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 投稿番号:100247 投稿日:2002年03月19日 00時43分12秒  パスワード
 お名前:服部 明子
武士の変貌:豪傑から政治家へ

コメントの種類 :その他  パスワード

メールを頂きました:


「利家とまつ」を見ていて考える事。

信長の時代になると、武家ももう「武士」ってより「政治家」って感じになってますね。

あの当時出世した武将はみんな官僚として有能な人だったわけだから。
僕のばあい、頼朝の面前で髷を切った熊谷直実みたいのが印象に強い分、
戦国末期の武将は「政治家」に見えますね。

信長と足利義昭も、当初はそんなに仲悪かったはずないんですけどね。
義昭追放の1年前くらいまではけっこう協調路線でやってたはずですが。
信長の権力自体がまだ不安定だったから。
信長も、畿内の中小国人を始末するのには10年以上も要してます。

こういうの、あまり歴史小説では取り上げられませんけど。

[1]服部 明子さんからのコメント(2002年03月19日 00時46分42秒 ) パスワード
  

メールの続き:


武士の変化はやっぱり支配階級として成熟していったことによるでしょう。

平安時代の武士は、今でいう警察の仕事の側面が強かった。
鎌倉幕府ができて、今度は政治の中心に位置づけられた。

武士の貧富の差(歴史用語でいう階級分化)が拡大すると、
上層部は武略より政治力のほうが重要になった。

江戸時代の武士は階級として最高の成熟段階にあったということでしょう。
ほめる気はないが・・・世界でも最も「階級として」完成された人間集団だったと。

江戸時代、ほめられた武士はみんな政治か経済で功績を残した人じゃないですか。

戦国大名はみーんな、政治家、ですよね。
ホントに武芸で身を立てるのは最底辺の層だけ。
宮本武蔵もそうでしょ? 
ただ、武士とは闘う人間だ、って観念だけは最後の最後まで残ったということでしょう。
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