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 投稿番号:100492 投稿日:2003年05月04日 00時21分09秒  パスワード
 お名前:読書家
「平家物語」の現代語訳
キーワード:平家物語 現代語 訳
コメントの種類 :書籍・文献
本人によりコメントは削除されました。 2004年08月07日 01時27分51秒
[1]服部 明子さんからのコメント(2003年05月04日 02時14分50秒 ) パスワード
  

はい、吉川作品は創作が凄いと思ってます。
「宮本武蔵」でも吉川作品のおかげで日本一の剣豪になったと思います。
でも吉川英治はよく調べています。
資料収集の弟子に良い人がいたのだと思います。


最初吉川作品をお読みになってから古典文庫にお入りになってはいかがでしょう?

だいたい内容が分かっていれば古典でもかなり読めますよ。
誰の現代語訳で読んでも、やっぱり古典で読まないことには読んだとは言えないので
(これをすると泥沼に嵌り込みますが)
やっぱり吉川平家が入り口だと思います。

最近出ている池宮彰一郎の「平家」や宮尾登美子の平家なども読んでから古典に入ると良いのですけど
そうすると時間が・・・


私はやっぱり吉川平家を推薦します。
時間があったら池宮平家を読んでみてください。
[2]読書家さんからのコメント(2003年05月04日 04時31分05秒 ) パスワード
  

なるほど、創作といっても、しっかり調べた上での創作なのですね?
それなら、説得力があるかも知れませんね。

ちなみに今日、中央公論社から出ているマンガ日本の古典シリーズの「平家物語」を友達から借りて、三巻とも全部読みました。横山光輝という人が描いたものです。
おおざっぱにとらえることは出来ましたが、「平家物語」は後半、がたがたと崩れてゆく感じがして、読んでいてつらいですね。
知盛と、能登守教経だけが最後まで輝いていた感じで、好感がもてました。

マンガ三冊読むのもなんだかつらかったのに、これが16巻とかの吉川平家になったら、もっとつらくなるのではないか、と思ったりします。

滅びの美学と言われますが、どういう部分が見所なのですか? 
お話として味わい深いのはどこら辺なのでしょう? 
[3]服部 明子さんからのコメント(2003年05月04日 11時35分57秒 ) パスワード
  

>滅びの美学と言われますが、どういう部分が見所なのですか? 
>お話として味わい深いのはどこら辺なのでしょう? 

いやぁ〜
全編凄いです。

平家だけでなく源氏方の木曾どのの乳兄弟妹とのお話だっていいですし。
特に義仲と今井の永遠の別れのシーンは泣けます。

平家が滅びた後のお話でもまだまだ泣かせてくれます。

登場人物の1人1人に美しく哀しい身の上があります。
今に伝わる伝説もいいし。


自分は人としてどうありたいか・どう生きたいのか
そういうのを問われます。


読書家さんの御先祖さまが源氏方だったか平家方だったか
それが分かればもっと面白いですよ。
読書家さんの御先祖さまの中世に生きた人々のお話でもあるのですから。


平家物語はかなりの脚色がしてあるけど
御自分の800年ほど前の御先祖さまが何を考えてたか
そんなのがちょっとは分かる気がして来ますよ。

「平家物語」は歴史の中の史実を基にしてるから
当時の人々がどう生きたのか
どんな人々が存在してたのか
日本人のなりたちというのも読めるし

日本人の原点を考えるのにも大いに寄与してるし

小説として読んでもいいし
御先祖さまの記録として読んでもいいし。

古典を読むと日本語の勉強にもなるし
外国語を読む時にも助かるし
是非是非古典の平家物語をいつか読んでください。


横山光輝の漫画でしたら「三国志」もお薦めです。
こういうのから古典に入るというのがいいですね。
面白かった部分だけ古典で読んでみる。
そういう読み方でいいと思いますよ。

もう1度横山光輝の「平家物語」を読み直して
どこが面白かったか
面白かった部分を文語で読んでみる。

そうやって慣れていけば良いのです。
[4]読書家さんからのコメント(2003年05月04日 12時37分10秒 ) パスワード
  

>木曾どのの乳兄弟妹とのお話、義仲と今井の永遠の別れのシーン

これはマンガにはなかったですね(^^;)

