[1] | 暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2003年06月11日 02時32分29秒 ) | パスワード |
太郎さん
ありがとうございます。
ぺこり
ま、その席にいた訳じゃないのでよく分かりませんが、
「平家にあらずんば人にあらず」と豪語したのは
清盛の妻の弟(または兄)だったそうですね。
源頼朝の父義朝を暗殺した長田が褒美に尾張国が欲しいとおねだりした時
「なんと図々しいことを!
主人を殺したヤツだから主人殺しとして手足の指を1本1本切られても当然だ」
と言ったのは家貞だそうですね。
平家が滅んだ今は全て清盛が言ったように語られています。
ま、主人は部下の責任を取るべきですから
清盛が言ったとされるのが簡単で分かり易いという事になりますね。
[2] | 暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2003年06月11日 02時33分28秒 ) | パスワード |
>そのとき家継たちがどのように描かれるのか。
>家継ファンとしてとても気になるところです。
はい
是非書き込んでください。
[3] | 川口 信さんからのコメント(2003年06月11日 08時59分24秒 ) | パスワード |
太郎さん、良く気が付きましたね。私も池宮平家が大好きですが、読んでいてもそのまま通り過ごしてしまいました。
>鹿ケ谷の陰謀の首謀者の一人、西光をつかまえたあと、顔をふんづけたり、西光 の言葉に激怒して口を引き割いたり。
>これらは「平家物語」ではすべて、激怒した清盛がやったことになっている部 分ですね。
そうですね。他のスレに書き込んだのですが、池宮平家上巻を発刊した際の広告の「サブタイトルに「巨悪 平清盛こそ救国の英雄」
強固な藤原官僚体制に挑み、雄大な国家構想の実現を図る改革者の壮絶な「意志」
池宮史観がまったく新しい清盛像を刻む渾身の大作」とあります。なので、清盛を良く書きたかったのではないでしょうか。
家継が西光を懲らしめる文は多分「平家物語」巻二の第十三句の多田の蔵人返り忠に出てくる文だとおもいますが。また他の「平家物語」では巻第二の西光が被斬にも書かれておりますが、家継がやったとは何処にも書かれておりません。
入道相国、もってのほかにいかれる気色にて、素絹(そけん)の衣のみじかやかなるに、白き大口踏みくくみ、聖柄(ひじりつか)の刀まえだれにさしはらし、しばらくにらまへて立たれたり。とあり、
【清盛と家成と西光】の注があります。西光の雑言に中御門家成邸に出入りした高平太清盛をすっぱ抜いたのが面白い。語り物系では説明不足だが、延慶本に「継母ノ池ノ尼公ノアワレミテ」とあるので納得できる。忠盛の後妻宗子(池尼)は家成とはいとこ同士なのである。家茂るは当代無双の徳人(富家)。鳥羽院政第一の権臣で{挙げて天下の事一向ニ帰ス家成」『長秋記』とさえ言われた。中略・・・ところで西光は下賎の出だが院の寵を受け、お声がかりで家成の養子になった。高平太時代の清盛の弱味も知りぬいていたはずで、家成の恩を忘れたように成親や自分を処断する清盛に抑えようのない憤りにも燃えていたのであろう。
上記文章は新潮社版の「平家物語」のですが、同書は巻第十二の第百二十句 断絶平家で終りですが、普通は灌頂巻で戦(いくさ)の生々しさを静め、最後をしめくくっております。色々な「平家物語」を読み比べるのも勉強になります。
これからも沢山のコメントをお待ちしております。
[4] | 太郎さんからのコメント(2003年06月14日 18時15分20秒 ) | パスワード |
ギャンブラーさん、川口さん、有り難うございます。
池宮「平家」、出るはずの下巻がなかなか出ませんね。
楽しみに待っています。
(宮尾本平家物語がNHK大河ドラマの原作に選ばれたとなると、そっちも読まなければ、という気になります)
[5] | 太郎さんからのコメント(2003年06月26日 12時19分11秒 ) | パスワード |
池宮平家の下巻、昨日発売だったのでさっそく買って読み始めました!!
