[1] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月05日 08時07分35秒 ) | パスワード |
水原一氏は「平家物語」が「大原御幸」で終わっていることを非常に重視している。
建礼門院は天皇の妻だった人なのに義経とかお兄さん達とか後白河院とか
いろいろ男出入りが多い罪深い女だったけど仏道に帰依し、聖女として死んで行く。
彼女が世を去る時は
「西に紫雲たなびき
異香室に満ち
音楽空に聞こゆ」
ということになる。
これが女人救済の象徴になっていると水原氏は取っている。
[2] | 服部 明子さんからのコメント(2000年11月05日 08時11分48秒 ) | パスワード |
丸谷才一:
「平家物語」の重要な主題として女人成仏があるというのはまことに鋭い指摘である。
普通「平家物語」は男性中心の軍記物語だと思われていますが
そんな本にさえ、こういう側面がある。
このことは日本文学の伝統に女性中心の志向が脈脈とあることの証拠になるでしょう。
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