>登場人物の1人1人に美しく哀しい身の上があります。
>今に伝わる伝説もいいし。
>自分は人としてどうありたいか・どう生きたいのかそういうのを問われます。
>読書家さんの御先祖さまが源氏方だったか平家方だったかそれが分かればもっと面白いですよ。
>日本人のなりたちというのも読めるし、日本人の原点を考えるのにも大いに寄与してるし
>小説として読んでもいいし
>古典を読むと日本語の勉強にもなるし

なるほど、これはいろいろな位置付けが出来ますね!!
そういうことも意識しながら読んでみたいと思います。
ちなみに、吉川平家を読む前に、読んでみようかと迷ってるものがあります。

「平家物語」杉本圭三郎(講談社学術文庫)全12巻
日本古典文学全集「平家物語」(1)(2) 市古貞次 校注・訳(小学館)

ですが、これはおすすめですか?
ある個人系サイトで強くすすめていたのですが。。。
[5]淺井真衣さんからのコメント(2003年05月04日 20時38分23秒 ) パスワード
  

どちらもお勧めですが、後者の方は、1994年の新編の方がよろしいです。旧のは、昭和48,50年度(1973,75)です。
他に、葉子十行本 (室町中期。覚一本から流布本へと至る過渡的な本文。米沢市立図書館他蔵。)の『平家物語全注釈上・中・下一・下二』冨倉徳次郎。角川書店。昭和41・42・42・43。口語訳・語釈・解説・語り・索引・年表を付しています。
どちらも図書館に有ると思います。
[6]服部 明子さんからのコメント(2003年05月04日 22時21分26秒 ) パスワード
  

<木曾殿御最期>のくだり

私にとって「平家物語」で1番好きな箇所です。
美しいと思います。
日本人にとって「男の友情とは?」「主従のあり方とは?」が描かれていると思うので
日本人のメンタリティの最高の場面と思います。

でも
「義仲は阿呆だ、間抜けだ」
という書き込みを見たことがあって
この時はビックリ仰天しました。

私には「命の重さ」を考える箇所なんですが
解釈にはいろいろあるんだな〜
と。


平家物語に出て来る人物はもの凄く多いので読み甲斐があります。

「源平盛衰記」も参考になさってください。
こちらは従軍記事って感じでもっと詳しく週刊誌的面白さがあります。
「平家物語」を別の角度から読む感じです。

いろいろな読み方がこの世にあって良いのです。
読んで自分の将来にプラスになればいい。

今井四郎にすれば「殿はなんで自分が敵を防いでいる時に逃げてくれなかったのか」と思ったでしょう。
その思いが「木曾どのは馬鹿だ!」になったのだと思います。

だけど自分の為に命を捨てた乳弟を思う心の為に自分もまた首を取られることになったというのは
人として当然!
だからこのシーンが好き。

なんで逃げてくれなかったのだ!という今井の心を考えれば「殿は馬鹿だ!」とも言いたくなる。


どう解釈するかは自分です。

木曾どのがあそこで逃げおおせてたら精神的に耐えられなくなったでしょうし
生け捕りになってたら世間の笑い者になったでしょうし

木曾義仲の最期は物凄く考えさせられる章です。
[7]服部 明子さんからのコメント(2003年05月04日 23時02分43秒 ) パスワード
  

子供の時に「万寿姫」という子供向けのお話を読んだことがあります。

牢屋に入れられたという母を捜しに敵地に赴き下女となり
苦労の末とうとう母を見つけ
そして自分も捕らえられるのですが
その心根をあっぱれとして母娘共に許されるお話。

この万寿姫というのは木曾義仲の侍大将の手塚の娘だったそうで
許したのは鎌倉関係者(頼朝か時政でしょう)。私は時政だと思います。


人の生き方を読むにも書くにも古典は参考になります。
たくさん本を読みなさいとは簡単に言いますが
結局は古典を読まなきゃ。
中世を読まなきゃ。

私はいろいろ読みましたが子供の時に「日本の古典」を読まなかったというのが残念です。
日本人なんだから自分の国語である基になる中世を読まなきゃいけなかったのです。
私は翻訳物が好きで、下手くそな翻訳の日本語を読んでたのが今はくやしいです。
美しい日本語を読まなきゃいけなかったです。