発売日に本を買うなんて、週刊誌とか以外にはなかった気が。。。
家継、活躍してますよ。平家の精鋭軍団を率いて戦ってます。
家継ファンとしてはこの先がとても楽しみです。
ちなみに池宮平家、面白いのですが、少々「くどい」とも感じます。
新聞に連載されていたことも関係しているのか、同じことの説明が多いです。同じことを言い方や角度を変えながら、あちこちで何度も繰り返し説明している、という印象をぬぐえません。昨日も読んでいて、「またかよ」と、思わず大きなためいきを喫茶店でついてしまいました。
老人がよく、同じ話題を何度も話してしまうのに似ている気も。。。
単行本とかにするときは、もう少しここら辺を整理したらいいのでは?と思いました。
[6] | 川口 信さんからのコメント(2003年06月26日 13時08分29秒 ) | パスワード |
太郎さん、羨ましいです。
まだ本屋さんから連絡がありません。
そう焦らずにゆっくりと噛み締めて読んでください。
家継は登場しましたか?
イケナイ、あんまり聞いてしまうと読む楽しみが無くなってしまう。
[7] | 太郎さんからのコメント(2003年06月27日 11時44分20秒 ) |
本人によりコメントは削除されました。 2004年08月07日 01時25分51秒
[8] | 暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2003年06月27日 12時00分51秒 ) | パスワード |
文庫本で発行されたら知らせてください。
[9] | 暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2003年06月27日 12時01分49秒 ) | パスワード |
池宮さんは盗作騒ぎがあったから
それで精神的に落ち込んでたのかしら?
そんな風に思いました。
[10] | takahiroさんからのコメント(2003年06月27日 12時19分45秒 ) | パスワード |
http://www.worldtimes.co.jp/col/jk/jk030404.html
の騒動のことですね。
『島津奔る』は私も感銘を受けた小説でしたので、盗作が認められ絶版・回収
処分になるとは残念でした。池宮氏、絶版・回収は『遁げろ家康』に続き2度
目であったとの事、今回の『平家』(下巻)の最後の「あとがき」は、そうし
た経緯の中、弁明的に書かれた文章のようにも読めました。
[11] | 川口 信さんからのコメント(2003年06月27日 13時30分54秒 ) | パスワード |
takahiroさん、URLを見てきました。有難う御座います。
そんな騒ぎがあったとは全然知りませんでした。無知で情けない(涙)
文中に出てくる本たいがい読んでいるのですが、小説は小説と認識して何時も読んでいますので、あまり気にしたことがありませんでした。
家康:本能など池宮本は好きなのですが。
太郎さん、期待が大きかっただけに残念でしたね。
私のところには本はまだ到着してません。
たぶん来週になるかも知れませんがあまり期待しないで読んでみます。
[12] | 太郎さんからのコメント(2003年06月27日 23時52分47秒 ) | パスワード |
>ギャンブラーさん、takahiroさん
池宮氏の絶版・回収は2度もあったのですね。池宮氏の作品を読むこと自体、今回が初めてだったので、全然知りませんでした。
上記URLを見ると、司馬氏の小説を参照したということを、参考文献の箇所に明記してあれば問題なかったようですね?
大騒ぎになって、そういう意味では気の毒でしたね。
盗作と認めたのは誰なのでしょう。裁判でもあったのでしょうかね。
>川口さん
期待が大きかった分、リアクションも大きくなってしまいました。
どこまでも率直な感想を述べさせてもらいましたが、どうか「あまり期待しないで」とか言わずに、楽しみながら読んでくださいね!
[13] | 通りすがりさんからのコメント(2003年08月01日 22時50分37秒 ) | パスワード |
>上記URLを見ると、司馬氏の小説を参照したということを、参考文献の箇所に明記してあれば問題なかったようですね?
