キーワード:平家物語絵巻 コメントの種類 :その他
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初めて投稿させていただきます。
平家物語を熱く語る人がこんなに大勢いるとは驚きでした。
私の平家物語との出会いは昭和33〜36年の高校時代でそれ以来2年前まで接することはなかったのですが、平家物語に造詣の深い友との再会で関心を持つようになりました。
文学の専門家の皆さんの前に拙い物を出すのは気が退けるのですが、少し紹介したいことも含まれているので、又、こんな捉え方の人もいる・・・てナことで読んで頂き、又、誤りなど指摘していただければ幸いです。
以下に記した<友への手紙>を書いたときは、まだ「平家物語を熱く語る…ホームページ」を知らなかったのですが、知っていたら恥ずかしくて余り書けなかっただろうと思いました。知らずに書いたほうが書けて良かったともいえるかも知れません。
<友への手紙より>
平家物語について
昨年、淡路島を訪れたとき頂いた「六道の沙汰」を読み、日本文学の深さ、味わいを紹介され今更ながら感銘を受けましたが、先日ふと立ち寄った図書室のような所に『平家物語絵巻 全36巻(12巻 各上・中・下)』のカラー写真と活字文、訳文、解説、勿論原文のカラー写真全文も載せられた全集があることを知りました。これについて、すでにご存知かも知れませんが、1995年頃出版の事とて、もしや未だご覧になっていないと思うので紹介しておきます。
出版社:中央公論社
編集(?):小松茂美…序文を書いていますが、生涯平家物語を研究してきたが、今ごろになってこのような物にめぐり合え、普及版を出して世に広めずに居られない気持ちになった…といった事を書いています。
その絵巻物は、その昔、福井の松平藩に伝わった物の様です。今は岡山の林原美術館に所蔵されている由。原文は達筆でとても私には読めませんが絵は鮮明で色も鮮やかだそうで、正に国の宝と言うに相応しいものでしょう。一巻35〜25m、全長940mの大作だそうです。全集にしてもB-4版ぐらいで300頁弱12冊ですから、圧倒されます。ちょっと現代の絵本のような、漫画のような、テレビ漫画のようなかんじ?
毎日会社の帰りに立ち寄って読みだしたところですが、何せ七時で閉館されるので30分か、せいぜいで1時間しか読めないので いつ読み終える事が出きる事やら?いつ途絶えるか。
…そう言えば、今年の夏 初めて福井県の武生の町を気まぐれで訪れて見たところ、古く立派な神社仏閣が少しあり、その中の「城福寺」の庭が良いと言うので見学しました。庭は、苔を海と見なしたもので、残念ながら今年の夏の日照りがひどく かれており、緑であればさぞかし…と思われました。
ただ、寺としては少し変わった雰囲気があり、説明を聞いて初めて解ったのですが、この寺は、全国で唯一の平家の菩提寺との事でした。安芸の宮島 厳島は神社でありなるほど菩提寺としてはここだけなのか…と言う事です。
盆前の12日と言う事で、田舎町に観光客も少なく、家族三人だけでしたが、2〜3質問すると住職得意になって色々説明をしてくれ、それによると、松平の殿様が度々訪れ、その為の座敷と庭が整備され、もともと平家の菩提寺と言う事で公家も憚らずに訪れ、情報交換を幕府に悟られずに出来たとか…公家は、大名、武士と同じ処に泊まらせるわけにいかないので庭の向こうに御殿が造られて居る。(修理中で見る事が出来なかった)寺といいながらサロンのようなことであったとか。
寺に置いてあるものを見ると、公家が蹴鞠をする絵の衝立とか、古い鼓の芯を花器にした物だとか、確かに田舎寺とは違う!その様な係わり合いを持つ松平家が平家物語;通行(?延慶?)本12巻(36巻)を持っていたと言うのは似つかわしいように思われます。
西淡町から岡山まではそれほど遠くないと思うので行こうと思えば簡単かも?!全集の方は、美術館には無いでしょうからどこかの図書館に電話で問い合わせすれば分かるかもしれませんね。
ようやく、第1巻の56ページ迄読んだだけなので何もわかりませんが、休刊日の月曜以外読むのを日課にして見ようかと思っています。
10日から11日にかけては、名古屋地方は集中豪雨で大変でした。1日の雨量428mmは100年前の240mmの記録を大幅に上回る大変な雨でした。降出してからの記録は570mmで1年分の1/3を1度に降った事になるそうです。伊勢湾台風以来の大雨。
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