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一般的には『公達』とは、
公達：親王・摂家・清華(せいが)など上流貴族の子弟（大辞林 第二版）」
とされています。
『摂家』『清華』とは、下記URLによると、
http://wolfpac.press.ne.jp/kuge.html
摂家：大納言・左右大臣を経て摂政・関白に昇任できる家。近衛・九条・
一条・二条・鷹司の5家。執柄家ともいう。
清華：近衛大将と大臣を兼任し、太政大臣を極官とする家。転法輪三条・
菊亭（今出川）・徳大寺・西園寺・花山院・大炒御門・久我・醍
醐・広幡の9家。英雄家ともいい、また明治以前は華族といえばこ
の家柄のことを指した。
とあります。
また、『殿上人』『上達部（かんだちめ）』『君達』の意味を見ると、
殿上人：四・五位の官人と六位の蔵人で、清涼殿の殿上の間に上ること
を許されたもの。
上達部：三位以上の貴族。公卿。
君達：殿上人のうち特に公卿の家柄の若者。
一方、『平家公達』として使われている公達とは、おそらく、公家平氏、
武家平氏ともに、上記でいう『殿上人』以上の人物を指して使われている
と思います。即ち、当時数多の五位以上を輩出した、公家平氏では、平時
信の一統の子弟を、また武家平氏では、平忠盛の一統の子弟を指して使わ
れていると思います。
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