読売新聞の記事より：


「日本最古の日の丸」盗難、重文・堀家住宅荒らされる




１月１８日午前１１時半ごろ、
奈良県西吉野村和田、国の重要文化財「堀家住宅」と土蔵が荒らされ、
掛け軸などが盗まれているのを所有者の無職堀元夫さん（６２）が見つけ、
五条署に届けた。

同住宅は、南北朝時代、
後醍醐天皇らが南朝の行宮（仮御所）として利用し、
賀名生（あのう）皇居跡とも呼ばれる。

被害品には、
堀家の先祖が同天皇から下賜された日本最古とされる日の丸
（縦７５センチ、横９５センチ）
も含まれているという。

調べによると、盗まれたのは南北朝時代の旗など４本や
安土桃山、江戸時代の掛け軸約２５本、
江戸末期の勤王派の「天誅組」が立ち寄った際に書き残した寄せ書きなど
５０点以上。

住宅の勝手口の雨戸が外れていたほか、土蔵の扉が壊されていた。
１３日に堀さんが確認した時には異状はなかったという。

奈良県では昨年７月から重文の民家を狙った窃盗事件が４件相次いでいる。

(1月18日22:21)