池宮氏の場合、そういう問題じゃないと思いますよ。
このサイト参照。
http://members.tripod.co.jp/shirohata1180/ikemiya.html
[14] | 太郎さんからのコメント(2003年08月29日 18時23分50秒 ) | パスワード |
通りすがりさんが紹介してくださったサイトには、以下のような角川書店側からの反論がありましたね。
おそらく、多くの著者が、いわゆる古典だけではなく、その後現代に至るまでに発表された著作物を様々な形で利用してきたのではないでしょうか。ある場合は、文中の気に入った表現だったかもしれません。またある場合は場面の設定だったり、登場人物の名前だったりしたかもしれません。そうした先人の著作の上に成立した著作物がまた、次の著者たちに利用されていくのではないでしょうか。
こうした過程を遡り、最初の発表がどこであったかを追及したり、一度発表された表現、アイディアを二度と使用してはならない、といった原理主義に陥ることは不毛だと考えます。
著作権侵害にならない限り、先人の業績を利用することは認められるべきでしょう。さもないと、執筆活動そのもがこの世界に存在出来なくなってしまうと愚考いたします。同じ理由で、著作権侵害の解釈は厳密であらねばならないとも考えます。
そして、弊社で刊行いたします『平家』については、こうした著作権上の問題は一切無いと自信を持っております。
これを読んでみると、
「文中の気に入った表現」「場面の設定」「登場人物の名前」などの利用は、「先人の著作の上に成立した著作物」として許され、それがまた「次の著者たちに利用されていく」のも自然なことだ、という言い方ですね。
一方で、「著作権侵害にならない限り、先人の業績を利用することは認められるべきでしょう」と言って、一定の制約があることも認めている。
問題は、池宮「平家」が著作権侵害をしていないと「自信を持っております」の理由ですが、この反論を読んだだけでは分かりませんね。
そもそもどういう場合に著作権侵害になるのか、その例が知りたいなあ、と思いました。
[15] | takahiroさんからのコメント(2003年08月29日 23時35分05秒 ) | パスワード |
太郎さん
お久しぶりです。
以下の記述、私は池宮氏の『平家』を誹謗する意図は全くないですが、
(楽しく読みましたので)
上記について、「通りすがり」さん紹介のサイトを見てみましたが、これを見る限りでは、著作権侵害の疑いにより発売元(新潮社)より絶版回収となった、『島津奔る』と同じパターンです。
唯一の違いは、『島津奔る』には後書きがなく、『平家』では後書きにて参考文献が著者自身により挙げられているという点です。
>そもそもどういう場合に著作権侵害になるのか、その例が知りたいなあ、
>と思いました。
出版元の新潮社により自主回収の決定がなされ、現在は書店から撤去されてしまっている『島津奔る』は、「著作権侵害」の恐れが出版元により認められた一例であると思われますが、ただこの小説は、私は純粋に非常におもしろく読みましたので、難しいですね。
[16] | takahiroさんからのコメント(2003年08月29日 23時41分57秒 ) | パスワード |
[10]にて紹介しましたURLに以下の文章があります。
http://www.worldtimes.co.jp/col/jk/jk030404.html
「文学であれ芸術であれ、人間の営みに全く新しいなどということはない。過去を踏まえなくては一歩も踏み出せないのだが、池宮氏のケースは、その程度が過ぎたことと、司馬氏の作品を踏まえた事実に全く言及しなかったことに特徴があった。悪質な盗作ではないだけに、編集部ともども、もう一工夫あってよかったのではと思う。」
上記の文章を踏まえると、『平家』では後書きにて、司馬氏の作品が参考文献に挙げられていますので、問題はないという事なのでしょうか。
[17] | 太郎さんからのコメント(2003年08月30日 00時30分51秒 ) | パスワード |
takahiroさん、おひさしぶりです。
やはり、参考文献として挙げることが重要なのでしょうね。
あとは多分、セリフや描写が丸写しといえるほど酷似していないことなども重要なのかも知れませんね。
機会があったら、判例とかも見てみたいな、なんて思いました。
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