

  オルガンチノにキリシタンの布教を許す信長。


そこへ細川藤孝が荒木村重に不穏な動きがあると信長に報告が入る。
理由は摂津で米の値段が上がっていて、村重が米を買い占めていて、兵糧を蓄えていること。


信長には村重という男は「謀反を起こすような愚かな男ではない」。 
そこで仙千代と光秀に「光秀は村重と縁続きだから見て来い」と命令。


この情報は播磨の秀吉にも伝わる。
まさか?!毛利の調略ではないのか?
もしこの噂が本物なら
播磨の秀吉軍は西の毛利、東の摂津に挟まれてしまう。

秀吉は急遽安土へ。


官兵衛はやっと宇喜多の言っていた
「西にばかり気を取られていると・・・背後に気をつけろ」
の意味を理解する。

そして村重の「しょせん外様は使い捨てなのか?」の言葉を思い出す。


半兵衛は喀血がひどく寝込む。
井上九郎右衛門が「この噂はマコトかどうか探ってきます」と場を去る。


そして有岡城では村重が光秀に糾問されている。

村重を説得しようとする光秀は
「上様には村重にそのような疑いは無い。信長さまは村重を疑ってなどいない。
すぐに上様に会え」と言うが

中川清秀は村重に「安土になんか行ったらどうなるか、これまでの信長のやり方で分かっているじゃないか」と言う。


安土では信長が秀吉に村重を敵に回すなと命令。


信長「わししか天下は収められぬ。
   だから村重はわしの所に来た。
   だからこれまで村重はわしについて来た。
   村重の本心を確かめて来い」


  ここでも信長は村重を信じている。


有岡城では村重に安国寺恵瓊からの裏切りの勧めの手紙が届く。
   「毛利は天下を狙っていないから、天下は村重にやる」と。


村重:だし、わしが天下を取ったらどうするか?
だし:殿・・・・
       呆れてものが言えないだし様

村重:(生まれたばかりの子を見て)
   この子の為に、生きる為に、どうすれば良いのか?


毛利では「村重がこっちについたら形勢逆転だな」


有岡城では
高山右近が村重を説得しようとする。

村重:信長への疑念は簡単には消えない。いずれは信長に誅される。
右近:血気にはやってはなりませぬ。
   謀反などいけませぬ。
   殿には義が無いからです。

     すごいね、自分の殿に、アンタには義が無い、なんて言っちゃうなんて。


そして村重は決意する。
   「顕如を説得しようとした時、顕如から信長を信じ切れるかと迫られた。
    あの時からわしの心は決まっていた。
    わしは信長さまを信じることは出来ぬ。

    皆の者、これより我等は織田信長を討つ!」


       とうとう、こんな事態になりました。


毛利:村重が寝返った!

顕如:荒木は遂に心を決められたようだ

各地に檄文を飛ばす村重。


   そして徹底抗戦を唱える村重に摂津一国が従う。
[44]空の青海のあをさんからのコメント(2014年05月13日 10時09分33秒 ) パスワード

第19話


     「滅びの道」
           裏切りの裏切り
             殺される前に殺せ



    いよいよ信長が攝津討伐に動きました。
    今回もすごい話が一杯詰め込まれていましたね。



       役者としては田中哲司の見せ場でしたね。

       賢い人では半兵衛が冴えてましたね。さすが軍師。

       そして信長の非情さがちゃんと語られてました。

       小寺の殿の人間の小ささもしっかり描かれていました。

     
       官兵衛は誠心誠意「まごころ」の人でしたね。
       でも土牢での1年でどう変わっていくのか、楽しみですね。



まず、明智と荒木が縁続きというのは、
明智の娘・りんが荒木の息子の村次に嫁いでいたのですか。

   それで明智が「では、娘を返して頂こう」と。


そして高山右近と中川清秀は従兄弟同士だったのですか。

   中川清秀は自分の部下の不始末が原因で荒木に織田軍団への裏切りを進め
   そして高山右近と共に荒木を裏切るのよねえ。


高山右近は和田惟長に殺されるところを
   荒木に「殺される前に殺せ。助けてやる」と言われ助かったから右近にとって荒木は命の恩人。
    ところが荒木を裏切るのよねえ。


信長が非情なのは弟が自分を裏切ったから。
   「斬り捨てだけではみせしめにならぬ。
    わしの行く手を遮る者は何人でも断じて許さぬ」


      これで高野山に逃げ込んだ荒木の家臣を匿ったことで信長の家来が殺され
      日本全国の高野山系の僧侶が何百人と殺されることになったのよねえ。



でも官兵衛は小寺の殿の裏切りを知っても御着を攻めることはしなかったのよねえ。
   
   「黒田は御着の殿に拾われ今日がある。
    主君に弓引くことはわしが許さん

    殿の御気性は分かっておる。
    お方さまが亡くなられて周りに引っ張られているだけ。
   
    わしと殿は親子のようなもの。
    ここで見棄てては義が立たぬ」



官兵衛は小寺の殿に会いに行って
   「荒木だって周りにそそのかされて翻意しただけ。
    謀反は荒木の本意ではない。
    荒木の奥方からの書状もあります。
    いずれ荒木も考え直すはず。

    そうすると取り残されるのは御着のみとなりますよ」


小寺の殿:「荒木が翻意するなど有り得るのか?」

官兵衛: 「それがしが荒木を説き伏せまする」

小寺の殿:「やはり頼りになるのはおことのみよのう」



秀吉は「もうどうにもならん」と官兵衛に言い
官兵衛は「命を捨てる覚悟でなければ人の心は動かせませぬ。必ず説き伏せて参ります」と答える。


しかし半兵衛は
   「行ってはならぬ。
    今の有岡城は反旗を翻したばかりで殺気立っておる。
    余りにも危ない」

官兵衛
   「他に道はございませぬ」


半兵衛
   「軍師としてのわしの跡を継ぐのはお主しかおらぬと思うておる。
    誰が秀吉さまを支える?
    播磨者は頑固でござるなあ」


官兵衛
   「良く御存知のはず」



そして信長が摂津攻めに動いたのは

今井宗久が「商人には早く摂津の騒ぎが収まって欲しいのですよ」と言って

信長が  「商人は土地に縛られる武士とは違って商売のためならどこにでも行く。
      ワシはこの国を豊かにする。
      南蛮と争うには富が必要。
 
      摂津はわし自らが捻り潰す」



有岡城に単身乗り込んだ官兵衛。

     「13年前、堺へ行く途中、わたくしは荒木さまに助けられました。
      あなたには夢があった。

      確かに信長さまは恐ろしい。

      だがしかし信長さまは出自を問わない」


荒木村重
     「おことが憐れに思えて来た。
      御着の小寺政職からの書状だ。

      それを読んだわしは恐ろしくなった。

      官兵衛がそちらに行くから殺してくれ、とな」


官兵衛  「殿がわしを?」

荒木   「小寺が播磨一国の国守になるにはおことに死んでもらわねばな。

      しかしわしはおぬしを殺したくない。
      手を組もう」


官兵衛  「お断りします。
      それがしは裏切りはしませぬ」


荒木   「裏切られたのはおことではないか。
      ならば致し方ない。

      者ども、官兵衛を殺すな。殺してはならぬ」

       

            官兵衛、土牢へ。


こうして信長の荒木村重討伐が始まった。



 
[45]空の青海のあをさんからのコメント(2014年05月20日 06時06分00秒 ) パスワード

第20話


       「生きる」

           それぞれの「生きる」が語られてましたね。



       今回の「生きる」の代表人物は右近と清秀。
       信長もよく描かれてましたね。
         
         ただし、江口洋介は(腰が痛ってぇ〜〜〜!)と
         心の中で叫んでいるのが前回同様ミエミエでしたね。
       
         ま、信長の怒りの演技の表現と取った人もいたでしょうけど。


       姫路の官兵衛の父上の「生きる」もしっかり、本当にしっかり、描かれてましたね。


  20話も力作でした。


  

右近の場合
    信長がキリシタンの布教を許した恩人。
    右近が裏切れば宣教師から信者まで皆殺しにされるというプレッシャー。
    右近が翻意すればキリシタンのさらなる布教が許される。

      ど う す る 右 近?



官兵衛の父黒田職隆の場合
    「今、肝心なことは姫路の黒田の家を守ること」


将軍足利義昭の場合
     荒木が信長に反旗を翻して、裏切られた信長の報を得て、
     生き生きと野心を燃やしてましたね。


だし様は官兵衛に荒木の翻意を願う。
しかし荒木はだし様の裏切りを知って「お前だけは自分の味方と信じておったのに」と言う。

       それで荒木は有岡城から単身脱出して行方をくらましたのか。
       どうして、だし様をムザムザ処刑にさせたのか謎でした。


          ホントにこの脚本家はスゴイです。



御着の小寺政職の場合
   「邪魔者官兵衛は、荒木に殺されて、この世からいなくなった。
    あとは毛利の援軍を待つのみ。
    だけど(黒田)職隆が怒るであろうな」


       日本史上ダメンズ決定男。
       だけど、憎めないのよね。

       平和な世の中だったら結構良い殿様だった人なんでしょうね。



荒木の場合
   「まもなく毛利の援軍が来る。官兵衛、わしの味方になってくれ」


官兵衛「殿の鉄甲船をお忘れか?織田には勝てぬ」



官兵衛とだし様の会話:ここ重要でしたね。

だし:わたくしが(荒木の)殿の翻意を官兵衛どのにお願いしたばかりに、こんな目に合わせて申し訳もない

官兵衛:自分の一存で来たのだから、お方さまのせいではありませぬ
    (御着から裏切られて)
    ただただ、自分の甘さに腹が立つ。


         ここから官兵衛の人間性が変わって行くのでしょうね。


   (荒木への翻意の説得は)まだ諦めてはいない」




姫路の黒田父と嫁のお光の場合:

   御着からの知らせでは官兵衛は荒木に殺されたという。
   我等を毛利に寝返らせる罠かも知れぬ。
   
   人質の松寿丸は殺されるであろう。

   もし官兵衛が生きていたとしたら
   官兵衛を人質に、毛利に寝返えろ、と言って来るかも知れぬ。

   何があっても毛利には味方せぬ。
   これが黒田が生き残る道だ

   いざとなったら官兵衛を捨て松寿丸を生かす」



      この黒田職隆の言葉は父としては苦しい心の裡から出てましたね

      お光に、わしは自分の子を捨てても、お前の子は助ける、と言ってましたね。

      それが黒田の家を守る生き方だ、と。
      そしてこれがお光を守る最大の策だ、と。

          だって女には夫より子の方が何倍も大切だもんね。


信長と右近の会話も凄かったですね。

  信長が死装束で現れた右近に
    「デウスを奉して死ぬというのか?
     わしはお前をデウスには渡しはせぬ。
     生まれ変わってわしに仕えよ
     信徒も許す」


右近は父に、こんなことになってお詫びのしようもありませぬ、と言う。


驚く荒木。




中川清秀も信長に従うと命乞いに現われる。

信長  「お前は荒木村重の従兄弟(← え?そうだったの?右近と従兄弟なのは知ってたけど、この3人は従兄弟?)
     ではないか。何故、寝返る?」


清秀  「右近が殿への忠誠を誓った以上、
     強きに付くのが乱世の習い」   ←  よく言うよね

信長  「裏切りは世の習いか?」

清秀  「(しまった!)ははあ〜〜〜」とひれ臥す。  ←  分かり易い男だね(呆)


信長  「黄金30枚を与える」


    この違い。
    信長は右近にはキリシタンを許すと言い清秀には黄金を。

       やっぱり信長って一流人なんだね。
       人間が何を信じ何を望み何を与えたら自分に従うか100も御存知。

          こんな人が上司だったら無能なワタシは毎日怖くて仕方が無いや。



脱出に失敗した官兵衛。

官兵衛  荒木に  「毛利の援軍など来ない」

荒木 官兵衛に   「お前は死んだことになっている。
           ではお前を本当に殺さなければならぬ。
           お前は信長の本性が分かっておらぬ」


           官兵衛   土牢に入れられる。

              ここで土牢に入れられたのか。
              ジメジメした土牢の演出が凄かったですね。



黒田長政は武芸は好きで勉強は嫌い。
   (あんたのお父ちゃんもそうだったよ)
だけど長政はそのまんま大人になっちゃった?



今回のエピソード、人間にとって「生きる力」とは何か、良く描かれてましたね。
   右近にとっては「信仰」
   清秀にとっては「寄らば大樹」
   官兵衛にとっては「真心」
   職隆にとっては「家」
   お光にとっては「子」


今回も泣けた。
特に職隆の決断。


だし様の描かれ方で、なぜ晴れ晴れと処刑されていくのか、ちょっと分かった。
   女の自分に出来ることはやった
   あんな夫を持ったのは自分の運命
   こうならないようにと頑張った
   こうして死んでいくのは自分の宿命
   かな?


この脚本家、ホントに人間をしっかり描いている。



ミスキャストだなと思ったのは濱田岳。
声が甲高過ぎ。

  初めの頃のおっちょこちょい役の時には違和感が無かったけど
  官兵衛の腹心の中の筆頭になっても甲高いままで、(声変わりしろよ)と思う。笑
[46]空の青海のあをさんからのコメント(2014年05月26日 11時19分30秒 ) パスワード

第21話


     
      「真の敵・真の友」


         黒田の敵は小寺か?荒木か?織田か?

         真の友は
             官兵衛には半兵衛・妻お光・母いわ・だし様
             荒木には毛利は友ではなかった


岡田准一
すごいね、身体能力バツグン!

プロローグの格闘シーンで壁を蹴上がってましたね。
前回は見落としたのかな?

ホント!格闘技の岡田准一の面目躍如でしたね。
さすがジャニーズ!



万見仙千代どの
お討ち死に。


この報告で信長は気付きましたね。
(この摂津の戦さ上手は絶対に村重ではない。では誰が?絶対、官兵衛が指揮しているに違いない!)と。


信長:
官兵衛が裏切ったに違いない!
松寿丸の首を刎ねよ!


秀吉:
上さま、お考え直しを!


信長:
うぬは天下より播磨が大事か?


半兵衛:
それがしが首を刎ねまする。



織田軍を撤退させ、村重は上機嫌。

村重:
毛利は年が明けたら兵を出すと言っておる。
だし、隠れて官兵衛に会ってはならぬ。
これで分かったはずだ、信長など恐れるに足らぬ。


官兵衛:
村重どのは上様の怒りを煽っただけ。
これでは済まぬぞ。


栗山善助の妻・おみちが官兵衛は土牢に閉じ込められているのを聞き出してくる。


しかし長浜では半兵衛が松寿丸の首を刎ねるとおね様に告げる。


おね:
殿は御承知か?

半兵衛:
無論です。


その頃、有岡城では村重が官兵衛に信長が松寿丸の首を刎ねたことを官兵衛に伝える。

村重:
官兵衛、信長はやはり鬼じゃ。
おことの子を殺したそうだ。
ウソではない。
信長ならやりかねぬは。

官兵衛:
信長さまはそこまで愚かではない!

村重:
息子の仇をわしと討とう。
よく考えろ、官兵衛。
仇を討て!

官兵衛:
まことを申されよ、村重どの。


姫路では秀吉が黒田職隆とお光を訪れ、松寿丸が殺されたことを伝え、
これからも味方でいて欲しいと頼む。


お光:
松寿を人質に出した時から覚悟をしておりました。
これも武家に生まれた者の定め、致し方ない。

されど殿が裏切るはずがない。
それなのに、なにゆえ、松寿を?
松寿をお返しくださいませ。


職隆:
秀吉さま、松寿の最期の様子をお聞かせください。
黒田の嫡男として見苦しくない最期でしたか?


秀吉:
半兵衛からそう聞いておる。


職隆:
半兵衛どのが松寿を・・・


秀吉:
こんな折に虫の良い話だが、
織田に力をお貸し願いたい。

これから申すことはただの独り言。

上様のお下知はさすがに間違っておる。
誰が何と言おうともわしは官兵衛を信じておる。


職隆:
秀吉さま、それがしの独り言も聞いてくれぬか。

それがしは跡継ぎを2人とも・・・2人とも失ってしまいました。

松寿は殺され、官兵衛は捉われ、いつ殺されるか分かりません。


秀吉:
こたびのコトは全て秀吉の力不足が招いたこと。
しかし敢えて言わせて頂く。
織田家と共に歩むこと、それが黒田の生き残る道。


職隆:(泣くばかり)


黒田の3家臣:  若が殺された。若の仇を討つ!
         誰を討つというのだ?
         小寺か?荒木か?織田か?
         泣くな!泣くな!泣くのは殿をお救いしてからだ。


だし様は土牢へ官兵衛に許しを乞いに。

官兵衛:
それがしの息子松寿は?

だし様:
申し訳ございませぬ。わたくしのせいで。
あの時、文など出さねば・・・



安土では信長は母土田御前からイヤミを言われる。

信長母:
こたびは童の首を刎ねたとか?
何人殺せば済むのか。



村重には毛利からの手紙が来て「援軍は日延べとなった」とある。
落胆する嫡男・村次と家臣達。

   理由は間に合わぬことと宇喜多の動きが怪しいこと。


美濃国菩提山の半兵衛の屋敷にて松寿丸とおねさまが会う。
この事は秀吉には秘密。
バレれば半兵衛どのが大変なことになるというおね様に
半兵衛は「それがしは長くはありませぬ」と言う。
これだけは2人の秘密、と。


松寿丸は武芸に励み、学問は半兵衛から学び暗記できるまでになった、とおね様に言う。


おね様:
お父上は必ず戻られます。
信じて待つのですよ。
できますね?


松寿丸:
はい。



姫路の黒田家におね様からの文が届く。

体をこわして伏せているお光に職隆が手紙を見せる。
文には松を大きく描いた扇が同封されていた。


お光:
(首を刎ねておきながら)なにゆえこの様なものを?

職隆:
そうではない。
松寿は生きておる。
わしはそう思う。

我等に知らせて下さったに違いない。
証拠は無い。
しかしわしはそのように信じる。

わしは織田に付くことに決めた。
それが我等が生き残る道じゃ。
良いな、光。


お光:
はい。


祈るお光。
土牢では弱った官半衛が夢を見ている。
優しかった母・いわが「死んではならぬ」と薬を飲ませてくれる。
それはだし様であった。


一命をとりとめた官兵衛の目に外では翌年の初夏を迎え、生命力に溢れた藤が花をつけているのが見えた。
[47]空の青海のあをさんからのコメント(2014年05月28日 22時56分14秒 ) パスワード

何故信長が松寿丸の首を刎ねよと命じたのか?
理由は  
   有能な軍師が荒木側にいるな?
   それは誰か?
ということで   
   官兵衛に違いあるまい  
となったのでしょう。


そう思ったのは  万見仙千代  のお討ち死にだった  のか?!と。


万見仙千代は当時の信長のお気に入りのお小姓だったから
   仙千代を殺した相手方の軍師が憎かった
   荒木など眼中に無かった
ということか、と。


万見仙千代は美しくてその上の智謀の優れた信長期待の若者だったのでしょうね。
若くて死んでしまったから活躍があんまり語られてなくてワタクシの記憶に残っていなかったのかな?

   演ずる俳優は  田中幸太郎じゃなくて  ジャニーズ系だったらもっと良かったかも。
[48]空の青海のあをさんからのコメント(2014年06月02日 12時56分23秒 ) パスワード

第22話


      「父と子」

          命を懸けて守る対象とは?
          子に対する父親のあり方とは?



        宇喜多と牢番の、父親としての息子に対する愛情が描かれていましたね。

        なのに荒木村重は非情でしたね。
        下女に託されたあの男の子が岩佐又兵衛になるんでしょうかねえ?


