[1] | 服部 明子さんからのコメント(2002年03月06日 12時57分56秒 ) | パスワード |
この本の中で映画「ET」に触れ
ETのお話はイエス・キリストの話に似てる、というのです。
イエス・キリストは1部の人には愛されたが彼を理解しない人から迫害され惨めな死を迎え
やがて彼は愛によって復活し天に戻って行く。
ETは子供達とは互いに理解し合い愛し合うが大人達には理解されず殺されてしまう。
だが科学を超えた愛によって生き返り宇宙の故郷に戻って行く。
[2] | 服部 明子さんからのコメント(2002年03月06日 13時04分15秒 ) | パスワード |
こういうストーリーは宗教や神話を超えてどの民族にも共通する話がある。
日本ではこういう話を貴種流離タン(檀の言べん)という。
高貴な人間が種々の試練を経験したり困難を克服して尊い存在になりながら
悲劇的運命を背負わなければならないという物語。
例はヤマトタケルのお話。
[3] | 服部 明子さんからのコメント(2002年03月06日 13時10分05秒 ) | パスワード |
で、遠藤周作が言うには
物語文学でも「平家物語」は1つの貴い家がこの地上で苦しい思いをして滅びていく姿を描いており1種の貴種流離タンの変形と言える。
それがもっと宗教的になるとイエス・キリスト・ストーリーという形になる、と。
[4] | 服部 明子さんからのコメント(2002年03月06日 13時13分23秒 ) | パスワード |
なるほどねぇ、
「平家物語」は人の心を打つ訳だ。
[5] | 服部 明子さんからのコメント(2002年03月06日 13時27分13秒 ) | パスワード |
この本の中で「吉川英治」という人についても語っています。
遠藤周作は麻酔から醒めた時、さすってくれとか、あ〜だこ〜だ、文句ばかり言ってたけど
付き添いさんが語るには
「吉川英治という作家は麻酔から醒めると<皆さんありがとうございました>と慰労した」
と。
エライ作家先生とそうでない作家は、なんて違いだ、と。
なかなか面白い本でしたよ。
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