平家物語絵巻 絵の感想C 第六巻 小督(こごう)の事 写真は上記URL〜 の中の 小督の事 と仲国 です 小督は高倉天皇に恋されるようになるが、中宮(徳子)の父である清盛の怒りにおびえ身を隠す。高倉天皇は側近の仲国に命じ小督を探しに出す。笛を良くする仲国は小督琴の伴奏をしたこともあり、このような月の夜は必ずや帝を懐かしみ琴を弾いているであろうと、琴の音を頼りに訪ね当てた。その後高倉天皇に連れ戻され二人の子供まで設けるが,中宮の父である清盛に知れるところとなり、無理やり尼にさせられる。 この部分の絵を見ても、源氏物語絵巻に比べれば人物も小さく表情豊かとは言いがたい。しかし少ない面積の中に相当の密度で描き込んでいる。 悲しみ深い場合はほとんどの場合袖で眼を覆い泣く仕草となる。平家物語絵巻の場合、話の筋が出来ているのでその絵も筋を忠実に表現しようとしている事が感じられる。ただ、平家物語の場合女性のこまやかな心の動き、機微についてはあまり突っ込んで触れていないためか女性の表情を十分表しているところは少ないが、源氏物語絵巻のような引目・鉤鼻よりは現代挿絵的と言えるのでないか。・・・・・・・ 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。
仲国の馬上笛をするの絵はよく見掛けます。 いい馬だな〜 なんて。 私は笛より馬に目が行ってしまいます。