        だし様は前野家文書によると、
        信長の側室の生駒吉乃と前の夫(土田弥平次)との間に出来た娘らしい。
        吉乃は夫が戦死して、それで信長の寵愛を受けるようになったらしい。

        荒木に「播磨一国切り取り勝手」を命じた播磨攻めで、
        信長が村重にだし様を与えたのだそうです。



            生駒家は江南あたりの=北尾張の=力のあった木曽川沿いの商家だったと思うけど
            土田家といえば信長の母も土田家ですから、親戚回り?



有岡城では毛利からの援軍を待っているのに動かない毛利。
その上に宇喜多が織田方に付いたら、三木も有岡も本願寺も勝てる見込みは無くなる。


半兵衛は死を覚悟し播磨で死ぬつもり。武士の死に場所は戦場だから、と。
自分の大切な軍配を官兵衛に渡せと松寿丸に託す。

   でもイヤだと拒否する松寿丸。

   「お主の手で父上に渡せ」と半兵衛に言われる松寿丸「わしの最期の頼みだ、良いな」と。


   松寿丸にとって半兵衛は「父」なんでしょうね。
   半平衛は松寿丸にとって、いろいろなことを教えてくれる父親だった。


      松寿丸と半兵衛のやりとりがもうちょっと脚色されてシーンが多かったら良かったのにね。


播磨に戻った半兵衛は秀吉から官兵衛は生きているとの職隆からの手紙を見せられる。

半兵衛:ご安心ください。松寿丸は生きております。おねさまは御存知です。

    信長さまのご命令で松寿丸の首を刎ねよと言われたが
    松寿丸を殺さなかったのは官兵衛を失わぬため。

    なにとぞ官兵衛を救い出してくだされ。

    毛利の加勢が無ければ三木も有岡も本願寺も落ちる。
    それには宇喜多を味方につけねば。

    宇喜多は寝返りたくてウズウズしていることでしょう。

    小六どのを宇喜多に遣わせたらいい。



半兵衛は死の床で遺言をする:
三成には「もっと人の心を察する方が良い」
秀吉には「わたくしの死後には官兵衛がおります。これからは何事も官兵衛をお頼りくだされ。

     秀吉さま、(わたくしの人生)面白うございました。

     天下を・・・」

こうして36歳で逝去。


半兵衛の夢を見る官兵衛。



岡山城では自分の死期を悟った宇喜多直家。
   どういうわけか近頃酒が不味うなった。
   お前を抱く気も無くなった。
   このわしがじゃ。
   悪い病に取り付かれたようじゃ

   八郎(後の宇喜多秀家)の元服までもたんかも知れん。

   決めた!(織田に寝返る)」


      小六と会う宇喜多。


宇喜多:本領安堵は相違無いな?
小六 :この首に懸けて
宇喜多:今日限り毛利を捨ててお前に付く
小六 :有り難き幸せ



その頃有岡城では村重の良くない噂が飛び交っていた。
    荒木は毛利に捨てられた
    荒木は正気を失っている
    降伏を勧める部下を手討ちにした
    疑心暗鬼になっている



荒木村重は自ら毛利に乗り込んで直談判で援軍を要請に行こうと手土産の茶器を品定め。

船で尼崎に行って、そこから、手薄な時に毛利へ行こう、と。


だし様はそれを聞いて「城主が城を抜け出したなどと家臣が知ったら何と思うか」と呆れる。


その前に酒を持って官兵衛に会いに行く村重。
   わしは信長にだけは頭を下げぬ。
   毛利の援軍は必ず来る。
   まだ死ぬなよ、官兵衛。


荒木が有岡城を抜け出たことは安土にも知られる。
   よもや城主が城を抜け出るとは・・・呆


   安土では宣教師のオリガノがポルトガルから2年かかって日ノ本に到着したと信長配下の武将達に言い
   皆、いちように、驚く。

   信長は「この者達は命を懸けているから」と言う。



尼崎では村重の嫡男の村次が

   水路も陸路も織田軍の監視でとても尼崎から出られない
   宇喜多は織田に寝返った
   もはや毛利は来ぬ

と絶望的な報告をする。



織田軍が有岡の城下を取り囲む。


尼崎にいる村重のもとに、叔父の荒木久左衛門が来て織田軍からの条件を齎す。
   「尼崎の殿が降伏すれば有岡の者は助けると」。


しかし降伏を拒否する荒木村重。


嫡男の村次「父上、何故に久左衛門に会わぬのですか?」

村重答えて「生きるためだ。
      (信長なんかに負けぬためには)
      何があろうと生きて生きて生き抜いてやる」


有岡城にいるだし様のもとに、村重も久左衛門も、皆、逃げたとの情報が入る。


牢番は官兵衛に
    「もうこの城も終わりだ。
     今迄済まなかった。
     間もなく織田が来る。

     お方様がお命じになった。

     わしも最後まで戦う。

     せだれの玉松のみはうまく逃げてくれれば良いが」


官兵衛、牢番に
   「わしが預かろう」

牢番 「何を言っておる?まことか?」


      この牢番は加藤又左衛門重徳といって
      元は摂津の豪族で
      足利義昭に仕えていたけれど義昭が信長と不和になって京都を追われ
      荒木に拾われたのだそうです。

      有岡城の落城の際、玉松は兄と落ち延びて
      玉松は官兵衛の養子になり黒田一成と名乗るそうです。
      黒田24騎の1人だそうです。

      で、実は、牢番の父も生き延びて黒田家に仕えたそうです。
    

          ということは、この牢番は良い人だったようです。
 
          そして玉松と松寿丸は本当の兄弟のように育ったそうです。


22話の最後のシーン

土牢から出された官兵衛に外の太陽は・・・眩しそうでしたね。


    その上「虹」がかかってましたね。


と、いうことは官兵衛は「白内障」になってた?



今回は将来の重要人物の幼い時の姿が出てましたね。
   宇喜多八郎は秀吉が
   加藤玉松には官兵衛が育ての親になりますね。


ヒトのあり方、考えさせられます。
[49]空の青海のあをさんからのコメント(2014年06月10日 08時28分43秒 ) パスワード

第23話


      「心の支え」


           「真の勝者」


   脚本家の人間性がしっかり出てたなと思います。
   うますぎ。


        有岡城が落ちて
        秀吉が信長に戦勝を報告するシーンで

   「有岡城にて思わぬ拾いものしました」と言って官兵衛を信長に引き合わせ
   「わしはそちに詫びねばならぬコトがある」と言い掛ける信長に
   「もう1人、お目通り願うておる者がございます」と言って松寿丸を信長に引き合わせたところ。


信長は官兵衛が裏切ったと信じこんでいたから
秀吉は信長に、官兵衛が土牢に幽閉されていたのをずっと秘密にしていたのでしょう。
         信長にバレないように他の武将にも秘密にしてたのでしょうね。

そして松寿丸の首を刎ねよと言ってたから
         信長が官兵衛に「すまぬ」と言う前に
「実は・・・」と心の優しい秀吉が上様に恥をかかせぬようにタイミングをとったのでしょうね。


    心の優しい秀吉 = 脚本家


他のドラマでは信長が「官兵衛、済まぬ、松寿丸は殺しちゃったよ」と謝るシーンがあるけど
この軍師官兵衛では、それは無し。


他のドラマのこの「官兵衛、済まぬ」というし−ンは冷酷な信長に対する溜飲の下げ場所だけど
このドラマではそういうシーンは無し。



今回の「心の支え」とは

だし様には信仰。死ぬ恐怖なんて一瞬だ、と。

村重には憎しみ。断じて信長には負けぬ!負けぬ!負けぬ!

松寿丸には半兵衛。父に半兵衛から預かった軍配をいつ渡すか、その機会を窺う成長ぶり。

官兵衛にも半兵衛。足が萎えて、もう、戦場で働けなくなったと嘆くが、半兵衛からの信頼で両足で立つ力を得る。

   官兵衛には家来も心の支えになったということでしょうね。足の萎えた自分に「殿の足になります」と誓う家来達だもの。



濃姫には、夫の側室の連れ子まで処刑の対象にした夫の残酷さに、仏に祈らずにはおられなかったでしょうね。
あの時には吉乃さんは亡くなってたのかな?
余計にだし様の成仏を祈らずにはおられなかったでしょうね。





信長の言葉が良かったですね:
   半兵衛め、わしをたばかったか。
   さすがは稀代の軍師。
   信長を手玉に取ったが、良かろう、わしの負けだ。


      「本当の勝者」は半兵衛でしたね。
       知恵で信長に勝ったのですから。

          谷原章介、いい役を貰って、ラッキー!
          死んだ後でも賞賛の嵐ですからね。

          最強の信長に勝ったオトコ役ですからね。


半兵衛は計り知れない頭脳の持ち主だったんですねえ。


ここにも脚本家の人間性が出てますね。
「人を見る目」のあった半兵衛をうまく描いています。


松寿丸の成長ぶりが意外でした。

さすが半兵衛の教育が良かったのでしょうね。


だけど信長、本当に残酷な人です。
尼崎の荒木の目の前で一党の者五百数十人を惨殺。
これには村重も身悶えして苦しんでいましたね。

    この「悶え」という字がまさに荒木村重の姿のように見えて来ます。


同じく苦しんだ官兵衛の方はトラウマですね。

ジメジメした土牢の中でムカデ?ヤスデ?が這い回って首筋から背中に入って噛まれまくったのでしょうね。

夜になると怖い夢を見てうなされ続けたのでしょうね。

武士なんだから刀や槍で死ぬのは覚悟の上だったろうけど
土牢で死ぬかもしれないという恐怖には打ち勝てなかったでしょうね。


今回は
だし様のみごとさ   「裏切りの報い」は、しっかり受ける、なんてね。
半兵衛の賢さ      信じる美しさ、かな。
そして脚本家の心の優しさが際立ったな。  トラウマもしっかり描いているし。



信長に1番勝ったのは だし様 かな?
(アンタなんか全然コワくない。うちの母親に言い寄って毎日ウチに来てた時から見てるもんね。アンタなんかに負けないもんね)
かな?


乳母がだし様の子を連れて来たシーン。
スパルタカスの最期に似てたね。

日本の作品だったら、ああいうシーンは母親が「ヨヨヨ」と泣き崩れたりするのが定番だと思うけど
無かったですね、やっぱりキリシタンだから?この世に思いを残さない?

だし様が毅然としてたのが違和感ありまくりだった。
乳母に子供の世話はちゃんと頼んであるから?
[50]空の青海のあをさんからのコメント(2014年06月17日 09時32分51秒 ) パスワード

第24話


     「戦後処理」


        「恩威並行」「信賞必罰」 



今回の官兵衛は凄みが出てましたね。
あれだけの体験をしたのですからね。

             

別所長治は、ま、立派でしたね。
将兵の命と引き換えに一族で自害しましたから。


城内に酒と肴を差し入れた秀吉軍も立派でした。
これで播磨での評判が良くなりました。


荒木村重の有岡に比べたら別所の三木は城主としての態度も信長の仕置きもずっとマシでした。


御着の殿は、小寺政職らしい、姿でしたね。
何も決められない
刀をとっても下手だし。
「小河にそそのかされた」と、この期に及んでも人のせいにするし。

でも普通の人間の普通の姿なんでしょうね。
ナサケナイけど、普通の人はこんなもんで、たまたま黒田官兵衛という見事な男の刺身のツマに名が残ってしまって
恥を千載に残してしまった、というところですね。


   小寺姓の人は先祖自慢が政職の存在で出来ないですね。
   でも普通の人間の姿なんですから平和な時代なら結構良い殿様だったと思います。
   それに人を見る目だけは確かで、目薬売りで生計を立ててた黒田家を引き立ててあげた人だし。


斎役の少年は牛若丸みたいで似合ってましたね。
まるで少年義経が清盛に父義朝の命乞いをしているかのような錯覚を覚えました。


信長は戦勝祝いの宴を有岡城で行ったのですか。
濃姫が怨みのこもったこんな城でしなくても良いのに
と愚痴ったら

「村重の生霊が現れたらもっと良い」なんて言ってましたね。
そして誰が怨霊となって現れるか待ってましたね。

村重の生霊とかね。

般若の面をつけた能役者がだし様に見えてきたけど
もっと良くみようとしたらただの能役者でしかなかった

ここの所は信長らしい、何をも畏れない信長が描かれていましたね。


   化けて出るとしたら、だし様あたりか、と信長も思ったのでしょうね
      自分の最愛の愛人の連れ子ですからね
   やはり生霊も怨霊も、そんな物は存在しないんだ、という面白い演出でしたね。



安土城にての戦後処理の最大の目玉の論功行賞。
織田方の武将は誰もが褒美をもらえると思ってたら違ってましたね。

さすが信長!
 「恩威並行」
     人の上に立つ者は、正しい賞罰をはっきりと行うことが必要だと分かってましたね。
   
 「信賞必罰」 
     功があれば必ず賞し、罪があれば必ず罰っせねばならぬ。


まさか!佐久間信盛が叱責の上に追放になるとは。
  この人は高野山からも追放されて十津川で行き倒れになるんですよね。 


30年間、功が無かった!何の働きも無かった!
7年前の天正元年に信長に口答えした!
こんなのを理由に挙げられてもねえ。

   信長って執念深かったんですねえ。
   7年前の言いつけに従わなかったことなんかで罰せられる?


   この事件のことですね:
   天正元年(1573年)8月の一乗谷城の戦いの直前、
   戦場から離脱する朝倉義景軍の追撃を怠った織田家臣団の面々は信長の叱責を受ける。

   その際信盛は涙を流しながら「さ様に仰せられ候共、我々程の内の者はもたれ間敷
  (そうは言われましても我々のような優秀な家臣団をお持ちにはなれますまい)」と弁明し、
   信長の怒りに油を注いだ(『信長公記』)。


佐久間家は元々が名古屋の南区の豪族で、決して織田家の下に置かれるような家じゃないけど

   この時には立場に上下関係がハッキリつけられてしまい
   その上に信長は秀吉や光秀のような中途採用組を抜擢して重用していますね。



織田家中最大の軍団を擁した信盛の配下は光秀に与えられ
これで光秀が織田家中ナンバーワンの武将に決定!

    つまり信長は光秀を株式会社織田組の副社長に抜擢した、ということですね。
        これで光秀は勘違いして信長を討つことになったのでしょうか?



光秀に信長の側近ナンバーワンの座を奪われて悔しい秀吉だけれど
おね様はさずが!

「秀勝を信長さまから養子にもらっておいてラッキーね。
 いずれ羽柴家の領地は秀勝に行くんだから
 信長さまは我が家の領地を没収しようなんて思わないだろうし」

目端の利く秀吉にはピッタリ。
内助の功というのが分かっている女性ですね。
   ま、計算高い名古屋の女ってとこかな。

とにかくおね様のカシコさが秀吉を天下人に押し上げたと評価されても当然ですね。

これを機会に「明智どのには負けてはおられん」と秀吉は張り切るし
おね様は亭主の尻の叩き方、いえいえ、夫の操縦法を良く良く御存知の賢い女性です。


そして官兵衛は1万石を頂戴して大名に。

これを機に藤をかたどった紋を家紋に制定。

  「有岡の土牢で松寿丸が死んだと聞かされて生きる望みを失っていた時
   牢の窓から見えていたのが藤の花。

   藤の花を見れば牢での日々が蘇るが
   それと同時に生きようという気持ちも湧いてくる。

   善助・九郎右衛門・太兵衛、わしは牢の中でお前達が来てくれることを信じておった。
   だからこの命を繋ぐことが出来た。感謝しておる。

   必ず生きて帰ろうとしておった。

   われらは多くの死を見て来た。
   死があればこそ命は重く尊い。

   黒田の者はみな命の重みを噛み締め、共に力強く生き抜いていくのだ。

   その思いをこの家紋に込める」



だっけど有岡が開城したら今週は三木がアッサリ陥落しちゃって、ちょっと気が抜けました。

でも、降伏勧告が流血と生首の数を押さえる1番の良策ですね。
さすが軍師!

[51]空の青海のあをさんからのコメント(2014年06月17日 22時40分06秒 ) パスワード

黒田家の新しい家紋が「藤」なのは分かるとして
    何故に巴?
と思っていたのが分かりました。


つまり大事な腹心の家来  善助+九郎右衛門+太兵衛  の3人を象徴しているんだ、と。


牢の中でこの3人が必ず助けに来てくれると信じて生き永らえることが出来たから。


なるほどね。
[52]空の青海のあをさんからのコメント(2014年06月24日 03時45分36秒 ) パスワード

第25話


     「弑逆への道」


              「造反有理」



信長の人間の大きさ、一流人物さが良く描かれていましたね。
それ以外の人間の小さいこと!


   光秀の弑逆が無かったら日本はどうなっていたのでしょう?


信長以外の男はみんな小さい小さい!

特にあの吉田兼和という男。
コイツの小ささ、ずる賢さ。


   この男は光秀の遊び仲間の吉田兼見とどういう関係なのか?
   と思ったら兼和を改名して兼見になったのか。

   その上に細川幽斎の従兄弟だったとは。意外!


     それなら光秀が信長弑逆の後に幽斎に加担してくれと頼んだのは当然といえば当然だったのか。
      
     兼見からも幽斎に「光秀に加勢してやってくれ」と手紙が行ったろうし。

     
      細川幽斎も「クエナイ奴」だったのかな。
      ま、吉田兼和(兼見)の従兄弟ならね。
      

      逆に幽斎が良い人だったら兼見のような従兄弟を持ってハラハラしてたのかな?

      光秀が幽斎の立場だったら、賭けの下手な兼見の手なんかには乗らなかったろうから
      細川幽斎も兼見の誘いには乗らなかったのかもね。




兼和:ミカドは明智どのをアテにしておられまする
         ↑
      アテにしてるのはオメーだろーがァ〜〜〜    ←コナン君風に

光秀:有り難きお言葉
         ↑
      光栄の至り、だったんだろうね、光秀には
      ココで勘違いしちゃったのかもね、明智君


兼和:信長どのの官位返上にミカドが御心を痛めておられる
         ↑
      痛んでるのはオメーの心だろーがァ〜〜〜    ←コナン君風に


         ミカドをないがしろにする信長なら
         ミカドから公家まで、纏めて殺し尽くし兼ねないと疑心暗鬼だったのかもね?




明智の娘の倫(みち)はこの時にはとっくに三宅弥平次=明智左馬助秀満と再婚してたんじゃない?

三宅弥平次=明智左馬助秀満は関の刀鍛冶の倅だと思ってたら、なんと!光秀の従兄弟だったとか(驚)


この時には荒木村重・村次父子は安芸に亡命していると光秀が官兵衛に言ってましたね。

光秀: 荒木父子も上様が恐ろしいから懸命に働いたのに・・・あんなことになって・・・

    (自分にだって上様に謀反を起こす動機はあるんだ)と言いたげでしたね(アンタもだろ?)と。


光秀:秀吉はそなたを1万石の大名にしたが、ワシに仕えてくれるなら5万石を与えよう

官兵衛:お断りいたす

光秀:5万石では足りぬか?

官兵衛:大きな領地は要らない。羽柴さまの下以外で働く気もござらぬ。

光秀:ますます気に入った。わしは諦めぬぞ、官兵衛、ははは



光秀の誘いに乗らぬ官兵衛に吉田兼見が官兵衛に会いに来て


兼見:「毛利攻めが始まって、信長の天下が近くなって、(みんな)心配なのだ。
    信長は逆らう者には容赦無く攻めて皆殺しにする。
    まさに魔王だ。
    信長の作る世に我等の住む所はあるのか?
    ミカドも心配していらっしゃる     ← この言い方、ズルイね〜
  
    信長は官位は要らぬと返上したから
    ミカドは明智さまを頼りにしておられる
    官兵衛にも明智へ力を貸して欲しい」


        ワ〜、弑逆へのお誘い要請ですね〜


官兵衛:それはどういう意味か?

