キーワード：重盛
コメントの種類 ：史蹟
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みなさん こんにちは。
先月の３月24日、京都女子大学で「『平家』は都落ちしたのか？」という
テーマで、歴史学と国文学の両面から探るという講演会とシンポジウムを
聴きにいきました。
会場は重盛の邸宅があったと推定される小松谷を眼下にみおろす位置に建
つ校舎で、『平家』を語るには絶好のロケーションでした。しかも３月
24日というのは、平家が壇ノ浦で滅んだ日！
帰り道、邸宅跡に建つという正林寺をたずねました。
現在の寺と平家は直接関係しないのですが、重盛や小松谷の公達たちが
この場所に確かにいたんだと思うと胸がきゅんとしました。
境内墓地には、江戸時代に模刻された阿弥陀経石があります。
本物は福岡の宗像神社にあります。
この阿弥陀経石というのは、重盛が宋に要請してもらい請けたものの、
日本に渡来したときにはすでに重盛は亡くなっており、宗像神社の傍ら
に放置されたといういわれがあるもの。
同じく江戸時代の模刻されたものが知恩寺（左京区）にもあります。
小松谷はいまでも深い谷を残し、鬱蒼として当時の雰囲気を残しているの
では？と思わせます。
もうひとつ京都に残る重盛の史跡を紹介します。
下京区にある浄教寺は、重盛が小松谷の自邸に建てた灯籠堂の後身である
といわれており、境内には重盛の碑が立っています。
豊臣秀吉による都市改造の際、現在地に移りました。
法性寺と重盛の墓については、また日を改めて書き込みさせていただきます。
法性寺とは、紅葉で有名な東福寺の場所に、平安時代にあった寺院です。
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