竹つぼ 新風会(アーツ) 株式会社 エミ
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 投稿番号:100109 投稿日:2001年05月07日 04時10分58秒  パスワード
 お名前:服部 明子
平家物語の雑談 31

コメントの種類 :その他  パスワード

最近新しい方達が参加して下さって
幅広い話題があります。

メールで頂いた貴重なお話をご紹介しようと思います。


その内、ご本人がご登場かも?
ふふふ

[1]服部 明子さんからのコメント(2001年05月07日 04時14分16秒 ) パスワード
  

友人からのメール:


最近よく思うんですが、歴史を探究する上でも、数量把握は非常に重要ではないでしょうか?

たとえば、「鎌倉時代の日本の人口は何人いたのか?」って、歴史を把握する上で非常に重要だと思うんです。

だって、人口規模って経済構造を反映してるもんね。一般に、人口が多いほど経済が発達してる(同一地域に限定すれば)。



日本を例に取ると、奈良時代はだいたい500〜600万、平安〜鎌倉時代は1000万、戦国時代末期は1800万、徳川時代中期以降は3000万くらいだそうです。(もちろん、北海道と沖縄は除く。)

当然、物流の量はもっと大事。たとえば六浦(今の横浜市金沢区)の港の取引量は、1390年ごろが最高。

六浦は鎌倉の外港ですが、鎌倉幕府が亡んでからのほうが物流は増加したことになる。

つまり、単純に、幕府滅亡を鎌倉衰退の理由とはできない。



こういう数量把握は、これから先、歴史を解明する上で絶対必要になってくる!

この感覚が欠如してると、非常に「のっぺりした」歴史把握しかできないと思う。

たとえば、「北条高時がアホーだったから幕府が亡んだ」という程度の認識しか持てない。これじゃ、徳川時代の史学者を落胆させてしまう(何だ、ちっとも進歩してねーじゃねーか、と)。

同じように戦争が少なかった時代でも、平安時代と徳川時代はいったい何が違うのか?

結局、歴史を解明するためには、究極的には数量把握が重要になってくる。人口動態、物流、都市の発達、あらゆる生産の規模・・・これらを把握するためには数学の知識が不可欠だと思います。
[2]服部 明子さんからのコメント(2001年05月09日 22時25分35秒 ) パスワード
  

メールで頂きました:


よく思うんです。
関東地方だけで完全な独立国家が成立していたら、
関東地方はうまく治まっていたんじゃないかって。

鎌倉幕府って、究極的には関東武士のためだけの政府なんですよねえ。
たしかに鎌倉幕府は九州や東北を支配しました。京都も支配しました。
でも、鎌倉って、もとをたどれば鎌倉直系の連中しか支配してないんですよねえ
(彼らが各地に派遣されただけ)。

九州三代武家(少弐、大友、島津)も、みんな頼朝に派遣されたやつらだもん。
東北はそれ以上に「関東人ばかり」でしたが(東北が関東の植民地だったと言われる所以)。


結局、鎌倉の統制が破綻したのは、
幕府の支配領域(土地だけではない!)が拡大したからでしょうね。

日本中が鎌倉の支配下になっちゃいましたから
(当然、頼朝の時代は全然違って、幕府は西日本をほとんど支配できなかった)。


もし関東だけで独立国家を造れたら、鎌倉幕府は資本主義が到来するまで存続したかも・・・なんてよく
考えます。

じゃ、鎌倉公方の時代を例にとってみましょう。
この時代になると、もう関東は独立国でも何でもないんです。
あの時代、各地で戦乱が多発したのは事実。
でも、関東の合戦は、ほかの地域と連動したのが多いんです。


たとえば、小山氏合戦(1380〜97)。

これは一応、鎌倉と小山氏の戦いなんですが、
実は小山氏の背後には東北の武士がいました。
その支持なくして、小山氏の残党が20年も戦うことはできませんでした
(事実上、1383年には滅亡してたから)。

これ以降の、上杉禅秀の叛乱(1416〜17)、永享合戦(1438)、結城合戦(144
0)、
いずれも合戦の背後には「室町殿」と東北の有力者がいました。

1390ごろに、奥羽が鎌倉の管轄に編入されたのはそのためでした。
あまりに関東と東北の結びつきが強すぎて、別々の管轄じゃ意味がないから。
でも、今の福島県域が関東の不安定要因だったことは変化しませんでした。
もう「夫婦」なんだね、関東と福島は。