兼 見:わしの勝手な思いじゃ
    いずれ、また。



岡山では宇喜多直家が病床にあって嫡男の八郎の行く末を秀吉に託す。
その保証に妻のせんを差し出す、と交渉する。

直家:生き残る為に手段を選ばずやってきた
   しかし気懸かりなのは子供の八郎のこと
   八郎をお願いいたす
   妻をお主の側女にしてやってくれ
   すぐにも貰い受けてくれ


      おせんさん=お福さま=はすごい美女だったって話ですね
      からだを張って八郎を守ったって


でもまさかいくら女好きの秀吉でも、
当時の身分では?
直家に二つ返事で、では、お前の妻を担保にもらっていくぞ、とは言えなかったようですね。



直家:官兵衛・・・
官兵衛:何か?

直家:宇喜多は秀吉どのに賭ける
   それは天下を狙える器だから
   宇喜多のためにも秀吉どのを頼む

官兵衛:わたしは信長さまの天下のことしか考えてはおりませぬ
直家:信長の天下?
   成るかのう?
   信長は危うい
   
   少し喋り過ぎたようじゃ


それから間もなく直家が世を去った。



安土城にて

信長が黒人を初めて見る。

宣教師:その男は十人力でございます。
    力だけではなく知力にも優れておりまする

信長:気に入った
   わしにくれ

   そちに名を与える
   弥助と名乗れ


   今日はまことに愉快であった
   次はわしが驚かせる


      黒人も人間として扱う信長
      たいしたもんです

      宣教師は弥助を奴隷として信長に引き合わせたのでしょうけど

      ホント、信長というのは能力のある者を身分・人種に拘わらず求めているんだね。


姫路ではおねさまが姫路城の立派さに驚き、おせんの存在を知ってしまう。
そしてお光が懐妊。


その頃、朝廷は信長に官職を与えようとしていた。
左大臣に、だって。

信長は兼見に「引き換えに、ミカドが御譲位なされば、受けよう」


      朝廷のくれる官位官職など誰が欲しいか、という信長を光秀以下誰も理解出来ない。

吉田兼見は「ミカドに御譲位を迫るとは!」と憤っている。

              ↑
       ホントはミカドは蚊帳の外で
       自分達公家で勝手に
       「信長に官職を与えて飼い馴らそう」
       と言ってたんだろうね


    自己チューの公家には、じゃ、引き換えにミカドを退位させろ、なんて
    信長が言い出すとは夢にも思ってなかったんだろうね



信長=頼朝   vs  光秀=義経     の構図ですね。
権威の否定   vs  権威にひざまずく



信長は情けなかったでしょうね「光秀たちは何も分かっておらぬ!」怒



そして今度は信長が皆を驚かせる番。
それは安土城のライトアップ。

    日本人、ライトアップが好きだけど、信長が先駆者だった?笑




天正10年の安土城での年頭挨拶で

信長は夢を語る:
         天下が治まったら新しい世の中を作る
         南蛮にも負けないものを
       
         新しい世は信忠に任せる

         わしは世界に出て行く
         広い世界を見てみたい、手にいれたい

         秀吉、官兵衛、そちらも見たいか?

秀吉:      上様の夢は大きく、胸が熱くなりまする
官兵衛:     南蛮は子供の頃からの憧れでした

信長:      わしの心中を分かっているのはそちら2人だけだ
秀吉:      とは、有り難き幸せ 



三原では小早川隆景が毛利方の7つの城の城主達を呼んで作戦会議。

ただ1人清水宗治のみが秀吉軍を侮ってはならぬと力説。
「向こうは上げ潮だし」と。


    ワタシ的には清水宗治って若い細身の上品な城主ってイメージだったんですけど・・・


その頃姫路では松寿丸の元服式が執り行われておりました。

松坂桃李いよいよ登場。      
[53]空の青海のあをさんからのコメント(2014年07月03日 10時32分57秒 ) パスワード

第26話


   「武士(もののふ)のあるべき姿」

       「上級者編・初心者編」

            「宗治 vs 長政」または「忠誠の人 vs 不肖の倅」

             または
  
            「羽柴・官兵衛  vs 荒木村重」



毛利攻め、いよいよ開始。


しかし若さゆえに?ちょっと足りない長政に、カッとし易い太兵衛をなぜ付けたのか?
これが黒田家最大の謎。



黒田の父上・職隆は「官兵衛に考えがあってのことだろう」と言う。



今回は信長の子で秀吉の養子である初代秀勝さまの御初陣だから花をもたせようと
わざわざ黒田家は遠慮してお手伝いをしないのに、そこが分からない長政。


   対抗心メラメラなのよね。
   14歳だものね。

   秀勝さまに負けない武勇を披露したいんだよね。


   やっぱり長政はアタマ良くないのね。
   半兵衛に師事してちょっとは賢くなったかと視聴者の皆さんは期待したけど
   やっぱり暴れ者の猪突猛進で考えが足りない。

        信長の子で秀吉の養子である秀勝さまと陪臣の子でしかない自分の立場の差が分からないんだよね。



父・官兵衛は小六と共に清水宗治に降伏を勧める、2国を与えよう、と。
しかし三村氏を裏切って毛利に付いて高松城を任された身には、ここで毛利を裏切るわけにはいかない宗治。

宗治:田舎侍には身に余る栄誉。しかし毛利の御蔭でここまで来たのだから
城を枕に討ち死にする覚悟。

官兵衛:初めから討ち死に覚悟なのか?

宗治:我等には秀吉さまには勝てぬ。
   死ぬことがそれがしの役目。
   1日でも2日でも長う押し留めるのが役目。

官兵衛:考え直してくれ

宗治:裏切りで得た国など、また裏切りで失いましょう


     賢いね。
     立派な武士です。


一方武田に勝利した信長は15年の仇である六角が恵林寺に匿われているのを知り
快川紹喜和尚に引渡しを要求。

そして拒否した快川和尚は他の僧侶150人と共に焼き殺される。


   快川和尚はもとが美濃の人だから明智とは遠縁なのよね。
   そして権威を敬う明智には国師である快川和尚を焼き殺すなど考えられない暴挙でしかない。

       明智光秀、上様暗殺の動機その2、登場。


この国師焼き殺しには朝廷もビックリ。
国師を殺したということは朝廷の意向?威光?を無視ということ。
九条兼孝と吉田兼和には許しがたい蛮行。


岡山では初陣を楽しみにする長政はなかなか機会が与えられず不貞腐れている。
そんな長政に太兵衛は「戦さのにおいがします。ここに来てプンプン臭います」と言い
長政は「何の臭いもしない!」と言う。

    やっぱりアホだね。


官兵衛は宗治を死なすには惜しいとして「命を無駄にするな」と諌める。

しかし宗治は
    「今こそそれがしの命を差し出す時。

     先日戴いた2カ国を約束された書状は破いて小早川に送った。
     それほどまでに毛利と我等は一体なのだ。
     次は戦場でお会い致そう」
と拒否。


官兵衛は高松城が梅雨時には水浸しになる話を古老から聞きだす。


毛利では
  宇喜多を失ったのは大きかったなあ
  比類なき宗治を失うわけにもいかぬ
と和戦両様で安国寺恵瓊と(和睦も考慮で)4者会談。

    なんか毛利はもう負けてるよね。


冠山城の戦いで長政は初陣。

秀吉に褒められたものの父・官兵衛からは
「お前はイノシシか?
猪武者だ。
お前はいずれ黒田家の主人になるのだぞ。
考えて動け」
と叱られる。


そこで長政は「半兵衛どのは言われました。父上をお助けしろと」

またもや官兵衛に叱られる長政。
「半兵衛どのの言葉を誤解するな」


長政は「調略ではなく槍働きで武功を挙げたい」と言う。


太兵衛は官兵衛に「殿の若い時に似ています」と言い

官兵衛は
   「わしは血気にはやってはおらなかった。
    そしてわしは役に立たなかった。

    しかし長政は兜首を挙げた」

太兵衛
   「それを若い者に言ってあげれば良いものを」


官兵衛
   「皆に守られているのを学んで欲しいのだ」



今度は安国寺恵瓊から調略を受ける。

安国寺:手を組もう。
    羽柴と毛利が手を組めば。。。

官兵衛:荒木はその手に乗ったのだな
    わしも羽柴さまも愚かではない
    その手には乗らぬ」
  

安国寺:しかし無駄な戦さを避けたいというのも我等の願い。
    4カ国をあげよう。


官兵衛;では戦さになります


安国寺:致し方あるまい。では。

    わしは秀吉が好きじゃ。
    今は大物になられた。
    先が楽しみですな。



官兵衛はトポグラフィー(地勢)の模型を作る。
驚く秀吉。


官兵衛:高松城とその周辺です。
    田や沼に囲まれた要害ですが
    逆にその水を使うのです。


秀吉: 川の流れを止め、梅雨だし、一円を水にするのか?
    水攻めか?


官兵衛:これが戦わずして勝つ策です。


秀吉:早速とりかかれ!
   高松城の水攻めじゃ!


そのころ姫路では黒田家に第2子のおのこが生まれる。
   熊之助。

       いや、聞いたことがないぞ。
       早世?


そのころ高松城では「秀吉側は何をしておるのか?」と不思議がられている。

宗治:まさか!

官兵衛:雨じゃ!雨じゃ!


いよいよ歴史が動きます。
[54]空の青海のあをさんからのコメント(2014年07月08日 09時00分25秒 ) パスワード

第27話


     「決意」

           「知恵比べ」

             
                「頭と銭の使い方」


今回は高松城の水攻め時に関わる大きなエピソードがいくつも詰め込まれてましたね。
1つ1つが1話としてジックリ取り上げられても良いエピソードばかりでしたね。



「決意」では
   見事だったのが清水宗治
   泣けたのが後藤又兵衛とお光の会話
   不吉だと分かっているのに決意をする光秀


「頭と銭の使い方」では
   ケチだケチだと言われてた官兵衛が銭を惜しまず村人から土嚢を買い取れと。
   相変わらず吉田兼和はミカドの思し召しという大義を振り回して自分達公家の保身に光秀を利用しようと。

   秀吉は毛利攻めの最後の仕上げは信長にお願いするという形で信長の面目を保とうと。

       主君を越す手柄を部下が立ててはダメだと。


意外だったのは
あの家康饗応の時の、信長の光秀に対する叱責は「味」についてだったの?
家康には京風の味付けでは薄すぎる、って?
   三河は八丁味噌だからね。 

      ワタシは食材が傷んでたのかと思ってた。


この饗応の席へ秀吉から毛利攻めの仕上げを是非上様にお願いしたいと言って来て
光秀は饗応も中途で毛利攻めに秀吉軍へ加勢せよとの信長の命令。

   光秀は織田軍きっての大軍を任された司令官なのに秀吉なんかの援護に回れ、とは。


家康も「信長の家来はアタフタと忙しいのう、自分にはとても務まらない」と言うし

考え込む光秀。



土田御前はまだ生きてたのねえ。
信長との確執をもう終わらせようと?



毛利と官兵衛の和議の交渉も面白かったですね。
まるで商取引の場でしたね。

   備中1カ国で。
   いや1カ国では。
   では5カ国を。
   いや5カ国だけでは信長は納得しない。
   しかし宗治の首だけはやるわけにはいかん。
   それがしも同じだ。
   面白い男だ

そうか、毛利を動かしていたのは小早川隆景と安国寺恵瓊だったのか。

だけど毛利はこのドラマでは霞んでますね。



三つ巴の知恵比べ:

   秀吉+官兵衛
   毛利+安国寺恵瓊
   朝廷+吉田兼和


信長は「この日の本に王は2人はいらない」と言ってましたね。
つまり信長は天皇処分を考えていた?
   天皇の長袖に隠れてえばり散らす無能な公家は要らないとは思ってたでしょうね。



光秀の謀反の1番の原動力は  丹波の召し上げ?

それとも

織田軍きっての司令官になっているのに秀吉の加勢につけと命じられたからプライドが傷つけられた?

こういうところは古い価値観の光秀には納得いかなかったのかもね。
土岐の出身、というのがあるからね。
織田なんかより格式で勝っているという矜持もあったろうし。



盛りだくさん過ぎて、今回の1話に全部詰め込まれたのが惜しかった!
[56]空の青海のあをさんからのコメント(2014年07月10日 06時31分03秒 ) パスワード

信長という人物。
ひょっとしてADHDだった?


   バタバタばたばたバタバタと
   信長の脳がもの凄い速さでフル回転しているのは分かる。

   頭の良い人だと思う。
   判断が的確だし。

   
   でも欠点は部下の心が読めないところ。
上様なんだから部下の気持ちなんか思いやる立場じゃないしね。
      笑


   命令も行きあったりバッタリで部下は翻弄されまくった?

      ただし、ついて行けたのもいる、それは秀吉。


この部分に、あれ? と思ったのは

信長の「天下布武が成った暁には、信忠、お前に譲る」と言った口で家康にも「お主に天下を任せる」と言う。


自分が誰に何を言ったのか覚えてないのかねえ?



そういう所に光秀はついて行けなかったのかな?
と今回思った。

    信長のスピードについて行けなかった。

       ついて行けた唯一の人物は秀吉のみ、で。



そう思ったのは家康が饗応係の光秀に
「信長どのの家来はアタフタと忙しいのう。ワシにはとうてい務まらぬ」
と言った時。

そしてその次のシーンで光秀が落ち込んでいた姿に。


   この光秀という人物は秀吉と違って真面目で反省するタイプだから
   落ち込んだらイヨイヨ落ち込むタイプなんだろうな。

       疑心暗鬼というか。


そんな光秀は、昔っからの知り合いの吉田兼和に
「変な噂を聞いたよ」
と言われてイヨイヨ疑心暗鬼に。


    光秀が恐れる丹波の召し上げだって、信長は叱責で召し上げるぞと脅したワケじゃなかったんじゃない?

信長は叱咤激励のつもりで(もっと良い場所を与えよう)と思って言ったのかも知れないし。


    例えば毛利攻略が済んだら
    山陽区は秀吉に
    山陰区は光秀に
    と思ってたのかも知れないし。

    畿内は信忠に譲って。



でも光秀には信長のADHDのスピードについて行けないから
ドツボに嵌ってしまって、
最悪の決断をしてしまったのかな?


おみくじは「凶」「凶」「凶」「凶」「凶」と全部凶と出た。
あのシーン
光秀は「凶」と出たことで余計に窮地に追いやられたんじゃないかな?


   「信長さまに自分が誅される???? え????  そうなんだ、俺は誅されるんだ!!!」

という恐怖。

   「だったら、やられる前にやるしか無い!」

と決断したんじゃないかな?


この部分、荒木村重の追い込まれ方に共通するのかもね。
自分で自分を追い詰める、というの。


秀吉は心に余裕があるから信長さまに忠誠は誓っても他の誰からも追い込まれないし
ましてや自分が自分を追い込むなんて有り得ないんだろうな。


それはやっぱり遠江で松下嘉兵衛に助けられたという経験があったからじゃないのかな?

   松下嘉兵衛に信じてもらえたように信長さまにも信じて貰えているという確信。


とにかく今回の1話は、盛りだくさん過ぎて、時代が変わるキッカケが全部入れられていて、
でもやっぱりそういうチャンスを掴んだ秀吉というのは凄い人だったってことなんだろうね。

   で、秀吉に掴ませたのは官兵衛、と。



秀吉には「運命」だったけど
光秀には「宿命」だったのかな?

   光秀はそれだけの人だった、と。

      疑心暗鬼に捕まった光秀には、
       本当の敵は自分の中にいた、
      というのは見えなかったんだろうね。


   「敵は本能寺にあり」
     じゃなくて
    敵は自分の中にいたんだよ。


これ、凄いよね。
現代人にもそのまま当て嵌まるよね。
[57]空の青海のあをさんからのコメント(2014年07月16日 08時17分13秒 ) パスワード

太田さんの本能寺の変コピペ:



信長公本能寺にて御腹めされ侯事

六月朔日、夜に入り、老の山へ上り、右へ行く道は山崎天神馬場、摂津国の皆
道なり。左へ下れば、京へ出づる道なり。爰を左へ下り、桂川打ち越え、漸く夜
も明け方に罷りなり侯。既に、信長公御座所、本能寺取り巻き、勢衆、四方より
乱れ入るなり、


信長も、御小姓衆も、当座の喧警下貼の者ども仕出し侯と、おぼ
しめされ侯のところ、一向さはなく、ときの声を上げ、御殿へ鉄炮を打ち入れ侯。


是れは謀叛か、如何たる者の企てぞと、御諚のところに、森乱申す様に、明智が
者と見え申し侯と、言上侯へば、是非に及ばずと、上意候。透をあらせず、


御殿へ乗り入れ、面御堂の御番衆も御殿へ一手になられ候。御厩より、矢代勝介、伴太郎左衛門、伴正林、村田吉五、切つて出で、討死。此の外、御中間衆、藤九郎、藤八、岩、新六、彦一、弥六、熊、小駒若、虎若、息小虎若を初めとして廿四人、御厩にて討死。


御殿の内にて討死の衆、森乱・森力・森坊、兄弟三人。小河愛平、高橋虎松、
金森義入、菅屋角蔵、魚住勝七、武田喜太郎、大塚又一郎、狩野叉九郎、薄田与
五郎、今川孫二郎、落合小八郎、伊藤彦作、久々利亀、種田亀、山口弥太郎、飯
河宮松、祖父江孫、柏原鍋兄弟、針阿弥、平尾久助、大塚孫三、湯浅甚介、小倉
松寿。


御小姓衆懸かり合ひ懸かり合ひ、討死侯なり。湯浅甚助・小倉松寿、此の両人は、町の宿にて、此の由を承り、敵の中に交入り、本能寺へ懸け込み、討死。


御台所の口にては、高橋虎松、暫らく支へ合せ、比類なき働きなり。


信長、初めには、御弓を取り合ひ、二、三つ遊ばし侯へば、何れも時刻到来侯て、御弓の絃切れ、其の後、御鎗にて御戦ひなされ、御肘に鎗疵を被り、引き退き、


是れまで御そばに女どもつきそひて居り申し侯を、女はくるしからず、急ぎ罷り出でよと、仰せられ、追ひ出させられ、


既に御殿に火を懸け、焼け来なり侯。御姿を御見せあるまじきと、おぼしめされ侯か、殿中奥深入り給ひ、内よりも御南戸の口を引き立て、無情に御腹めされ、
[58]空の青海のあをさんからのコメント(2014年07月16日 09時11分33秒 ) パスワード

第28話


     
      「是非に及ばず」   


               「信長編・官兵衛編」


光秀は「遺恨を晴らすためではなく、この国を守るためだ。義挙である」と挙兵の理由を述べていましたね
「もとのあるべき姿に戻す」って。


ということは   天皇  を守るためだった?


    あの正親町天皇って毛利の後押しで天皇になれた人なんですってね。


       弘治3年(1557年)、後奈良天皇の崩御に伴って践祚した。
       当時、天皇や公家達はすでに貧窮していた。
       戦国大名・毛利元就の献上金があるまで、3年間即位の礼を挙げられなかった。
       正親町天皇は、元就に褒美として従五位下・右馬頭という位階を授け、
       皇室の紋章である菊と桐の模様を毛利家の家紋に付け足すことを許可した。
    


織田信長が毛利と戦っている今、だったら天皇以下、吉田兼和も、信長の天下を恐れていたのでしょうね。 


この天皇の5番目の子である誠仁(さねひと)親王が信長と親しくて
    それで天皇家の譲位問題もあって
結局信長の死後、子の誠仁親王は亡くなって、孫が後陽成天皇として即位。

    こういう複雑な背景もあったのですねえ。




「是非に及ばず」信長の場合:
信長は光秀の謀反に遭って、人間の一生は50年。存分に生きた、と死んでいきましたが
平知盛さまの「見るべきほどの事をば見つ」の最期の言葉に似てて

    人生を頑張って生きた人は死ぬ時に悔いは無いんだなと思いました。


濃姫のことは「わしの女房はそなたでなければ務まらなかった」と評してましたね。

   そうすると生駒の吉乃さんは愛人でしかなかった、ということなのかな?
   妻には最期まで自分から離れず戦う「さすが蝮の娘」が良かったということか、と。


      愛人と妻の違いが描かれてましたね。




「是非に及ばず」官兵衛の場合:
備中に隠れていた小寺政職を許してましたね。
子の斎(氏職)を家中に迎えたと記憶しているし。


   官兵衛、おことに謝りたかった
   許してくれ

   もはや過ぎたこと。
   あの時は見抜けなかったそれがしの失策。

   氏職を頼む。おこと以外に頼む者もおらぬ。

   若はそれがしが御守り致します。

   あの世でおこうに叱られずに済む。


       鶴太郎さん、名優だね。
       一視聴者としてもなんか政職を許せちゃうのよね。




長谷川宗仁からの密書が官兵衛に届く。

官兵衛:毛利に知られてはまずい。
    網を張れ。   ← これで光秀の密書を持った毛利への使者が引っ掛かったのか


官兵衛:殿の御運が開けたのですよ。

    
    開けました!
    御運が開けました!