周りの賢い人達は(美智子皇后さまも含めて)
小学校あたりで古典を読んでるのですよ。

賢い人と私の差は歴然です。
どんな本を読んでるかで頭の中身も読まれてしまうというのが大人になってから分かりました。

賢い人はどんな本を読んでるか
誰かぶちあけ話を教えてくれてたら
私は人生を遠回りしなくて済んだのにと悔しいです。
今さら遅いけど。


今はね帰国子女でもない学生が将来英語を勉強したいって言うと
「日本の中世が読めないんだったら外国語は無理だ」
と答えています。
つまり国語力が無いということ。


もう1例書きますと
私の友人の某国立大学で医学部の学生を教えている人の話では
「自分の専門を通してアメリカ人の言ってる事が理解出来る」んだそうです。


読書家さんも御自分のお好きな部分から古典に入ったら良いのですよ。
既に理解してる内容から文語ではどう書かれているか読んでいくのです。


日本の勉強の仕方は文法から入っていくので

6年古語を勉強しても読めない
6年英語を勉強しても読めない

日本の子供が日本語を文法から覚えたか?
英国の子供がエイゴを文法から覚えたか?


「平家物語」は長いので
最初ッから順番に読んでいこうとすると退屈・・・やがて飽きて結局最後まで読めません。
それより血沸き肉踊った箇所から読んでいってください。
[8]読書家さんからのコメント(2003年05月04日 23時44分20秒 ) パスワード
  

>淺井真衣さん
大変参考になりました。ありがとうございます!!
けっこういろいろなものに目がいきがちな性格の私ですが、とりあえず一つずつ、確実に読んでいってみたいと思います。(受験参考書も、同じ科目のをいっぱい買いすぎて、消化不良を起こしていたタイプです)

>服部 明子さん
「源平盛衰記」と「平家物語」では登場人物の名前とか、細部の描写とかが違うんでしたっけ?いずれにしても、すごく参考になりそうな気がしました。特に、週刊誌的面白さってのが気になりますねえ。
なるほど、木曾義仲の最期は、歴史ものによくある「ここは拙者が防ぎまするゆえ、殿は生き延びて再起をはかってくだされ!」「あとで仇を討ってくだされ!」とかいう、「殿だけは死なない」のがお約束の場面なのに、逃げそこなって死んじゃったんですね?
それはかなり珍しいかも知れませんねえ!そういう意味で、やはり一味違いそうですね。個性がありますね。
早く読み始めたいです!!
[9]読書家さんからのコメント(2003年05月04日 23時58分04秒 ) パスワード
  

>服部 明子さん

>牢屋に入れられたという母を捜しに敵地に赴き下女となり苦労の末とうとう母を見つけそして自分も捕らえられるのですがその心根をあっぱれとして母娘共に許されるお話。

それって、それだけ聞くと「千と千尋の神隠し」みたいですね(笑)
でも、ああ、それも木曾義仲の話の延長上にあったんですねえ。

なるほど、古典を読むのは本当に重要なことですねえ。
「自分の専門を通してアメリカ人の言ってる事が理解出来る」っていうのは、なんだかすごいですね。どういう場合にそう感じるのか、その人になってみないと分からない感じがしますね。

そうですね、気に入った箇所から読んでいくのが、一番かも知れませんね。一見ぜいたくな読み方ですが、その方が身を入れて読め、続けられそうな気がします。
ありがとうございました!!
[10]服部 明子さんからのコメント(2003年05月05日 01時34分00秒 ) パスワード
  

