キーワード:平家落ち人 苦言 コメントの種類 :書籍・文献
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わたしは平家落ち人家系の1人です。
最近、ネットにも平家関連のhp.が増えて、とても嬉しいですし、
平家琵琶も今も継承され続けていて、しかも公演料の発生も無いという
ことで、とても感動しました。
しかし気になることもあり、当のわたしたちは哀しみを未だ抱えて
いるものであるけれど、歳月と共に、ただの物語 として歩き始めて
しまっている、ということが少々気になる昨今なのでした。
わたしにとっても、そんなに大きく占めている訳でも無いのですが、
事ある毎にがっかりすることもあったりします。
例えば、
朗読等で 楽しむ とかの、楽しむ という表現や
名場面 という表現をされても困りますし、
絵本では、数年前に かえると猫の平家物語 というものも
出ていたりします。
それらはちょっと失礼なのや、哀しいやらで、何だかな昨今
だったりするのです。
850年も前のことだなどと、軽く考えて欲しくは無い気がしています、
一緒に哀しめと言っている訳でもありません。
ただ、まだまだ平家の子孫は存在していて、今も落ち人集落で暮らして
いる人達も多いということは、解かって頂ければと思います。
それはもう時代だから、ゲームになってもパチンコになっても
仕方無いかもとも思います、またそれはそれで良いのでしょう。
何もかも時代で、仕方無いことなのかも。
一千年が1つの節目であるような気がしています。
わたしの人生がある間に、言い伝えのような何かが発掘される
ことがあるのかどうか、また、一千年忌にはわたしはこの世におりませんし。
まあいつかは、本当に昔話の1つとして、静かに語り継がれる日の
来ることを待っているような感じです、きっと寿命が尽きた後も。
平家物語は、わたしにも一生のものとして在り続けるでしょう。
失礼しました。
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