    今は亡き竹中半兵衛さまの思いをお忘れか?
    半兵衛さまは殿が天下に名乗りを上げるのを待ち望み
    それがしを軍師で支えよと言い残して下さいました。

    今こそ、その時でございます。

    上様の死を毛利に知られず
    誰よりも早く京に戻り
    誰よりも早く謀反人明智光秀を討つんです。

    それこそが上様のため
    そして
    天下のため!


秀吉:分かった。
   して、どうすれば良い?

官兵衛:全てこの官兵衛にお任せください。



そして官兵衛は安国寺恵瓊と会見。

官兵衛:毛利と早急に和議を結びたい。
    8カ国の安堵を約束します。

    秀吉さまが天下に名乗りを上げる好機が訪れたのです。
    織田信長公が亡くなられました。
    明智光秀、謀反でございます。           
[60]空の青海のあをさんからのコメント(2014年07月17日 05時57分57秒 ) パスワード

「本能寺の変」から分かること:


1.
>信長も、御小姓衆も、当座の喧警下貼の者ども仕出し侯と、おぼしめされ侯のところ、
>是れは謀叛か、如何たる者の企てぞと、
>森乱申す様に、明智が者と見え申し侯と、
>是非に及ばずと、上意候
>透をあらせず、 御殿へ乗り入れ

ものすごい緊張感に包まれていますね。
名文です。


信長もお付の者達も、下っ端の者どもが喧嘩でもしているんだろう、と思っていたところ
だんだん様子がそうでもなくなってきて
信長が「謀反か?誰が謀反を起こしたのか?」とお尋ねになって
森蘭丸が「明智のようです」と答えると
信長は「明智が?相分かった。では、戦うのみ」とおっしゃった。




この時、信長はまさか目をかけてきた明智が謀反を起こすとは思ってなかったから
    でも、下っ端のいつもの喧嘩でもないようだし、と   
    これはかなりの反抗心を抱いている争いのレベルだな、と思ったのに

        下っ端の喧嘩でも上役への反抗心でもなく、
    騒動の犯人は、大軍を任せている明智だった。



「お前は何をやっているのか」と明智を非難しようとか、
「お前の不満は何なんだ?」と言い分を聞いてやろうとか、
「大軍で襲って来たのなら多勢に無勢」ゆえにこの場から逃げようとか、
ゴタゴタ算段するそんな暇は無い!

    「とにかく戦いの行動に移れ、ボヤボヤするな!」と。


ここのシーンの緊迫感!、

当の信長の判断は  「是非に及ばず」 のひと言で表わされていて
わたくしはこの名シーン + 名ゼリフ に酔ってしまいます。


    「本能寺の変」の最大の見せ場ですね。


「是非に及ばず」の言葉には諦めとか後ろ向きのニュアンスは入ってないですね。

即決の信長らしく  「透をあらせず、 御殿へ乗り入れ」  すぐに臨戦態勢に入った。



2.
信長、初めには、御弓を取り合ひ、二、三つ遊ばし侯へば、
何れも時刻到来侯て、御弓の絃切れ、
其の後、御鎗にて御戦ひなされ、御肘に鎗疵を被り、引き退き、

是れまで御そばに女どもつきそひて居り申し侯を、
女はくるしからず、急ぎ罷り出でよと、仰せられ、追ひ出させられ、



信長といえども奮戦空しく
これまで召し使って来た女達に「早く逃げろ」と仰せになった。

なんか泣けるね。
こんな修羅場のシーンでも、か弱い女を巻き込んでは信長の名がすたる、と?


短気でコワイ信長だけど、こんな生死に関わる場面でも無力の女性を庇う、心優しい気遣いを見せている。


     荒木村重とはドえらい違い。


やっぱり信長って超一流の人物だったんだなあと。
名場面です。

歴史物で信長が絡むなら「本能寺の変」を描かずにはおられないですね。
例え本能寺に火が吹き上がるワン・シーンだけでも信長の奮戦が想像出来ます。



今回のドラマでは敦盛を舞うシーンは無かったですね。
自害のシーンも「座って」じゃなくて「立ったまま」頚動脈を切って血潮が吹き出す演出でした。

   なんか不思議な感じがしました。
   新しい、というか。

   回想シーンではなかったですか?
   尾張のうつけ者と呼ばれていたころの乱暴者だった昔、とか。

   そういうハンパ者から上様と呼ばれる覇者にのし上がった。

   49年の人生の来し方。
      感慨深いものがあったんだろうな
      これから死んでいくのに「我が人生に悔い無し」と断言して終える。
      天下布武は成らなかったけど、まあ、良い一生であった、と。
 


誰が演じても様になる信長ですが
江口洋介の信長像、なかなか見応えがありました。


   「東京ラブストーリー」の長髪の青年
   親への反発から?社会を斜めに見ているような?軽い感じの青年
   今の言葉で「チャラ男」?


   それが今や皮膚感覚で存在感を出せる大人のオトコに変わってました。
   敦盛を舞わなくても仁王立ちで「人生50年」を表現出来ました。
[62]空の青海のあをさんからのコメント(2014年07月22日 07時37分25秒 ) パスワード

第29話


    「男の交渉術」


              「戦さは賭け、騙し合い」


凄かったですね。

「交渉」とはこうするのか
というのがしっかり描かれてましたね。




毛利は・・・
あの優柔不断さは元就の教えからでしたか。

    天下は狙わない。



小早川は話の分かる男だったけど
兄の吉川はフツーの男みたいでしたね。

   だから吉川って人気が無いのかな?
         人望が無いって感じ。


            丁度別所長治の大時代的な叔父みたいな。


          


清水宗治は自分の命1つで5000人の家臣の命を救ったのですか。


    やっぱりこの人を嫌いな人はいないでしょうね。
    秀吉をして「日本一の武士」と讃えたというのが分かります。


   城兵の命は助かるのか?

   はい

   ならば喜んで腹を切る
   小早川さまにはご厚情を感謝するとお伝えください




アッチからもコッチからも「宗治、寝返っていいよ」と言われたのに
武士のあるべき道を守った清水宗治
サムライですね
「武士の美学」を通しました。

今でも追善供養をする人々がいるというのが分かります。



日本人の「騙すより騙されるほうが良い」という美意識はこの人に発しているのかな?

   やっぱり秀吉方は  ズル〜〜〜   と思われますものね。
   そうすると宗治は  いい人だった  と自然に評価が上がりますし。
   毛利は交渉で負けた、と日本史に黒々と恥を書かれることになりました。



あのアホみたいな長政と又兵衛の出会いの掛け合いをエンエンとやるぐらいなら
宗治をもう少し描いてあげたら良かったのに。


   なんか長政って松坂桃李のせいで「梅ちゃん先生」のノブのイメージになってしまう・・・ 
[63]空の青海のあをさんからのコメント(2014年07月30日 15時23分12秒 ) パスワード

第30話


    「総大将争い」


         「Show the Flag!」

      
                      「無能な二代目」



面白かったですね。


秀吉が1番早く畿内に戻って戦いに臨む態勢を取ったけど
他の信長の武将達は間に合わなかった。


信孝と丹羽の主従グループは
信孝こそ信長亡き後の総大将として秀吉に上から目線。
    血では2代目でも、能力は伴ってないのにね。


摂津衆は早々と秀吉に味方を決めるが

細川も筒井も明智に背を向ける。
   つまり信長を殺した側には付けない?
   とはいえ秀吉の味方にも付けない?


父親ほど能力の無い2代目はダメですねえ。
   信孝もダメだし
   長政もダメだし。どうしても「梅ちゃん先生」のノブのイメージになってしまう。

      長政は小六の娘の「糸」と結婚してちょっとはシャキっとするんでしょうかねえ?
      半兵衛のところにいた頃は随分頑張ってたけど。

          でも後に長政は家康の姪と再婚するのよね。
[64]空の青海のあをさんからのコメント(2014年08月05日 04時51分54秒 ) パスワード

第31話


     「天下争い」
         

          「政治の勝者・精神の支配者」


                    「真の天下人とは?」



この大河の脚本家には恐れ入ります。
ホントにうま過ぎる。



秀吉は信長の葬儀を自分の養子にしている信長の4男・秀勝を喪主にして執り行い
「葬儀合戦」
は秀吉の勝ち。


勝家はお市を嫁にして対抗。


秀吉は信長の嫡孫三法師の後ろ盾となって秀吉の勝ち。


信孝も信雄もすっかり影を薄くしてしまいました。

   信孝の母は平家の関氏の傍流の鹿伏兎氏の庶流の坂氏で、
        この家は北伊勢の名家なんだそうです。

   信雄の母は信忠と同じ生駒吉乃さんで、
        信雄はちょっと足りない人物だったと言われているけれど
        能なんかは上手で、
        つまり「いいとこのボンボン」育ちの、趣味人だったんでしょうね。
        子孫は明治維新を迎えているそうですから結構うまく生き抜いたということですね。


将軍義昭も影でうごき回る。
   あ、画策、か。
   自分自身は「両天秤」にかけ、彼らに自分の取り合いをさせているつもり。

       イヤなヤツだね。
       でもいるよね、こういうヤツ。




でもでも、千宗易の登場です。

   この人が日本の精神世界の支配者でしたね。
   黒田官兵衛も千宗易には負けてましたね。


       官兵衛の気持ちは分かるけど、負け、だね。


千宗易:茶の世界とは世俗を忘れ茶を楽しむこと。
    争うことは私が許しません。
    あの男(荒木村重)の迷いを断ってくださいませんか。
    あなた様のお為にもなるかと。
          ↑
          コレ、だよね。


こんなん言われちゃって、官兵衛の心はグチャグチャよね。 
官兵衛にとって、この世でただ1人許せない男がいるとしたら、荒木村重よね。
その村重が目の前に現れたのですから、官兵衛とて、動揺しますよね。



村重、すごいよね。

ものすごく存在感のある人物。
田中哲司、いい役をもらったね。


    でも、今回、一応、鬱っぽい雰囲気は出してたけど、
    官兵衛の言葉では「人が変わったような」レベルでしたが
    
    信長憎し、の時の迫力ある演技に比べたら
    今回の落ち込んだ雰囲気は「暗さ」が足りなかったな。


       奈落の底に落ちた男の雰囲気は無かったな〜


村重:高山右近について
      アイツはワシを裏切った負い目があるからワシの世話をしてくれる。

   毛利に逃げたけれど
      味方を裏切ったワシには冷たかった。

   信長との争いには
      自分の方が長生きしたからワシの勝ち。


 ◎◎だが、自分との戦いが残った
      信長に勝ったからいつ死んでも本望なのに
      しかし死ねぬ。
      腹が減れば喰ってしまう。
      寒ければ着物を重ねる。

         殺された者を忘れたことはない。

      執着から逃れるために茶の修行をしてきた。




         これだよね
         千宗易が日本の武将の精神世界を支配するに気が付いて
         秀吉は死を賜ったのかな?



官兵衛と村重の対話:官兵衛の負けだね

官兵衛:
  乱世は終わらせる
  秀吉さまに天下をお取り頂き、乱世を終わらせる
  さすればあなたのような化け物は生まれない


村重殿:
  いや、秀吉とて逃れられぬ
  天下を狙えば
  
  げに恐ろしき天下であろうのう
  


後に官兵衛が妻お光に語った村重のはなし:

官:すっかり人が変わっていた

  信長さまが明智に討たれた時
    あの男は=村重は=人目を憚らず泣いたという

光:  だし様や身内を思ってのことでしょう

官:  しかし死んだ者は帰らぬ
    また戦さが始まる
    秀吉さまが天下を取るには、また、大勢の者が死ぬ

光:  お支えします
    もうすぐ終わるのですね



秀吉の天下取りの戦い始まる。


滝川一益、征伐さる
勝家:秀吉を討つ!

ここで賤ケ谷の戦い始まる。



官兵衛は立ち波の兜の前立てでしたね
ビックリ
(どこから貰った?)美濃?


長政は槍を使うの、下手クソでしたね。
力、全然、入ってなかった。
だから槍も「小道具」にしか見えなかった。



勝家、北の庄に敗走
勝家とお市の自刃


長秀は秀吉の陣にいましたね。びっくり
つまり信孝は秀吉側だったんだね。


秀吉:終わったな
官兵衛:はい
    これで天下の行方が決まりました
秀吉:全てお主の言う通りになった
   恐ろしい男よ
   官兵衛、お主だけは敵に回したくないものよ


浅井の3姉妹、秀吉のもとへ。


茶々:猿!  
   父浅井長政、母お市の仇!
   決して許さぬ!


茶々は官兵衛の将来の大きな敵ということでしょうか?



とにかく凄い回だった。
ああいう形で荒木村重がまたまた出て来るとは100%考えたこともなかった。
 

   この大河ドラマ、人間を描き上げてるね。  
[65]空の青海のあをさんからのコメント(2014年08月08日 22時34分03秒 ) パスワード

官兵衛がケチだというのは5回ぐらい前のドラマにも描かれてましたよね。
以下コピペ:



消費税戦国時代だから見習いたい黒田官兵衛の倹約術


2014年02月17日 07:00



「黒田官兵衛(1546〜1604)は豊臣秀吉の軍師として、幾多の敵城を落とし、また大坂城などの築城の名手として有名です。また一面、たいへんな倹約家であり、その節約術は現代でも教わるものが多いんです」



と、話すのは歴史研究家で『黒田官兵衛のことがマンガで3時間でわかる本』(明日香出版社)の著者・津田大愚さん。官兵衛が生涯、節約を旨とした理由を津田さんはこう解説する。



「官兵衛の祖父は金策のため、家伝の目薬を作って売っていました。これで儲けた金を地元の農民に貸し、返せない農民をみな家来にしたのです。このように黒田家の家系は商売人。秀吉に仕えるようになったのちも商人としての経済観念が官兵衛にはあった。それが金はムダに使わず、いざというときのために取っておくという哲学です」



官兵衛はある日、貧しい家臣が大きな鯛を白木の立派な箱に入れて献上しにきたところ、「鯛はうれしくいただくが、白木の箱は誰かに売って、それで武具を整えよ」と命じた。またある家来が菜っ葉を献上した際は、周囲が「なんと無礼な」と怒るのを尻目に「よい、金は武具を買うのに使え」と諭したという。



津田さんは、「官兵衛、倹約家であったけれどケチではない。その精神をいまに生かしてもらえば、賢い節約ができるはず」という。それでは、官兵衛の“倹約哲学”を、津田さんが解説する6つのエピソードとともに学んでいこう。



【1 リサイクルの達人となれ!】

「官兵衛は自分の物をあまり長く使わずに、すぐに家臣に払い下げていた。当時の武将は家臣に報奨のひとつとして、自分の武具などを譲ったものだが、官兵衛の場合はそれがひいきにならぬよう家臣から金を取ったとも言われる」



【2 短・中・長期で貯蓄目標を!】

「軍師として城攻めを任されていた官兵衛は、次の戦いの局面(短期)、兵糧攻めなど年月をかける戦いの局面(中期)、最終目標である天下取り(長期)と、常に時間軸を念頭に置いて戦の備えをしていた」



【3 実益を兼ねた趣味を持て!】

「秀吉に仕えた官兵衛は、千利休に茶を学び囲碁をたしなんだ。初めは『茶の湯は武士がやるものではない』と金のかかる趣味を毛嫌いしていたが、利休をはじめ茶の席には“最新の情報”があると、その実益に気付いたのだ」



【4 食料確保がすべての基本!】

「兵糧攻めの名人だった官兵衛だからこそ、自分が城を築く際は『もし兵糧攻めにあったら』ということを想定しながら設計した。たとえば、大坂城の堀の内側にはたくさんの菜園を設けて、兵糧攻めに備えたという」



【5 住まいはエコ志向で!】

「官兵衛が大坂城を建てた場所は信長が攻め落とした摂津・石山本願寺跡。城は本願寺の石を再利用して建てられた。また福岡城は天守閣を造らず櫓で代用。庭も当時の大名としては質素で、見栄を張るようなことはなかった」



【6 葬式は簡素でいい!】

「1604年、自分の死期を悟った官兵衛は、家臣の栗山善助を呼んで『葬式に金をかけるな、仏事に専念してしまわず、国を治め、民を安んぜよ』と命じる。最後まで倹約家であることを貫いた官兵衛らしい遺言だった」
[67]空の青海のあをさんからのコメント(2014年08月14日 04時13分19秒 ) パスワード

書き直し:


第32話


     「後継者」

        「家康の目論見・信雄の安易さ・長政の焦り・三成の自信過剰・秀吉の知恵・官兵衛の孝行」



あれは信雄が家康に泣き付いて小牧長久手の戦さを秀吉に挑んだのではなくて
信雄は家康に利用されただけでしょう。

自分の気楽な生活が維持できればこういう男は=信雄は=誰でも頼りにするのですよ。
親が立派だったけど、それを自分のもののように勘違いして
新たに自分の気楽な生き方を守ってくれると言うヤツが出て来ればそっちに乗り換えるだけ。

嫡男だった兄・信忠のような責任感は躾けられていなかったでしょうしね。



家康は信長の後継者に秀吉がなるなんて許せないし
だけど自分が表立って戦さを始めれば世間から良く思われないのは百も承知。
たとえ自分が勝っても世間から良くは言われないから信長の息子である信雄を大義名分に利用しただけ。



長政はやっぱり「梅ちゃん先生」のノブだったね〜
まだ若いしね
立派な人の息子さんには誰も苦言を呈することは出来ないし
  ムズカシイところだったね。
だけど百姓に刀の力を見せつけようとしたのはマズかったね。



三成は自分は賢いと思っているからその自信が過剰であることに気が付かない。
一応秀吉には服従しているんだろうけど
秀吉の御ためという言い方で実は自分が采配を振るいたいだけのタイプなんじゃないかな?
自分の知恵を世間に見せ付けたい目立ちたがりタイプね。



秀吉は「人たらし」の面目躍如でしたね。
   ココで秀吉は(怒るな?)と視聴者は期待するのに
逆に「官兵衛、よくぞ言ってくれた」なんて官兵衛の手を取ってヌケヌケと言う。
こういう所が秀吉は「うまい」んだな。
過去によっぽどツライ場面をたくさん経験して、自分の上司や同僚が失敗した勘違いを思い出し?
その轍をサラッとかわす?軌道に戻す?ノウハウを身につけてきたんだろうね。



世間と自分との距離の計り方

信雄は何にも考えていない極楽トンボだろうし・・・ボンボンだね〜
長政と三成は敵に回してしまうタイプ・・・・・・・若いね〜
家康と秀吉はいかに悪評をカワスか・・・・・・・・老獪だね〜



秀吉が三成を重用する理由をねね様に語っていましたね。
   「官兵衛は先が見え過ぎる
    上様が光秀に討たれた時、官兵衛は「殿の御運が開けましたぞ」とこう申したのじゃ」


     恐ろしい、恐ろし過ぎる男ということで秀吉も官兵衛には警戒を始めたのでしょうね。
     その焚き付け役は三成だろうし。
      (殿、官兵衛は殿を弑逆せんとしようとしてますぞ、お気を付けを)ぐらい言ってるかも。


     また秀吉の話し相い手に増えた男は荒木村重=道薫=だし。
     荒木村重のしたたかさも秀吉には興味があるんでしょうね。
     それより官兵衛を警戒するのに村重は使えると思ってたかも知れないし。



村重と官兵衛の会話:

   上様の御伽衆に加えられたのです
   名も道薫と変えました

   その度量の大きさを示されました
   面白がっているだけかも知れませんが

   上様はお変わりになられました

      (どう変わったと言ってたのかな?)

