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遺児が平 行盛。壇の浦で従兄弟の資盛・有盛兄弟と入水しています。
村上元三の「平 清盛」によりますと平 基盛は母がくぐつの出身で
基盛は溺れたのが原因で若くして亡くなったと書かれていました。
平治の乱では若き武者として活躍しているのに。
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こんにちは。平基盛研究家の基清です。
私の基盛研究は生母の特定からでした。
私の調査では次の３つのパターンがあることがわかっています。
1.高階基章女 2.身分の低い女性 3.養子
いろいろな文献を調べてみたところ、1.が一番多いようです。
村上元三の「平清盛」では2.になるのでしょうが、
これは村上氏があとがきで創作であると語っておられます。
最近はインターネットという便利なものがありますので、
情報収集がはるかにやりやすくなりました。
それでも図書館にある文献の方が、思わぬ情報が手に入るものです。
基盛の郎党が摂政藤原基房の家来に狼藉をはたらいたという文献を
地元の図書館で発見してしまったのです。
この発見は私の今までの基盛研究の中でも最大級の成果です。
そして、あの鉄砲伝来のときに出てくる種子島一族が、
系図上は平行盛の子孫になっているのにも驚かされました。
京都にいた行盛の子が北条時政のはからいで、種子島に行ったというのです。
あくまで系図上ですので、実際はあやしいものがありますが。
また何か思い出したら、書き込ませて頂きます。
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はい、よろしくね。
死因は病弱説溺死説、いずれでしょうか？
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基盛溺死は源平盛衰記によるものだと思われます。
源平盛衰記は創作の色が濃いですから、私は溺死ではないと思っています。
しかし基盛が何が原因で死んだにせよ、当時の人々は
保元・平治の乱で敗れた者の怨霊だと思ったことは間違いないでしょう。
おそらく源平盛衰記は怨霊を強調するために溺死にしたのだと思います。
平行盛が父を溺死させた怨霊が自分を襲うのを恐れていたという記述からも
基盛が怨霊で死んだと人々に思われていたことがわかります。
以上、私の勝手な考えでした。
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こんにちは。
ええと・・・、当時の公卿日記には基盛の病死をうかがわせるような一文があったようですよ。
今、本が手元にないので、また近いうちに書き込みますね。
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玉織さん
よろしくお願いしますね。
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基盛の出生については兵範記の久寿二年四月一日条に記述がありました。
「院判官代補被平基盛＜年十七、正四位下行中務大輔兼安芸守清盛二男、母同重盛＞」
母は、重盛と同じ・・・ということは高階基章女のようですね。
また、法琳寺別当補任に第三十五代宗範の辞任理由を、
「越前守平基盛死去依任去。祈祷為依也。」
と示していることから、基盛が応保二年に没したことが分かります。
この文面から判断すれば病死だと思われます。
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ありがとうございます。
子供の行盛が有盛や資盛と手を取り合って入水したことから考えると
基盛の母が高階基章女というのは、そういう意味合いからだったのか、とも
取れますね。
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平基盛のお墓は、どこにあるのでしょうか？ 宇治川の近くなのでしょうか？
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多分京都だと思います。
平家が上げ潮〜全盛の時の死ですから。
でも平家の西海落ちでどうなったのか？
基盛という人はいろいろ説があって清盛の養子説というのもあるそうですね。
でも宇治川には無いと思います。
どなたか御存知でしたら是非書き込みを。
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古いスレッドを引っ張り出してしまいました（微笑）
吉川英治の新平家物語なんですが、清盛の次男基盛は保元の乱の緒戦で華々しくデビューを飾りますね。ところが、その後は登場回数が一気に無くなってしまい、気がつくと長男重盛、次男宗盛、三男知盛となっていて基盛はどこかにいってしまっています（微笑）
わし的に新平家物語の『最大の謎』です（笑）
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創さん
基盛は２４歳の若さで急死してしまったんです。
子は行盛です。
この基盛の乳母の家というのは伊藤５（藤原忠清）だそうです。
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＞基盛は２４歳の若さで急死してしまったんです。