読書家さん

木曾どのは「木曾の山猿」だとか「田舎者」だとかさんざん悪口が書かれています。
西行法師でも罵倒してます。

でも木曾殿の御最期は日本人の心を打つお話です。
今井四郎という出色の部下を持った幸せな主人として日本史に燦然と輝いています。
最期が良いから平家物語になくてはならない一方の主人公です。
「日本人としてどうありたいか」
それが書かれているという事です。
是非木曾殿の最期を読んであげてください。


木曾殿の軍が京の都に入って狼藉して嫌われたとか公家に馬鹿にされたと言われますが
そんなの吹き飛びます。

そりゃあ、戦争は勝たなきゃ意味が無いから
「義仲は負けて泥田でミジメに死んだ」と言う人もいるけど
どう死んだのか?
人間としての死を考えたら木曾どのの最期に美がある。


「源平盛衰記」は平家物語の参考文献として併読すると良いのですが
それには時間が無い!

名前は確かに違いがありますが
今でも
五木ひろしは売れなかったから何度も名を変えてるし
若乃花だっておじさんの名前を継いでるし
貴乃花はパパの名を襲名してるし
木樹木林?だって自分の芸名をオークションで売って改名してるし
私も戸籍の名前と違う名前で学生時代は呼ばれてたのをそのまま使ってましたし
名前はその時の都合で変わると思ってます。

漢字は当時は漢字制限なんてなかったから書く人の都合で勝手な漢字を使ってますし。


源平盛衰記で1番良く覚えているのが藤原(伊藤)景家の記事です。
この人は息子の景高が倶利伽羅峠の戦いに敗れてショックで死んでしまったとも言われていますが
源平盛衰記では都落ちをするのに景高の忘れ形見の幼子を老いた母に預けようと訪ねて行ったのですけど
母だって自分は80を過ぎているからいつ死ぬか分からないと言うのです。
それで幼子を懐に入れて都落ちに連れて行ったようです。
このくだりでも泣けます。


御自分の御先祖さまの名前を平家物語で探して
もっと詳しく知るのに源平盛衰記が役に立ちます。

昔の人も源平の戦いを読むのに参考文献にしたのかしら?と思います。
今で言うと「オールスター名鑑」みたい?
(笑)


>「千と千尋の神隠し」みたいですね(笑)

結局は「温故知新」という事ですね。
古典から主題を貰ってストーリーを作り更に新しい発想を加えて古典に負けないものを創作する。
「万寿姫」も「千と千尋」も日本人には分かり易いお話です。


>「自分の専門を通してアメリカ人の言ってる事が理解出来る」

私の姉が修士課程の論文を書いてた時に私に翻訳しろと言ったのです。
でも専門が全く違うので私には専門語をうまく日本語に翻訳できない。
専門語については姉には分かってるから私の下手くそな日本語を簡単にうまく日本語化出来るわけです。

私が通訳した時でもちょっと助けてあげれば姉には分かるのです。
put up は「泊める」という意味だとか
for good は「これからずぅ〜っと」という意味だとか
ほんの少しの手助けで。

ですから一生懸命勉強しておくと内容は日本語で分かってるから外国語でも何の話をしてるか分かるのです。


夫の親戚の男の子(アメリカ人)が京大に留学になった時
私が最初夏目漱石で日本語を教えました。
彼は「吾輩は猫である」を教材にしてくれとイキナリ言って来たのですけど
日本の中1程度の「坊ちゃん」なら私にも簡単に教えられるのでこれを使いました。

彼は日本では安部公房や大江健三郎を読んでたのですよ。
手紙を時々くれましたが既に私の日本語力を超えてました。

エイゴにしろ国語力があるというのは外国語つまり日本語も分かるという事なのです。
つまり中世が読めるということ。

彼はインタビューで「日本人のおばさんから源氏物語を習った」と言ってましたが
確かに源氏も教えましたが
私にすれば彼は脳力で理解出来る人だったという事です。

この男の子の知人は東大に日本の中世の古典の研究で行ってました。←お祖父さんも東大
日本人にもなかなか読めない古典が外国人に読めてしまう。
要するに国語力の問題なんです。

私が思うに小学校の5年生から古典を読ませなくてはいけないんですが
日本の学校教育は文法重視だから
古典を読む楽しさを教えずに「分解」とか「活用」とかに終始する
つまらない+難しい授業にしてしまう。

今は学校を終えて久しいのでどうしてああいう授業だったのか分かりますけど
古文の試験は苦痛でした。
今は結構いい点が取れるかもです。

文法が分かってりゃ学者になってたよ!
[11]たろ(読書家)さんからのコメント(2003年05月05日 14時46分44秒 ) パスワード
  

なるほど、自国語や自国の文化をよく勉強していれば、他国語や文化が分かったり、違う部分も見えてきたりしそうですね!