         立派な天下人になったと言ってる?
         もはや官兵衛ではなく三成の言いなりになったと言ってる?
                 ちょっと分からなかった。



秀吉が小牧長久手で徳川方に一方的に負けたのにまたもや戦いを挑みたい理由:

   家康に上洛を促したのに来ない
   臣従する気が無いってことだ
   家康も天下に野心を持っているなら、次は北条と手を結んで、わしに対抗するかも知れぬ


   小牧長久手ではお主がおらんかったから負けたと言いたいのであろう?



これに応えて官兵衛は
   いいえ
   上様が徳川軍を圧倒する兵力を擁しながら負けたのは
   三河人の結束に負けたのです

   こちらには結束がありません
   だから次も負けます


       賢いね〜
       これは読めなかったな〜


   上様は徳川と戦ってはなりません
   どころか
   四国と九州を平定すれば向こうから臣従して来ますから


やっと秀吉は「官兵衛、このわしが間違っておった。お主の言う通りにする。では四国攻めの準備をしろ!」


       そういうことか!
       と秀吉は気が付いたのですね

       ワタシもそう思ったもの(笑)



旧赤松系宇野領だった宍粟郡を任された長政。

素直に従わない百姓に喝を入れるつもりで長政は黒田家は百姓の為に尽力していると説く。
治水工事をすれば米がたくさん穫れるようになるではないか、と。


しかし百姓は
   黒田になってから雑用に狩り出されることが多くなった。
   米がたくさん穫れるようになったら払うものもそれだけ多くなるということだ。
   宇野の殿様は百姓のことを考えてくれていた。


     ホントよね
     今の時代だって働いて働いて残業もたくさんして給料が増えれば、それだけ、税が多くなるだけだものね
     笑


こういうのは実際に汗水垂らして働いたことのない人間には分からないのよね。
だから長政には分からない
分からないから太刀を抜こうとした。
バカだね〜
百姓の気持ちが全く分かっていない。
だから苦労無しの後継者は面倒なのよね。    



父上の職隆が亡くなりました。

    官兵衛だって不肖の子の時代があったのよね。
   でも今や知恵も常人の域を超え、秀吉を助けて天下を取らせ
   もう黒田家も安泰になって先の繁栄も見えて来た。

   長政の嫁には蜂須賀家から迎えたし。 
   長政にも伝えるべきことは伝えたし。


職隆は安心して逝くことが出来て、満足な死だったでしょうね。 
こういう死の迎え方って幸せですよね。


官兵衛も職隆には「父上、後はお任せを」と言えたし。
お祖父さまや父上の苦労をやっと実らせることが出来ましたからね。
男子も今や長政の他に又兵衛・牢番の息子・熊之助と増えているし。


官兵衛は黒田家の後継者として父上に最大の孝行が出来ました。
[68]空の青海のあをさんからのコメント(2014年08月18日 11時19分27秒 ) パスワード

第33話


     「父と子」


       「生きてて良かったね、道薫」


関白となった秀吉。
足袋まで金キラ金でしたね。


「天下惣無事」
   争いごとを止めろ!従わねばこのわしが成敗してくれる!


秀吉

   「まつりごとでは三成の右に出るものはいない」
   「いくさでは官兵衛の右に出るものはいない」

      官兵衛は常に先を見、先を言い当てる。
      お前も家康を臣従させる策を考えろと三成に言う。


三成の答え:官兵衛は油断ならぬお方です



秀吉が茶々に執心の理由:

   関白にまで昇りつめ、手に入らぬものは何もなくなった。
   しかし茶々だけは心を開いてくれぬ
   追いかければ逃げていく


おね様

   何よりも大事なのは後継者をつくること。
   1人のおなごに執心していてはいけませぬ


秀吉

   おねね、たとえ子は無くとも、お主が天下一の女房であることに変わりはない、お茶々


おね様

   お前さま!(怒)


     笑った〜
     よくあるよね、浮気相手の名前で恋人や奥さんを呼んじゃったとかって。


お茶々の関心は道薫。なぜ伯父信長に謀反したか知りたい。妻子を殺されながら何故生き長らえているのか?


道薫:信長に認められて嬉しかった
   だが敵に容赦無い信長のやり方に心が離れた
   天正6年  官兵衛を幽閉したしたのもそれがし
   官兵衛の足が悪くなったのもそれがしのせい


茶々:官兵衛、道薫を恨んでおるのか?

官兵衛:  いいえ


茶々:道薫、伯父信長に勝てると思ったのですか?


道薫:はい
   負けたのは高山右近が裏切ったから


秀吉:茶々、もう、良い


茶々:聞きとうございます
   妻や家臣を捨ててまで生きていたいとまだ生きているのが何故だか知りたい


道薫:生き恥をさらし
   死のうとしても死ねない
   わたしは乱世が生んだ化け物です

   (あなたは)父母を殺されながら
   なぜ敵のもとで生きながら得ているのか?

   あなたさまも化け物だ

   天下惣無事など有り得ない
   乱世が終わることなどない

      (怒る秀吉、手打ちにしようとする)

   このクビで良いならお打ち下さい


官兵衛:ははは
    望みが叶いましたな、道薫

    殿下、この男は死にたいのです(死なせてあげなさい)


茶々:殺してはならぬ
   この男が受けねばならぬ報いを受けさせねばなりませぬ


秀吉:こやつをどこぞへ閉じ込めておけ!


右近:何故、道薫をお救いなされた?


官兵衛:道薫には生きて欲しかった
    ここで死なせてはいかぬと思った


右近:あなたはあの方の心を救おうとなさった



教会に来る官兵衛に右近が尋ねる:

右近:何故ここに参りますか?
   あなたの心は何を求めているのですか?

   教会の門はいつでも開いていますよ


      その前に「イレパラデウス」の歌をだし様が歌っていたと思い出す官兵衛
   
      
        幽閉されていた自分はだし様の歌に生きる勇気をもらっていた

        
      だし様がキリシタンになったいきさつを語る右近

右近      際限なく戦う村重をだし様は支えたいと
        それがきっかけでデウスにおすがりした


官兵衛
        土牢でいつも心にかけてもらっていた


        苦しい時ほど隣人を大切に思うのがデウスの教えなのです


当時2歳だっただし様の子の話題を出す右近
また、官兵衛の屋敷で村重の配下の者が働いているのを官兵衛に報告する


官兵衛は村重の部下だった男と又兵衛を道薫に会わせるが
道薫は「それがしに子などおらぬ」と拒否。


   実の子を前にしても知らぬを通す道薫。


官兵衛は又兵衛の絵を見る。
そこには父の肖像画。


    でも又兵衛の自画像とされる絵に似てましたね
    父と子だから似てたのかな?



堺に追放される道薫に会わせたい者がいると再び又兵衛を引き合わせる官兵衛。


官兵衛    この子は絵の才能がある
       絵師になりたいのだな?

又兵衛    はい
       父上にお渡ししたいものがございます


   それは父道薫の肖像画でした。
   泣けるシーンでしたね


道薫    だし・・・
      すまなかった・・・


   やっと人らしい言葉が道薫から聞けました。
   生きてて良かったね、道薫。


千宗易   堺で茶の湯三昧で過ごすが良い

道薫    かたじけのうございます

      官兵衛どの・・・いや・・・官兵衛
      わしはもう1度生きてみせる


          良かったね、村重
          今度こそ、人としてね。

      又兵衛、絵が好きなら、その道を極めるが良い


又兵衛   はい


へえ〜
翌年、天正14年、村重は堺で亡くなったのですか。


良かったね、息子に会えて。



官兵衛はキリシタンに。
光は有岡城で賛美歌に励まされたと官兵衛から聞いていたから理解する。



小早川隆景と安国寺恵瓊が大坂城に来て秀吉は信長を超えたと賞賛。


次は島津攻めを官兵衛に命じる秀吉。

   四国攻めの後で恩賞が無かったことを不満に思っているのでは?と問うが
   その件についてはそれがしがお断りした、と答える官兵衛。

   九州攻めの後ではもっと大きな恩賞を与えると言う三成に

   それがしの願いは殿下のもとで天下泰平を守ること、と答える官兵衛に

秀吉は「無欲なヤツほど恐い者はないな」と言う。




今回も道薫が良かった!
心臓が裏表になりそうなぐらいの苦しい思いのシーンの連続でした。
   日本語では「張り裂ける」か。汗


だし様は村重を愛していたんだね。


だし様が官兵衛を生きるようにと支えたのは「苦しい時ほど隣人を大切にするデウスの教え」から
そこに官兵衛も共感したのですね。

荒木の心を救ったように
官兵衛は日本中の心を救いたかったんだね
それでキリシタンになったのか。
[69]空の青海のあをさんからのコメント(2014年08月26日 13時07分24秒 ) パスワード

第34話


      「家族ゆえに非情さも辞さぬ覚悟」


         「豊臣家の場合・蜂須賀家の場合・毛利家の場合」



秀吉は家康に頭を下げさせるために妹を離縁までさせて家康に嫁がせたけど

    妹を貰ってくれたということは秀吉と戦う気は家康には無いという意味だった?!
    ビックリ!

でも家康は来ない。

で、来ない家康に、秀吉は母親まで人質に出してやっと来させた。。。


    家康はマザコンだから、秀吉から母親まで人質に送られたら
    なかさんを立てて
    秀吉に挨拶に行ってあげたのか。
    これにもビックリ!




小六の死は気の毒でした。

小六は感じてたのかな?
黒田のことだから自分が死んだら蜂須賀は裏切られるって?


   だから娘のことをくれぐれもと遺言していったのかな?


長政は家康に(おお、あの黒田か)と言われて嬉しそうだったものね。
だから女の子しか産まないお糸さんに見切りをつけるのも既に芽生えてたのかもね。



吉川元春って九州攻めで死ぬのですか?
広家とこんがらがってた。

病気だったのですか?
それも今でいう癌。
知らなかったな。


だったら出陣なんか出来ないのに官兵衛は幾万もの命を救った清水宗治は立派だったと言って
「吉川どのの命、官兵衛にくだされ」   

     どうせ死ぬなら役に立ってから死ね、と?
        癌なのに、ひどいな。


この吉川元春って「軍師官兵衛」の中では2流3流の人物として描かれているけど
実際はどうだったのかなと思った。


小早川隆景も秀吉の甥を(ねねさんの兄の子を)押し付けられて、どんな気持ちだったのかな?

    隆景は自分の父親の阿漕さを知ってるから、因果応報と受け入れたのかな?

    だから病気の兄にさえ「一応殿下の命令だからポーズだけでも出陣してくれ」と泣きついたのかな?


元春、ちょっと見直したな。
最期に武士としての生き様を演じたな、と。


隆景:毛利の今日は兄上の働きによります
元春:わしの命は役に立ったか?
隆景:はい、おおいに
元春:隆景、毛利を頼んだぞ
隆景:はい、お任せを



政治・政治・政治。
「生き残る」
って、非情なんだよね。
[70]空の青海のあをさんからのコメント(2014年09月04日 04時21分30秒 ) パスワード

第35話


      「恭順のお作法」


               「演出と演技力」


面白かったですね。
お茶々・家康・島津・コエリョ・竜造寺・宇都宮の各恭順の示し方。



お茶々の「わたくしは強い男が好き!」宣言にはぶったまげました。
   浅井の父も柴田の義父も負けた。
   それは母のお市が強い男を選ばなかったから。
   だから自分は日本一強い男を選ぶ!


      秀吉は喜んでましたね。
      「おお、さすが信長さまの血だ!」


    
    道薫に言われた。わたくしは化け物と。
    だから自分は化け物らしい生き方をしてやる!



家康のは後世に(あれは秀吉に頼まれて)と話が変わったのかも知れないし
タヌキの家康ならあれぐらいの芝居を打ったのかも知れないし。



秀吉が気に入ったのは島津の恭順の示し方だったかもですね。

秀吉が来たことでハヤバヤと兵を引き頭を丸めて恭順を示したから
そして
秀吉は計算の上なのか?本当に本心から無駄な戦さを避けようと島津が思っていると解釈したのか?
(こういう素直なヤツをワシは好む)
と後々の例として島津を許したのかも。

    対北条戦が控えてますからね。



コエリョのことは「船」が原因でしたか。

これは知らなかったな。一夫一妻制のキリシタンは秀吉が好かぬというのは分かってたけど
コエリョがあくまでキリシタンを守る=つまり自分達南蛮人の保身の為には秀吉とも戦う気マンマンだ
ということでしたか。


それで、ここに秀吉はワシは南蛮もキリシタンの教えも大嫌いだ、
ニカッと笑って「キリシタンは一夫一妻だからの」と軽口をかましたのかな?



竜造寺は諫早の西郷家を滅ぼし秀吉に恭順を示して今や大名に。
ま、自分のことがあるから、秀吉であろうとサッサと大名のお墨付きが欲しかったでしょうね。

    名より実ってことで。



    で、ここで実より名に拘る男がいた・・・

宇都宮のことは播磨の地侍達と同じ。

全く過去の栄光しか見えていない。現在の政治がどうなっているのか全く分ってない頑固者。


   「400年続いた名家の自分が草履取りだった男に頭を下げる?」
       ジョーダンじゃねーよぉ〜〜〜おーお〜〜〜(叫)


でも今は乱世。
本領安堵さえ叶うのならば。


   やっぱりダメだね
   目先しか見えてない男は。


すごいね、あの「3丁弓の岩」
日本有数のパワースポットの代表と言われるだけありましたね。
怖かった。


これから宇都宮家と官兵衛の対立が始まりますか。


代々受け継がれた土地を守ろうとするのは当たり前。
でも官兵衛の謀の前には宇都宮の頑固さなんかチョロイもんだったんでしょうね。


    日本も土地を守ろうとなんかせず?
    さっさと中国の支配下に入れって教訓?
    無駄に命を捨てるな、って?

    オバマと胡錦涛のエミネントドメイン宣言以降
    日本はどうするのか? 突きつけられてハヤ  6年  。

    NHKの意図は・・・(笑)・・・なのかな?謎


非常に考えさせられた回でした。
    「抗う者は滅ぼすのみ!」
だもんね。
    


[71]空の青海のあをさんからのコメント(2014年09月12日 15時52分42秒 ) パスワード

第36話


     
      「秀吉の大いなる野望」


          「それぞれの生きる道」
           
               「秀吉編:信長さまを超えたい」
               「右近:信仰に生きる」
               「茶々:正妻でなきゃイヤ」 
               「宇都宮:先祖伝来の地を諦めるわけにはいかぬ」
               「官兵衛:弱い自分をいかに強くするか」



この当時の秀吉はまだまともだったようですね。

コエリョ事件で秀吉は高山右近を自ら手討ちにしようとしたら出来たのに
譲歩に次ぐ譲歩をして
右近の命はとらずに国外追放という処分にしました。

   信長だったらその場で打ち首にしたでしょう。



おね様がバテレンを追放するなんて信者はたくさんいるのにと非難してましたが
秀吉は弾圧策は取らない、一向一揆のような形にはしない、と言ってましたね。

   ここでも信長とは違いました。


秀吉は信長から多くを学びましたね。



おね様は「天下をとったではありませんか、夢は叶えたではありませんか」と言うけど
秀吉は「いやいや、夢はまだまだ大きなのを見続ける」と答えてましたね。

   明国征伐ですが
   これは失敗になるけど

   信長もしなかった海外遠征を秀吉は実現して信長を超えたかったんでしょうね。



右近は信仰を守ったけど、官兵衛は秀吉に面と向かって信仰を貫くとは言えなかったことを
右近は良い表現をしてましたね。

   「人にはそれぞれデウスから与えられた使命がある
    それを全うしてください」



官兵衛の宇都宮対策は優れていましたね「絶対に戦ってはならぬ」。
でも長政はやっぱり「ノブ」でしたね。


    だけど謀略で宇都宮を誅するのは「黒い」官兵衛ですね。
    これが彼の「生き方」か。

       日本人はこういう手段は好きじゃないよね
       黒田官兵衛が日本人に人気が無いのは詭計を日本人は好まないということですね

         
       儲けのためには腐った肉も落とした肉も客に食べさせる中国式の発想は日本人は受け入れられないですよね
       こんなの孫子の兵法の悪用だと日本人なら思う。


これからドンドン官兵衛の黒い姿が描かれるのでしょうか?


成政は正面から抑えようとして大失敗しましたから、こういう愚策は官兵衛はやらない
だけど官兵衛は宇都宮をだまし、おとしいれる計略を遂行する。


次回の「城井谷の悲劇」はどんな脚本でしょう?
[72]空の青海のあをさんからのコメント(2014年09月16日 08時52分32秒 ) パスワード

第37話


    
          「罠」



             「愚かさと試練と」


秀吉は天下人の罠に嵌りましたね。
   でも、ま、太閤殿下なんだから意のまま、よね。
ここから愚かな天下人の道にまっしぐらですね。どんどん狂気の沙汰をやらかすんでしょうね。



糸さんは幼いということもあるけど男は女に決め付けられたくないんだよね。
長政が悩んでるのは
    どうしたら宇都宮をうまく懐柔できるか・討つことができるか、
それを考えているのよね。

   ここも糸さんが離婚になる理由の1つでしょうか?


長政は「ノブ」でしたね。Never learn。どうしようもない。
父・官兵衛としては我が子なのに歯がゆいでしょうね、不肖の息子を持って。



佐々は秀吉とは30年のヨシミだと自分は思ってるけど
秀吉はそんな風には佐々のことを思ってないのよね。

   佐々は武将としては有能だけど政治家としては落第。
   ここに至って秀吉には日本の国の政治が大事であって
   だから今は官兵衛より三成が頼りになってるのよね。

佐々は全然そういうのが読めない。
あ、今の言葉で KY か。


利休も今や秀吉が危なくてしょうがない。
殿下の言葉をバカバカしいと笑い飛ばせるのはおね様だけ。
もはや殿下のお言葉には誰も反対は唱えませぬ。

   自分だっていつ何時秀吉から蟄居切腹を命じられるか
   覚悟しているんでしょうね。



宇都宮は伊予に国替えするよりは黒田の傘下に入るのを選択。
子と娘を人質に差し出すが殿下の命として誅される。

   これによって黒田は日本中から(黒田はアテにならぬ)と信用を失ったでしょうね。
   宇都宮は理不尽な殺され方をしてどうしようもない頑固者から同情される立場に180度変わりましたね。



官兵衛には試練が始まりましたね。秀吉は既に官兵衛をあてにしていないどころか
官兵衛を自分の立場を危うくするライバルとして意識している。
官兵衛はいかに秀吉の難題を切り抜けるか。


人生にはそこら中に罠が仕掛けられているのよね。
いかに嵌らずに生を終えることが出来るか。
我々現代人も気をつけないとね。



おね様だけ
   秀吉が萩の中納言の忘れ形見?
   うちの人、そんな事を喋り歩いてるの?バッカじゃないの?
   秀吉はただの尾張の山猿よ。


いいよね〜、おね様。
夫が天下人になり自分は政所さまとなっても
昔、信長さまにお仕えしてた時に住んでた足軽長屋時代の女房の姿と全く変わらない人。

おね様が1番人としてまとも。
[73]空の青海のあをさんからのコメント(2014年09月28日 02時49分09秒 ) パスワード

第38話   



       「ツナグ」


いろいろな「ツナグ」がありました。


秀吉は後継者が欲しい。
   血の繋がった我が子の後継者が欲しい。

   茶々が「アンタの子を生んであげる」
   だから「正室の証として茶々さまに専用の城を」と三成が助言する。

     茶々にとっておね様は目の上のたんこぶ。
     同じ城に正妻のおね様がいては息が詰る。
   
   廊下ですれ違うのにおね様に一歩下がった茶々が新鮮でした。
   気位の高い茶々だからおね様には譲らないだろうと思ってたから。

      茶々って結構まともな女だったのねえ。
      (この城の女主人はこの女)という認識だったのかな?(この城では正妻はこの女)って?


