[1] | そりちゃんさんからのコメント(2003年03月22日 13時23分48秒 ) | パスワード |
「蛇婿殿」という伝承が富津市にあります。
それによると、
「金谷の田尻に住む緒方家は、平家の落人だ。」とあり、
壇ノ浦で逃げ延びた緒方倉之助という人物が祖のようです。
この緒方家に美しい娘がおり、ある時毎晩美しい若者が
娘のもとへ通ってきます。しかし、どこの誰なのかわからない。
娘は若者の着物にそっと糸をつけた針を刺し、若者が
帰ったあとを追います。
山奥の洞穴へ辿り着くと、針が心臓に突き刺さった大蛇が
苦しんでもがいています。そう、若者の正体は大蛇だったのです。
大蛇は死に、衝撃を受けた娘も屋敷の近くの池に身投げします。
以後、緒方家娘にはかならず右の腕に蛇のうろこのような痣が
あるともいいます。
そして、蛇の嫌いな鉄の針は使わず、銀の針を使うそうです。
[2] | 服部 明子さんからのコメント(2003年03月22日 13時26分07秒 ) | パスワード |
>緒方倉之助という人物
名前からしても平家ですね。
[3] | そりちゃんさんからのコメント(2003年03月22日 13時29分57秒 ) | パスワード |
姓氏の本によると、
緒方氏は豊後国(大分県)大野郡緒方郷が発祥地で、
この地の豪族・緒方三郎惟義は「平家物語」に
蛇神の末とあるそうです。
普通多くは「平氏」を称しているそうですが、
本当はそれよりも古い大神氏の流、とありました。
房総にも平家の落人伝説があったことを知り、
参考までに載せました。
富津市大堀の伝説は、また調べてみます。
[4] | 川口 信さんからのコメント(2003年03月24日 10時42分07秒 ) | パスワード |
これらの元となる文章が下記URLにありました。
「平家物語と緒方三郎惟栄」
http://www.coara.or.jp/~shuya/saburou/heikemonogatari/heike00.htm
ご参考に
[5] | 川口 信さんからのコメント(2003年03月24日 10時50分04秒 ) | パスワード |
またお隣の茨城県にも平重盛のお墓がある「小松寺」の伝承がありました。
「発見!!いばらき 5月 伝承」
http://www.pref.ibaraki.jp/discover/5/legend.htm
[6] | 服部 明子さんからのコメント(2003年03月24日 13時42分29秒 ) | パスワード |
川口さま
>平氏の滅亡を見ることなく他界した重盛だが、
>その遺骨は平貞能(たいらのさだよし)とともに常陸に向かったとされている。
>常北町の小松寺には重盛の墓と伝わる「伝内大臣平重盛墳墓」があり県史跡となっている。
>また国重要文化財の「木造 浮彫如意輪観音像」がある。
>この浮き彫りの観音像は唐(昔の中国)でつくられたとの推測もあり、
>同寺が中国貿易を行っていた平氏にまつわることを証すともいわれている。
これは珍しい発見でございますね。
平貞能は宇都宮氏を頼って落ちて行ったのは知ってましたが
常陸にも行ってるようですね。
やはり徳を積んだ人というのは名が後世に残るだけでなく
お寺も建てて頂いて菩提を弔って頂けるのですねぇ
(しみじみ)
[7] | そりちゃんさんからのコメント(2003年03月24日 16時54分19秒 ) | パスワード |
川口さん
私の駄文の説明を探してくださってありがとうございます。
房総にも平家の落人の伝承があったことには驚きでした。
どちらかというと、頼朝や義経などの「源氏方」の話ばかりでしたから。
明子さん
>やはり徳を積んだ人というのは名が後世に残るだけでなく
>お寺も建てて頂いて菩提を弔って頂けるのですねぇ
いえいえ、このサイトが存在するお蔭でこうして
有名無名の一族郎党に及ぶまで、ご供養になっていると
思います。
最近はあれから800年という時間が必要であったのかな、
なんていろいろ考えてしまいます。
房総特有の(?)桓武平氏に丸氏、正木氏がいます。
御子神典膳を調べていて知ったのですが、
実は会社勤めしていた頃お世話になった上役の方々に
丸さん、正木さんがいました。
びっくりです。
丸氏は頼朝に味方した一族で、
正木氏は安房の里見家に仕えていたそうです。
[8] | 服部 明子さんからのコメント(2003年03月24日 22時48分09秒 ) | パスワード |
>実は会社勤めしていた頃お世話になった上役の方々に
>丸さん、正木さんがいました。
奇遇ですね〜
日本ってホントに興味深い民族ですね。
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