式日 小川もこ くりらじ
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 投稿番号:100143 投稿日:2001年07月14日 22時39分26秒  パスワード
 お名前:服部 明子
弥生時代鉄兵器で戦う

コメントの種類 :書籍・文献  パスワード

出雲地方は古くから製鉄で栄えたという歴史がありますが
共同のニュースでその記事がありました:


弥生時代の山陰、鉄製武器で白兵戦・人骨の傷で特定

奈良文化財研究所の深沢芳樹主任研究官は、
鳥取県・青谷上寺地(あおやかみじち)遺跡で出土した人骨
(2世紀=弥生時代後期後半)の殺傷痕を分析。

切り傷は、鉄剣や鉄刀など鉄の武器による可能性が極めて高いと結論を、
13日、京都市で開催の日本人類学会・日本霊長類学会合同大会で発表した。

この時期、山陰地方にも鉄がかなり普及していたことを示しており、
北九州に比べて他の地方で鉄の出土量が少ないのは、
回収してリサイクルしていたという説を裏付け、
邪馬台国論争にも影響しそうだ。 また傷の形状から、動物の骨製の鏃(ぞく=やじり)の使用も判明。
青銅、骨などさまざまな材料の大量の矢を射かけ、
白兵戦では高性能の鉄剣や鉄刀を使う、という弥生の戦闘の様子がうかがえそうだ。

深沢主任研究官は、同時期の各種武器の厚さや断面などと人骨の傷を比較した。
切り傷では切り始めが鋭く傷の幅も狭く、
突き刺されて開いた頭がい骨の穴は細長いひし形。
いずれもスリムで鋭利に仕上げられる鉄の武器しか考えられないと結論付けた。

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