＞子は行盛です。
なんですよね。ところが、新平家物語では、最初こそ
長男 重盛
次男 基盛
三男 宗盛
四男 知盛
五男 重衡
六男 忠度
の順番なんですが、途中から
長男 重盛
（基盛）
次男 宗盛
三男 知盛
四男 重衡
五男 忠度
という風に記述そのものが変わっていますよね。
おまけに壇ノ浦では二位の尼が、「重盛殿の次も男の子が欲しかったから、あんたを貰ってきたんだー！」と一門の前で嘆いていますし・・・・。
作者に忘れられた基盛さんが不憫で不憫で・・・（よよよ、と泣き崩れる）
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吉川さんに限らずですが作家って苦しんで書いてる箇所と筆が勝手に進んでるところが分かりますね。
吉川さんの新平家では木曾どのの女関係の箇所がスラスラ筆が勝手に書きまくったという印象です。
＞作者に忘れられた基盛さんが不憫で不憫で・・・（よよよ、と泣き崩れる）
私はこの基盛という青年をすごく透明な人のイメージで捕らえています。
俳優でいうとタッキー系の美青年です。
「基盛さまが生きていたら」と空想してしまいます。
宗盛についての「傘屋の息子説」は後世どなたかが勝手に書き加えたのでは？と思っています。
でも宮尾登美子の宗盛が自分は後白河の御落胤では？と思ってるというシーンは面白かったです。
そこまで阿呆な宗盛！というイメージで。
でも子供時代って自分の親を疑うってありますから宗盛ってアダルト・チルドレンの１人だったのかな、と。
きっと時子ママに甘やかされて育ってしまったんでしょうね。
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＞吉川さんの新平家では木曾どのの女関係の箇所がスラスラ筆が勝手に書きまくったという印象です。
あ、これは凄くよくわかります（微笑）
葵、巴、山吹がらみのエピソードは、これでもかっ！っていう位出てきますね。
＞私はこの基盛という青年をすごく透明な人のイメージで捕らえています。
あと、基盛といえば、保元の乱で宇治に出陣のため六波羅の前を通って行く時、軍議中の清盛に、時子が基盛を見送ってやるよう侍女を通じて伝えると、清盛が「そんなことよりも、基盛が首になって戻ってきても取り乱すなと言っておけ！」と叱ってそのあと「みんな戦がどうものかということを知らないのだ。」と嘆息しますよね。
清盛は、やはり武家の父親だなあと思うんですけど、この頃の時子は、まだ「武家の母親」には成りきっていないんだな、と思います。もしかすると、最期まで「武家のおんな」には成りきれなかったのかもしれません・・・。
時子（二位ノ尼）については、そんなことを考えることもありますね。
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以下はどこかのスレッドにも書きましたが
昔の人の生年月日というのは都合で変わると思うので
（今以上にゲンを担いだりなどあったと思うのです）
信憑性に欠けますが
平清盛（元永１年１１１８年生まれ〜養和１年１１８１年歿）
平時子（大治１年１１２６年生まれ〜文治１年１１８５年歿）
平重盛（保延４年１１３８年生まれ〜治承３年１１７９年歿）
平基盛（保延５年１１３９年生まれ〜応保２年１１６２年歿）
平宗盛（久安３年１１４７年生まれ〜文治１年１１８５年歿）
時子満１３歳の年に基盛が生まれたというのは非常に疑問です。
勿論どこやらの国では８歳で生んだという記録があるそうですが
時子満１２歳で妊娠してないといけないですよね。
もし基盛が時子の本当の子だったら、もっと基盛の話が後世に語られても良いのでは？と思うのです。
吉川英治は基盛と時子の関係については「書けなかった」のかしら？
吉川英治って物凄い量の情報を集めていたというのが分かるんですが。
記憶があやふやなので読み返さなくてはです。ぺこり
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図書館から借りてきて吉川英治 新平家物語を読んでゐるところです。
第五巻まできて、次男 基盛が消へてしまってゐることに気付き検索で ここにヒットしました。
皆さん すごく良く勉強なさってをられる。
感心・感服すると同時に 大変参考になりました。
これからも 平家物語を熱く語って下さい。
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むかし父から先祖をたどっていくとすごく遠い所で平基盛に行きつくと言われたことがあるのですが子孫は途絶えずに続いていたのでしょうか？
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盛さん
http://www.hikoshima.com/bbs/heike/101260.html
平 基盛の子孫について上記URLにスレッドを立てました。
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はるかさん
下記スレッド「平 基盛子孫について」の
URLにあなたのコメントを移して纏めました。
「http://www.hikoshima.com/bbs/heike_slink/101260_9.html
続きはそちらでしてください。
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