   すれ違う時、茶々は不敵な笑みを。
   (天下人の子の母となってアンタを超えてやる)という挑戦だったのかな?(勝負はこれからよ)



天下統一を目指して戦さの無い世の中を齎すために秀吉の軍師に徹して働いてきた官兵衛に立ち塞がる太閤秀吉。

   天下人になった秀吉は暴君の裏を出すようになって
   (これが現実)と黒田は宇都宮父子を暗殺。

   後世に悪名を残すとも黒田家を存続させるためには宇都宮家を騙し討ちにするしかない。


宇都宮は領地を守る方に意地を張って自滅。
   
   父祖伝来の土地。
   何百年もの名門の誇り。

   そういうものは新しい時代の渦の前には巻き込まれるだけという学習が出来ていない。

   ま、城井谷は今でも日本有数のパワースポットなんだから、
   あの世で御先祖さまにはちゃんと顔合わせが出来たのかも。

   殆どの日本人は黒田と宇都宮のどっちの決断が好きかと問われたら宇都宮に軍配を揚げるでしょう。



   娘のお鶴は又兵衛に「恥をしのんでも生きるのだ。死んでは仇は討てぬぞ」と諭されて逃げる。

   彼女の使命は黒田の悪道ぶりを後世に伝えることかな?
   そして今に至るも成功している。



秀吉にとって信長さまの後継者として信長さま以上の天下人になるにはもっと大きなことを成し遂げなければならない

   それが明征伐? 
   大将は小早川で軍師は官兵衛
   将棋のコマになって働く中心が清正と行長
   これで信長さまの夢を果たす。


官兵衛「戦さ続きで疲弊した民の姿を御覧になってください」
秀吉は「お主、わしの夢にケチをつける気か?」



利休が危うかったですね。

利休「耳の痛いことを言ってくれる人がいる内が花でございます」
秀吉「利休よ、わしは黒茶碗は嫌いじゃ」
利休「殿下にもその内に良さが分ります」
無視する秀吉。



おね様は単純に自分の子飼いの武将達の出世を楽しみにしていましたね。

   清正も正則も長政もみんなわたしが育てた
   ひとかどの武将に育った
   こんな誇らしいことはない


   しかし心配の種は家中が割れやせぬかと。
   「官兵衛、そなたが頼りなのです」



若い武将達は茶々と三成に反発しておね様の立場を気の毒に思う。
   三成は茶々にすり寄ることで権勢を手にした、と。



家康は官兵衛を取り込んで次の天下を狙い始めた?

    家康は官兵衛に
    「わしが死んだら100万の大軍を率いる叡知と器量を備えた男は誰だ?
    誰じゃ?誰じゃ?誰じゃ?
 
    官兵衛じゃ。
    次の天下を取るのは官兵衛に違いない」
    と言ってるよ、と官兵衛に吹き込む。


    官兵衛はゾッとしたでしょうね。
    そんなこと考えたことも無いのに。

    秀吉に疑われている?
          (家康の作戦、成功!)


さあ、官兵衛!どーする?
[74]空の青海のあをさんからのコメント(2014年10月01日 05時45分57秒 ) パスワード

第39話


       
        「腹の探り合い」


                  「生き残るには」


秀吉死後の天下争い。


秀吉は官兵衛の忠誠を探っていたのでしょうね。
官兵衛を失いたくない、敵に回したくない。
だけど官兵衛にしてみれば痛くもない腹を探られて不愉快であり失望であり
だからと言って三成を敵に回すのも後々厄介だろうと。



官兵衛が次の天下を狙っていると考えているのは家康。
家康には代々忠誠を誓う三河の武士団が大勢いる。
だけど官兵衛には家康が自分を秀吉から離そうとしているのが見えている。



茶々が懐妊して、お光は「殿下もおね様もさぞお慶びでしょうね」と言うから

   (お前はアホか)

という顔を官兵衛はしてましたね。


    だから日本の男は仕事の話を家で妻に話す気が無いんでしょうね。
    話したって女にはしょせん分らぬこと。
    官兵衛もお光にそう思ったんでしょうね。


    この大河で男の世界が分る女はおね様1人なのが残念です。
    そして主人公の妻が凡庸というのも大河始まって以来の設定ですね。



茶々は懐妊して「別宅に移ってこれからは誰に気がねすることなく気ままに過ごすつもりです」とおね様に言う

    (アンタが目障りなんだよぅ)

でもさすがおね様は賢いですね。
侍女が「今迄どなたかに気がねしてたおつもりでしょうか?」と言うのに
ハハハ
と笑って流してしまう。

   さすがおね様
   同性の悪口を言わないところが女を超えている。

   おね様は賢い!
   


官兵衛は隠居して家督を長政に譲る決意をする。
   秀吉が疑り深くなっている
   茶々が懐妊して世継ぎが生まれる
   守るものが出来ると人は疑い深くなる
   秀吉はそれを除くためなら何だってするし手段を選ばなくなる
   秀吉の胸の中には尽きぬ疑いの種が埋まっている
   さらに秀吉には黒田を羨む優れた家臣団がいる

   丁度、官兵衛が家督を継いだ時の背景に似ている。
   
   あの時も小寺家にお子が出来た
   政職は疑り深くなっていた
   それで父上はわしに家督を譲った
   当時の自分には父は超え難い壁であった


   だけど長政は自分で自らの道を捜せば良い


官兵衛が隠居を申し出て驚く秀吉。
絶対隠居などさせぬと言う。


官兵衛は「あとは北条のみ。殿下には若く優れた武将も官僚も育っている」と言う


三成は官兵衛が隠居したいと言い出してホッとしているのに秀吉が反対をする。


秀吉は、三成には官兵衛の恐ろしさがまだ分かってない、と言う。


家康軍団は官兵衛の隠居願いに
   官兵衛は痛くもない腹をさぐられたくないから先手を打ったな
   秀吉にあらぬ疑いをかけられぬように
と分析する。


2月に起きた落首事件。
門番17人が拷問のすえに処刑され、その他、100人以上が連座。
それでも犯人は見つからない。


おね様は「秀吉はそんな残虐を許す人じゃなかったのに」と嘆く「天下人の座は人を狂わせる」と。


官兵衛は秀吉に「人は子が出来るとここまで耄碌するのか」と批判する。
これまでの秀吉なら殺さず取り込む策を取ったのに、と。


そして秀吉は犯人捜しを止め金を天下にばら撒くことにした。
   金6000枚   銀2万5000枚


秀吉はやっと長政の家督相続を認め、官兵衛を相談役にするということで双方合意。


天正17年5月27日  茶々に子が誕生。


いよいよ小田原攻め。
その後は明征伐。


小田原の北条親子も世の中の動きが見えてないね。
そんなもんね
守るものがあると。
[75]空の青海のあをさんからのコメント(2014年10月07日 08時20分43秒 ) パスワード

第40話



     「小田原評定」


         「真の勝者」


                  「おね様 vs 茶々」                          「関白様 vs 北条」
                  「官兵衛 vs 三成」
                   
                   しかし 「官兵衛 vs 秀吉は?」


久し振りに見応えのある回でした。
官兵衛と三成の丁々発止の議論は我々にも参考になりますね。


茶々はおね様に(ふん、わたしの勝ちよ)という顔をしてましたね。

   でもおね様は大坂城から聚楽第にすんなり出て行くのに合意してましたね。
   賢い女性です。


でも茶々は追い出すだけではなくおね様の死を願っていたのかも知れないですね。
   (あの女の息の根を止めたい)
そんな感じがしました。

そんな茶々を秀吉は許していなかったですね。
秀吉にはおね様の政治力は頼みですから。諸侯の妻子の監督者としておね様は適役だから。



秀吉と北条の戦いは秀吉の一方的な勝ちでしたね。

北条は会議・会議で会議ばかり続けて城中が割れるばかり。
何も決められない北条には戦さに勝つなど最初っから無理だった。


官兵衛:
味方のいない北条には、いずれ兵糧は尽き、城兵は消え失せる。
秀吉軍はそれを待つのみ。
意味の無い戦さは止めよう
との官兵衛の言葉に北条は降伏。


忍城1つ落とせなかった三成は秀吉から「戦さはまだまだだな」と叱責される。


しかし秀吉は宇都宮の時と同じことを言い出しましたね。
   「氏政には切腹、氏直は高野山に追放」


宇都宮の時も、宇都宮家は家宝を秀吉に差し出さなかったから秀吉の怒りを買いました。

北条が家宝を官兵衛に譲ったことで秀吉は不興でしたね。
   これは官兵衛の失策だったと思います。
   秀吉だったら信長さまに譲ったでしょうね。
   そう思いました。


家康に駿府の城を秀吉に差し出せとの官兵衛の策は秀吉も信長様にそうしたでしょうね。
これで家康憎しの三成の陰謀をくじくことが出来ましたね。



    宇都宮で思い出しましたが
    宇都宮鎮房の娘の鶴姫は当時13歳で、13人の侍女達と磔で殺されたのだとか。
    子の朝房の妻が逃げ延びて男の子を無事出産したそうです。



戦後処理:
氏政・氏照及び宿老の大道寺政繁・松田憲秀は切腹を命じられ、
その後、氏政・氏照が切腹。

翌12日に氏直は紀伊高野山へ登ることに決まり、
21日に氏房・直重・直定・氏規・氏忠・氏光等の一門及び松田直秀・山角直繁・遠山直吉・山上久忠等の家臣を伴って小田原を出立し、8月12日に高野山に到着した。
その後、高室院にて謹慎生活を送った。以後「見性斎」と称す。


利休の花入れのヒビの話はなかなか良い話でしたね。
茶道具としての花入れのひびは一興になるけど
御政道にヒビが入ってはいけない。
いずれ割れてしまう。
取り返しがつかなくなる前に黒田が支えねばこの国は滅びる。


とにかく今回は見てて手に汗握るハラハラのし通しでした。



今回もおね様は本当に素晴らしい女性です。
[76]空の青海のあをさんからのコメント(2014年10月14日 04時46分19秒 ) パスワード

第41話


   「天下様対策」

           秀長の場合:兄者のことは、利休と官兵衛、頼むぞよ
           家康の場合:天下のために関東で力を養っておこう
           官兵衛の場合:国も黒田家も潰すわけにはまいらぬ
           小西の場合:テキトーに使者をよこさせたらとんでもない事態になっちゃったよ
           利休の場合:美しい最期の迎え方

        
豊臣のことを「プンシン」って発音してましたね
鶴松のことは「ツルマツ」ってフツーに言ってましたね



小西はウソがバレたらと戦々恐々でしたね「正直に言えばそれがしの首が飛ぶ」と。



なぶり殺しにされた山上宗二とは:

   千利休に20年間茶の湯を学んだ高弟であり、
   利休に同行して茶会に出席している様子が当時の茶会記から確認される。
   茶匠としては豊臣秀吉に仕えていたが(織田信長にも仕えたという説もある)
   天正12年(1584年)に理非曲直の発言で秀吉の怒りを買い、浪人する。
   この時に前田利家に仕えるようになるが天正14年(1586年)にも再び秀吉を怒らせて高野山へ逃れ
   天正16年(1588年)頃から自筆の秘伝書『山上宗二記』[1]の写本を諸方に授けている。
   その後は小田原に下って北条氏に仕えた。

   天正18年(1590年)の秀吉の小田原征伐の際には、利休を介して秀吉との面会が叶い、
   秀吉が再登用しようとしたが、仕えていた*北条幻庵*に義理立てしたため秀吉の怒りを買い、

      *北条長綱。北条早雲の3男で、死の9ヶ月後に小田原攻めがあった

   耳と鼻を削がれた上で打ち首にされた。
   享年46。
   箱根湯本の早雲寺に追善碑がある。



三成は利休の悪口をしっかり秀吉に吹き込んでましたね。
  御政道に口を出すし
  ガラクタでも高値で売りつけるし
  大徳寺の三門の利休の像には秀吉さえ利休の足の下をくぐることになる
  その他


秀吉は利休の最期の美しさに嫉妬して大徳寺の三門の利休の像の足の下に晒し首にしたのだそうですね。

「利休のやつ、素直に謝れば許してやったのに」
「切腹の前に使者に茶を振る舞ったそうでございます」
「さようなまでに人を喰ったヤツとは。晒し首にしろ」



鶴松の死

秀吉は鶴松の死を、利休に腹を切らせた天罰、と受け取ったようですね。



だけど鶴松の死を忘れるための最良の薬が朝鮮出兵・明国征伐とは。



秀吉
「朝鮮が従わねば滅ぼすのみ」



官兵衛
「殿下が変わったのは歳をとってから世継ぎが生まれたから」
     御着の殿と同じ、と。


肥前の名護屋に城を築かせたのは、ここから壱岐・対馬・朝鮮が見えるからだったのですねえ。
気付かなかった・・・



官兵衛
「黒田が支えねば豊臣は・・・いやこの国が滅びてしまう」



つまり黒田家も一緒に滅びてしまいますからね。
今回はいつになく寡黙な官兵衛でありました。


家康は不気味でしたね。
関東に移封になって不満ではない、逆に、次の天下取りのために力を養っておくだけ、なんてね。


官兵衛はひょっとしたら家康の真意を探りに行ったのかも。
三河を取り上げられた家康は怒っているだろうと踏んでたのかな?
家康殿がその気なら、一緒に秀吉の天下をヒックリ返そうじゃないか?と。
でも素直に関東に引っ越す家康に官兵衛はガッカリしたのかな?



家康の方が官兵衛より1枚上手でしたね。
あのシーンに官兵衛はやっぱり二流だったのかと思いました。
[77]空の青海のあをさんからのコメント(2014年10月22日 03時09分12秒 ) パスワード

第42話


    「大義の無い戦さ」


               「淀殿2人目を生む」


                    「狡猾な三成」

      


秀吉の跡継ぎの「ステ」=鶴松=が死んで
秀次が後継者となって関白になり
秀吉は太閤になりました。


   肥前名護屋に茶々も一緒に行くと言ったシーン
   秀吉は左手薬指に結婚指輪を嵌めてましたね。


秀吉の渡海は家康が止めたのですか。

茶々が「世継ぎを生むのはわたくしの戦さ」と言ってましたね。
三成に会ってたし。

   茶々の子供は一体誰の子なんだろうと不思議なのですが
   この「官兵衛」では三成の子なのかなと。


不思議なのはお光で
この女は一体どういう設定なのだろうと毎回思うのだけど
徹底して  おね様に「おめでとうございます。淀殿は運が良いようで」  って。


    表面的には  社交辞令上の祝賀では  それは分かるけど
    同じ女同士なら  マグダレナみたいに(不愉快だ) とおね様に同情すると思うけど

お光の本心はどこにあるのかな?と不思議。
お光は単純な女という設定なのかな?


お光がおね様に「お世継ぎが生まれておめでとうございます」と言うのは分かる。
でも
「淀殿は運が良いようだ」というのはヒトコト多いな、と。


ま、おね様もうまく受け答えしてたけど、本心は複雑なんじゃないかな?
ワタシがおね様だったら、「淀殿は運が良い」、なんて言われたら傷口に塩をすり込まれた気分かな?


おね様は(さあ、どうだか)という顔をしてないし。
この人は賢いから。


   この脚本では「女の戦い」=「キツネとタヌキの化かし合い」の1つなのだろうか?



三成は「官兵衛」の中では徹底的にカタキ役ですね。


    三成に頼まれて官兵衛は半島から戻って来たのに
    秀吉は「なんで勝手に帰国した?
        さすがに今回は堪忍袋の緒が切れた!」
    と怒りまくってましたね。


   「殿下の怒りは全て黒田に向けることが出来た。
    わしらにはお咎めはなくなった。
    一挙両得。
    これで黒田を葬り去ることが出来る」

三成のワルぶり、全開!

官兵衛は蟄居を命ぜられて万事休すです。


今回笑ったのは、
清正がスタンドプレイをしまくって、
宇喜多秀家は自分では決定を出せないし
事実、小西は無能だし
「小西は薬屋だから戦争なんか出来ない」となじるシーンで
官兵衛が「うちは目薬屋だ」と言ったところ。


大義は無いし
烏合の衆の寄せ集め軍だし
一人張り切る清正のでしゃばりには迷惑だろうし
兵糧は無いし
言葉も通じないし
土地の半島人の協力も得られなくなってるし
殿下の御渡海は無いし


官兵衛は三成の罠に嵌って切腹を命じられそうだし


次回黒田はどうやってこの窮地を脱するのでしょう?
乞うご期待!
[78]空の青海のあをさんからのコメント(2014年10月27日 10時51分48秒 ) パスワード

第43話   


     「生か死か」


         「意地の張り合い」     

             「意地よりも命を取る!」


                       秀次の困惑
                       三成の計略
                       家康の深謀
                       官兵衛の知恵
                       淀殿のおねだり


すごかったですね〜
久し振りに息を呑みまくるシーンの連続でした。


家康は秀吉の腹を探り、官兵衛の処理をどうするのか聞き出そうとする。
  
秀吉:アヤツは予の命に背いた。罪は重い
家康:では切腹?致し方ありませぬなあ

家康:しかし、あの知恵は惜しうございますな
秀吉:アヤツは知恵が有り過ぎて自分の首を絞めたのじゃ



政所に命乞いに出向いたお光におね様は「良い考えが浮かびました!」
そして
淀殿も拾(ひろい)の命を救いたいと願っている。



官兵衛の仕置

秀吉: 官兵衛、何の真似じゃ?
官兵衛:本日を以って如水円清と号すお許しを

秀吉: それで身の潔白を訴えているつもりか?
官兵衛:それがしは間違ったことをしたとは思っておりませぬ


秀吉: 勝手に帰って来たではないか
官兵衛:言い逃れはしませぬ。
    しかし死に価するようなことをしたとは思いませぬ

    利休どのは意地通して腹を召された
    それがしも意地を通すべきかと考えました

    しかし意地のために命を捨てるのは合わない
    なんとしてでも、はいつくばってでも、命乞いをするのが自分にはふさわしいと

    まだ死ぬわけにはまいりませぬ
    この命をお救い願いたい


    如水には今1つ別の意味があります

    水は器に合わせて形を変えまする

秀吉: 役に立つか立たぬかはこの秀吉次第ということか?

官兵衛:人は生かしてこそ使い道があります


秀吉: よく光っておる
    人を喰ったオトコよ
    実はな官兵衛
    お前の助命を願う書状が山ほど届いておる
   
    清正・政宗・隆景
    早く官兵衛を許して朝鮮に戻して欲しいとな


    極め付きは茶々からで
    幼子の誕生を血で汚すなと

    おそらくおねの入れ知恵であろう


    お主を許す


官兵衛:ただのお許しを頂こうとは思っておりませぬ
    本日を以って隠居のお許しを

    お奉行衆もその方がやり易いであろうと


秀吉: 如水、水の如し、か。
    お主らしいな。
    のう、三成?


