コメントの種類 :落人伝説
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祖谷(いや)の粉(こ)ひき唄
♪祖谷のかずら橋ゃ 蜘蛛の巣〈ゆ〉の如く
風も吹かんのに ゆらゆらと
吹かんのに 吹かんのに 風も
風も吹かんのに ゆらゆらと
♪祖谷のかずら橋ゃ ゆらゆら ゆれど
主と手を引きゃ 怖くない
手を引きゃ 手を引きゃ 主と
主と手を引きゃ 怖くない
♪祖谷の源内さんは 稗の粉〈ひのこ?〉むせた
お茶がなかったら むせ死ぬる
なかったら なかったら お茶が
お茶がなかったら むせ死ぬる
♪祖谷のかずら橋ゃ 様となら渡る
落ちて死んでも もろともに
死んでも 死んでも 落ちて
落ちて死んでも もろともに
♪粉ひき婆さん お年はいくつ
わたしゃひき木と うない歳
ひき木と ひき木と わたしゃ
わたしゃ ひき木と うない歳
徳島県祖谷地方に伝わる民謡です。
上の歌詞の中に出てくる源内さんは、かつて祖谷山全山の政所であった『喜多源内』を指すものと考えられます。
徳島県内の民話などにも『源内』さんは登場するのですが、上記歌詞にある様に〔お茶が無かったらむせ死ぬる〕とは、穏やかでは、ありません。
どうにも、この歌詞が気になっております。
何某かの真実、状況をつたえているのでしょうか?
どなたか、郷土史などにお詳しい方がいらっしゃれば、是非とも御解説を賜りたく存じます。
宜しくお願い申し上げます。
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