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 投稿番号:100644 投稿日:2004年05月04日 17時47分47秒  パスワード
 お名前:暇潰しのギャンブラー
千手の前の死

コメントの種類 :書籍・文献  パスワード

ちょっとメモです:

パラパラ読んでいたら千手の前の死亡時の様子がありました。
文治4(1188)年戊申4月22日より。



4月22日 戊子
  夜に入り、御台所の御方の女房(千手の前と号す)御前に於いて絶入し、則ち蘇生す。
  日来差せる病無しと。暁に及び、仰せに依って里亭に出ると。


4月23日 己丑
  御持仏堂に於いて法華経の講読を始行せらる。唱導師は阿闍梨義慶なり。これ毎月二
  十三日の式たるべしと。この日、御台所御祖母の忌日なり。


4月25日 辛卯
  今暁千手の前(年二十四)卒去す。その性太だ穏便、人々惜しむ所なり。前の故三位
  中将重衡参向するの時、不慮に相馴れ、彼の上洛の後、恋慕の思い朝夕休まず。憶念
  の積もる所、若くは発病の因たるかの由人これを疑うと。

[1]今井興四郎さんからのコメント(2004年05月13日 15時51分15秒 ) パスワード
  

日本古典全集刊行会板「吾妻鏡」巻八 文治四年戊申四月より
上記の部分です。

廿二日戊子。入夜。御台所御方女房(号千手前。)於御前絶入。則蘇生。日来無指病云云。及暁。依仰出里亭云云。

廿三日己丑。於御持仏堂。被始行法華経講讃。唱導師阿闍梨義慶也。是可為毎月廿三日式云云。此日。御台所御祖母之忌日也。

廿五日辛卯。今暁千手前卒去。(年廿四。)其性大穏便。人人所惜也。前故三位中将重衡参向之時。不慮相馴。彼上洛之後。恋慕之思朝夕不休。憶念之所積。若為発病之因歟之由。人疑之云云。

以上です。

全文入力済みですが、著作権が切れる2008年にホームページにて公開予定です。

[2]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2004年05月14日 00時54分23秒 ) パスワード
  

ありがとうございます。
よろしくお願い致しますね。
でも2008年ですか。(遠い〜)


>今暁千手前卒去。(年廿四。)其性大穏便。人人所惜也。

素晴らしい女性だったというのが分かりますね。
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