三成: はい
   

秀吉: わしは大坂に帰る
    いくさは終いじゃ



多くの兵を朝鮮に残したまま秀吉は大坂へ。



淀殿
「わたくしの望みはただ1つ。この子が天下人になること。
 邪魔者は全て取り除かねばなりませぬ」


頷く三成



おね様・お光・官兵衛

礼を述べる黒田夫妻
こちらこそ申し訳ないと答えるおね様



秀吉は秀次に「1人でこの国を治めるのは大変だから、この国を5つに分け
4つを秀次が治め、残りの1つを拾に治めさせてはどうか」と提案する。


秀次は「拾はまだ生まれたばかり。まだ早い」と答える。


秀吉は「まだ先の話だが考えておいてくれ」と言う。
秀次は「拾が生まれたからには関白の職を拾に譲ることになる」と官兵衛に言う。


秀次に知恵を授ける官兵衛。

2歳になる娘を生まれて2ヶ月の拾の婚約者にと申し出る。


秀吉はこの話を面白いと思う「秀次め、面白いことをやるではないか。よし、そうしよう」



家康は長政と正則を招待して酒を飲ませる。

「いくさで死ぬより飢えや病で死ぬ者の方が多かった」
「許せんのは三成」
「昔の殿下なら三成のあのような戯言など退けられたのに」


2人は愚痴をこぼしまくる。

それを聞いて目配せする家康主従。


家康が天下取りに動き出す!

「わしは朝鮮に行かなかったからジックリ話を聞かせてくれ」

「2年も戦ったのに何の恩賞も無い」
「奉行衆が握り潰した」
「清正はまだ朝鮮にいる」


家康が長政を取り込もうと
「我らは三成のような奉行とは合わぬ」
「中でも長政どのは他人とは思えない」
「同じく人質になった」


       「お主と同じじゃ」    すごい殺し文句。
ころっと家康に参る長政。


「信長さまに成敗されそうになったことは
あの辛さは人質になった者でないと分からぬ」


ごきげんで「次は徳川さまの戦さ話をお聞かせください」と別れの挨拶をする長政。

目配せする徳川主従。



将棋を楽しむ秀次と官兵衛。

秀次
「わしに勝たせてくれたのではないか」
と官兵衛に尋ねる
「本気で将棋をさすお主に勝ちたいのじゃ」


諌める官兵衛
「太閤殿下なら勝ったことを素直に大喜びします。
 それこそ天下人。
 仕える者の顔色を窺ってはなりませぬ」


秀次
「わしは自分の力を知りたいのじゃ」

官兵衛
「そのようなこと、太閤殿下が喜ぶでしょうか?」


    危ない!危ない!


拾に天下をと望む淀殿に秀吉は
「秀次は分かっておる。
だから縁組を決めた」


しかし食い下がる淀殿
「殿下の目の黒いうちは良いけれど」


秀吉
「わしが死んでからのことを心配しておるのか?」




来週は恐ろしいことに・・・
[79]空の青海のあをさんからのコメント(2014年11月04日 03時51分36秒 ) パスワード

第44話


     「プライド」



        秀次の場合:天下を治める関白として叔父秀吉に会いに伏見に行く

        小早川の場合:官兵衛、お主と戦えて、あの頃は楽しうござった

        増田長盛の場合:官兵衛は1970石ぽっちで再就職?     
        長束正家の場合:官兵衛、お主と張り合ってたのも遠い昔じゃのう

          この2人、書くのもアホらしいぐらい器が小さい


        黒田一党の場合:大殿の悪口雑言を聞かされました   

        茶々の場合:拾の天下にいろいろ問題を残したままワタシを後家になんかしないでね

        おね様茶々に:秀次の死を本当に気の毒だと思ってワタシにお悔やみを言ってるの?

        秀吉の場合:死が近いのにまだ信長さまを超えていない。どうしても明と朝鮮が欲しい
              笑い者になりたくない。信長さまに笑われたくない

        家康の場合:秀吉は死が近い。他にも天下を狙っているヤツがおろう。わしは長生きしてやる。

        熊之助の場合:父上も兄上もわたくしの歳には初陣を済ませていたではありませんか

        
 
        官兵衛:秀吉を天下人にしたのはこのわし。秀吉を止められなかったのもこのわし。
            せめてお側で最期を見届ける。それが殿下を天下人にしたわしの務め。
            最後のご奉公だ。 



人間像のさまざまが描かれてましたね。

   美しかったのは小早川隆景
   頑張ってたのは秀次
   愚かな人間性をモロ出しにしてたのは増田と長束
   したたかなのは家康
   おね様は秀吉の正妻の貫禄と賢さで淀殿を一蹴してましたね
   未熟な若さで死を急ぐ熊之助
   酒の上で失敗を重ねる正則
   今回のラッキーボーイは母里太兵衛でしたね
       「酒で乱れるは恥でござろう」と正則をたしなめ
        その上に酒呑み合戦で名槍日本号を勝ち取ってましたね

今回は官兵衛の苦しい心の内がこれでもかこれでもかと随所に描かれてましたね。

   「叔父甥で争っては天下が乱れるもとだから」と秀次に言って死なせたこと
   見るに耐えない秀吉の老い
   秀吉にとって最後の戦いになる明・朝鮮遠征はみごとなものにして後世に語られたい

   もはや太閤の暴走を止められるものはいない。いるとしたら「天」のみ。
   つまり天命が迫っているということ。

   どうしても明と朝鮮が欲しい秀吉に自分が指揮官になるのを申し出る官兵衛。

   此度ははるかに厳しい戦いになろう。
   殿下の面目を守るためだけだから士気は低い。

   官兵衛は朝鮮に死に場所を求めていたのでしょうか?
   
   だから熊之助には朝鮮に同行させず
   「お前まで半島に行ったら黒田に男子がいなくなるではないか」
   と言ったのでしょうか?   
    

秀吉は喉頭癌だった?それとも前立腺癌?
幼い秀頼が心配でしょうがなかったのは迫り来る死が自分でも分かってた?
[80]空の青海のあをさんからのコメント(2014年11月12日 04時49分48秒 ) パスワード

第45話


        「子ゆえの闇」

                 秀吉の場合
                 お光の場合
                 淀殿の場合



熊之助は玄界灘で朝鮮行きの舟が転覆して死んでしまったのですか。
16歳
太兵衛の息子の吉太夫も一緒に。


   官兵衛も辛いけど太兵衛も辛いね。

     官兵衛は気遣いの人だね太兵衛に
      「(熊之助が)家臣を巻き添えにするとは」と。

     普通の父親だったら「一緒に朝鮮に連れて行ってやれば良かった」とか言いそうなのに。



秀吉の座っている毛氈の上に敷物を敷いて座っているおね様に対して
淀殿は毛氈の外で、その上、敷物無し、でしたね。
ビックリ

さすがおね様、正妻の立場を堅持です。
向こうは信長の姪なのにね。
秀吉にも正妻の立場を守らせていたのでしょうね。


お光は
この人はどういう設定なのかイマイチ分かりません

普通は主人公の妻だったらカシコイ女性に設定すると思うけど
全然カシコイ場面が無い

    フツーの女って感じ。
    劇中の本人は良い妻賢い母をやってるつもりなんだろうけど、
    それが・・・という感じ

    官兵衛のお光に対する態度が(この女、バカじゃないのか?)という諦めに満ちている。



官兵衛と秀吉の会話が面白かったです。

秀 「あの時お主が『幸運が開けましたぞ』と言わなければ、わしの天下はなかったかも知れぬ
   信長さまはわしの夢であった
   あの夜、上様が光秀に討たれたと聞いた時、目の前が真っ暗になった
   ところがお主は違った
   先の先まで見抜いておった

   わしは天下が欲しかった
   わしは多くの者を殺した、利休・・・秀次・・・
   このところ、毎晩のように皆がこのわしの夢に出て来る
   
   官兵衛、官兵衛、このわしは間違っていたと思うか?」


官 「殿下は信長公にこだわり過ぎたのです」


秀 「天下人の威厳を保つため
   豊臣家の天下をゆるぎないものにするには致し方無かった

   官兵衛、秀頼を・・・ 豊臣を・・・頼む
   わしが死んだら秀頼を頼む
   この通りじゃ」


官兵衛、秀吉の手を離す

   スゴイ!
   すご過ぎるシーンでしたね!


秀 「秀頼ではいかぬと申すか?」

官 「殿下、天下とはその器たるべき者が治めるべきと思います
   秀頼君はいまだ6歳」

秀 「お主、天下を狙っておるな
   わしが死んだら豊臣を滅ぼすつもりだな
   なにゆえじゃ、お主ほどの男が天下を・・・」


秀 「すまなかった
   お主の思うような天下人にはなれなかった
   すまなかった」

官 「殿下、長らく軍師としてお仕えさせて頂きありがとうございました」

秀 「官兵衛、さらばじゃ」



おね様「お前さまにはたくさんの夢を見させてもらいました
    藤吉郎どのが天下人になろうとは
    土間に薄い敷物を敷いただけの貧しい結婚式からあれから37年です
    お互い歳を取りました
    長い間ごくろうさまでございました
    後のことは心配せずゆるりと休んでください
    お前さまと共に生きて来られて幸せでした」



慶長3年8月18日  秀吉薨去  62歳


家康 「死んだか?   勝負に出るぞ」


淀殿 「こわいのじゃ・・・家康・・・あの男は得体が知れぬ
    天下は秀頼のもの
    徳川などに奪われてたまるものか
    三成、そなただけが頼りなのじゃ」



膳助 「帰国の命が下りました」

官兵衛「そうか、膳助、忙しくなるぞ」



   いよいよ天下が乱れます。

   でもおね様に「闇」はありません。


おね様 「最もふさわしい人が天下人になれば良い」


   さすがだね
   それはやっぱり「子」がいないからだね  「子ゆえの闇」がおね様には無いから。
[81]空の青海のあをさんからのコメント(2014年11月20日 03時15分51秒 ) パスワード

第46話


              後半の展開は息詰まるシーンの連続でしたね。
              アメリカのTVドラマ「将軍」でも描かれていましたっけ。
              1話の中に関ヶ原前夜を全部押し込めちゃいましたね。


      「男と女:すれ違う心:男と男もね、そして父と子もね、すれ違うばかり」

            「女の気持ち男の気持ち」

                「おね様・淀殿・お糸」
                「利用される若者達」



長政達が帰国に使った舟、熊之助が遭難した時の舟を撮影に使い回してたね。
笑った〜 


帰国した長政は三成だけは許せないと父官兵衛に憤る。
官兵衛は争いに巻き込まれるな、形勢を見ろと忠告する。
   長政は官兵衛の忠告なんか聞く耳持ってないもんね
だから官兵衛はそんな長政を又兵衛にアイツは猪突猛進だから抑えろと言う。
長政は又兵衛に父上はなんで自分に直接言わないのだと父への不満を又兵衛にぶつける。
   やっぱノブだね、長政はアタマ悪過ぎ。


太閤子飼いの武将達の争いがどうなるか虎視眈々と機会を窺う徳川家臣。
長政・正則・清正ら7人は徳川サイドに。


家康は家臣に「そんなカンタンな話ではない、気になる男もいるしな」と警告する。



お糸はPTSDなのよね。
  14年経ってやっと生まれたのは姫だっったからガッカリだし
  熊之助をみすみす死なせたのは自分だし
  2重のトラウマを抱えてしまって

  そういうお糸を長政は支えきれないし

     支えられないよね
     夫にはこんな妻の気持ちは分からないもの

     別に長政はお糸を責めているわけじゃないけど
     妻としてはギャーギャー不満をぶつけて来ない長政に
     お糸は逆に自分で自分を追い込むばかり。
       
         旦那の心が離れる原因を自分が作ってるんだけどね


     よくある夫婦の危機で、だいたい、妻が離婚に持って行っちゃうケースだね。

     ここの部分、脚本家は黒田 VS 蜂須賀の不通事件はお糸の気鬱に有りとしているんだね。
     確かにドラマの中ではお糸が一方的に離婚の原因を作ってる。



三成側 vs 若武将側の争いは、
朝鮮から撤退するのに黒田と加藤が町を焼いたことを  (こんなのフツーの撤退手段でしょ)
小西が奉行(三成)に訴えたからだったの?


   この小西という男は
   もともとケツの穴の小さいヤツだけど
   話をややこしくする女の腐ったみたいなヤツだったのか


憤る若武将達に家康は同情してみせる。
すっかり家康に取り込まれる若武将達。



淀殿は伏見から秀頼を連れて大坂城に入る。
「お前がここの主人ですよ」

   7歳の主人・・・
    ため息


7歳の主人をもり立てるために
   利家には大坂城に入って欲しい
   家康には伏見城に引っ込んで欲しい
   おね様にも西の丸でおとなしくしていて欲しい
と、以上は秀吉の遺言だと三成が言う。



おね様は「(太閤殿下亡き後)わたくしが本丸に居座れば争いになるだけ」と本丸を淀殿に明け渡す。

   スゴイ賢い!

   おね様のように未亡人になった姑が嫁に家の権利を全て引き渡して引っ込んでたら
   日本では嫁姑戦争なんて有り得なかったろうにね。


       ま、こういう賢い女は、まず、いないってコトなんだろうね。
       脚本家も妻と母の間でしっかり苦しんでたってコトかな?笑



ところが男達は、大坂城の主人の座争いで、おね様のような思い切った身の引き方は出来ないから
とんでもない陰謀が!


   家康暗殺事件!


表面的には、三成が家康暗殺を図った、と。
ところがコレは家康側の謀り事で。


ま、家康もやり放題だったしね、大名家同士の縁組を勝手に決めて
「おや、媒酌人から届けがいきませんでしたか?」ととぼけるし。


三成は家康を問い詰めて大老職から追い出そうとしたけど
追い出されたのは当の三成だったというお粗末な結末に。



官兵衛は逸る長政に「これ以上騒ぎを大きくしたら家康の思うツボ」と言うけれど
ノブには通じないわな。


「家康は黒田を使い捨てにするだけだぞ」とも言うのに。


全然ノブには理解出来ないから
官兵衛は又兵衛に
「又兵衛、お主が長政の軽挙妄動を抑えよ」
と言う
「諍いを戦さにしてはならぬ」
と。


また利家にも
「前田さま、あなたは天下人にはなれませんぞ。
伏見を襲って家康を追い出して大老筆頭になれても
あなたの病はもう長くはない。
それはあなたが一番良く知っていること。

間違いなく天下が乱れるから、ここは和睦をしてくれ、天下万民のために」。



おね様と官兵衛が面会。

マグダレナが「さすが如水さま、争いを収めましたね」と絶賛。


おね様は「争いのない世を作ろうと命懸けで頑張りましたが
     豊臣の天下は秀吉一代限りと思っております。
     秀頼ではムリ。
     誰でも良い。
     最もふさわしい方が天下人となれば良い」


         おね様スゴイ!
   
         女がみんなこんな風に達観できれば世の中は平和になるのか?と一瞬思った。
         一瞬だけね。

         淀殿は対極だもんね。


官兵衛は秀吉の言葉を思い出す
「お主ほどの男がなぜ天下を狙わぬ?」



利家死す。

七武将が清正の屋敷に集まって三成を討とうとする。
ところが三成は家康のもとに逃げ込む。
家康は「三成を渡して欲しい」という若武将達に「では、わしが相手をいたそう」と言う。



官兵衛は家康の屋敷に謝りに行く。


官 「徳川さま、本日はお詫びに参りました。愚息、長政が押しかけたそうで」
家 「お手をお上げください。三成が悪いのです。
   ご子息のことは仕方が無い。
   若い者は力に頼ろうとする         ← 家康の怖さ、全開だね
   ようやく太平の世になったのに逆戻りだ」

官 「やはり天下は再び乱れますか?」
家 「お主はどう思う?」

官 「それはあなた次第」
家 「それが答えか?
   わしに逆心は無い。ただただ秀頼どのをお守りするだけ。
   
   三成は隠居させる。佐和山に蟄居させる」


官 「隠居とは?それでは火種は消えませぬぞ」
家 「首をとれと?」

官 「何が狙いじゃ?」
家 「人の命には使い道がある。違いますかな?黒田家の家訓であろう?」


官兵衛は「徳川の狙いは大乱だ  国中の大名が動く  それが家康の天下取りじゃ」と家臣に言う。


家臣の問いに、「三成にはつかぬ」、と答え
家臣は「では徳川どのに?」と問う。



官兵衛:播磨を思い出す。あの時もそうであった。
    あの時も毛利か織田か
    必死に生き残る道を探った。

    生き残ることは大切だがわしは我が道を行く


家臣:天下を狙いますか?
   我らどこへなりともお供つかまつります。


遂に官兵衛と家臣が舵を執った。
[82]空の青海のあをさんからのコメント(2014年11月27日 06時00分29秒 ) パスワード

第47話


        「策と実 (まこと)」


またもやこの回でもお光はバカ丸出しだった。

天下が再び乱れようとして官兵衛も策をあれこれ巡らしている様子に
お光の台詞は「殿が童のように生き生きとしている」だって。

   ここはそういう場面じゃないでしょうが。

   天下を巡って風雲急を告げてるんだから夫と息子のことを第一に気遣うあたりでしょうが?


それを受けて官兵衛は「これまでは辛い戦さの連続だったけど
           今は人に仕えず
           自分の戦さをするのは久し振りだから」と答えているから

   お光は「天下をお取りなさいますか?」だって。

       は?
    

   官兵衛は「それも良いな」と。


ま、官兵衛は自信満々だから天下が取れるなら取ってやるという心境だろうけど
お光は(今度天下を取るのはワタシの夫よ)とでも思ってるんだろうか。
     「で、次の政所さまは ア タ シ」とでも?


ま、息子の長政は「父上は間違っています。天下を取るのは徳川さまです」と思ってるから

      官兵衛にすればお光は良い女房かも。


それにしても「父上が秀吉に天下を取らせたように自分は徳川さまを天下人にしたい」と言う長政に呆れた。


      アンタなんかいなくたって家康なら他にいくらでも手足になる大名はいるよ。



三成を訪ねる官兵衛。

   自分だったらどうやって家康を罠にかけるか
   その秘策を授ける官兵衛。

   「わしがお主だったら上杉を巻き込む」
   「そしてお主と上杉で家康を挟み討ちにすれば家康は万事休すだ」

感心する三成。

    感心したフリだけだった?
    実は三成もそう考えてた?


しかし官兵衛は三成に「しかしそんなことは家康にはお見通しだ。
           あの男はコトが起きるのを待っておる。
           秀吉さえあの男には勝てなかった。
           策とまことの戦さは別のもの。
           これはワシからお主への最後の忠告じゃ」


次に官兵衛は毛利を訪問。


   毛利家中は
   安国寺恵瓊が豊臣方。
   輝元は大老だから豊臣方。
   しかし吉川広家は大の三成嫌いだから石田に付くなど有り得ない。

            これは知らなかったな〜
            吉川は三成嫌いだったの?


   それで官兵衛は毛利は戦さになったらバラバラになると踏む。


長政は家康に骨の髄までたらし込まれ、家康に「娘を貰って欲しい」と言われてその気に。


お糸と離婚してすぐに家康の養女を妻にした?
これじゃ蜂須賀が黒田に腹を立てて数百年もの間「不通」になるはずだ。

   ただでさえ鈍感な長政にかまってもらえなくて寂しかったお糸には
   「そうだったの?!ワタシを慰めもせずに家康の養女に色目を使われてその気になってたの?!怒」
   だよね。

       そりゃ、ひどいわ!
       ワタシだって長政に怒るぞ。 


お光にとっても跡継のいない黒田の行く末は心配だったのかな?
14年も子が出来なかったし、生まれたのは女子だし。


       案外フツーの日本人の姑みたいに(熊之助が死んだのは嫁のせい  憎)と思ってたかも。


お光がおね様だったら、おね様だったらどうしたのだろう?
お糸の立場を正室として守ってくれたんじゃないかな?