でもよく思う、もし関東が独立国だったら、鎌倉公方の支配ももっと円滑に進行したんじゃないかって。

でもそしたら、おそらく経済の発展が後れたでしょうね。
鎌倉後期〜足利時代って、経済の大発展時代だもんね。
[3]古川萌さんからのコメント(2001年10月07日 15時10分47秒 ) パスワード
  

はじめまして。
最近平家物語に興味を持ち始めたので、ちょっと見てみようと思ったら、

すごいですね。ぜんぜん私とレベルが違います。やっぱり中学一年生にはついて行けない・・・。

もうちょっと易しい言葉でお願いいたします。

あと、昨日赤間神宮に雅楽を聞きに行きました。私が住んでいるのは下関市。赤間神宮まで車で二十分くらいです。
雅楽は初めてだったんだけど結構面白かった。

赤間神宮に来られたことはありますか?

[4]服部 明子さんからのコメント(2001年10月08日 09時29分36秒 ) パスワード
  

初めまして。

中学1年生ですか。
これから古文に苦しむことになりますね。
高校で習う源氏物語はしっかり勉強して下さい。

古文が読めるという事は
日本の中世が読めるということで
外国語も分かるという事なので
しっかり勉強して下さい。

平家物語は中学で習うのでしょ?
頑張って冬休みにでも読んでみて下さい。
[5]服部 明子さんからのコメント(2001年11月05日 00時03分01秒 ) パスワード
  

メールを頂きました:「彦熱」まいふぇばりっと<その4>に重複


行って来ましたよ、片瀬の常立寺。
ついでに源頼朝、大江広元のお墓も見てきました。
道はめちゃくちゃ混んでましたけどね!

最初に、逗子市を経由して行ったの。
それで、「披露山公園」というとこに先ず行った。
名前の由来はさっぱしだけど、逗子市小坪にある山で、
山頂から湘南を一望できました。
すっごい、きれいだったよ〜。


それで当初の目的、元使塚がある常立寺に行って来た。
杜世忠ら3人の辞世が石碑になってました。

僕が見学のオッサン夫婦に辞世の詩を解説してた時に、団体の見学者が来ました。
地元の人でしょう。
常立寺は小さいお寺でしたので、境内が人でいっぱいになった。

ちなみに、お寺のおばあさん(おそらく住職夫人)によると、
正式には「じょうりゅうじ」と読むそうで、地元の人は訛って「じょうれんじ」というそうで
す。

その後、飯食って、
鎌倉経由で帰ったんですが、
時間があったので大江広元の墓を見ました。
思ったより山奥にあって、徳川時代に長州藩が造ったものだそうです
(毛利氏は大江広元の末裔だから)。

広元、毛利季光(広元息で毛利氏開祖)の墓のすぐ横にもう一つ墓があったんで
地元のオッサンに尋ねたところ、
島津氏の開祖・島津忠久のお墓だと。
因縁めいてるなあ、と思いました。
[6]服部 明子さんからのコメント(2001年11月05日 08時25分47秒 ) パスワード
  

いつも通りすがりさんより上記に書かれている地域のご案内を頂きましたのでこちらにも。
「彦熱」まいふぇばりっと その4に重複:



披露山公園http://www.asahi-net.or.jp/~vb8h-oot/hirohyama_park.htm  
尾崎行雄の「人生の本舞台は常に将来にあり」の記念碑があります。
桜の名所です。
> さて、披露山の名前の由来ですが。
> 鎌倉時代、将軍に各地からの献上品を披露したところとか、
> 披露役人が住んでいたところ、とかいわれています。

披露山住宅地http://user.komazawa.com/~ytaro/zushi.htm
は人知れず日本のビバリーヒルズと呼ばれています。プール付きの家なんかあって。裕次郎の
別荘もここかと。現在の所有者は東京都知事に。

小坪のトンネルはお化けの名所!

http://plaza8.mbn.or.jp/~michikawa/txt1/menu.html

海岸は小坪漁港でお魚料理は「魚佐次」が一番です。
こちらはガイドブックに必ず出てる有名店です。
http://www.shokonet.or.jp/zushi/syoutengai/kotsubo.htm
http://plaza8.mbn.or.jp/~michikawa/txt5/syokumiru.html

お宿はKKR「松汀園」http://tabi.joy.ne.jp/inn/htm/101779s.htm
がおすすめ。KKRは国家公務員宿舎の略です。外観はすごいボロですが
中へ入ると...。公務員的です。公務員は割引きあり。一般OK
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