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また、久留米市関連のHPに、筑後地方の昔話として次のようなものが紹介されていました。上の記述と若干食い違う部分もありますが。
−三池長者と娘 久留米市−
西鉄電車の大善寺駅近くの夜明地区に「朝日寺（ちょうにちじ）」という古寺がある。鎌倉時代にこの寺が建てられたころの話。
当時、三潴庄を支配する三池長者と呼ばれる豪族がいた。名を藤吉種継という長者にはそれは美しい一人娘がいた。
娘をいつまでも手元に置いておきたい種継は、嫁に欲しいと名乗り出る男たちを片っ端から追い返した。
ある日のこと、平家一門の平康頼が都に帰る途中、種継の館に宿泊、たちまち娘と恋仲になり娘は身ごもり十月十日後、玉のような男の子を生んだ。怒った種継は生まれたばかりの赤ん坊を川の岸辺に捨ててしまった。
かわいい我が子を持ち去られた娘は「ああ観音さま、私の幸せを全部、あの子にお与え下さい」と念仏を唱え続けた。
捨てられた赤ん坊は神がかり的に生き延び７日後にはお告げを聞いて駆けつけた山本村永勝寺の元琳和尚に拾われた。
赤ん坊は成長すると宋の国に渡って学徳を積み、後に亀山天皇から神子栄尊という称号をいただく立派な僧侶となった。栄尊は生を受けた場所に朝日寺を創建したのをはじめ、肥前や肥後にもたくさんの禅寺を建てた。
その朝日寺には鎌倉時代に彫られた栄尊の座像が安置されている。
平氏判官康頼といえば、鹿ケ谷の策謀に荷担して一度喜界ヶ島に流された人物ですね。
伝説の真偽はともかく、どうも平家に絡む事績の多い寺ではあります。
余談ですけど、朝日寺のすぐ近くに女優の藤吉久美子さんの実家があります。
彼女の先祖が豪族藤吉氏なら、やはり栄尊禅師の母は美人だったはず！？
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どこかで見た名前だと思ってたら
鹿ケ谷の策謀に荷担して一度喜界ヶ島に流された人物でしたか。
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平氏判官康頼と言えば、愛知県知多に野間大坊という
お寺がありまして、そこに平氏判官康頼のお墓が
あります。
源義朝がこの地で暗殺されています。この義朝の
墓を再建したということになっています
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あらら・・・
これは知りませんでした。
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私もそれは知らなかったです。
そもそも、罪を赦されて都に戻ってからの彼の消息自体、知らないのですが。
島流しの途中、室積（山口県光市室積）にあったお寺で出家した、という話は聞きましたけど。
晩年は知多の方で過ごしたのですか。
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ちょっと調べてみました：
配流の途中で出家。
法名性照。
のち、許されて治承３（１１７９）帰洛。
平家物語では
以後東山双林寺辺りに住み、「宝物集」を著わしたとする。
文治２（１１８６）年源頼朝から阿波国（徳島県）麻殖保（おえのほう）の保司に
任ぜられる。
お礼に義朝のお寺を建てたことは十分考えられますね。
それかお寺を建てたから官職を頂いた、という取引。
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