ま、これで黒田の家の方向は家康の味方というのを天下に示したわけだ。

 
   蜂須賀もよく踏みとどまった。
   お糸があんな目に遭わされても蜂須賀としては黒田への怒りに惑わされず家康方に着いたのだから。


お栄も良く分かってたね、さすがタヌキの姪。
   「徳川と黒田の橋渡しをしっかり努めて参ります」

     このお栄という女も16歳の割にアタマが良かったってことでしょうね。
     お糸の負けだね。



そして家康は会津征伐に。
三成立つ。



そうか三成と秀吉が出会ったのは米原の観音寺だったのか。

そして三成の菩提寺は宗安寺だったの?
三成の家紋が九曜になってたね。

   これは知らなかったな。

[83]空の青海のあをさんからのコメント(2014年12月02日 03時57分13秒 ) パスワード

第48話


     「晩節を汚す官兵衛」


        「腹黒官兵衛、火事場ドロに変〜身!」


これで官兵衛が2流に堕ちたということですね。
一応大友からの反撃の為に兵を集めたという大義名分は用意出来ていますが。


おね様はさすが、甥の小早川秀秋が訪ねて来ても、腹が座っている。
おね様が男子に生まれていたら、天下取りも有り得たかも。

   「最後に決めるのはお前ですよ」

と秀秋に言って  良かったのかマズかったのか?
あの決め方はマズかったとわたくしは思います。
日本一の裏切り男じゃないですか。

    ま、前例として他にも宗清という裏切り男がいましたが。


官兵衛は「天下取りの器がわしに相応しいか試してみたい」と言ってたけど
結論は  「ふさわしくなかった」  と自分で評価を下すことになったから
この台詞は無い方が良かったのでは?と思いました。


官兵衛は宇都宮を謀殺して以来、終わったね。
結局娘(鶴だっけ?)も殺しているんでしょ?


あそこでうまく切り抜けられてたら一流でいられたんだろうけど
評判を落としたね。

そして関が原の火事場ドロで、成功して天下を取ってたら「大器晩成」の将軍になれただろうけど、
関ヶ原はスグに決着が着いたものね。


ここでもまた評判を落としたな。


あとは官兵衛と長政がどういう父子喧嘩を展開するのかが楽しみぐらい。


   このNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」は竜頭蛇尾だったね。

   関ヶ原で天下を取ってたら「本物の」軍師官兵衛になれてたんだけど。
[84]空の青海のあをさんからのコメント(2014年12月09日 10時43分06秒 ) パスワード

第49話



     「官兵衛のおイタ」


          「無駄な戦さに咲いた一輪の花  吉弘統幸」



官兵衛ねえ・・・・

ま、やっと自由に戦った、ということでしょうが
無駄な戦さでしたね。

長政は家康さまにご奉公を励んでいたのに。



お光も変な女だった。
カシコイ女だったら官兵衛を止めたかも。

   それとも「次はアタシが政所さまよ」と一緒に夢を見ていたのだろうか。



そこへいくとおね様は「みんな私と秀吉の可愛い子供達なのに争うなんて」と嘆いている。
どっちが勝ってもおね様には辛かったでしょう。
でもしょうがないのよね、男は、決着をつけなきゃいけない時があるんだから。



気の毒だったのは淀殿に秀頼さまのご出馬を拒否された三成。

淀殿は「あたしの夫は天下さまよ」「あたしの息子は関白さまよ」というプライドで生きる女なんだろうな。
   自分が夫を天下人にするタイプでも
   自分の子を関白にのし上げるタイプでもなく
   既に完成したものを座して得てえばってるだけの女。


   「幼い秀頼を頼らねばならぬほど窮しているのか?」だって。
    三成、ガッカリだよね。

      「いえ」なんて否定してたけど、わたくしだったら「お前のためだろ〜が〜」と言いそう。

   「分かればそれで良い」なんて淀殿はエラそ〜に〜

      「分かってないのはお前の方だろ〜が〜」とテレビに突っ込んでしまいましたよ。



関ヶ原の戦いで、三成の足を引っ張ったのはこの女だった、ということだね。

   淀殿には関ヶ原の戦後処理でもう一回裏切られるんだろうね、三成。



今回の話で見て良かったなと思ったのは  吉弘統幸 の男としてのみごとさだけ。
   あの短いシーンだけで同情を買ったね。
   そしてその名を雲居に高めた。

関ヶ原の戦いの名に消されてあなたの存在と名は知らない人が殆どだったと思う。
以って瞑すべし。

   大友への義理に縛られない時代だったら良かったのにね。
   この石垣原の戦いの無意味さを一番知ってた人なんだろうね。

  

   無能な上司の下で働かなきゃならない有能なサラリーマン達はみんなあなたの悲運を忘れないよ。



それから石野真子がおばーさんになってたのがこれもショックだった。


そうか家康は野戦が得意ってことだったのか。
秀吉にも負けなかったものね。
それで関が原へ戦さを誘導したのか。
[85]空の青海のあをさんからのコメント(2014年12月09日 10時51分55秒 ) パスワード

関ヶ原では人間像のさまざまを見ることが出来て面白かったけど


   増田長盛  はイヤな男だな。

   こういう策士は大キライ。


そこへいくと大友吉統はまだ「大家のボンボンで能無し」で済む。
[86]空の青海のあをさんからのコメント(2014年12月23日 06時21分21秒 ) パスワード

最終回



      「我、かく敗れたり」


                「倅の成長に喜ぶべし」


♪ドシソラ〜
このメロディ、単純だけど心に沁み入る良い曲ですね。


BGMが有ると感動が倍増になって、音楽だけで泣けたり、涙を誘われたり

でも時々音響さんが(ココは失敗だよね、下手くそ!)な場面もあって
がっくりもさせられましたが。



官兵衛の陣羽織の「襟」の模様が素晴らしかったですね。

   小泉清子おばあちゃま(96歳?)のお仕事なんでしょうか?
   それとも実務担当のお弟子さんの働きでしょうか?

襟の刺繍の「八咫烏」模様が素晴らしかったです。
官兵衛の九州から日本を平定するぞという心意気が良く伝わりました。

   結果は残念でしたが。


関ヶ原の戦いは福島勢が宇喜多に襲いかかって開始になったのですか。

結局前回長政が家康に答えたように実際に東軍方に積極的に動くのは
    2−3万  
というのを家康が確認してましたね。
それで東軍は劣勢。


殆どが様子見で
  どっちに付こうか
  勝つ方はどっちか
日和見主義全開でしたね。


そこで小早川に徳川方から大砲をぶち込んで
  小早川は「家康が怒っておる!」と
  石田側に応戦を始めた
のでしたか。


これで東軍は一気に巻き返しに成功。 


九州の官兵衛に届いた知らせは♪黒い縁取り♪はありませんでしたが
関ヶ原では戦いはたった1日で終わっていました。

   ♪黒い縁取り♪はあった方が良かったね
    笑


淀殿も、まあ、勝手な女で
大坂城に入った家康に「この2ヶ月大坂城が乗っ取られて家康殿が勝って安心した」
なんてしゃーしゃー言ってましたね。


で、家康は嘘800だって分かってるから
「天下の為、西軍の武将については太閤殿下の旧臣でも、この家康が成敗する。
 逆賊をかばう者は同罪に処す
 よろしうございますな」
と恫喝してましたね。 



淀殿はいまだに誰が実力者か分かっていないから
「家康め、今に見ておれ、秀頼が長じた暁には」
とタラレバを語ってましたね。


    アタマ悪過ぎだね、この女


長政と安国寺恵瓊の会話も面白かったですね

長政:恵瓊どの、今度ばかりは見通しを誤りましたね」
恵瓊:まさか小早川・吉川を手なずけていたとは。
   さすが官兵衛どのの子



三成との会話は三成は今でも傲慢という感じでしたね。

長政:石田どの、お主とは遺恨もあったが
   こうなったからには全てを水に流そう

三成:黒田どの、望みを絶たれたそれがしだが
   憐れみは無用

   我が思い、如水どののみは分かってくれる


有名な長政が三成に陣羽織を着せるシーンもちゃんと描かれていましたね。



小西行長が小心者なのがちゃんと描かれていたのが良かった。
それか
演じた俳優の力量なのか
なかなか良いシーンでした。

   友達が悪かったね
   というより
   裄長の中では 秀吉さまがコワイ  から  三成がコワイ  に変わってただけなんでしょうね


   やっぱり良い友を持ちたいものです。
   なんちゃって。


黒田は筑前52万石に
これで大大名の仲間入り


家康の言葉が面白かったですね:
「如水どのが九州で力を貸してくれたが、(魂胆は分かっておるぞ)」とイヤミ?


それで官兵衛は九州7カ国を占めたものの全てを放棄して中津へ。

[87]空の青海のあをさんからのコメント(2014年12月23日 06時35分40秒 ) パスワード

裄長・・・(赤面)

陣羽織の襟について書いたから
変換が  着物用語に引っ張られて?  行長がついつい裄長になってました。
お〜
恥ずかしい



で、有名な   官兵衛 vs  長政  の会話ですね。

長政:内府どのが我が右手をとって・・・

官兵衛:  長政、よっく聞け!耳の穴、かっぽじって聞け、の心境ですね

   長政、内府どのがお前の手を取ったが、どっちの手だ?  アン?
 
長政:右手にございます

官兵衛:その時、お前の左手は何をしておった?  アン?


   如水、  バ〜〜〜カ!  という顔をしてましたね。


その場にいた近習も「左手とは?」と又兵衛に尋ねていましたね。

      やっぱ  バ〜〜〜カ!  ですね。
      長政主従。


又兵衛:余った手で内府を殺せば大殿の天下になったやも知れぬというコトじゃ

      (言わなきゃ分んねえのかよ)


なんか脱力。
ヒトが良いのか足りないのか。
長政主従はやっぱり足りないんだろうね
既に4代目だから。

曾祖父ちゃん以来の苦労が伝わっていないんだろうね。
[88]空の青海のあをさんからのコメント(2014年12月23日 07時15分15秒 ) パスワード

官兵衛、大坂城へ。

家康から「倅どのの助け、九州での働き、
     比類無きもの

     領地の希望は?
     この後はわしの側にいて天下の政の指南をお願いしたいものだ」


官兵衛:それがし、九州にて天下を夢見た
    我らの間で立て前は不要かと


家康:お主を欲しいと言ったのは立て前とは言い切れんかも知れんぞ

   九州でのお主の動き
   内心ひやひやしておった


官兵衛:武運拙く敗れ、天下をただすことが出来ず、無念。
  
    しかし天下を争うこと
    本望でございました



このやり取り、良かったね。
大物同士の会話でした。



官兵衛は家康にどのような天下を作るのかを尋ねる。


家康:天下はそれを治めるに相応しい者が治めるべき。
   しかし1人の天下ではダメだ
   
   天下は天下の天下なり   ← なんかリンカーンの演説みたい
                  人民の人民による人民のための
                  天下、みたいな


   わしが死んでも争いの起こらぬ天下を作る
   それがわしの望みじゃ


官兵衛:私利私欲のためではないと?

家康:ああ、そなたに約束しよう


官兵衛:それがし生涯負けたことは無い
    されど此度は内府どのに負けた
    
    負けて悔い無し
   
    そう思うております



いい会話だね。


家康:息子どのに越えられたのう、如水どの
   跡継ぎに恵まれて羨ましいことよ

              跡継ぎが秀忠のぼんくらだものね

 
官兵衛:ありがたきお言葉



官兵衛の顔の痣って、体調によって、変化してる?

九州制覇戦の時は痣の色が白っぽかったような?
怒ってたり失望してたり体調が悪い時は黒かったような?

   心憎いまでの演出だね

       荒木の牢で腐ったのが皮膚癌に変わってた?
                 メラノーマとか?


長政の妻  栄  に男子誕生。
これで黒田の行く末も安泰。


官兵衛、男子ならば「万徳」とせよ、と。

   万徳の万は如水の幼名「万吉」でもあるんだって。
   へえ〜



家康が征夷大将軍に。


この時、豊臣の世を望んでいたのは「淀殿+正則+清正」の3人だけだったって。


この期に及んでも淀殿は豊臣の天下を望んでいて
どうしたら淀殿の目を醒ますことが出来るのか?



おね様が「頼りになるのは城ではなく、人だというのに」

    さすが、おね様!
    賢い!
    アタマ良過ぎ!



あの時代、おね様の他に「みごと!」と言える女性はいなかったのですねえ。

    官兵衛の妻のお光は「お転婆娘」が「ただの専業主婦」になっただけだし。

    ま、おだし様、がちょっと光を放ったあたりかな?
       旦那が悪過ぎた、から
       光が増して、輝いてたのかも。

[89]空の青海のあをさんからのコメント(2014年12月23日 07時27分06秒 ) パスワード

官兵衛版「オヤジの1番長い日」


官兵衛:お前に話しておきたいことがある
    関ヶ原の折り、わしは九州で天下を夢見た

    だが、その夢もわずか1日で破れた

    他ならぬお前の働きによって


    みごとであった

    お前は立派に黒田家を守った

    あれで良かったのだ

    長政、お前はあの時、ワシを超えた!

    嬉しかったぞ

    子に越えられるということは悪いことではない


(やっと褒められた長政)


    わしはもう死ぬであろう

    後は2月というところじゃ

    長政、家臣や民の声によくよく耳を傾けよ

    そして信じろ


    わしには善助がいた

    わしと善助はいつも心は1つであった

    長政、お前にもそういう者がいるはずだ



ここで官兵衛は善助に「善助、前へ」と命じ「長政、あれを」と言う。


赤合子の兜を善助に授ける官兵衛。

   この兜はわしじゃ
   わしの魂はお主に託す


   善助、お主には感謝しておるぞ
   すまぬが先に行く



へえ〜
黒田官兵衛の1番の家来は善助でしたか。
[90]空の青海のあをさんからのコメント(2014年12月23日 07時40分27秒 ) パスワード

官兵衛、妻お光に遺言。

「お前が妻で良かった」

    だって他に賢い女性はいなかったものね
    お光の姉はもっとバカだったし


「殿のお側に在れて
わたくしは天下一の果報者でございます」


    これだけ?
    息子にはあんなに長々と遺言したのに


みんな世話になった
感謝する



元和元年
11年後

大坂夏の陣


淀殿「既に金銀も無く
   堀も無い

   そなた達に頼む
   あの憎っくき家康を討て」


又兵衛は長政と手切れになって大坂城にいたのですねえ
忘れてた

大坂方の頼りは浪人


道明寺で総崩れ
大将は後藤又兵衛どの


長政、それがしが至らぬばかりに又兵衛を死なせてしまいました、って
嘘だよね

    長政にしたら(ザマァ〜)だったんじゃ?

    なんかココいやらしかった
    帳尻合わせみたいで



淀殿
   助命嘆願の儀は叶いませんでした、に

   わたくしは今まで小谷・北の庄と2度の落城を味わいましたが
   この大坂城だけは決して落ちぬと思っておりましたが
   浅はかでした。

   向こうで太閤殿下が待っておられる

   さらばじゃ


        反省の弁はソコ?
        やっぱりおね様が指摘したように「城」の大きさに対する過信?


           みんなに有難うって言ってから逝った?
[91]空の青海のあをさんからのコメント(2014年12月23日 07時51分18秒 ) パスワード

家康


   終わったか
   如水
   お主と約束した戦さ無き世がようやく始まるぞ



お光

   ようやく終わりましたか
   長かったこと

   殿?
   よく生き抜かれましたな


杖が藤の木に立て掛けてありましたね。



59年の人生だったのですねえ。


   「おもひをく  言の葉なくて  ついにいく 

       道は迷はじ  なるにまかせて」



やっぱり家康はスゴイというのを結論として見せつけられた。
そして、おね様の賢さにも改めて目から鱗にさせられた。


官兵衛は家康に敗れ、子にも敗れたのねえ。 
でも父親には子に乗り越えられるのが1番の満足。

   以って瞑すべし 
[92]空の青海のあをさんからのコメント(2014年12月24日 05時57分26秒 ) パスワード

今回の「負け戦さ」の仕方について



官兵衛のは局地的には勝ってたのに大局で負けた。
上杉と同じですね。

   要するに戦略で負けた。
   家康の勝ち。


潔く負けを認めて兵を引いておとなしくしていたのは良かった。
まさか自分の息子に裏切られるとは予想してなかったのでしょうか?
オレも焼きが回ったな、と?



   この思いは三成も同じだったでしょうね。
   まさか小早川(豊臣の身内)に裏切られるとは!


   そして安国寺恵瓊も。
   まさか吉川が裏切るとは。
   その上に小早川まで?


       その点、小西行長の場合は自分を呪ってたのかしら?
       オレって何でいつも貧乏くじを引く?
       大丈夫だと思ってたのにぃ

       神様デウスさま、なんで?


淀殿のは旧陸軍と同じですね。
有力武将はいないし、資力も無いし武器も無いのに、勝ち目無いの分かってて、戦争に突っ込んだ。
そしてギリギリまで頑張って滅んだ。

「助命嘆願の儀は叶いませんでした」
あそこまでいけば無条件降伏しか無かった。


ま、女の考えることだから
「向こうで太閤殿下が待っておられる。さらばじゃ」
というのは

「秀吉に言いつけてやる。末期の代まで祟ってやる!」
でしょうか?


ああいう決着の付け方。
日本人にはあるのかもね。


引き際。
官兵衛だって引き際を、ちと、間違えた。


でも良い脚本だった。
そして演出も良かった。

   細かいところが心にくかった。
[93]空の青海のあをさんからのコメント(2017年04月10日 03時26分24秒 ) パスワード

http://www.news-postseven.com/archives/20170409_507161.html

片岡鶴太郎 『軍師官兵衛』で鼻を赤く塗った理由
2017.04.09



 映画史・時代劇研究家の春日太一氏がつづった週刊ポスト連載『役者は言葉でできている』。今回は、モノマネ芸人としてキャリアをスタートした片岡鶴太郎が役者の道も歩むようになり、時代劇に出演するようになったときのことを語った言葉をお届けする。

 * * *
 片岡鶴太郎は1991年の大河ドラマ『太平記』で狂気の権力者・北条高時を演じて主人公の足利尊氏(真田広之)と対峙、作品前半を大いに盛り上げた。

「最初の撮影は足利でのロケで、闘犬のシーン。真田さんが犬に引きずりまわされているのを『まわれ、まわれ』と喜ぶ芝居があるんですが、セリフを読んでいると声が高くなる。ちょっと狂気っぽいような。その案に監督も乗ってくれたので、ああいう演技になっていきました。

 自分には政治はできないことを悟っていて、それよりも和歌や音曲を愛する男の悲哀や、死を常に覚悟しながら滅亡を迎えるやるせなさを意識して演じましたね。ただの天上人より、やっぱり悪役がいいですから」

 その後も、大河では『毛利元就』では野心家の家老・井上元兼、『軍師官兵衛』では身勝手な主君・小寺政職と、主人公に立ちはだかる役を演じている。

「元兼は監督から『田中角栄』でやってくれと言われました。ですから、『計算に強い野心家』というのは意識しましたね。

 小寺の時は『金子信雄でやってください』です。『仁義なき戦い』の親分。それで撮影初日に鼻を赤く塗りました。決断せず周りを見ながら、てめえだけが生き残りたい。そういう自己保身のみみっちさや何かを探る臭覚を鼻で表現したかったんです。

 ヒントは、舞台を終えたコメディアンですね。舞台用に鼻毛とかを顔に描いているのに、その顔のまま楽屋で付き人に怒る。これが実に怖いんですよ。それと同じで『官兵衛は生かしておけん』となった時に、この鼻の赤さが怖いだろう、と」

 2000年にスタートした東映京都撮影所の時代劇シリーズ『八丁堀の七人』では同心役を演じ、与力の村上弘明との身長差コンビが人気を博した。




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『毛利元就』の野心家の家老・井上元兼のことは100%記憶に無いです。
残念っ

小寺の殿の赤っ鼻は「飲兵衛」だからだとばかり思っていました。
お酒に飲まれたダメ男の役への演出かな、と。
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