本屋で平家物語を注文したので、早く届かないかな、と思っています。
木曾どのの最期を読むのがとても楽しみです。
[12]服部 明子さんからのコメント(2003年05月06日 01時56分25秒 ) パスワード
  

>なるほど、自国語や自国の文化をよく勉強していれば、他国語や文化が分かったり、違う部分も見えてきたりしそうですね!

はい。
私は読書は好きですが国語力が無いのです。
そういうのが卒業してから良く分かりました。
年月が経つにつれて「あれはこういう事だったのか」というのが分かるようになりました。
入学時に分かってたら、無駄に過ごさなかったのに、と思います。


日本人で凄い人というのはいくらでもいますが
頼山陽という人は中国人もたまげる美しい漢詩を書く人だそうです。
「日本外史」は漢文調のリズム感溢れる日本人には読むべき歴史書です。

最近で日本語力が凄いと思う人に石川啄木がいます。
石川啄木は短歌や詩の世界の天才ですが
個人的には金銭的に人間が壊れてた人だから私は嫌いなのですけど
石川啄木の英文和訳を読んで(この人は天才だ!)と自分でも思いました。

短歌の世界で「天才」だと言われることに「ふぅ〜ん、そうなんだ〜」とぼんやり思ってましたが
英文を翻訳したのを拝見して彼の「言葉」(言語)における天才性というのが納得出来ました。

天才はどの言語に於いても言葉の使い方が分かってるんだと思いました。
それで石川啄木の言葉には命が吹き込まれているというのが分かって
彼の短歌や詩の価値が分かるように遅まきながらなりました。

また彼の妻の節子さんというのは
幼くして彼の言葉の天才性を見抜いていたというのが分かりました。
多分小学校ぐらいしか出てないと思うのですけどね。


国語力というのは生まれつき持って生まれてくる人と持たずに生まれてくる人の2つあるんだって思います。

持って生まれてこなくても
良い人に出会って本の読み方や文章の書き方を教えて貰えば
けっこういい線に到達できるのでは?と思います。


それにはやっぱり「古典」を読むということに回帰するんだと思います。

日本人である以上
日本人のメンタリティを形成していった中世を読むことが
日本人を理解し、かつ、自分を理解するのに役立つと思います。


義仲の最期で義仲が
「いつもはなんとも思わない鎧が今日は重いと感じる」
という台詞があって、この台詞もいいなと思います。

義仲がいよいよ連れて戦う武士が少なくなって
愛する巴に
「お前は早く落ちよ。男が最期に女と一緒だったとは世間の口にのぼりたくない」
と言います。

泣く泣く巴は落ちていくのですが
その行き駆けの駄賃に源氏の武士の首をねじ切って殺すのよね。
もう女の鑑です。


戦いは男世界のものですけど
日本には巴とか半額とかという男に負けない強い女性がいました。

甲斐の武田軍団に女性騎馬隊がいたというのは史実なのかよく知りませんが
武田信玄の映画には描かれています。3つぐらい描かれていました。


平家物語に出て来る女性達も読む価値のある姿でいろいろ描かれています。
どういう女性達があの時代生きていたのか、どう生きたのか
比べるのも楽しい作業です。
[13](たろ改め)太郎さんからのコメント(2003年05月06日 07時24分03秒 ) パスワード
  

>日本人である以上
日本人のメンタリティを形成していった中世を読むことが
日本人を理解し、かつ、自分を理解するのに役立つと思います。

う〜ん、これを聞いたら中世を読まずにはいられないですね!!

はやく平家物語が届かないかな〜
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