大阪屋 ひかりちゃんを救う会 くりらじ
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 投稿番号:100257 投稿日:2002年04月05日 12時17分31秒  パスワード
 お名前:服部 明子
質問:枕草子の「湯は七栗」はどの段?

コメントの種類 :書籍・文献  パスワード

枕草子の中に「湯は七栗、有馬、玉造り」と書かれているそうですが
どの段でしょう?

ご存知の方がいらっしゃいましたら是非お知らせを。

噂では「117」段だそうですが載っていません。

[1]服部 明子さんからのコメント(2002年04月06日 13時31分44秒 ) パスワード
  

<別所温泉>

塩田平。
枕草子に「七久里の湯」と引用されている程,古くから開けた温泉。


検索したら別所温泉が同じく名乗りを挙げていました。
[2]勝田 至さんからのコメント(2002年04月06日 19時39分22秒 ) パスワード
  

枕草子も平家物語同様、いろいろな伝本で内容が違うものがあります。いま活字で多く刊行されているのは三巻本というものですが、これにはないんです。
下記のサイトに書かれています。
http://www.jrea.co.jp/onsen/dictionary/dictionary1_1.html

>古湯ことう:古来名湯とされてきた温泉地。有馬、白浜(牟婁の湯)、道後を
>いうことが多い。清少納言は、枕草子で「湯はななくりの湯(=榊原温泉)、
>有馬の湯、玉造の湯」(117段)と記した。(湯村透)
>現在の枕草子注釈書にこの文がみられないので解説する。枕草子の伝本
>には1.能因本、2.三巻本、3.堺本、4.前田本などの数多い伝本があり、現在
>刊行されている枕草子注釈の殆どが三巻本によっており、三巻本にこの文
>がないことによる。
>湯はななくりの湯。有馬の湯。玉造の湯。(能因本)
>いで湯は ななくりの湯 有馬の湯 那須の湯 つかまの湯 ともの湯(前田本)
[3]服部 明子さんからのコメント(2002年04月06日 22時35分26秒 ) パスワード
  

勝田さま

ありがとうございました。
それで無いのですねぇ・・・

私の持っている「枕草子」を初めっから終わりまで何度も何度も調べましたが
載っていなかったので、どうして????と。

榊原温泉と別所温泉がそれぞれ自分の湯だと主張してるだけに
削除が適当かも。

清少納言はどっちの湯のつもりだったのでしょうね。

本当にありがとうございました。
ぺこり
[4]川口 信さんからのコメント(2002年04月07日 09時35分30秒 ) パスワード
  

 勝田さま
 はっきりして、これで眠れます。

 私も枕草子(上・下)(新潮日本古典集成・萩谷朴校注)を早速買い求め(古本)本文、地名などで2日間調べたのですが、記載がないのでがっかりしていたところです。

 その本の解説の1例によれば、三巻本には十八件しかなかった山の名が堺本では二十七件、能因本では三十七件(重出一件)、前田本では四十件(重出二件)と、逐次増大していったことが指摘されている。
 原因はと後人が思いつくままに補入したり、改訂したりし、複数の別本を総合したりし、清少納言の三巻本の排列によってのみ鑑賞し得る地域の求心性、地域の救心回帰性や背景となる古歌・古謡・伝説等の文藻による連環性、その名称を連ねてと語呂を合わせた言葉の面白味などが、すっかり消滅して、作者の連想作用をあとづけるすべもなくなったわけであると
 記載があります。

 古本の買値:「枕草子・上下」1800円
      :「今鏡」200円
      :「保元物語・平治物語」300円

 現代の人(私も含めて)は古典を読まないのでこんなに安価なのか。嘆かわしいものであります。
[5]服部 明子さんからのコメント(2002年04月07日 23時09分05秒 ) パスワード
  

>「保元物語・平治物語」300円

これは欲しい!
[6]服部 明子さんからのコメント(2002年04月13日 22時09分36秒 ) パスワード
  

三重県榊原温泉は室町時代まで「七栗」と呼ばれていたそうです。

アルカリ性で毎分230リットルの豊かな自噴泉。
32.4度とぬるめ。
現在も「美人の湯」として評判だそうです。
[7]暇潰しのギャンブラーさんからのコメント(2004年09月16日 12時06分31秒 ) パスワード
  

http://www.yomiuri.co.jp/tabi/oyunavi/oyu040915.htm

こちらでも取り上げられていました。
[8]二円手さんからのコメント(2008年01月12日 13時40分37秒 ) パスワード

榊原温泉が正しいのではないでしょうか?

それを説くカギが枕草子ではなく、
古今和歌集の橘俊綱朝臣の句にある
「一志の七栗の湯」という一節です。
これにより、七栗は一志の地(つまり現在の三重県一志郡)
にあったことが推測され、彼女が生きていた時代、
都でも知られてあった名湯であったと窺えます。
また、継体天皇の皇女にちなむ伝説が
榊原温泉の由来になっていますし。

清少納言はかなりの知識人であり、また
世渡りに長けている人でもあったので、当時の知識人の
常識に倣っていた部分があると見られます。


対して、別所温泉の塩田平が開かれたのは鎌倉以後の時代であり、
武家社会が中心となって開かれたものです。そこで、別所温泉が
精進落としの湯として広く知れ渡るようになったわけですが、

ななくりの湯が平仮名で書かれ、どこか判然としないことを
利用して、誰かが文句として勝手に七苦離などと当て字したものと
考えられます。いくつもの当て字があるのはそのためでしょう。

[19]空の青海のあをさんからのコメント(2013年11月03日 05時59分51秒 ) パスワード

別スレッドを立てた後、11年後に、中国からのゴミで古いこのスレッドが浮上してきたので
こちらにもコピペ


以下:



【村井美希の名古屋嬢講座】清少納言も絶賛の美人の湯って? お肌ツルツル♪
2013.10.30



 最近すっかり寒くなりましたね〜。みなさま風邪にはご注意くださいね♪ むらみきが出演している三重TV「ボ〜っト見せちゃいます。津ぅ」、皆様見ていただけていますでしょうか? 普段の名古屋嬢の私とは違う一面も見れるチャンス?なので、ぜひ見てみてくださいませ。今日はまた、お隣り・三重のおススメをご紹介したいと思います☆

 三重県には伊勢神宮や、熊野古道がおススメ☆とお伝えしたのですが、今日は寒い季節にはコレ!「温泉」についてご紹介させていただきたいと思います。

 三重県は山も海もあるのでさまざまな泉質の温泉があるのですが、その中でも私が好きな温泉は「榊原温泉」です。

 榊原温泉は、別称「美人の湯」と呼ばれています。あの清少納言が「枕草子」の中で称えられている温泉の中の一つ・ななくりの湯は、榊原温泉のお湯の事なんですよ!

 私も知らなかったのですが、お湯に入ってみたら納得。とろっとしたお湯は、肌になめらかに吸い付いて、どんどん肌がツルツルになっていくのが実感できます。

何故ツルツルになるのかは、完全には解明されていないんですって。神秘的で素敵ですよね!
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