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 投稿番号:100522 投稿日:2003年06月19日 13時28分47秒  パスワード
 お名前:まき
作者
キーワード:平家物語の作者って?
コメントの種類 :質問  パスワード

もう、ほんとにこの様な質問ですみません。
恥ずかしながら、ネットで調べていたらここにたどり着きました。
誰がどのようにして書いた物なのか、
簡単に教えてくださいませんか?
あまりに常識らしく、どこにも本屋の本にも書いていないのです。

[1]川口 信さんからのコメント(2003年06月19日 13時38分28秒 ) パスワード
  

まきさん、初めまして。

 とりあえず、同じこの部屋の過去ログからお読みになってください。そのうちに良い答えが。

 http://www.hikoshima.com/bbs/heike/100310.html
[2]宮本さんからのコメント(2003年06月19日 16時09分54秒 ) パスワード
  

こんにちは、はじめまして。

高良大社の平家物語の本には、こんな伝説があると大学の先生から聞いたことがあるような気がします。やっぱりきちんとした形で文字にしたりしていないと、人によって違ってきたりしますよね。だから、それまで口伝えで伝承されていた平家を一つに整理しようということで、なんとか天皇から、明石覚一という琵琶法師が、「お前を正当とするから、お前の平家を他の琵琶法師たちに伝えなさい」といわれて、それで本になったものが、高良大社にある平家だというような伝説だったと思います。すみません、私もよく分かってませんが…なにかヒントになるのではと、書いてしまいました…。すみません。
[3]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2003年06月19日 21時59分26秒 ) パスワード
  

>明石覚一という琵琶法師

あ、それで系統の1つが「覚一本」なのですか。

是非是非明石覚一法師のエピソードはあちこちで御紹介になってあげてください。
良い御供養になると思います。
[4]淺井真衣さんからのコメント(2003年06月19日 23時04分07秒 ) パスワード
  

『平家物語下』水原一氏。新潮社(新潮日本古典集成)の解説のP398以下に詳しいです。
その説の内の1つ、「徒然草」烏丸光広奥書本 第二百二十六段です。

 原本
\後鳥羽院の\御時、\信濃前司行長、\稽古の\誉\ありけるが、\楽府の\御論義の\番に\めされて、\七徳の舞を\ふたつ\忘れたりければ、\五徳の冠者と\異名を\つきにけるを、\心うき\事にして、\学問を\すてゝ\遁世したりけるを、\慈鎮和尚、\一芸\ある\者をば、\下部までも\めしをきて、\不便に\せさせ\給ければ、\此\信濃入道を\扶持し\給けり。\此\行長入道、\平家物語を\作りて、\生仏と\いひける\盲目に\教て\かたらせけり。\さて、\山門の\ことを\ことに\ゆゝしく\かけり。\九郎判官の\事は\くはしく\知て\書のせたり。\蒲冠者の\事は\よく\しらざりけるにや、\おほくの\ことゞもを\しるしもらせり。\武士の\事、\弓馬の\業は、\生仏、\東国の\ものにて、\武士に\問聞て\かゝせけり。\彼\生仏が\生れつきの\声を、\今の\琵琶法師は\学びたる也。

 総ひらがな版
\ごとばのゐんの\おんとき、\しなののぜんじゆきなが、\けいこの\ほまれ\ありけるが、\がふの\みろんぎの\ばんに\めされて、\しちとくのまひを\ふたつ\わすれたりければ、\ごとくのくわんじやと\いみやうを\つきにけるを、\こころうき\ことにして、\がくもんを\すてて\とんぜいしたりけるを、\じちんくわしやう、\いちげい\ある\ものをば、\しもべまでも\めしおきて、\ふびんに\せさせ\たまひければ、\この\しなののにふだうを\ふちし\たまひけり。\この\ゆきながにふだう、\へいけのものがたりを\つくりて、\しやうぶつと\いひける\まうもくに\をしへて\かたらせけり。\さて、\さんもんの\ことを\ことに\ゆゝしく\かけり。\くらうはうぐわんの\ことは\くはしく\しりて\かきのせたり。\かばのくわんじやの\ことは\よく\しらざりけるにや、\おほくの\ことどもを\しるしもらせり。\ぶしの\こと、\きうばの\わざは、\しやうぶつ、\とうごくの\ものにて、\ぶしに\とひききて\かかせけり。\かの\しやうぶつが\うまれつきの\こゑを、\いまの\びはほふしは\まなびたるなり。

平家物語協会のホームページより引用しました。
[5]宮本 あらため ひにゃさんからのコメント(2003年06月19日 23時14分38秒 ) パスワード
  

あ、いま、高良大社蔵覚一本の第四分冊(最終巻)を見ていたら、
一番最後のページに覚一の名前がありました。
沙門覚一とあります。由緒みたいのも書いてあるみたいですが漢字だらけで…

ハンドルネーム変更させていただきます。
[6]ひにゃさんからのコメント(2003年06月19日 23時18分19秒 ) パスワード
  

http://lw9fd.law9.hotmail.msn.com/cgi-bin/getmsg?curmbox=F000000001&a=851aace63e2e710271dbbc0e64616e42&msg=MSG1056031727.24&start=452236&len=7190&mimepart=3&vscan=scan

携帯電話で撮影したので、見れるかわかりませんが…
駄目だったらごめんなさい。
高良本の覚一の名前が写っているはずです。
[7]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2003年06月19日 23時27分23秒 ) パスワード
  

残念
見られませんでした。
[8]淺井真衣さんからのコメント(2003年06月20日 13時20分25秒 ) パスワード
  

「奥書」で、下記の文です。
「平家物語協会」入力 高良大社蔵平家物語「平家(へいけ)灌頂巻(くわんぢやうのまき)」より

100−オ
于時応安四年〈 亥辛 〉三月十五日、平家物語
一部十二巻付灌頂、当流之師説、伝受之
秘决、一字不闕以口筆令書寫之、譲与定一
検校訖。抑愚質余算既過七旬、浮命難
期後年、而一期之後、弟子等中雖為一句、
若有廃忘輩者、定及諍論歟。仍為備後
証、所令書留之也。此本努々不可出他所、又
不可及他人之披見、附屬弟子之外者、雖為
100−ウ
同朋并弟子、更莫令書取之。凡此等条々
背炳誡之者、仏神三宝冥罰可蒙厥
躬而已。
             沙門覚一

応安四年は、1371年で、覚一はこの年6月29日に没しています。
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